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第1章
父との会話
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父さんが戻ってきた。
「買ってきたぞ。シャケなかったからツナマヨと梅だ。大丈夫か?」
父さんは、ビニール袋を置きながら話しかけてきた。
「大丈夫。ありがとう。」
もそっと起き上がる。置かれたビニールを受け取り、お茶を飲む。
「なんか、母さんは面会に来てはいけないらしくてな。今週は俺が面会にくる。ただ面会するにも、病院に一報入れて許可が必要らしい。ものは受けつけに渡せば、隆一のところまで持って行ってくれるってことだから、なんか欲しいものがあれば連絡すればいい。それと売店にはいけないが看護師に言えば買ってきてくれるらしい。とりあえず5千円置いておく。」
目を合わせず、無表情のまま色々説明しお金を棚に置いた。
「わかった。何かあったら連絡する。」
「それと、学校のことだがとりあえず病院検査で2週間以上休むと伝えておいたから安心していい。勉強のことも戻ってからやればいい。」
2週間ということでΩの入院であることがばれないか焦った。
「先生には。このことは!」
とっさに、大きな声が出た。
「いや、そのことは言ってない。いずれ言うことになるかもしれないが、どうやって話すかは医者とかに相談してからにしよう。」
少しほっとした。
同時に知られたくないという気持ちが強いことがわかった。
隠す、偽る方法を見つけないと。
「わかった。父さんありがとう。」
「何もないなら。帰るぞ。あまり長いは駄目と言われているんだ。」
「うん。なんかあったら連絡する。」
「じゃあな。」
父さんは足早に出て行った。
家族と大きな隔たりができてしまった。触れることも目も合わせられない。
協力や理解は期待できない。
寒い。もう一度布団に包まった。
「買ってきたぞ。シャケなかったからツナマヨと梅だ。大丈夫か?」
父さんは、ビニール袋を置きながら話しかけてきた。
「大丈夫。ありがとう。」
もそっと起き上がる。置かれたビニールを受け取り、お茶を飲む。
「なんか、母さんは面会に来てはいけないらしくてな。今週は俺が面会にくる。ただ面会するにも、病院に一報入れて許可が必要らしい。ものは受けつけに渡せば、隆一のところまで持って行ってくれるってことだから、なんか欲しいものがあれば連絡すればいい。それと売店にはいけないが看護師に言えば買ってきてくれるらしい。とりあえず5千円置いておく。」
目を合わせず、無表情のまま色々説明しお金を棚に置いた。
「わかった。何かあったら連絡する。」
「それと、学校のことだがとりあえず病院検査で2週間以上休むと伝えておいたから安心していい。勉強のことも戻ってからやればいい。」
2週間ということでΩの入院であることがばれないか焦った。
「先生には。このことは!」
とっさに、大きな声が出た。
「いや、そのことは言ってない。いずれ言うことになるかもしれないが、どうやって話すかは医者とかに相談してからにしよう。」
少しほっとした。
同時に知られたくないという気持ちが強いことがわかった。
隠す、偽る方法を見つけないと。
「わかった。父さんありがとう。」
「何もないなら。帰るぞ。あまり長いは駄目と言われているんだ。」
「うん。なんかあったら連絡する。」
「じゃあな。」
父さんは足早に出て行った。
家族と大きな隔たりができてしまった。触れることも目も合わせられない。
協力や理解は期待できない。
寒い。もう一度布団に包まった。
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