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剣士の章
141.構図
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名残惜しそうにアルトから離れるリティア。もう泣いてはいなかった。
「ご、ごめんねアルト……ずっと抱きついちゃって……」
「い、いや、俺の方こそ……なかなか離さなくてごめん………」
腕の中からリティアの温もりが消え、アルトもまた寂しい気持ちになる。出来る事ならもうしばらくリティアを抱きしめていたかった。
そんなアルトとリティアは、お互い見つめ合う。リティアの頬はほんのりと桜色に染まり、アルトもそんなリティアから目が離せない。
二人とも、相手に対して恋心を抱いているのだと初めて自覚した。相手の事が愛おしくて仕方ないのだ。
「ねえねえエルマーちゃん!あの二人、完全に恋に落ちてるよね!」
「し、知りませんよ!わたしだって恋愛の経験なんて無いんだから!」
エルマーが恋心を抱いているのはミミリにだが、もしかして普段ミミリを見つめるわたしは、今のアルトとリティアの様な顔をしているのだろうか?もしもそうなら、二人が恋に落ちている事に気付いたミミリは、わたしのミミリに対するこの気持ちにも気付いている?そう考えて思わず頬を染めるエルマー。
その時、玉座の間の扉を叩く音が部屋の中に響き渡った。その瞬間、アルト達が全員身構える。
「誰だろ………結構大人数の気配するよ?」
「うん。強い魔力も感じる」
「これは……確か此処に来る途中に感じた魔力ですね」
「あの白い服着てた人達か」
もしかして報復にでも来たのだろうか。エルマーの推測が正しければ、あの白い服の者達は『攻撃魔法研究所』の所員で、バラクーダの元部下達。バラクーダを倒したこちらに報復に来た可能性もある。
現在のこちらは、アルトが魔王としての力を手に入れ、リティアは無傷で魔力もたっぷり残っている。ミミリもほぼ無傷だし、戦えないのは魔力を使い果たしたエルマーだけ。
「戦いになっても勝てるけど……」
「うん。出来れば戦いたくないよね……」
これから勇者と戦わなければならないのに、同族同士で争っている暇など無い。とは言え、向かって来るなら撃退しなければならないのも事実。
「はいどうぞ!」
リティアが扉に向かって返事をする。少し距離があるので頑張って大きな声で返事をしたのだが、普段あまり大きな声を出さないので照れてしまった。そんなリティアの仕草を見て、アルトの口端が緩む。
大丈夫だ、誰が来ても、どんな状況でも必ずリティアを守り抜く。リティアに嫌な思いなど絶対にさせない。アルトが内心でそう決意していると、扉が開いた。そして案の定、白い服を来た研究員達がぞろぞろと部屋の中に入って来る。その数は二十人は居るだろうか。
更にその後ろからは、リティア達も良く知る城内のメイド達も入って来る。そのメイド達に混ざって、同じ白い研究服だが、襟元だけ水色の研究服に身を包んだ者達も入って来た。
「あれは……っ!」
その研究服を見て驚きの声を上げたのはリティアだった。あの研究服はかつて、父と母が着ていた研究服。つまりあの者達は『生活魔法研究所』の所員達だ。
バラクーダによって配置された攻撃魔法研究所の所員達、城内で働くメイド達、そしてかつての父の部下である生活魔法研究所の所員達。一体彼、彼女らが連立って何の用なのだろうか。
アルト達が様子を見て身構えていると、部屋に入って来た者達は全員膝を折り、アルト達に頭を下げた。
「新魔王アルト様、この度はおめでとうございます」
『おめでとうございます』
代表格の男が口上を述べると、他の皆が続いて祝辞を述べる。いきなりの事で面食らってしまったアルト達は、互いの顔を見合わせた。
「えーと……それを言いにわざわざ?」
「はい。本来こういう事を言ってはいけないのですが……前魔王クレイと我々の元上司であるバラクーダ、この二人の危険思考には強い危機感を抱いておりました。この魔王城を勇者との決戦の場にするなど、とんでもない事。それは即ち勇者一行を魔族領の奥深くまで立ち入れさせる事になります。かの勇者がどんな人物なのか分からない以上、そんな事をすれば魔族領に甚大な被害が出かねない」
代表格の男はバラクーダの後任で、現在の攻撃魔法研究所の所長なのだという。そんな彼の口からバラクーダ、クレイ両名の批判を聞き、再び顔を見合わせるアルト達。
「貴方達現在の研究員と、バラクーダの考えは真逆だったって事ですか?」
「左様でございます。我々にも当然家族が居ます。その家族を危険に晒す行為など到底容認出来るものではありません」
元所長と研究員の間に随分と温度差があったのだと初めて知ったアルト達。そうとは知らずにまさか報復に来たのかなどと思ってしまった自分達を密かに恥じた。
結局、誰だって大事なものは同じなのだ。家族だったり愛しい誰かだったり掛け替えのない者だったり。
クレイやバラクーダには、そういう存在が居なかった。それ故に自分絶対主義者になってしまい、己の野望を叶える為に邁進してしまった。その後ろからは誰も着いて来ていない事など知る由もなく、何処までも野望に向かって突き進んでしまった。
「えっと……その制服って父と母の……」
リティアが声を掛けたのは、襟元が青い研究服を着ている者達。少し年配の男性がリティアを見て、懐かしそうに目を細めた。
「お久しぶりですリティア様。貴方がまだ小さかった頃に、お父上とお母上がよく研究所に貴女を連れて来ておりました。大きくなりましたなぁ……」
