3 / 31
3話 はじめての夜 リアン
しおりを挟む
私の涙は、もはや抵抗の証ではなかった。
これから与えられるであろう、未知の快楽に対する期待と、戻れない場所へ足を踏み入れてしまう興奮。
それらが入り混じった、甘い雫だった。
リアンは、そんな私の涙を舌でそっと掬い取ると、慈しむように微笑んだ。
「大丈夫だ、リリア。すべて、私に委ねればいい」
その声はまるで、優しい毒のように私の全身に染み渡っていく。
もう、何も考えたくない。
この人の言う通りに、すべてを委ねてしまいたい。
リアンは騎士として鍛え上げられた逞しい肉体を持っていた。
彼がゆっくりと衣服を脱ぎ、そのたくましい肢体が露わになった時、私はごくりと喉を鳴らした。
全身から発散される、濃厚な生命力の香り。
ただそこにいるだけで、私の身体の奥が疼き、もっと精気を吸わせてほしいと本能が叫びだす。
「君は……本当に、愛らしいな」
私のそんな反応を見て、リアンは満足そうに目を細めた。
彼は私の両足を優しく持ち上げると、その間にゆっくりと自分の身体を滑り込ませる。
肌と肌が触れ合う感触が、たまらなく気持ちいい。
そして、彼の熱く硬くなったものが、私の秘められた入り口にゆっくりと押し当てられた。
「あ……っ!」
経験したことのない異物感と、熱い塊がそこに在るという事実に、私の身体はびくりと強張る。
人間だった頃の記憶が、それが何を意味するのかを告げていた。
怖かった。でも、それ以上にサキュバスとしての意識がこれを求め続けていた。
「力を抜いて、リリア。すぐに、気持ちよくなる」
リアンは囁くと、私の唇を優しく啄んだ。
その口づけから流れ込んでくる甘い精気が、私の身体の強張りを少しずつ解きほぐしていく。
怖いと思っていたはずなのに、身体の奥は、彼の熱を迎え入れるかのように、じゅわりと濡れ始めていた。
リアンは、私の反応を確かめるように、ゆっくりと、本当にゆっくりと、その熱を私の内側へと進めてくる。
「ん……ぅ♡……っ、ぁ……」
狭い入り口が、彼の形に押し広げられていく。
痛みと、それ以上の快感が、下腹部で渦を巻く。
さなとしての理性が、これは間違っていると最後の抵抗を試みるけれど、身体は正直に、もっと奥まで彼を受け入れたいと願っていた。
「はぁ……っ、すごい……。リリア、君の中は、とても熱いな……」
リアンの声も、苦しいくらいに熱を帯びている。
彼がすべてを中に収めた時、私は息を呑んだ。
「あ゛ッ♡は♡…あ…あ♡………はぁ!! 」
身体の奥深くまで、彼の存在で満たされている。その事実に、どうしようもないほどの満足感と、背徳的な悦びが込み上げてきた。
「リリア……愛している」
囁きと共に、彼がゆっくりと動き始める。
最初はこちらの様子を伺うように浅く擦られる。
それでも私の身体がその動きに慣れてくると、だんだんと深く、そして力強く。
「あっ♡ぁ♡……♡り、あん、さん……っ!」
「リリア……っ、リアンと呼んでくれ……」
「りあ、ん……!んんっ♡……!」
彼の動きに合わせて、私の内側が何度も、何度も擦られていく。
そのたびに、脳が蕩けるような快感が、背骨を駆け上がった。
もう、何も考えられない。
自分が誰で、ここがどこで、何をしているのかさえ、どうでもよくなっていく。
ただこの快楽だけが私を包みこんでいた。
「あ♡あんっ♡もっと……♡もっと♡ちょうだい……っ!」
気づけば、私は自らの腰を動かし、彼の熱をねだっていた。
羞恥心など、とうの昔に消え去っている。
もっと欲しい。
この快感で、私の中をいっぱいに満たしてほしい。
「……っ、本当に、君は……!」
私のそんな姿を見て、リアンの瞳に宿る色欲の炎が、さらに大きく燃え上がった。
彼の動きが、それまでとは比べ物にならないほど、激しく、荒々しくなる。
「ひっ……!あ、あ、あああっ♡」
「逃がさない、リリア……!君は、もう私のものだ……!」
ガツン、ガツンと、身体の最も奥を、彼の熱が突き上げる。
その衝撃のたびに、私のサキュバスとしての本能が、彼の精気を根こそぎ吸い上げていく。
快感と、生命力で満たされていく悦び。
