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第26章『自覚』
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第26章『自覚』
同じ部屋の中に他人の存在が在る中眠りに就く、そんな状況は士官学校を卒業後の士官初級課程以来で、十八年振りの事に何とも言えない奇妙な感覚を感じつつ、常夜灯のぼんやりとした明かりの中、高根は寝返りを打った。
「高根さん……辛いですか?」
その気配が気になったのだろう、寝台の脇に敷かれた布団に横になっていた凛が身体を起こし、高根へと話し掛ける。
「いや……大丈夫だよ。氷嚢も作ってもらったし、そろそろ薬も効いてくるさ……凛ちゃんももう寝な?」
「はい……辛かったらいつでも起こして下さいね」
「うん、心配してくれて有り難う」
薄明かりの中凛が心配そうにそれでも微笑むのが薄らと見て取れ、高根もそれに返す様に笑みを浮かべる。それから訪れた静寂、聞こえるのは互いの呼吸音と時折立つ衣擦れの音のみ。曹長達を住まわせていた時には階下別室の彼等の気配ですら気になったのに、今は体調不良による疲労か何なのか、他人の気配の在るこの空間が何とも心地良く、その穏やかさに高根は小さく笑みを浮かべて双眸を閉じ、その後少しずつ少しずつ眠りへと落ちて行った。
外は博多には珍しい雪、積もりはしないだろうが何とも良い景色だと目を細め、腕の中に視線を移す。そこには真っ白な猫、安心しきった様に高根の腕に身体を預け、綺麗な金色の目を細めゴロゴログルグルと喉を鳴らしている。その無防備さ可愛らしさに高根もまた目を細め小さな額へとそっと口付ければ、次の瞬間、その猫は見慣れた姿へと変わっていた。
赤面しているのに今迄気が付かなかったのは、先程迄は顔は真っ白な被毛に覆われていたから。それが消え失せた今は素肌は空気に曝され、恥ずかしそうに、それでも離れる事無く身体を高根の胸と腕に預けている。
「ったく……いつ迄経っても照れ屋だな、お前は」
出会った時から変わらない、初々しいその振る舞い。きっと彼女にとってはこれが精一杯で、それでも一生懸命に甘えてくれるその姿に目を細め、小さな顎を緩く掴み口付けた。
一瞬強張る身体、それでも恐る恐る高根の首に細い両腕が絡められ、それを合図に高根の舌は唇を割って侵入し、歯列をゆっくりと舐め上げその更に奥へと侵入する。怯えた様に縮こまる彼女の舌を探し当て、絡めてこちら側へと誘い出し引き入れ、緩く、ゆるく歯を立てる。れと同時に抱き締めていた腕を解き掌と指先を背中と首筋へと這わせれば、びくり、と、身体が大きく跳ねた。喉の奥で小さく啼き身じろぐその様に薄く笑い、唇を解放し今度は首筋に顔を埋めそこに口付け、舌を這わせ緩く吸い上げる。先程よりも大きくなる艶に満ちた声音と震え、それを宥める様に封じ込める様に抱き締め、耳朶に唇を寄せて小さく低く囁いた。
「凛……ずっと……ずっと、ここにいろよ」
次の瞬間、腕の中から気配が消えた。何が、そう思ってソファへと半ば投げ出していた身体を起こせば、少し離れたところに立つ小さな背中。何処に、と立ち上がれば、振り返る事も無く玄関へと向かって歩き出す。
「おい、こんな天気なのに何処に――」
返事は、無い。段々と遠ざかって行く小さな背中、その輪郭が時折ぶれ、人間と猫、それが交互に切り替わる。そして、振り返る事も無く扉を開けて外へと出て行った彼女を追い掛け、高根は靴を履く事も忘れて外へと飛び出した。
「凛!凛!!行くなって、何処にも行くなって言っただろうが!!」
