【完結】異世界転生サキュバスは生きるために精気が必要なので逆ハーレムを作ったら5人のイケメンとの蜜月溺愛ライフが始まりました

たるとタタン

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2話 サキュバスの羽化  リアン

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あの夜、私がリアンの唇を奪ってから、私たちの間には奇妙な沈黙が流れていた。

リアンは私に何も言わなかった。

ただ、以前にも増して熱のこもった、何かを堪えるような瞳で私を見つめるようになった。

その視線を受けるたびに、私の身体の奥が疼き、あの夜の蜜の味が生々しく蘇る。

「リリア、体調はですか?」

「……はい。もう、だいぶ楽になりました」

彼の精気を摂取したせいなのか、身体は軽くなった。

それでもまだ体は再現なく彼を求めるせいで、彼にどういう態度を取れば良いのかわからなくなり、もだついてしまう。

彼の善意を裏切った罪悪感と、もっと彼に触れたいという欲望。

相反する感情が渦巻いて、どうしようもなかった。

「そうか。それなら良かった」

彼はそう言うと、私の隣に腰掛けた。

彼の逞しい身体から発せられる生命力の香りが、ふわりと私を包み込んだ。

抗いがたい、飢餓感を刺激する甘い香り。

ご馳走を目の前に出された獣のようにごくり、と喉が鳴りそうになるのを、必死で堪えた。

「あの……リアン様。その……この前の夜のことですが……」

謝らなければ。私はあなたに、酷いことをしたのだと。

そう思うのに、言葉が続かない。

「……君からしてくれるとは、思わなかった」

彼の口から漏れたのは、非難の言葉ではなかった。

熱を帯びた色気のある掠れた声。

顔を上げると、彼の碧い瞳が、欲望を隠しもせずに私を射抜いていた。

「え……?」

「ずっと、君に触れたいと思っていた。初めて森で君を見つけた、あの時から」

リアンはそう言うと、私の頬にそっと手を伸ばした。あの夜と同じ、優しい手つき。

しかし、その指先から伝わる熱は、明らかにあの時とは違っていた。

「君は、人間ではないのだろう?」

「……っ!」

「だが、構わない。君が何者であろうと、私が君を愛しく思う気持ちに、変わりはない」

彼の指が、私の唇をそっと撫でる。

ぞくりと背筋に甘い痺れが走った。

「むしろ……人間ではない君だからこそ、私はこんなにも惹かれるのかもしれない」

「リアン、さん……」

「もう一度……。もう一度、君に触れてもいいか?」

それは懇願ではあったが、こちらに逆らうことを許すような声色ではなかった。

人間としての意識が、頭の片隅で警鐘を鳴らす。

これ以上進んでしまえば本当に戻れなくなると。

それでも、サキュバスとしての私の身体は、彼の言葉に歓喜し、欲情していた。

私が頷くのを待っていられないとばかりに、彼は私の唇を性急に塞いだ。

一度目よりもずっと深く、貪るような口づけ。

彼の舌が私の口内に侵入し、私の舌を絡めとる。

「ん……んぅ……っ」

流れ込んでくる、濃厚な精気の奔流。

ああ、だめ。美味しい。気持ちいい。

思考が、とろとろに溶けていく。

罪悪感なんて、この圧倒的な快感の前では、何の役にも立たなかった。

「はぁ……っ、リリア……」

唇が離れ、彼は私の首筋に顔を埋めた。

熱い吐息が肌にかかり、びくっと身体が震える。

彼の大きな手が、ドレスの合わせ目から滑り込み、私の柔らかな胸を鷲掴みにした。

「あ……っ!だ、め……」

「なぜだ?君も、感じているのだろう?」

彼は私の耳元で囁くと、形の良い突起を指先でころころと転がした。

それだけで、脳髄が痺れるような快感が全身を駆け巡る。

「あ、ぁんっ♡……!や……っ♡」

「嘘だな。こんなにも硬くなっている」

彼の言う通りだった。身体は、彼の愛撫を求め、ねだっている。

もう、嘘はつけない。

私は、彼を求めている。

リアンは私をベッドに押し倒すと、まるで芸術品でも見るかのように、私の身体を上から下までゆっくりと眺めた。

その瞳に宿る独占欲に、私は恐怖よりも先に、ゾクゾクとした興奮を覚えていた。

「ああ、リリア……君は、本当に美しい」

彼は私のドレスの紐を、一本一本、慈しむように解いていく。

白い肌が露わになるたびに、彼は恍惚とした溜息を漏らした。

そして、私の翼の付け根に、彼はそっと口づけた。

「ひゃ……!?」

今までとは違う新たな刺激に翼がびくりと痙攣し、甘い声が漏れる。

「ふふ……ここが良かったか」

リアンは楽しそうに笑うと、今度は舌を這わせ、吸い付いた。

「あ、あんっ♡やん……♡そこは……っ!」

「いい声だ、リリア。もっと聞かせてくれ」

身体の自由は、完全に奪われていた。

彼の的確な愛撫は、私の理性を少しずつ、しかし確実に削り取っていく。

人間としての羞恥心や抵抗は、サキュバスとして生きていくためには邪魔だと言わんばかりに、快感の大きな波に、あっという間に飲み込まれていった。

彼が、私の中心にある、最も柔らかな場所を指でなぞった時、私の身体は大きく跳ねた。

「ああ……っ♡だめ、もう、だめ……!」

「リリア。君を、私のものにしてもいいかい?」

彼の碧い瞳が、私を真っ直ぐに見つめる。

その問いに、私は、泣きながら頷くことしかできなかった。

人間としての「さな」を放棄し、快楽に喘ぐサキュバス「リリア」として羽化した瞬間だった。

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