ああ、たまらない。
満たされれば満たされるほど最後の甘美をサキュバスの身体が求め始める。
視界が白く染まり、身体の奥で、何かが弾けた。
「んあっ♡……んぅッん♡……い、く……っ♡いっちゃ……う……!」
「リリア……ッ!」
リアンの雄叫びと、私の甲高い嬌声が、部屋の中に重なり合う。
全身が、くなくたと快感の奔流に飲み込まれていく。
リアンは私の身体に覆いかぶさるように倒れ込み、そのすべてを、私の奥深くに注ぎ込んだ。
「はぁ……はぁ……リリア……」
荒い息遣いのまま、リアンは私の名前を呼び続ける。
快感の余韻で震える身体のまま、精気に酔いしれながらと天井を見上げていた。
私はもう完全に人間ではなくなったことに落胆しながらも、どこか快楽に溺れることに愉悦を感じていることが恐ろしかった。
これから与えられるであろう、未知の快楽に対する期待と、戻れない場所へ足を踏み入れてしまう興奮。
それらが入り混じった、甘い雫だった。
リアンは、そんな私の涙を舌でそっと掬い取ると、慈しむように微笑んだ。
「大丈夫だ、リリア。すべて、私に委ねればいい」
その声はまるで、優しい毒のように私の全身に染み渡っていく。
もう、何も考えたくない。
この人の言う通りに、すべてを委ねてしまいたい。
リアンは騎士として鍛え上げられた逞しい肉体を持っていた。
彼がゆっくりと衣服を脱ぎ、そのたくましい肢体が露わになった時、私はごくりと喉を鳴らした。
全身から発散される、濃厚な生命力の香り。
ただそこにいるだけで、私の身体の奥が疼き、もっと精気を吸わせてほしいと本能が叫びだす。
「君は……本当に、愛らしいな」
私のそんな反応を見て、リアンは満足そうに目を細めた。
彼は私の両足を優しく持ち上げると、その間にゆっくりと自分の身体を滑り込ませる。
肌と肌が触れ合う感触が、たまらなく気持ちいい。
そして、彼の熱く硬くなったものが、私の秘められた入り口にゆっくりと押し当てられた。
「あ……っ!」
経験したことのない異物感と、熱い塊がそこに在るという事実に、私の身体はびくりと強張る。
人間だった頃の記憶が、それが何を意味するのかを告げていた。
怖かった。でも、それ以上にサキュバスとしての意識がこれを求め続けていた。
「力を抜いて、リリア。すぐに、気持ちよくなる」
リアンは囁くと、私の唇を優しく啄んだ。
その口づけから流れ込んでくる甘い精気が、私の身体の強張りを少しずつ解きほぐしていく。
怖いと思っていたはずなのに、身体の奥は、彼の熱を迎え入れるかのように、じゅわりと濡れ始めていた。
リアンは、私の反応を確かめるように、ゆっくりと、本当にゆっくりと、その熱を私の内側へと進めてくる。
「ん……ぅ♡……っ、ぁ……」
狭い入り口が、彼の形に押し広げられていく。
痛みと、それ以上の快感が、下腹部で渦を巻く。
さなとしての理性が、これは間違っていると最後の抵抗を試みるけれど、身体は正直に、もっと奥まで彼を受け入れたいと願っていた。
「はぁ……っ、すごい……。リリア、君の中は、とても熱いな……」
リアンの声も、苦しいくらいに熱を帯びている。
彼がすべてを中に収めた時、私は息を呑んだ。
「あ゛ッ♡は♡…あ…あ♡………はぁ!! 」
身体の奥深くまで、彼の存在で満たされている。その事実に、どうしようもないほどの満足感と、背徳的な悦びが込み上げてきた。
「リリア……愛している」
囁きと共に、彼がゆっくりと動き始める。
最初はこちらの様子を伺うように浅く擦られる。
それでも私の身体がその動きに慣れてくると、だんだんと深く、そして力強く。
「あっ♡ぁ♡……♡り、あん、さん……っ!」
「リリア……っ、リアンと呼んでくれ……」
「りあ、ん……!んんっ♡……!」
彼の動きに合わせて、私の内側が何度も、何度も擦られていく。
そのたびに、脳が蕩けるような快感が、背骨を駆け上がった。
もう、何も考えられない。
自分が誰で、ここがどこで、何をしているのかさえ、どうでもよくなっていく。
ただこの快楽だけが私を包みこんでいた。
「あ♡あんっ♡もっと……♡もっと♡ちょうだい……っ!」
