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第24章 オチャルフ要塞決戦編(後)
第8話 帝国野戦司令部直撃
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・・8・・
同日
トルポッサ・帝国軍南部方面軍集団前線司令部
「サンクティアペテルブルク方面は完全に失陥。周辺には最低でも一個軍の存在を確認し、さらには統合軍北部方面軍がサンクティアペテルブルク方面の一個軍と連動して南北連絡線を構築中。このままでは我が帝国軍は一個軍から二個軍が包囲されることになります。また、統合軍南北方面軍は攻勢予兆が強くなり、間違いなく攻勢に出てくるかと思われます」
「クソッタレが!! 統合軍にしてやられたっっ!!」
人類諸国統合軍がサンクティアペテルブルク強襲上陸作戦を成功させ第二の戦線を構築したばかりだけでなく、包囲環形成に出ようとしていたことで帝国軍は大混乱に陥っていた。その報告をオットーより受けたことで、リシュカは強く悪態をつく。
「連中が上陸作戦を行う予兆は見えていた。問題は地点がまるで別ってとこだよ。ちくしょう、情報が全然違っていた。読めなかったからと情報機関のソレを信用した私も私だけど、最悪な仕事をしやがって」
「起きてしまったからには仕方ありません。統合軍は実現性の低い賭けよりも、余程実現性の高い作戦としてサンクティアペテルブルクを選んだのでしょう。統合軍の参謀本部は我々にこれだけ押し返されても理性は残していたようで」
「完全に読み合い負けだよ。そのせいで司令部はこのザマだし、第二戦線は形成されるし、その戦線によって私達は二個軍が包囲されることになりかねなくなってる。予備兵力はまだあるけれど、予備兵力を蓄えていた統合軍の攻勢が強まっている中では援軍も送りにくい。連中が次に何を仕掛けてくるか分かったもんじゃないし」
「となると、北部方面の二個軍は……」
「シェーコフ大将がどうするか知らないけど、最悪大多数を残す為に見捨てるだろうね」
「…………」
リシュカがあっさりと言い放ち、オットーは閉口する。
オットーも頭では分かっているから反論しなかった。二個軍集団はここまで押し込んでも練度低下をほぼ食い止めている統合軍の攻勢を、いよいよ練度低下が見え始めた軍で受け止めなければならない。数だけでいえば自分達が優勢だが、統合軍は火力に優れている。となれば現有戦力での主戦線の維持は必須であり、第二戦線へ充てられる兵力にも限度がある。だからオットーは二個軍集団の為に二個軍が犠牲になることは理解していた。
対して、リシュカは悪態こそつき不機嫌になっているものの、冷静に思考回路を動かしていた。
(あいつの考えもあるんだろうね。随分距離の浅い仁川を行ったと考えれば理屈は合う。帝都に近いアルハリンリスクへ強襲上陸するより、サンクティアペテルブルクなら距離も近く海上交通の要衝だから補給物資の往来は比較的容易。しかも北西部という土地すがら中央より皇帝に対する忠誠心も低い。全くクソッタレだけど、妙手を考えたじゃないの……。私はまだやりようがあると思うから強い危機感までは抱かないけど、参謀本部に司令部自体が優勢から一転してこのザマだからダメになってる。早く回復させないと、大変なことになるね……)
リシュカの予想は概ね的中していた。
アカツキにしても彼の所属の一つである参謀本部にしても、元々アルハリンリスクへの強襲上陸作戦など考えていなかった。陽動として偽の情報こそ流していたが、彼等の選択肢は距離も近い上に現実的な第二戦線の構築。密度の薄い北西部から帝国北部方面軍集団へ圧力をかけるというものだ。
現に帝国軍はサンクティアペテルブルク強襲上陸作戦を予期出来ず、リシュカのいうような大混乱という有様。将兵の士気は途端に低下し、一気に不利な戦況に立たされていたのである。
とはいえ、帝国軍とて無策ではない。リシュカと同じように、シェーコフは二個軍は切り捨てても統合軍の攻勢を受け止めるつもりであり、この攻勢を受け止めれば帝国軍より予備兵力の少ない統合軍の意気を挫こうとしていた。
「オットー、司令本部に行くよ。一応、当面の応急策は早めに命令しておいたけれど司令部も参謀本部も頼りなさすぎる。悔しいし腹も立つけど参謀本部と司令部は統合軍のそれより劣るのは明らかだからね。頭の練度に至るまで、私達は劣ってるでしょ」
