【完結】異世界に行ったらイケメン騎士たちの愛玩人形にされました。~四人の騎士は砦の女王に溺れる~

たるとタタン

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番外編 セス

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砦の夜がひっそりと静まる頃、ゆきは自らの私室で静かにセスを呼び寄せた。

扉の外に控えていたセスは、足音一つ立てずに現れると、女王の前に膝をつき、潤んだ瞳を伏せる。

この夜、ゆきは艶やかな黒のドレスと、マルセルが仕立てたサテンのガウン。

薄暗いろうそくの灯りに浮かぶその姿は、神秘と誘惑、そして絶対の支配を象徴していた。

「近くに来なさい」

ゆきの命令に、セスは床に両手をつき、主の足元へと這い寄る。

「ご主人様……」

その声には、無数の夜を耐えてきた忠誠と、今夜だけは願った熱い渇望が織り交ぜられている。

ゆきは、セスの髪を指で軽く梳いた。

命令が下るまで一切自ら触れようとしないその姿に、女王の心には支配者としての高揚感がじんわりと灯る。

「セス、顔を上げなさい」

恭しく顔を上げたセスの瞳は、涙を滲ませるほどの歓喜と飢えに濡れていた。

「今夜は、どんな褒美を授げようかしら」
ゆきは椅子へと腰を下ろすと、柔らかな太ももをセスの頬に押し当て、唇で肌をそっと食ませる。

「私の身体が欲しい?」

「……はい、ご主人様。私はいつでも、求めております……ご主人様のご命令こそが私の誉れです」

その返答に、ゆきは脚でセスの顎をやさしく持ち上げる。

つま先で唇を撫で、滑らかな肌に舌先が這う。

セスは女王の足への奉仕に陶酔しきり、呼吸を乱して膝にすがる。

「まだ満たされない? 貴方の本当の望みは……」

ゆきはドレスの裾を持ち上げ、滑らかな内腿から、熱く濡れた中心までセスの顔を導いた。

忠犬は、息を呑みそうになりながらも、女王の命令に従い、舌の先端で花弁を優しく啄む。

最初はおずおずと、やがて主が興奮するのを見て、舌遣いが貪欲に、情熱的になっていく。

「っん♡……あぁ♡セス……気持ちいいわ」

ゆきは身体を仰け反らせ、手でセスの髪を優しく梳きながら、快楽を素直に味わう。

「はぁ……♡はぁ……ご主人様♡」

セスは喘ぎながらも、女王の反応を確かめながら、唇、舌、など使えるもの全てを使って、餌を与えられた犬のように奉仕し続ける。

「いい……子よ♡セスっ♡」

花豆を舐めるペチャペチャとした淫靡な音が部屋に響く。

「んんっ♡……あっッ♡あん♡…あっァアッ!」

ビリリと頭が真っ白に弾け、絶頂を迎えた。

頭は快感の余韻に溺れ、体はしばらく弛緩した。

その間犬は大人しく待っていた。

快楽の余韻がなくなった後、放置していた犬と遊ぶことにした。

「もう我慢できないでしょう?」

笑いながら彼の張り詰めたそれを足で、もてあそぶ。

「んっ……はぁ♡ご主人さまっ……」

掠められる僅かな快楽に我慢しているのが分かる。
 
ゆきはセスの頬を両手で包むと、ベッドへと導いた。  

ゆきが自らのドレスを脱ぎ、白い裸身を晒すと、セスの表情は歓喜と苦しみでくしゃりと歪む。

「はぁ♡……ご主人様、俺を使ってください。ご命令を……」

「いいわよ。許してあげる」 

その言葉を聞いたセスはすぐに入れられる状態になり、ゆきは、彼の逞しい下半身を手で引き寄せ、優しく、しかしどこまでも支配的に、自らの花園へと受け入れる。

「んっ……」 

セスは服従と狂気に満ちた眼差しで、ゆきの膝を握りしめる。

「動いて良いわ。でも、私が許すまで、果てては駄目」

セスは震える腰で深く潜り込む。

最初は慎重に私の中に馴染ませるような交わりだった。

しかしそれも最初だけで、途中から理性を失った獣のように何度も私を攻め重ねる。

「んっ……よくできているわ♡いい子よ♡私の可愛い犬」

耳元で囁くと彼の体はピクリと動く。 

「っう!……はぁ……」

余計興奮したのか吐息がかかるほど顔を近づけ、乱暴なキスをする。

「んっ……はぁ♡はぁ♡許可……してないっ」

「申し訳ありません。でも……」

許してやるように、首筋を撫で、指で背中を掻き、甘い声でセスと名前を呼ぶ。

「セスっ……はぁっ♡……んっ♡」

セスは、無上の幸福に泣きながら、限界まで耐える。

「ご主人っさまっ♡もうっ無理です……許してっ……」

「んっ……はぁ♡いいわよ……いきなさい♡」

ついに主人からの言葉が耳に届き、同時に全身で果てる。

「……ごっ……はああぁ!」

「んひぃ♡…んあっっ♡……んあっ♡…んひぃっ♡ああっ……ァア!!」

奔流が身体の奥まで満ち、快楽の余韻に二人は包まれた。

「ありがとう御座います、ご主人様……」

「その忠誠を忘れなきゃずっと、私だけの犬として遊んであげる」

ゆきは、セスの銀色の美しい髪で遊びながら抱きしめて眠りにつく。

「おやすみ。私のかわいいワンちゃん」

「はいっ♡ご主人♡」

主と従者は倒錯した甘美な関係を、この夜だけのものではないと確信しながら微睡みを楽しんだ。 

窓の外、夜の風が静かに砦を撫でていった。  

忠犬の魂は、今や唯一無二の女王のものになったのだった。

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