外へと転がり出れば、そこは先程室内から見ていた様子とは一転した猛吹雪。雪が身体へと吹き付け、瞬く間に身体から体温と動きを奪っていく。出て行ったばかりの筈の彼女の姿は何処にも見当たらず、高根は碌に身動きも出来なくなった身体で積もった雪へと膝を突き、声を張り上げた。
「何処にも行くな!ここに、俺の傍にいてくれ……頼むから!凛!!」
額からこめかみへと一筋の冷たさが流れ落ち、その感触に目を開ければ、そこには心配そうな面持ちの凛の姿。
「……凛?」
「はい、私です。魘されてましたけど、大丈夫ですか?」
いなくなってはいなかった――、混乱した頭でそれだけは理解し大きく息を吐けば、凛はその様子に大事は無さそうだと判断したのか、
「氷嚢……殆ど溶けちゃいましたね。新しいの作って来ます」
と、そう言って微笑み、立ち上がろうとした。
「……行くな、ここに、俺の傍にいくてれよ……凛、頼むから」
腕を掴んでそれを制止したのは高根、掴んだ腕を顔へと引き寄せ、凛の細い指先と小さな掌へと自らの頬を摺り寄せる。
「でも、高根さん、頭冷やして熱を下げないと」
「……要らない……お前がいてくれれば、それで良いから……頼むから、傍にいてくれよ」
行くな、傍にいてくれ、頼むから、懇願する様に繰り返し凛の指先へと頬を寄せ続ければ、その様子に凛も根負けしたのだろう、浮かしかけた腰を寝台脇へと下ろし、
「何処にも行きませんよ……私は、ずっとここにいますから……だから、安心して寝て下さい。寝ないといつ迄経っても治りませんよ?」
と、優しく囁く様な声音で高根へと言葉を返す。
「……本当に?」
「はい、約束しますから」
数度のそんな遣り取り、凛が困った様に微笑めばそれを見た高根は漸く安心し、再びゆっくりと眠りへと落ちて行った。
いつもの博多の街並み、そこを凛と二人連れ立って歩く。正確には一人ではなく、高根の肩に一人、そして、凛の胎に、もう一人。肩車をした相手が短く刈り上げた高根の髪を指先で摘まみ引っ張る様子に
「おいおい、ハゲちまうだろ、止めろって」
笑いながらそう言えば、何がおかしいのかきゃっきゃと笑う声が頭上から響いて来る。横を歩く凛はその様子を見上げて目を細めて笑い、重そうな腹へとそっと手を添える。高根は彼女のそんな様子を見て微笑みを返し、何故だか無性に泣きたくなるなと、ふとそんな事を考えた。
「…………!」
目を開ければ見慣れた天井、身体を起こし時計へと目を遣れば、時刻はいつもの起床時間より少しばかり早い頃合い。身体には多少の気怠さは残ってはいるものの、節々の痛みはもうすっかりと消えている、恐らくは熱も平熱近くに下がっているだろう。
右手に何か温かいものを握っている、それに気が付いて視線を向ければ、そこにいたのは高根に手を握られたまま、寝台に伏せて眠っている凛の姿。高根が手を放さなかったから諦めてこのまま様子を見ていてくれたのだろう、掛布団を被って静かな寝息を立てるそ様子に、込み上げるものを堪え切れず顔を歪め、高根は握ったままの小さな手にそっと頬を摺り寄せた。
昨日自らが口走った事。
熱に魘されながら見た夢、その中で叫んだ事。
そして、つい今し方見ていた夢。
もう、自分の気持ちを否定する事も目を背ける事も、出来なかった。
自分が何を、誰を求めているのか、どんな未来を求めているのか。
彼女の幸せを考えれば、碌な人生を歩んで来なかった、そしてこれからも公人としての責務が最優で、その上親子程も歳の離れた自分が凛と共に歩む未来を望んで良いという事は無いだろう。彼女の幸せを考えるのであれば、当初の予定通り彼女の独り立ちを見送るのが保護者たる自分の責務なのだろう。
それでも、自覚したばかりのこの気持ちだけは大切に温めていても許して欲しい、高根は胸中で誰にともなくそう請いながら、眦から流れ落ちた一筋が布団へと落ち染み込んで行くのを無言のまま見詰めていた。
同じ部屋の中に他人の存在が在る中眠りに就く、そんな状況は士官学校を卒業後の士官初級課程以来で、十八年振りの事に何とも言えない奇妙な感覚を感じつつ、常夜灯のぼんやりとした明かりの中、高根は寝返りを打った。
「高根さん……辛いですか?」
その気配が気になったのだろう、寝台の脇に敷かれた布団に横になっていた凛が身体を起こし、高根へと話し掛ける。
「いや……大丈夫だよ。氷嚢も作ってもらったし、そろそろ薬も効いてくるさ……凛ちゃんももう寝な?」
「はい……辛かったらいつでも起こして下さいね」
「うん、心配してくれて有り難う」
薄明かりの中凛が心配そうにそれでも微笑むのが薄らと見て取れ、高根もそれに返す様に笑みを浮かべる。それから訪れた静寂、聞こえるのは互いの呼吸音と時折立つ衣擦れの音のみ。曹長達を住まわせていた時には階下別室の彼等の気配ですら気になったのに、今は体調不良による疲労か何なのか、他人の気配の在るこの空間が何とも心地良く、その穏やかさに高根は小さく笑みを浮かべて双眸を閉じ、その後少しずつ少しずつ眠りへと落ちて行った。
外は博多には珍しい雪、積もりはしないだろうが何とも良い景色だと目を細め、腕の中に視線を移す。そこには真っ白な猫、安心しきった様に高根の腕に身体を預け、綺麗な金色の目を細めゴロゴログルグルと喉を鳴らしている。その無防備さ可愛らしさに高根もまた目を細め小さな額へとそっと口付ければ、次の瞬間、その猫は見慣れた姿へと変わっていた。
赤面しているのに今迄気が付かなかったのは、先程迄は顔は真っ白な被毛に覆われていたから。それが消え失せた今は素肌は空気に曝され、恥ずかしそうに、それでも離れる事無く身体を高根の胸と腕に預けている。
「ったく……いつ迄経っても照れ屋だな、お前は」
出会った時から変わらない、初々しいその振る舞い。きっと彼女にとってはこれが精一杯で、それでも一生懸命に甘えてくれるその姿に目を細め、小さな顎を緩く掴み口付けた。
一瞬強張る身体、それでも恐る恐る高根の首に細い両腕が絡められ、それを合図に高根の舌は唇を割って侵入し、歯列をゆっくりと舐め上げその更に奥へと侵入する。怯えた様に縮こまる彼女の舌を探し当て、絡めてこちら側へと誘い出し引き入れ、緩く、ゆるく歯を立てる。れと同時に抱き締めていた腕を解き掌と指先を背中と首筋へと這わせれば、びくり、と、身体が大きく跳ねた。喉の奥で小さく啼き身じろぐその様に薄く笑い、唇を解放し今度は首筋に顔を埋めそこに口付け、舌を這わせ緩く吸い上げる。先程よりも大きくなる艶に満ちた声音と震え、それを宥める様に封じ込める様に抱き締め、耳朶に唇を寄せて小さく低く囁いた。
「凛……ずっと……ずっと、ここにいろよ」
次の瞬間、腕の中から気配が消えた。何が、そう思ってソファへと半ば投げ出していた身体を起こせば、少し離れたところに立つ小さな背中。何処に、と立ち上がれば、振り返る事も無く玄関へと向かって歩き出す。
「おい、こんな天気なのに何処に――」
返事は、無い。段々と遠ざかって行く小さな背中、その輪郭が時折ぶれ、人間と猫、それが交互に切り替わる。そして、振り返る事も無く扉を開けて外へと出て行った彼女を追い掛け、高根は靴を履く事も忘れて外へと飛び出した。
「凛!凛!!行くなって、何処にも行くなって言っただろうが!!」
外へと転がり出れば、そこは先程室内から見ていた様子とは一転した猛吹雪。雪が身体へと吹き付け、瞬く間に身体から体温と動きを奪っていく。出て行ったばかりの筈の彼女の姿は何処にも見当たらず、高根は碌に身動きも出来なくなった身体で積もった雪へと膝を突き、声を張り上げた。