「仰る通りです。統合軍が去年の一二の月からずっと後退に後退を重ねても決定的な戦線の破綻をしなかった点からも確かです。間違いなく、あちらの方が何段も上でしょうね」
「これもあのクソ英雄の采配か……。いや、参謀本部そのものにマーチスもだね……。ああちくしょう、腹しか立たない」
「リシュカ閣下が一声上げれば変わるはずです」
「だといいけどね」
リシュカは灰皿にタバコを押し付けて自らの軍務室から参謀本部のある近くの建物へと向かう。
外に出ると、戦場と化していたトルポッサは応急建築で司令部機能を整えた建物や天幕が広がっている。忙しなく将兵が動いているが、サンクティアペテルブルク強襲上陸作戦前のような精彩を欠いていた。
その様子をリシュカは小さく舌打ちしながら見ると、目的地へと歩く。
その時だった。
「おい、あの空にあるのはなんだ?」
一人の兵士の呟きだった。
リシュカはふと同じ方向を見上げる。空に小さな点が百近く。いや、百以上はあるだろうか。
「なによ、あれ…………、まずいっっっっ!!」
リシュカが血相を変える。小さな点はすぐに大きくなったからだ。
彼女は確信する。あれは何かの飛来物。転生前の知識から引っ張り出せば瞬時に答えは出た。
ミサイルだ!! と。
「オットー!! 魔法障壁全力展開!!」
「は……? …………了解!!」
だがもう遅かった。
その正体はL3ロケット。これまでのL2よりずっと速い。
もし帝国軍にエイジスのようなレーダー探知をするような存在がいればもっと早くに気付いただろう。予防策は無理としても、魔法障壁を予め展開しておくことで被害を小さくする事は出来ただろう。
しかし、帝国軍にエイジスはいない。レーダー探知機もない。あるのは目視観測と、個人の魔力探知だけ。
リシュカとオットーは魔法障壁を急速展開させる。目の前には大量のロケット。
(しまった)
彼女は魔法障壁を展開しながら悟る。これの威力がどれほどか分からないけれど、もしかしたらと思う。
同時に。
(あれは? 空高く飛ぶ、あれの目標は?)
落下してくるL3ロケットよりずっと、ずっと高い空に飛翔する小さな点。
一瞬だけ正体は何かと疑うが、構っている暇など無かった。
次の瞬間には、リシュカやオットーがいる周辺にはL3ロケットが着弾し爆発系魔法による爆発を起こしたのだから。
同日
トルポッサ・帝国軍南部方面軍集団前線司令部
「サンクティアペテルブルク方面は完全に失陥。周辺には最低でも一個軍の存在を確認し、さらには統合軍北部方面軍がサンクティアペテルブルク方面の一個軍と連動して南北連絡線を構築中。このままでは我が帝国軍は一個軍から二個軍が包囲されることになります。また、統合軍南北方面軍は攻勢予兆が強くなり、間違いなく攻勢に出てくるかと思われます」
「クソッタレが!! 統合軍にしてやられたっっ!!」
人類諸国統合軍がサンクティアペテルブルク強襲上陸作戦を成功させ第二の戦線を構築したばかりだけでなく、包囲環形成に出ようとしていたことで帝国軍は大混乱に陥っていた。その報告をオットーより受けたことで、リシュカは強く悪態をつく。
「連中が上陸作戦を行う予兆は見えていた。問題は地点がまるで別ってとこだよ。ちくしょう、情報が全然違っていた。読めなかったからと情報機関のソレを信用した私も私だけど、最悪な仕事をしやがって」
「起きてしまったからには仕方ありません。統合軍は実現性の低い賭けよりも、余程実現性の高い作戦としてサンクティアペテルブルクを選んだのでしょう。統合軍の参謀本部は我々にこれだけ押し返されても理性は残していたようで」
「完全に読み合い負けだよ。そのせいで司令部はこのザマだし、第二戦線は形成されるし、その戦線によって私達は二個軍が包囲されることになりかねなくなってる。予備兵力はまだあるけれど、予備兵力を蓄えていた統合軍の攻勢が強まっている中では援軍も送りにくい。連中が次に何を仕掛けてくるか分かったもんじゃないし」
「となると、北部方面の二個軍は……」
「シェーコフ大将がどうするか知らないけど、最悪大多数を残す為に見捨てるだろうね」
「…………」
リシュカがあっさりと言い放ち、オットーは閉口する。
