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三日目

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 みずからの生命の危険を感じた時、男女の性欲は最大限に高まるのかもしれない――。

 我も忘れて、ミニバンの車内で激しい口づけを交わすふたりは、互いの体を愛撫しながらもどかしそうに後部座席に移動し、シートを倒して、そこで肉欲に耽るためだけの固いベッドをつくりだした。

「レン……ッ」
「ながせっ……」
「キョウコって呼んで」
「キョウコッ」

 ふたりは互いの服と下着を脱がせ合って全裸になると、ふたたびシートの上で絡み合い、ふたつの若いカラダを撫で回した。

 レンが、女の豊満なバストを鷲掴みにしながら、その小さめの乳首を甘噛みすると、

「あんっ……」

 キョウコは、愛らしく喘いで、身体を反らせた。

 レンが、女のつけた少し冷たい匂いの香水に酔いながら、相手の耳や首筋、鎖骨、脇などを次々に舐めると、その度に、キョウコはビクビクと身体を震わせながら、恥ずかしそうに喘ぐ。

「あぁあんっ、あぁんっ、やぁあっ、んあぁああんっ……」

 レンは、女の腕を掴むと、みずからの股間で熱く怒張し、だらだらと我慢汁を垂らしているモノに触れさせた。

「っ、おっきい……」

 キョウコはうっとりした顔で呟くと、ぎこちない手つきで、男のそれを上下に扱きはじめる。

 女のその、まだ未熟な手の動きが、レンを逆に興奮させた。

 先ほど、洋館でさんざん「拷問」され、ひたすら寸止め状態を強いられたせいもあって、レンの体内で急速に射精感が高まっていく。

「うぅっ……」
「気持ちいいの?」
「ああ」
「うれしい……。先のほうから、たくさんお汁が出てる……」
「うっ、ぅあっ……」
「レンの、舐めたい」

 キョウコは呟くと、男の下半身のほうへ移動して、相手の股の間に顔を埋めた。

「すごく、熱い……ビクビクしてる……」

 キョウコは、やはりぎこちない舌使いで、男のそれをペロペロと子犬のように舐め始める。

「っぅあっ、あぁっ」

 女の舌が、敏感な部分に触れる度、レンは激しく身悶えし、喘ぐ。

「レンのお汁なめてると、わたしも、すごく濡れてきちゃう……」

 恥ずかしそうにいったキョウコは、口を大きく開けて男の亀頭を咥えこみ、鈴口をちゅうちゅうと美味しそうに吸い始めた。

「んっぁああっ、それっ、きつ、イッ……」
「これ、感じるの?」

 女は嬉しそうに、さらに強く亀頭に吸い付く。

「っぁああっ、あああっ!」

 苦しいほどの快感にレンは絶叫するが、やはり亀頭への刺激だけでは、けして絶頂に達することができない。

「レンの、すごくおいしい……、これ、好き」

 キョウコは、激しく悶える男が純粋に自分の行為を喜んでくれていると勘違いして、さらに懸命にバキュームを続ける。

「っぁああっ、ほん、っとっ! だめっ、それ、きつ、いっ、からっ!」

 レンが涙を流しながら両手で女の頭を掴むと、キョウコはようやく男の肉棒を口から開放し、少し申し訳なさそうに呟いた。

「感じすぎちゃって、きついの? かわいそう……。わたし、どうしたらいい?」
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