7 / 38
【第一章】 『オルナレアの剣聖』アンドローズ
5
しおりを挟む
翌朝。
朝陽の差し込む暖かなベッドで目覚めたアンドローズは、見知らぬ天井を見つめて、眉を寄せた。
(ここ、どこ……?)
そしてすぐ、乳首がシーツにじかに擦られる甘い感覚を得て、思わず布団をめくり……、
「えっ!?」
いまの自分が一糸纏わぬ全裸であることを知って、驚愕した。
(なっ、なんで、わたし……ここは、一体どこなの!?)
「あ、起きた?」
ふいに、部屋の隅のほうから明るい声がして、慌ててそちらをみると、黒髪の少年が天井近くに張ったロープに洗濯物を干していた。
「お、お前っ! あぁっ!? それ、わたしのっ……」
アンドローズは、少年が手にしているのが自分の下着とシャツであることに気づいて、思わず赤面する。
「あ、これね。汚れてたから洗濯しといたよ。キミ、何日も着たきり雀だったんでしょ。下着とかもうけっこうグチョグチョで……でも、その濃厚な匂いがまたすごくそそるっていうか、思わずじゅるじゅる吸いたくなるっていうか……」
「い、言うなぁっ!!」
女騎士は怒声を発して拳を震わせたが、何しろ全裸であるのでベッドから一歩も動けず、少年を殴ることもできない。
「だから、ちょっと勿体なかったんだけど、こうしてちゃんとキレイに洗っといたから、乾くまでちょっと辛抱してね。あ、そうそう、剣と鎧もちゃんと無事だよ」
少年が指差すほうに視線を移すと、部屋のドアの側に白銀の鎧と長剣がキチンと立て掛けられていた。
「……これでよし、と」
洗濯物を干し終えた少年は、そのままアンドローズのベッドのほうへやってきて……いきなり布団の中に潜り込んだ。
「なっ!? おっ、お前、何をしているっ!?」
全裸の女騎士は、咄嗟に両腕で乳房を隠しつつ身をすくませる。
「なに、ってキミの服が乾くまでとくにやることないから寝るんだよ」
「こ、ここはわたしのベッドだ! 寝たいならそこらの床で寝ればいいだろうっ!」
「いや、これオレのベッドだから。この宿の代金を払っているのはオレ。つまり、このベッドを使う権利もオレにあるの。わかる?」
「ぐっ……」
「まあ、キミに出てけとは言わないよ。ちょっと狭いけど、ふたりで使おう」
「な、なんで、わたしがお前などと同じベッドに……」
「だってオレたち、もう仲間でしょ?」
「えっ」
瞬時、アンドローズの脳内に昨夜の出来事がフラッシュバックする。
――オレが勝ったら、キミにはオレの仲間になってもらう……。
――負けぇっ、もうわたしの負けでいいからぁっ! おねがいっ! おねがいだから、もうイかせてぇーっっ!!!
「あっ……」
自分が少年に完敗したことと、その時に与えられた人生初の絶頂を思い出し、股の奥がじゅんっと熱くなる。
「あぁ……っ」
「昨夜の勝敗の結果に納得できないっていうんなら、今ここで再戦してあげてもいいけど?」
いたずらっぽく言った少年は、おもむろに腕を伸ばし、人差し指で女の右の乳首をクリクリと刺激した。
瞬間――、アンドローズの体内で炸裂した快感が、大きな喘ぎ声となって口からほとばしる。
「んぁああああんっ!」
「さあ、どうする?」
「わ、わかった……っ! わたしの、敗けだっ! 約束どおり、お前の仲間に、なってやる……」
「そうこなくっちゃ」
ニッコリ笑った少年は、布団の中で右手を差し出した。
「オレは、須佐野旺介。よろしく」
アンドローズも渋々ながら右手を出し、少年と握手する。
(あぁっ……こいつの手……このひ弱そうな指一本に、わたしのカラダはさんざんに弄ばれ、淫らに喘がされ、為す術なくイかされてしまったんだ……)
口惜しくて思わず唇を噛むが、なぜか股の奥からはじゅわぁ……と愛蜜が溢れ出す。
(っ!? あの愛撫を思い出しただけでまた濡れちゃってるっ!? わたしのカラダは、一体どうしてしまったの?)
