ヘヴンリー・ヘル ~姦ノ島~

クロナミ

文字の大きさ
34 / 79
二日目

33

しおりを挟む
「あっあああああぁぁああんっっっ!!!」

 待ちに待ったモノを体内に迎え入れた瞬間、想像をはるかに超えた快感が全身を打ち、一瞬のうちに女を絶頂させる。

(なにこれっ! すごいっ……こんなの、しらないっ……!)

 男が一切の手加減なく、激しく腰を打ちつける度に、女は悲鳴と愛液を撒き散らしながら、狂ったように身をよじる。

「さあ、僕をもっと、もっと感じて……」
「んあぁんっ! だめっ、アタシ……ああああぁぁっ!!」

 女は、みずからの脚を男の腰に巻きつけて、相手のそれをさらに穴の奥深くまで引き入れる。

「あぁあっ! すごいっ、すごいっ!! うそっ、すごいっっ!!」

 女の中で、興奮した男のそれがさらに硬く、大きくなっていき、はやくも限界が近いことを伝える。

「あぁあんっ、すごっ……おっきいっ……! あぁん、もう、だめっ、すごすぎっ……!」
「真壁さんのなか、すごく、気持ちいい……。僕も、もうイッちゃいそうだ……」

 快感の嵐にもみくちゃにされ、次第に麻痺していく意識の中で、女は、ふと、恐怖を覚える。

(だめ……)

 その恐怖は、理屈では説明できない、女の生存本能が発する警告だった。

(いま、コイツに中に出されたら……アタシ、きっと、おかしくなっちゃう……)
(心も体もバラバラに壊されちゃって……二度と元に戻れなくなるような気がする……) 
(こわい……すごく、こわい……でも――)

 あたりに漂う刺激的な匂いは、恐怖とともに興奮も高め、女は、快感に抗いきれずに獣のように絶叫する。

「中に出していい?」
「……っ」

(だめっ……中に出されたら、アタシ、きっと死んじゃう……)

 女はぶんぶんと首を振りながら、その涙で潤んだ瞳で、男の顔を見上げた。
 その時。
 穏やかな笑みを浮かべる男の、その真っ黒な瞳には、恐ろしく冷たい、狂気の光が宿っていた。

(え……?)
(コイツ……倉橋じゃない……)
(こんなヤツ……アタシ、知らない……)
(やだ……怖い、怖いよ……。おねがい、もうゆるして……)
(アタシ、イキたくない……そっちには、イキたくないよ……)

 ここにきて、女は、ようやく正気を取り戻したが、もう後の祭り。
 数え切れぬほどの絶頂を無理やり与えられ、消耗し尽くした彼女の身体に、抵抗する力はもう残されてはいなかった。

 男が激しく腰を打ちつける度、女は、恐怖と快楽の渦の中で、我を忘れて泣き叫ぶ。

「やだっ……ああぁあんっ! おね、がいっ! んあぁあっっ!! ゆるしてぇっ!!」
「だめ。もう出すよ」
「やだぁっ、だめ、んああああああぁぁっっっ!!」

 男が容赦なく、その熱く膨らんだ肉棒をふたたび女のカラダの一番奥まで突き入れた時、「何か」が男の体内でぶくぶくと沸き立ち、それが、一気に女の体内へと吐き出された。

 その瞬間――、女は、また絶頂させられる。

「あああぁあああぁあぁあああっ!!」

(「何か」が、アタシのなかに、入ってきてる……やだ……こわいっ!)
(でも、だめっ! すごい気持ちいいっっ!! こんなの、だめっ! たえられるわけないっ!!)

 男の体内からとめどなく流れ込む「何か」を、膣全体で吸収しながら、女は狂喜の涙を流す。

(すごいっ、サイコー! キモチよすぎ! こんなの……ガマンできるわけないっ!)
(もう、なんにも、かんがえられない……)

 よだれを垂らし、全身をガクガクと震わせ続ける女は、真白なって溶けてゆく意識の中で、最後に、

(ごめんなさい……、ママ……)

 ひと言呟いて、ポロリと涙をこぼしたあと、気を失った。

「ふう……」

 すっかり満足した男は、女の体内からじゅぽん、とそれを引き抜いた後、女の唇に優しい口づけをする。

「ようこそ、僕らの世界へ……」

 そして、悠々と服装を整えると、失神したままの女の身体を抱えて、その廃墟を後にした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

処理中です...