「何処にも行くな!ここに、俺の傍にいてくれ……頼むから!凛!!」
額からこめかみへと一筋の冷たさが流れ落ち、その感触に目を開ければ、そこには心配そうな面持ちの凛の姿。
「……凛?」
「はい、私です。魘されてましたけど、大丈夫ですか?」
いなくなってはいなかった――、混乱した頭でそれだけは理解し大きく息を吐けば、凛はその様子に大事は無さそうだと判断したのか、
「氷嚢……殆ど溶けちゃいましたね。新しいの作って来ます」
と、そう言って微笑み、立ち上がろうとした。
「……行くな、ここに、俺の傍にいくてれよ……凛、頼むから」
腕を掴んでそれを制止したのは高根、掴んだ腕を顔へと引き寄せ、凛の細い指先と小さな掌へと自らの頬を摺り寄せる。
「でも、高根さん、頭冷やして熱を下げないと」
「……要らない……お前がいてくれれば、それで良いから……頼むから、傍にいてくれよ」
行くな、傍にいてくれ、頼むから、懇願する様に繰り返し凛の指先へと頬を寄せ続ければ、その様子に凛も根負けしたのだろう、浮かしかけた腰を寝台脇へと下ろし、
「何処にも行きませんよ……私は、ずっとここにいますから……だから、安心して寝て下さい。寝ないといつ迄経っても治りませんよ?」
と、優しく囁く様な声音で高根へと言葉を返す。
「……本当に?」
「はい、約束しますから」
数度のそんな遣り取り、凛が困った様に微笑めばそれを見た高根は漸く安心し、再びゆっくりと眠りへと落ちて行った。
いつもの博多の街並み、そこを凛と二人連れ立って歩く。正確には一人ではなく、高根の肩に一人、そして、凛の胎に、もう一人。肩車をした相手が短く刈り上げた高根の髪を指先で摘まみ引っ張る様子に
「おいおい、ハゲちまうだろ、止めろって」
笑いながらそう言えば、何がおかしいのかきゃっきゃと笑う声が頭上から響いて来る。横を歩く凛はその様子を見上げて目を細めて笑い、重そうな腹へとそっと手を添える。高根は彼女のそんな様子を見て微笑みを返し、何故だか無性に泣きたくなるなと、ふとそんな事を考えた。
「…………!」
目を開ければ見慣れた天井、身体を起こし時計へと目を遣れば、時刻はいつもの起床時間より少しばかり早い頃合い。身体には多少の気怠さは残ってはいるものの、節々の痛みはもうすっかりと消えている、恐らくは熱も平熱近くに下がっているだろう。
右手に何か温かいものを握っている、それに気が付いて視線を向ければ、そこにいたのは高根に手を握られたまま、寝台に伏せて眠っている凛の姿。高根が手を放さなかったから諦めてこのまま様子を見ていてくれたのだろう、掛布団を被って静かな寝息を立てるそ様子に、込み上げるものを堪え切れず顔を歪め、高根は握ったままの小さな手にそっと頬を摺り寄せた。
昨日自らが口走った事。
熱に魘されながら見た夢、その中で叫んだ事。
そして、つい今し方見ていた夢。
もう、自分の気持ちを否定する事も目を背ける事も、出来なかった。
自分が何を、誰を求めているのか、どんな未来を求めているのか。
彼女の幸せを考えれば、碌な人生を歩んで来なかった、そしてこれからも公人としての責務が最優で、その上親子程も歳の離れた自分が凛と共に歩む未来を望んで良いという事は無いだろう。彼女の幸せを考えるのであれば、当初の予定通り彼女の独り立ちを見送るのが保護者たる自分の責務なのだろう。
それでも、自覚したばかりのこの気持ちだけは大切に温めていても許して欲しい、高根は胸中で誰にともなくそう請いながら、眦から流れ落ちた一筋が布団へと落ち染み込んで行くのを無言のまま見詰めていた。
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