「あ、アンドローズ・エクレイルだ……」
女騎士が視線を逸らしながら言うと、旺介は、
「やっぱりね」と、訳知り顔で頷いた。
「? やっぱり、とはどういうことだ?」
「アンドローズ・エクレイル……滅亡した東の小国オルナレアの元聖騎士長……またの名を『オルナレアの剣聖』……」
「なっ、なぜそれを!?」
「キミの鎧と剣の柄に、オルナレアの紋章『神鳥ケイヴォス』が描かれていた。あれが盗品でないとすれば、キミはオルナレアの元騎士、ということになる。それに加えて、あのデタラメな強さだ。『オルナレアの剣聖』がうら若き美貌の女騎士である、というのは有名な話だからね」
「……っ」
アンドローズは、少年の口から「美貌」という単語を聞いた瞬間、なぜか胸が高鳴り、そんな自分がいまいましくなる。
「アンドローズ、オレはキミを探していたんだよ」
「お前が、わたしを……?」
「ああ。北の魔王ザラヴァンドールを倒すためには、『オルナレアの剣聖』の力が是非とも必要なんだ」
女騎士は、少年の真剣そのものの顔をまじまじと見つめた。
「お前……本気で魔王を倒すつもりなのか?」
「もちろん」
「無理だ。絶対に。魔王ザラヴァンドールの力は、あまりにも強大だ。わたしなどの力でどうにかできるなら、そもそもオルナレアは滅んでなどいない……」
「わかってる。だから、もっと仲間を集める。この大陸で最強と呼ばれる者たちを集めて、最高のパーティで魔王に立ち向かうんだ」
「……」
アンドローズが無言で俯くと、旺介は、彼女の肩にそっと手を置いた。
びくっとカラダを震わせてこちらを見つめる女騎士に、少年はまた頷いてみせる。
「キミが生き延びたことも、オレたちがこうして出会ったことも、きっと運命だ。何か大きな力が、オレたちを導いてくれているんだよ」
「運命……?」
「アンドローズ、キミにも魔王と戦う理由があるはずだ。無惨に殺されてしまったオルナレア王や騎士たちのため、いまは奴隷にされて救いを求めている大勢のオルナレアの民のため、キミは今ここで、もう一度立ち上がるべきだ。そうだろう?」
「っ……」
気がつくと、アンドローズは、その美しい青碧の瞳からぽろぽろと涙をこぼしていた。
「ほんとうに、わたしたちで、魔王を倒せるんだな?」
「ああ」
「須佐野旺介……わたしは、お前を信じていいんだな?」
「ああ」
女騎士がその美しい顔をぐしゃぐしゃにして肩を震わせだすと、少年はおもむろに腕を広げた。
「おいで」
「……っ」
次の瞬間、アンドローズは、いま自分が全裸なのも忘れて旺介に思いきり抱きつくと、わあわあと幼い少女のように大声あげて泣きはじめた。
朝陽の差し込む暖かなベッドで目覚めたアンドローズは、見知らぬ天井を見つめて、眉を寄せた。
(ここ、どこ……?)
そしてすぐ、乳首がシーツにじかに擦られる甘い感覚を得て、思わず布団をめくり……、
「えっ!?」
いまの自分が一糸纏わぬ全裸であることを知って、驚愕した。
(なっ、なんで、わたし……ここは、一体どこなの!?)
「あ、起きた?」
ふいに、部屋の隅のほうから明るい声がして、慌ててそちらをみると、黒髪の少年が天井近くに張ったロープに洗濯物を干していた。
「お、お前っ! あぁっ!? それ、わたしのっ……」
アンドローズは、少年が手にしているのが自分の下着とシャツであることに気づいて、思わず赤面する。
「あ、これね。汚れてたから洗濯しといたよ。キミ、何日も着たきり雀だったんでしょ。下着とかもうけっこうグチョグチョで……でも、その濃厚な匂いがまたすごくそそるっていうか、思わずじゅるじゅる吸いたくなるっていうか……」
「い、言うなぁっ!!」
女騎士は怒声を発して拳を震わせたが、何しろ全裸であるのでベッドから一歩も動けず、少年を殴ることもできない。
「だから、ちょっと勿体なかったんだけど、こうしてちゃんとキレイに洗っといたから、乾くまでちょっと辛抱してね。あ、そうそう、剣と鎧もちゃんと無事だよ」
少年が指差すほうに視線を移すと、部屋のドアの側に白銀の鎧と長剣がキチンと立て掛けられていた。
「……これでよし、と」
洗濯物を干し終えた少年は、そのままアンドローズのベッドのほうへやってきて……いきなり布団の中に潜り込んだ。
「なっ!? おっ、お前、何をしているっ!?」
全裸の女騎士は、咄嗟に両腕で乳房を隠しつつ身をすくませる。
「なに、ってキミの服が乾くまでとくにやることないから寝るんだよ」
「こ、ここはわたしのベッドだ! 寝たいならそこらの床で寝ればいいだろうっ!」
「いや、これオレのベッドだから。この宿の代金を払っているのはオレ。つまり、このベッドを使う権利もオレにあるの。わかる?」
「ぐっ……」
「まあ、キミに出てけとは言わないよ。ちょっと狭いけど、ふたりで使おう」
「な、なんで、わたしがお前などと同じベッドに……」
「だってオレたち、もう仲間でしょ?」
「えっ」
瞬時、アンドローズの脳内に昨夜の出来事がフラッシュバックする。
――オレが勝ったら、キミにはオレの仲間になってもらう……。
――負けぇっ、もうわたしの負けでいいからぁっ! おねがいっ! おねがいだから、もうイかせてぇーっっ!!!
