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王立アースガルド魔法学校
しおりを挟む王立アースガルド魔法学校。ここは、王国内最高峰の学校であり、全国各地から才能がある優秀な者が集まってくる。
そんな所の校門の前に立つシュー。
「はぁ、なんで俺がこんな所に来なきゃ行けないんだよ。でもまぁ同世代の可愛い彼女でも作ってグヘヘ…」
「何ですの?その汚らしい笑みは。やめて下さいまし。初日から気分が悪くなりますわ」
校門の前で立ち止まって下品な笑みを浮かべていたシューに対して、大声で文句を言ってくる少女。
「おうおう、すまねぇな嬢ちゃん。気をつけるわ」
折角の妄想を邪魔されたシューは適当に返事を返すが、
「分かれば宜しくてよ」
と言い残し、足早に去っていく少女。
ふぅ、初日から変な噂流されちゃたまったもんじゃないからな。しっかりと気をつけるか。
シューが校舎の入口まで来るとそこには沢山の人だかりが出来ていた。
よく見ると壁に紙が貼ってあり、皆それを見て一喜一憂してるようだ。
「私、あの白王女様と同じクラスだわ」
「僕は、黒戦士様と同じクラスだ!」
スノーホワイトと、ブラッティーって何のことだ? まぁいいか、とりあえず俺のクラスは…
聞こえてくる内容が気になりつつも、自分のクラスを確認するために人混みをかき分け、前の方へ。
えっと…、俺のクラスはGクラスか。とりあえず教室まで行きますか。
シューが教室へ向かう道中忌避な視線に晒された。
な、なんだ周りのヤツらが皆こっちを見ている気がする。
「あはは、マルディーニ! あいつ落ちこぼれのクズだぞ。あの噂は本当だったんだな」
「そーだな、ボルディーニ! 可哀想に」
突然2人組の男子生徒がシューを指さしながらそんなことを言ってくる。
シューはキョロキョロと周りを確認する。
ん? これは俺のことを言ってるのかな?いや、でもなぜ分かったんだ?
「おい、お前達。俺が落ちこぼれのクズとなぜ分かったんだ?」
「くははは、自分で 認めちゃったよ。その聞き方はムカつくけど面白いから許してやろう」
「そんなの、簡単だろう。右腕に腕章がないからだ」
マルディーニ、ボルディーニの順に答える。
「腕章?」
そう言うと、シューはマルディーニとボルディーニの腕を確かめる。そこには剣と盾が描かれた腕章が。
「確かにその腕章は俺の腕にはないが、それが何か?」
「それがない奴は皆Gクラスなんだよ! よーするにゴミクラスってことさ」
「そーだ。Gクラスの奴は属性が一つしかない上に、その一つの属性すらほとんど使えない。まぁよーするに自分より下のヤツらを作ることによって、上にいる我々が安心出来るようにするためだけに、この光栄な学園に入学を許されたのだよ」
「そーか、それじゃ」
「お、おい!」
シューは引き留めようとする2人を無視して、自分の教室へ向かうのだった。
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