宇宙より愛～コンタクト～

ヨーロッパ人・アジア人・アフリカ人と会う

「ヨーロッパ人・アジア人・アフリカ人と会う」

　一九八四年十二月二十六日正午、十二時のサイレンを聞く。空は雲一面に曇り、地面は小雨上がりのように濡れている。 私は五番町交差点、南角に立って居り、他の人も多くが信号待ちしていた。と、強い耳鳴りが起きると、西の空より、UFOが一機私のほうへ来る、と、強い光(金色)が私の右手にスポットすると、其の光の帯びに私の体がフワアーと浮いて吸い込まれる。
その状況を、他のおおぜいの人が見てびっくりしていた。
　気がつくと、私は機械ベッドに寝かされて、何か検査を受けていた。その機械の感触は生々しくおぼえている。その機械のそばに三人の女がいる。検査がすんで別の部屋に移される。其の部屋は、地球の家の部屋とは変わらないが、装飾品が大変に変わっていた、なにやらおもしろく派手な色彩に焚けている。
　すぐ傍の、髪の赤い女に、私は「パパさんは?」と、 たずねると、横の女がビックリしたように「そんな事ありえない」と、くすくすと笑う。
よく聞いてみると、皆サイボーグで体・全体が機械だという。その機械ベッドで皆の体を調整すると教えられた。
　おもしろい事に、窓の外で子供が三・四人たわむれている。その子供達は、世界の子供たちが集まっているようにそれぞれの風体がおもしろいのだ、ヨーロッパ人、 アジア人、アフリカ人といろいろである。
　しばらくして、ママさんタイプの(髪の赤い)女が私のところへきて、そおうっと私の体を愛撫するのである。 ムードに乗り、事が進むと、突然、女が裸になるのだ。 女の体全体に、面白いデザインが、カラーで描かれているのだ。
　薄赤、薄緑、薄ピンク、薄グリーンでリング状(組長く丸い)に描かれているデザインに夢中になり見とれた。 
　その部屋にいたとき、テレビのような物から男の声で、「今、西ヨーロッパ付近を攻撃した。地球人は力がつくとすぐに、王になりたがる、王の数が増えると判断に困るから、悪王を抹殺する」と放送していたのを記憶する。 しばらくして、女が元の家に送るという。気がつくと、時計は午前五時七分、私は自宅の床にいた。 なお、自分の服、下着、すべて、きちんと機械ベッドの下にあったのを記憶している。 

(当時四十歳)