気づけば、私は自らの腰を動かし、彼の熱をねだっていた。
羞恥心など、とうの昔に消え去っている。
もっと欲しい。
この快感で、私の中をいっぱいに満たしてほしい。
「……っ、本当に、君は……!」
私のそんな姿を見て、リアンの瞳に宿る色欲の炎が、さらに大きく燃え上がった。
彼の動きが、それまでとは比べ物にならないほど、激しく、荒々しくなる。
「ひっ……!あ、あ、あああっ♡」
「逃がさない、リリア……!君は、もう私のものだ……!」
ガツン、ガツンと、身体の最も奥を、彼の熱が突き上げる。
その衝撃のたびに、私のサキュバスとしての本能が、彼の精気を根こそぎ吸い上げていく。
快感と、生命力で満たされていく悦び。
ああ、たまらない。
満たされれば満たされるほど最後の甘美をサキュバスの身体が求め始める。
視界が白く染まり、身体の奥で、何かが弾けた。
「んあっ♡……んぅッん♡……い、く……っ♡いっちゃ……う……!」
「リリア……ッ!」
リアンの雄叫びと、私の甲高い嬌声が、部屋の中に重なり合う。
全身が、くなくたと快感の奔流に飲み込まれていく。
リアンは私の身体に覆いかぶさるように倒れ込み、そのすべてを、私の奥深くに注ぎ込んだ。
「はぁ……はぁ……リリア……」
荒い息遣いのまま、リアンは私の名前を呼び続ける。
快感の余韻で震える身体のまま、精気に酔いしれながらと天井を見上げていた。
私はもう完全に人間ではなくなったことに落胆しながらも、どこか快楽に溺れることに愉悦を感じていることが恐ろしかった。
19
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
兄みたいな騎士団長の愛が実は重すぎでした
鳥花風星
恋愛
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になり、
幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そんなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。
アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。兄としてしか思われていないと思っているアスールはレティシアへの思いを拗らせながらどんどん膨らませていく。
すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。拗らせ溺愛が激しい、じれじれだけどハッピーエンドです。
☆他投稿サイトにも掲載しています。
☆番外編はアスールの同僚ノアールがメインの話になっています。
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
獣人の世界に落ちたら最底辺の弱者で、生きるの大変だけど保護者がイケオジで最強っぽい。
真麻一花
恋愛
私は十歳の時、獣が支配する世界へと落ちてきた。
狼の群れに襲われたところに現れたのは、一頭の巨大な狼。そのとき私は、殺されるのを覚悟した。
私を拾ったのは、獣人らしくないのに町を支配する最強の獣人だった。
なんとか生きてる。
でも、この世界で、私は最低辺の弱者。
こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果
てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。
とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。
「とりあえずブラッシングさせてくれません?」
毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。
そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。
※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる