神の性技♥で異世界無双

クロナミ

文字の大きさ
27 / 38
【第三章】 『フェルランディアの弓聖』ウィレア

10

しおりを挟む
 その時――、

「ちょ、ちょっと待てっ!」

 アンドローズが、ガルアザールの女皇帝と、その背後に控える十万の兵を睨みながら、叫んだ。

「ガルアザールは、ヴァンドールと同盟を結んでいたはずだ。ここにきて急にこちら側につくと言われても、すぐには信用できない」
「そうね、あたしも同感」
「わたしもです」

 なぜかすでに敵意むきだしの女三人を見て、ラミネアは肩をすくめる。

「わたしが、旺介ちゃんのために十万の兵をわざわざこんな辺境まで連れてきてあげたってことが、何よりの証明でしょ?」
「いや、そうとも言い切れない。なにか、われわれには窺い知れぬ、邪な謀略があるのかも……」
「アン、ラミネアはそんなことをする人じゃ――」
「旺介は黙っていろ!」

 アンドローズは、ピシャリと言い放った。

「この女は、どうも気に喰わない……。だいたいなんだ、そのドレスは。豊満な身体つきをやたらと強調するような仕立てで、胸元もあんなに大きく開いて……もう少しでふたつの乳首がまろび出そうではないか。神聖なる戦場にこんな破廉恥な服を着てくる女を信用しろと言われても、それは無理だ。わたしは、この女に自分の背中を預けるつもりはないぞ」
「あたしも」
「わたしもです」
「ちょっとみんな……」

 頑なな態度を崩さない三人の女をみて、旺介が途方に暮れた、その時。

「……わかったわ」

 ラミネアが、ため息をつきつつ、呟いた。

「わたしが旺介ちゃんを絶対に裏切らないってこと、ここで証明してあげる」
「……? そんなことできるわけ――」

 眉を寄せるアンドローズの視線の先で、女皇帝は気高く微笑み、

「できるわ。こうするのよっ♪」

 言うが早いか、その場で薔薇色のドレスを脱ぎはじめた。

「っ!?」

 その場にいる全員が驚愕し、帝国軍の隊列からもどよめきが起こる。

「旺介ちゃん、ごめんねっ♪」

 衆目の中でさっさと全裸になったラミネアは、旺介の目の前でしゃがみこむと、彼のズボンと下着を一気に下ろし、まだ硬く怒張している肉棒をいきなりパクリッ! と口に咥えた。

「なっ!?」

 帝国軍が、先ほどとは比べ物にならないほど大きくどよめく。

「何をしているっ!!」

 慌てふためく三人の女を無視して、ラミネアは愛おしそうに上目遣いに少年の顔を見つめながら、ジュッポッジュッポッ! と淫らな音を立てながら極上の口淫を開始する。

「うっぁああっ、ラ、ラミネアッ!!」

 少年が快感を叫んで身体を仰け反らせると、全裸の女皇帝は髪を振り乱しながら、さらに激しい責めを与える。

「あぁああっ、うっぐぁあっ、すっ、すごいっ、あぁっ、そこぉっ、うあぁああっ……!!」

 帝国兵たちは、あられもない姿の女皇帝が卑しい身分の少年に全身全霊で奉仕している姿をみて、口惜し涙を流した。

「あぁ、ラミネアさま……あんなはしたないお姿で、なんということを……」
「俺たちの皇帝が、あんなガキのイチモツを、あんなに旨そうに……」
「あんなに懸命になって、汗まで流して……あれほど何かに必死になっているラミネアさまを見たのは、はじめてだ……」

 美貌の女皇帝に心酔する兵士たちの中には、自分もズボンを下ろして泣きながらイチモツを扱きはじめる者までいた。

「ラミネアさまぁ……ラミネアさまぁ……」

 約十分ほど、汗だくになりながら全力の口淫を続けたラミネアは、やがて、少年の肉棒を吐き出し、とても残念そうな顔をした。

「そこらへんの男なら三秒もかからないんだけど……やっぱり、わたしの口だけじゃ旺介ちゃんをイかせることはできないみたいね……」
「ごめん、ラミネア。オレは……」
「いいの。謝らないでっ♪」

 優しく微笑んだ女皇帝は、よだれと我慢汁に塗れた口を拭いながら、アンドローズたちを見つめる。

「でも、これで十分よね? 一国の皇帝が、自国の兵の前で一糸纏わぬ姿をさらし、ひとりの男のイチモツをしゃぶったんだもの。旺介ちゃんにおのれのすべてを捧げる覚悟がなければ、できることじゃないわよね?」
「そ、それはっ……いや、しかし……」

 三人の女がなおも子供じみた意地を張って腕組みしているのをみると、ラミネアは面倒臭そうに髪を掻き上げて、

「……わかったわ。これでも足りないっていうんなら、もうこうするしかないわね」

 いきなり草地の上で仰向けになると、股を大きく広げた。

「旺介ちゃん、こんな場所で悪いけど、わたしを犯してっ♪ わたしを肉便器扱いして、乱暴に、滅茶苦茶に犯し尽くして、旺介ちゃんのザーメン一滴残らずナカに吐き出しちゃってっ♪」
「ラミネア……」
「さあ、はやくっ♪ わたしが旺介ちゃんのモノだって証明するには、もうこれしかないの。ちょっと危ない日だけど、孕んじゃってもいいから。そしたら、わたしが、旺介ちゃんの子をガルアザールの次の皇帝にしてあげるからっ♪」

 言いつつ、ラミネアが両手で濡れそぼった淫穴をくぱぁ……と開いてみせると、

「わぁぁっ、わ、わかったぁっ! もういいっ!」

 アンドローズが顔を真赤にしながら、叫んだ。

「もう十分だっ! お前の覚悟は、じゅうぶん伝わった! だから、これ以上はもういいっ! やめろ! やめてくれ、頼むからっ!」
「あら、いいの? よかったっ♪」

 ラミネアは悪戯っぽくいって起き上がると、なぜかそのまま旺介の前で膝をつき、その豊満な乳房でむにゅり、と彼の肉棒を挟んだ。

「でも、旺介ちゃんのここ、こんなになっちゃってるから、このままわたしが頑張ってイかせてあげなきゃねっ♪」

 言って、柔らかな乳で少年の竿を扱きつつ、亀頭をレロレロと長い舌でしゃぶり尽くす。

「うあぁぁあっ、ラミネアッ! そ、それっ、すごいぃぃっ……!」
「ほんとにわたしのナカに挿れてるみたいで、すっごくイイでしょっ♪ こうすると、もっとよくなるわよっ♪」

 女皇帝は、少年の肉棒にだらりと唾を垂らすと、それを潤滑液にしてじゅぷんっじゅぷんっ! と大きな音をたててパイズリしつつ、尖らせた舌先で大量の我慢汁を吐き出す鈴口をぐりぐりと責める。

「ぅぐあぁあっ、それっ、だめっ、きつっ、いぁああぁぁああっ!!」
「ふふっ、まだまだこれからよお……♪」

 ラミネアが獲物を狙う肉食動物の目つきでいった、その時――。

「だから、やめろぉぉおおっ!!!」

 我慢の限界に達したアンドローズが素早く駆け寄って来て、旺介とラミネアを無理やり引き離した。

「あら、何するのよ。いいところだったのに」
「うるさいっ! 仮にも一国の皇帝ともあろう者が、自国の兵たちの眼前で何をやっているっ! 見てみろっ! 決戦を前にして、すでに彼らの士気はだだ下がりだぞっ!」
「あら、そんなことない――」

 背後を振り向いた女皇帝は、ガルアザール兵のほとんどが泣きべそをかきながら自分のイチモツをみじめに扱いている姿をみて、しばし言葉を失う。

「……っ」
「どうだ、あれを見てまだ問題ないと言えるか?」
「……まったく、仕方のない子たちねえ」

 子だくさんの母親のような口調で言ったラミネアは、ふと、その場で仁王立ちになると、帝国軍の隊列に向かって声を張り上げた。

「みんな、よく聞いてっ! 今度の戦で一番の手柄を立てた子には、褒美をとらせるわっ! 特別にわたしの寝室へ招待して、ザーメン枯れ果てて泣きながら失神するまで、一晩中犯し尽くしてあげるっ♪♪」
『っ!?』

 女皇帝の言葉を聞いた直後、それまで意気消沈していたはずの帝国兵全員が拳を振り上げ大歓声をあげた。

『うぉぉぉぉおおおおおおおおおーーーーっ!!!』
「ラ、ラミネアさまに犯してもらえるなんてっ……信じられないっ!」
「バカッ! ラミネアさまに搾り尽くされるのは、この俺だっ!」
「ラミネアさまにこのオレのザーメンを捧げられるなら、魔王だろうが魔神だろうが、一撃でぶっ倒してみせるぜえっ!」

 先ほどまでとは打って変わり、一気に最高潮まで士気が高まった兵士たちをみて、全裸の女皇帝は腰に手をあてながら満足そうにうなずく。

「これで、文句ないわよねっ♪」
「あ、ああ……まあ、そうだな……」

 アンドローズが曖昧に呟くと、事の成り行きを見守っていたイリアナとウィレアは、顔を見合わせて、

「オトコって、ホントにバカであわれな生き物よね……」
「まったくです」

 同時に、深々とため息をついた。すると、
 
「ま、とにかくっ!」

 ふいに、旺介がひとり声を張り上げつつ、北の方角をビシッと指差した。

「これで、ザラヴァンドールを討つための準備はすべて整った! さあゆこう、勇敢なる者たちよっ! われらの正義の光で闇を打ち払い、この世界にふたたび平和を取り戻すのだっ!」

 少年は、皆の士気をさらに鼓舞するため恥ずかしいセリフを全力で叫んだが、残念ながら、彼に応えたのはのんびりと空を舞う一羽のとんびの鳴き声だけだった。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)

大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。 この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人) そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ! この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。 前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。 顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。 どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね! そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる! 主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。 外はその限りではありません。 カクヨムでも投稿しております。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

処理中です...