オットーも頭では分かっているから反論しなかった。二個軍集団はここまで押し込んでも練度低下をほぼ食い止めている統合軍の攻勢を、いよいよ練度低下が見え始めた軍で受け止めなければならない。数だけでいえば自分達が優勢だが、統合軍は火力に優れている。となれば現有戦力での主戦線の維持は必須であり、第二戦線へ充てられる兵力にも限度がある。だからオットーは二個軍集団の為に二個軍が犠牲になることは理解していた。
対して、リシュカは悪態こそつき不機嫌になっているものの、冷静に思考回路を動かしていた。
(あいつの考えもあるんだろうね。随分距離の浅い仁川を行ったと考えれば理屈は合う。帝都に近いアルハリンリスクへ強襲上陸するより、サンクティアペテルブルクなら距離も近く海上交通の要衝だから補給物資の往来は比較的容易。しかも北西部という土地すがら中央より皇帝に対する忠誠心も低い。全くクソッタレだけど、妙手を考えたじゃないの……。私はまだやりようがあると思うから強い危機感までは抱かないけど、参謀本部に司令部自体が優勢から一転してこのザマだからダメになってる。早く回復させないと、大変なことになるね……)
リシュカの予想は概ね的中していた。
アカツキにしても彼の所属の一つである参謀本部にしても、元々アルハリンリスクへの強襲上陸作戦など考えていなかった。陽動として偽の情報こそ流していたが、彼等の選択肢は距離も近い上に現実的な第二戦線の構築。密度の薄い北西部から帝国北部方面軍集団へ圧力をかけるというものだ。
現に帝国軍はサンクティアペテルブルク強襲上陸作戦を予期出来ず、リシュカのいうような大混乱という有様。将兵の士気は途端に低下し、一気に不利な戦況に立たされていたのである。
とはいえ、帝国軍とて無策ではない。リシュカと同じように、シェーコフは二個軍は切り捨てても統合軍の攻勢を受け止めるつもりであり、この攻勢を受け止めれば帝国軍より予備兵力の少ない統合軍の意気を挫こうとしていた。
「オットー、司令本部に行くよ。一応、当面の応急策は早めに命令しておいたけれど司令部も参謀本部も頼りなさすぎる。悔しいし腹も立つけど参謀本部と司令部は統合軍のそれより劣るのは明らかだからね。頭の練度に至るまで、私達は劣ってるでしょ」
「仰る通りです。統合軍が去年の一二の月からずっと後退に後退を重ねても決定的な戦線の破綻をしなかった点からも確かです。間違いなく、あちらの方が何段も上でしょうね」
「これもあのクソ英雄の采配か……。いや、参謀本部そのものにマーチスもだね……。ああちくしょう、腹しか立たない」
「リシュカ閣下が一声上げれば変わるはずです」
「だといいけどね」
リシュカは灰皿にタバコを押し付けて自らの軍務室から参謀本部のある近くの建物へと向かう。
外に出ると、戦場と化していたトルポッサは応急建築で司令部機能を整えた建物や天幕が広がっている。忙しなく将兵が動いているが、サンクティアペテルブルク強襲上陸作戦前のような精彩を欠いていた。
その様子をリシュカは小さく舌打ちしながら見ると、目的地へと歩く。
その時だった。
「おい、あの空にあるのはなんだ?」
一人の兵士の呟きだった。
リシュカはふと同じ方向を見上げる。空に小さな点が百近く。いや、百以上はあるだろうか。
「なによ、あれ…………、まずいっっっっ!!」
リシュカが血相を変える。小さな点はすぐに大きくなったからだ。
彼女は確信する。あれは何かの飛来物。転生前の知識から引っ張り出せば瞬時に答えは出た。
ミサイルだ!! と。
「オットー!! 魔法障壁全力展開!!」
「は……? …………了解!!」
だがもう遅かった。
その正体はL3ロケット。これまでのL2よりずっと速い。
もし帝国軍にエイジスのようなレーダー探知をするような存在がいればもっと早くに気付いただろう。予防策は無理としても、魔法障壁を予め展開しておくことで被害を小さくする事は出来ただろう。
しかし、帝国軍にエイジスはいない。レーダー探知機もない。あるのは目視観測と、個人の魔力探知だけ。
リシュカとオットーは魔法障壁を急速展開させる。目の前には大量のロケット。
(しまった)
彼女は魔法障壁を展開しながら悟る。これの威力がどれほどか分からないけれど、もしかしたらと思う。
同時に。
(あれは? 空高く飛ぶ、あれの目標は?)
落下してくるL3ロケットよりずっと、ずっと高い空に飛翔する小さな点。
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