「あっ……」
自分が少年に完敗したことと、その時に与えられた人生初の絶頂を思い出し、股の奥がじゅんっと熱くなる。
「あぁ……っ」
「昨夜の勝敗の結果に納得できないっていうんなら、今ここで再戦してあげてもいいけど?」
いたずらっぽく言った少年は、おもむろに腕を伸ばし、人差し指で女の右の乳首をクリクリと刺激した。
瞬間――、アンドローズの体内で炸裂した快感が、大きな喘ぎ声となって口からほとばしる。
「んぁああああんっ!」
「さあ、どうする?」
「わ、わかった……っ! わたしの、敗けだっ! 約束どおり、お前の仲間に、なってやる……」
「そうこなくっちゃ」
ニッコリ笑った少年は、布団の中で右手を差し出した。
「オレは、須佐野旺介。よろしく」
アンドローズも渋々ながら右手を出し、少年と握手する。
(あぁっ……こいつの手……このひ弱そうな指一本に、わたしのカラダはさんざんに弄ばれ、淫らに喘がされ、為す術なくイかされてしまったんだ……)
口惜しくて思わず唇を噛むが、なぜか股の奥からはじゅわぁ……と愛蜜が溢れ出す。
(っ!? あの愛撫を思い出しただけでまた濡れちゃってるっ!? わたしのカラダは、一体どうしてしまったの?)
「あ、アンドローズ・エクレイルだ……」
女騎士が視線を逸らしながら言うと、旺介は、
「やっぱりね」と、訳知り顔で頷いた。
「? やっぱり、とはどういうことだ?」
「アンドローズ・エクレイル……滅亡した東の小国オルナレアの元聖騎士長……またの名を『オルナレアの剣聖』……」
「なっ、なぜそれを!?」
「キミの鎧と剣の柄に、オルナレアの紋章『神鳥ケイヴォス』が描かれていた。あれが盗品でないとすれば、キミはオルナレアの元騎士、ということになる。それに加えて、あのデタラメな強さだ。『オルナレアの剣聖』がうら若き美貌の女騎士である、というのは有名な話だからね」
「……っ」
アンドローズは、少年の口から「美貌」という単語を聞いた瞬間、なぜか胸が高鳴り、そんな自分がいまいましくなる。
「アンドローズ、オレはキミを探していたんだよ」
「お前が、わたしを……?」
「ああ。北の魔王ザラヴァンドールを倒すためには、『オルナレアの剣聖』の力が是非とも必要なんだ」
女騎士は、少年の真剣そのものの顔をまじまじと見つめた。
「お前……本気で魔王を倒すつもりなのか?」
「もちろん」
「無理だ。絶対に。魔王ザラヴァンドールの力は、あまりにも強大だ。わたしなどの力でどうにかできるなら、そもそもオルナレアは滅んでなどいない……」
「わかってる。だから、もっと仲間を集める。この大陸で最強と呼ばれる者たちを集めて、最高のパーティで魔王に立ち向かうんだ」
「……」
アンドローズが無言で俯くと、旺介は、彼女の肩にそっと手を置いた。
びくっとカラダを震わせてこちらを見つめる女騎士に、少年はまた頷いてみせる。
「キミが生き延びたことも、オレたちがこうして出会ったことも、きっと運命だ。何か大きな力が、オレたちを導いてくれているんだよ」
「運命……?」
「アンドローズ、キミにも魔王と戦う理由があるはずだ。無惨に殺されてしまったオルナレア王や騎士たちのため、いまは奴隷にされて救いを求めている大勢のオルナレアの民のため、キミは今ここで、もう一度立ち上がるべきだ。そうだろう?」
「っ……」
気がつくと、アンドローズは、その美しい青碧の瞳からぽろぽろと涙をこぼしていた。
「ほんとうに、わたしたちで、魔王を倒せるんだな?」
「ああ」
「須佐野旺介……わたしは、お前を信じていいんだな?」
「ああ」
女騎士がその美しい顔をぐしゃぐしゃにして肩を震わせだすと、少年はおもむろに腕を広げた。
「おいで」
「……っ」
次の瞬間、アンドローズは、いま自分が全裸なのも忘れて旺介に思いきり抱きつくと、わあわあと幼い少女のように大声あげて泣きはじめた。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる