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第4話:美少女の塗装が剥がれる瞬間
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付き合い始めて二週間。
俺は「鈍感な彼氏」を演じ続け、彼女は「健気な彼女」を演じ続けていた。
学園内では「美男美女カップル(ただし男は雰囲気イケメンですらない)」として定着しつつあったが、その実態は冷戦状態に近い。
だが、限界は確実に近づいていた。
俺の、ではなく、彼女の方の限界が。
放課後の図書室。
俺たちは並んで期末テストの勉強をしていた。
西日が長く伸び、舞い散る埃さえもオレンジ色に染める時刻。
静寂だけが満ちる空間で、シャープペンの走る音だけが響いている。
彼女は参考書に視線を落としているが、ページをめくる手が止まってから既に二十分が経過している。
俺はシャープペンを回しながら、横目で彼女を観察した。
朝霧澪の「完璧」に、明らかなノイズが混じり始めている。
まず、姿勢。
いつもなら背筋を定規が入っているかのようにピンと伸ばし、どの角度から見られてもいいように顎を引いている彼女が、今は少し猫背になり、頬杖をついている。
次に、メイク。
目尻のアイラインが、ごく僅かに滲んでいる。瞬きの回数が多い。恐らくカラーコンタクトが乾いて張り付いているのだろう。
そして何より、指先。
先週まで完璧にコーティングされていたパステルピンクのジェルネイルに、小さな亀裂が入っていた。特に小指の爪は、無意識に噛んだのかギザギザになっている。
焦っているのだ。
どれだけ好意をアピールしても、手料理を作っても、ボディタッチをしても、俺が「完全に落ちない」から。
俺が時折見せる「冷めた目」や「スルー」が、彼女のプライドと計算を狂わせ、精神的な摩耗(ストレス)を引き起こしている。
S級美少女としてのアイデンティティが、俺という「バグ」のせいで揺らいでいるのだ。
「……ねえ、篠崎くん」
「ん?」
「この数学の問題、わかんない。教えて?」
彼女がノートをずいっと寄せてくる。
甘えた声。上目遣い。
だが、その声には以前のような潤いがなく、どこか掠れていた。
「教えてくれたら、お礼に何でもするよ?」という常套句も、昨日のドラマの再放送のように響く。
目が笑っていない。口角は上がっているが、頬の筋肉がピクピクと痙攣している。
俺はノートを見るふりをして、深いため息をついた。
もういいだろう。
十分だ。これ以上続けると、彼女の方が先に壊れるかもしれない。
それは俺の目指す「生存戦略」ではない。
俺は彼女を餓死させたいわけではない。ただ、「捕食」されたくないだけだ。
それに何より、今の彼女は美しくない。
無理をしている人間特有の、痛々しい不協和音が鳴り響いている。
「朝霧さん」
「なぁに?」
俺は鞄から、コンビニで買った「メンズ用・激落ち洗顔シート(超クールタイプ)」を取り出した。
一枚抜き取る。強烈なメントールの香りが漂い、彼女の甘いフローラルの香水をかき消した。
「顔、疲れてるよ」
「え……?」
「ファンデーション、浮いてる。笑顔も引きつってる。無理して笑わなくていいよ、見てるこっちが疲れるから」
その言葉は、彼女の心のダムを決壊させる爆弾だった。
彼女の動きが停止した。
瞬きさえも止まり、作り笑いの仮面が、ガラスのようにピキピキと音を立ててひび割れていくのが、幻視ではなくはっきりと見えた。
「……何、それ」
声のトーンが落ちた。
甘い猫撫で声ではない。地を這うような低い声。ドスの効いた低音。
「私が、無理してるって言いたいの? 篠崎くんのために、こんなに頑張ってるのに?」
「俺のためじゃないだろ。自分のためだろ」
「は?」
「『攻略できないモブ』がいるとイラつくから、意地になってるだけだろ。俺のことなんて好きじゃないくせに」
決定的な一言。
彼女の承認欲求という急所に、ナイフを深く突き立てて、捻った。
バンッ!
彼女が机を両手で叩いて立ち上がった。
図書室の静寂が、一瞬で破れる。受付の図書委員が驚いてこちらを見たが、彼女は気にしなかった。
彼女の瞳から、涙が溢れ出していた。
今までの、角度計算された「美しい涙」ではない。
顔をぐしゃぐしゃに歪ませ、鼻水を垂らし、怒りと屈辱に満ちた、本当の涙だ。
「そうだよ! 好きじゃないよ! あんたみたいな地味で、可愛げがなくて、リアクションも薄い男なんて、大っ嫌い!」
彼女は叫んだ。
「大っ嫌い」。
初めて聞く、彼女の本音。
その言葉の響きは、どんな愛の言葉よりも熱く、そして人間臭かった。
「なんなのあんた! 靴だって量販店の安物だし、髪型だって床屋で適当に切ったみたいだし、目は死んだ魚みたいだし! 魅力の欠片もないじゃない!」
「ひでえ言い草だな」
「事実でしょ! なのに! なんで落ちないのよ! 今までみんな、私がちょっと笑って、ちょっとボディタッチすればイチコロだったのに! なんであんただけ、私を見ないのよ!」
「見てるよ。ずっと見てた」
「見てない! あんたが見てるのは、私の『計算』だけでしょ! 本当の私なんて、誰も見てくれないじゃない!」
彼女は俺の胸ぐらを掴んだ。
爪がシャツに食い込み、痛い。
メンソールの匂いと、彼女の汗の匂いが混ざり合う。
その顔は、学園の至宝・朝霧澪とは程遠い、醜い鬼の形相だった。
化粧は崩れ、アイラインは黒く滲んでパンダのようになり、髪は乱れ、呼吸は荒い。
だが。
俺は、今の彼女を見て、初めて「美しい」と思った。
あの不快なVR酔いが、嘘のように消えていた。
人工的な完璧さが消え去り、そこには傷つき、喚き、自分をさらけ出す一人の生身の人間がいた。
ノイズだらけの、非対称な感情。
高解像度の、現実(リアル)。
それこそが、俺が見たかったものだ。
「……やっと、普通の顔になったな」
俺の呟きに、彼女は呆気にとられたように力を抜いた。
俺は彼女の手を優しく外し、もう一度ウェットティッシュを差し出した。
「拭けよ。ひどい顔だぞ。パンダみたいだ」
「……うるさい。死ね」
彼女は乱暴にウェットティッシュをひったくり、顔をゴシゴシと拭いた。
躊躇なく。
ファンデーションが落ち、素肌が露わになる。
目の下のクマ。少し荒れた肌。小さなニキビ跡。
それが、S級美少女・朝霧澪の正体(すっぴん)。
「……これで満足? 見たでしょ、汚い顔。もういいでしょ。別れましょ」
彼女は吐き捨てるように言った。
「どうせあんたも幻滅したんでしょ」という諦めの色。
「嫌だ」
「は?」
彼女は赤くなった目で俺を睨んだ。
「なんで? バカにしてんの? おもちゃにするつもり?」
「違う。これからが本番だろ」
俺はニヤリと笑った。
彼女の計算外の反応。
彼女という「災害」が、「人間」に変わった瞬間。
「俺は、その『可愛くない顔』の方が、信用できる」
彼女は口をポカンと開け、それから顔を真っ赤にして俯いた。
数秒の沈黙の後、彼女は顔を上げた。
その目には、もう媚びも計算もなかった。
あるのは、燃えるような闘争心。
「……バカじゃないの。変態」
その悪態には、今までのどの甘い言葉よりも、確かな体温が宿っていた。
「いいわよ。あんたがそういう趣味なら、付き合ってあげる」
彼女はニヤリと、俺と同じような不敵な笑みを浮かべた。
「その代わり、覚悟しなさいよ。もう手加減しないから。可愛い彼女ごっこは終わり。これからは、なりふり構わずあんたを落としに行くから」
「望むところだ」
こうして、俺たちの冷戦は終結し、
もっと泥沼で、もっと熱い「全面戦争」が幕を開けた。
(つづく)
俺は「鈍感な彼氏」を演じ続け、彼女は「健気な彼女」を演じ続けていた。
学園内では「美男美女カップル(ただし男は雰囲気イケメンですらない)」として定着しつつあったが、その実態は冷戦状態に近い。
だが、限界は確実に近づいていた。
俺の、ではなく、彼女の方の限界が。
放課後の図書室。
俺たちは並んで期末テストの勉強をしていた。
西日が長く伸び、舞い散る埃さえもオレンジ色に染める時刻。
静寂だけが満ちる空間で、シャープペンの走る音だけが響いている。
彼女は参考書に視線を落としているが、ページをめくる手が止まってから既に二十分が経過している。
俺はシャープペンを回しながら、横目で彼女を観察した。
朝霧澪の「完璧」に、明らかなノイズが混じり始めている。
まず、姿勢。
いつもなら背筋を定規が入っているかのようにピンと伸ばし、どの角度から見られてもいいように顎を引いている彼女が、今は少し猫背になり、頬杖をついている。
次に、メイク。
目尻のアイラインが、ごく僅かに滲んでいる。瞬きの回数が多い。恐らくカラーコンタクトが乾いて張り付いているのだろう。
そして何より、指先。
先週まで完璧にコーティングされていたパステルピンクのジェルネイルに、小さな亀裂が入っていた。特に小指の爪は、無意識に噛んだのかギザギザになっている。
焦っているのだ。
どれだけ好意をアピールしても、手料理を作っても、ボディタッチをしても、俺が「完全に落ちない」から。
俺が時折見せる「冷めた目」や「スルー」が、彼女のプライドと計算を狂わせ、精神的な摩耗(ストレス)を引き起こしている。
S級美少女としてのアイデンティティが、俺という「バグ」のせいで揺らいでいるのだ。
「……ねえ、篠崎くん」
「ん?」
「この数学の問題、わかんない。教えて?」
彼女がノートをずいっと寄せてくる。
甘えた声。上目遣い。
だが、その声には以前のような潤いがなく、どこか掠れていた。
「教えてくれたら、お礼に何でもするよ?」という常套句も、昨日のドラマの再放送のように響く。
目が笑っていない。口角は上がっているが、頬の筋肉がピクピクと痙攣している。
俺はノートを見るふりをして、深いため息をついた。
もういいだろう。
十分だ。これ以上続けると、彼女の方が先に壊れるかもしれない。
それは俺の目指す「生存戦略」ではない。
俺は彼女を餓死させたいわけではない。ただ、「捕食」されたくないだけだ。
それに何より、今の彼女は美しくない。
無理をしている人間特有の、痛々しい不協和音が鳴り響いている。
「朝霧さん」
「なぁに?」
俺は鞄から、コンビニで買った「メンズ用・激落ち洗顔シート(超クールタイプ)」を取り出した。
一枚抜き取る。強烈なメントールの香りが漂い、彼女の甘いフローラルの香水をかき消した。
「顔、疲れてるよ」
「え……?」
「ファンデーション、浮いてる。笑顔も引きつってる。無理して笑わなくていいよ、見てるこっちが疲れるから」
その言葉は、彼女の心のダムを決壊させる爆弾だった。
彼女の動きが停止した。
瞬きさえも止まり、作り笑いの仮面が、ガラスのようにピキピキと音を立ててひび割れていくのが、幻視ではなくはっきりと見えた。
「……何、それ」
声のトーンが落ちた。
甘い猫撫で声ではない。地を這うような低い声。ドスの効いた低音。
「私が、無理してるって言いたいの? 篠崎くんのために、こんなに頑張ってるのに?」
「俺のためじゃないだろ。自分のためだろ」
「は?」
「『攻略できないモブ』がいるとイラつくから、意地になってるだけだろ。俺のことなんて好きじゃないくせに」
決定的な一言。
彼女の承認欲求という急所に、ナイフを深く突き立てて、捻った。
バンッ!
彼女が机を両手で叩いて立ち上がった。
図書室の静寂が、一瞬で破れる。受付の図書委員が驚いてこちらを見たが、彼女は気にしなかった。
彼女の瞳から、涙が溢れ出していた。
今までの、角度計算された「美しい涙」ではない。
顔をぐしゃぐしゃに歪ませ、鼻水を垂らし、怒りと屈辱に満ちた、本当の涙だ。
「そうだよ! 好きじゃないよ! あんたみたいな地味で、可愛げがなくて、リアクションも薄い男なんて、大っ嫌い!」
彼女は叫んだ。
「大っ嫌い」。
初めて聞く、彼女の本音。
その言葉の響きは、どんな愛の言葉よりも熱く、そして人間臭かった。
「なんなのあんた! 靴だって量販店の安物だし、髪型だって床屋で適当に切ったみたいだし、目は死んだ魚みたいだし! 魅力の欠片もないじゃない!」
「ひでえ言い草だな」
「事実でしょ! なのに! なんで落ちないのよ! 今までみんな、私がちょっと笑って、ちょっとボディタッチすればイチコロだったのに! なんであんただけ、私を見ないのよ!」
「見てるよ。ずっと見てた」
「見てない! あんたが見てるのは、私の『計算』だけでしょ! 本当の私なんて、誰も見てくれないじゃない!」
彼女は俺の胸ぐらを掴んだ。
爪がシャツに食い込み、痛い。
メンソールの匂いと、彼女の汗の匂いが混ざり合う。
その顔は、学園の至宝・朝霧澪とは程遠い、醜い鬼の形相だった。
化粧は崩れ、アイラインは黒く滲んでパンダのようになり、髪は乱れ、呼吸は荒い。
だが。
俺は、今の彼女を見て、初めて「美しい」と思った。
あの不快なVR酔いが、嘘のように消えていた。
人工的な完璧さが消え去り、そこには傷つき、喚き、自分をさらけ出す一人の生身の人間がいた。
ノイズだらけの、非対称な感情。
高解像度の、現実(リアル)。
それこそが、俺が見たかったものだ。
「……やっと、普通の顔になったな」
俺の呟きに、彼女は呆気にとられたように力を抜いた。
俺は彼女の手を優しく外し、もう一度ウェットティッシュを差し出した。
「拭けよ。ひどい顔だぞ。パンダみたいだ」
「……うるさい。死ね」
彼女は乱暴にウェットティッシュをひったくり、顔をゴシゴシと拭いた。
躊躇なく。
ファンデーションが落ち、素肌が露わになる。
目の下のクマ。少し荒れた肌。小さなニキビ跡。
それが、S級美少女・朝霧澪の正体(すっぴん)。
「……これで満足? 見たでしょ、汚い顔。もういいでしょ。別れましょ」
彼女は吐き捨てるように言った。
「どうせあんたも幻滅したんでしょ」という諦めの色。
「嫌だ」
「は?」
彼女は赤くなった目で俺を睨んだ。
「なんで? バカにしてんの? おもちゃにするつもり?」
「違う。これからが本番だろ」
俺はニヤリと笑った。
彼女の計算外の反応。
彼女という「災害」が、「人間」に変わった瞬間。
「俺は、その『可愛くない顔』の方が、信用できる」
彼女は口をポカンと開け、それから顔を真っ赤にして俯いた。
数秒の沈黙の後、彼女は顔を上げた。
その目には、もう媚びも計算もなかった。
あるのは、燃えるような闘争心。
「……バカじゃないの。変態」
その悪態には、今までのどの甘い言葉よりも、確かな体温が宿っていた。
「いいわよ。あんたがそういう趣味なら、付き合ってあげる」
彼女はニヤリと、俺と同じような不敵な笑みを浮かべた。
「その代わり、覚悟しなさいよ。もう手加減しないから。可愛い彼女ごっこは終わり。これからは、なりふり構わずあんたを落としに行くから」
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