不意にリティアの瞳から涙が零れ落ちた。記憶の奥底で眠っていた記憶。大好きな父と母に連れられて、二人の職場に何度も行った。その横には兄のクレイも居て、両親はよく子供達を皆に紹介していた。そんな小さな幸せが確かにあったのだ。
「はい……お変わりなくて何よりです……」
正直、目の前の男性の事を覚えている訳ではない。それでも自分の事を覚えていてくれたこの人に、声を掛けたかった。あの頃の小さな女の子はこんなにも大きくなったのだと、よく見て欲しかった。
「我々は今でも貴女のお父上、お母上を尊敬しております。今日この場に参上したのは、是非ともリティア様や魔王様の手助けがしたいが為です」
手助けと聞き、アルト達は皆の話を聞いた。それによると、リティアの父であるレイゼルは、『原始の森』の横に広がる広大な平原『アルファーム平原』で勇者を待ち受けるつもりだったらしいと説明され、リティアは嬉しい気持ちになった。あの優しい父は魔族の事を思って、領民に一切被害の出ない選択をしていたのだ。
そしてクレイやバラクーダを倒したアルトやリティア達ならば、必ずレイゼルと同じ選択をする筈だ。だからアルファーム平原まで一緒に着いて行って、色々と手助けがしたいのだと説明された。その説明を聞き、アルト達はまた顔を見合わせる。
「でも……それだとみんなにも危険が」
「我々とて伊達に攻撃魔法研究所で働いている訳ではありません。それに魔族であればメイド達やそちらの生活魔法研究所の方々でも、攻撃魔法の一つ二つは使えます。自分の身ぐらい自分で守れますゆえ」
もちろん勇者一行相手を想定しての発言ではなく、勇者側も人数を揃えて来るかもしれないと考えての発言だった。
そしてアルトには、確かに心当たりがあった。勇者一行がセリナをウルスス村まで迎えに来た時は遠征で近くまで来ていたそうだが、確かにあの時は勇者一行以外に兵士が何人も居た。となれば、今回の魔王討伐戦にはより多くの兵士を連れて来る可能性がある。それに対してこちらが四人だけで赴けば、あまりにも多勢に無勢。無駄な殺生もしなければならないし、勇者一行と戦う前に疲弊しては勝てるものも勝てなくなる。
つもり勇者側が兵士を従軍させて来た時に備え、こちらもある程度の戦力を用意しなければならない。そうすれば抑止力になるし、勝負は勇者一行と魔王一行だけで決めようと提案を持ち掛ける事も出来る。
四人で話し合い、研究員やメイド達が着いてくるのを認めるアルト達。この時ついに、勇者一行対魔王一行の戦いの構図が整った瞬間だった。
そしてもちろん、自分達が討伐する魔王がアルトである事など知る由もないセリナと勇者一行だった。
「ご、ごめんねアルト……ずっと抱きついちゃって……」
「い、いや、俺の方こそ……なかなか離さなくてごめん………」
腕の中からリティアの温もりが消え、アルトもまた寂しい気持ちになる。出来る事ならもうしばらくリティアを抱きしめていたかった。
そんなアルトとリティアは、お互い見つめ合う。リティアの頬はほんのりと桜色に染まり、アルトもそんなリティアから目が離せない。
二人とも、相手に対して恋心を抱いているのだと初めて自覚した。相手の事が愛おしくて仕方ないのだ。
「ねえねえエルマーちゃん!あの二人、完全に恋に落ちてるよね!」
「し、知りませんよ!わたしだって恋愛の経験なんて無いんだから!」
エルマーが恋心を抱いているのはミミリにだが、もしかして普段ミミリを見つめるわたしは、今のアルトとリティアの様な顔をしているのだろうか?もしもそうなら、二人が恋に落ちている事に気付いたミミリは、わたしのミミリに対するこの気持ちにも気付いている?そう考えて思わず頬を染めるエルマー。
その時、玉座の間の扉を叩く音が部屋の中に響き渡った。その瞬間、アルト達が全員身構える。
「誰だろ………結構大人数の気配するよ?」
「うん。強い魔力も感じる」
「これは……確か此処に来る途中に感じた魔力ですね」
「あの白い服着てた人達か」
もしかして報復にでも来たのだろうか。エルマーの推測が正しければ、あの白い服の者達は『攻撃魔法研究所』の所員で、バラクーダの元部下達。バラクーダを倒したこちらに報復に来た可能性もある。
現在のこちらは、アルトが魔王としての力を手に入れ、リティアは無傷で魔力もたっぷり残っている。ミミリもほぼ無傷だし、戦えないのは魔力を使い果たしたエルマーだけ。
「戦いになっても勝てるけど……」
「うん。出来れば戦いたくないよね……」
これから勇者と戦わなければならないのに、同族同士で争っている暇など無い。とは言え、向かって来るなら撃退しなければならないのも事実。
「はいどうぞ!」
リティアが扉に向かって返事をする。少し距離があるので頑張って大きな声で返事をしたのだが、普段あまり大きな声を出さないので照れてしまった。そんなリティアの仕草を見て、アルトの口端が緩む。
大丈夫だ、誰が来ても、どんな状況でも必ずリティアを守り抜く。リティアに嫌な思いなど絶対にさせない。アルトが内心でそう決意していると、扉が開いた。そして案の定、白い服を来た研究員達がぞろぞろと部屋の中に入って来る。その数は二十人は居るだろうか。
更にその後ろからは、リティア達も良く知る城内のメイド達も入って来る。そのメイド達に混ざって、同じ白い研究服だが、襟元だけ水色の研究服に身を包んだ者達も入って来た。
「あれは……っ!」
その研究服を見て驚きの声を上げたのはリティアだった。あの研究服はかつて、父と母が着ていた研究服。つまりあの者達は『生活魔法研究所』の所員達だ。
バラクーダによって配置された攻撃魔法研究所の所員達、城内で働くメイド達、そしてかつての父の部下である生活魔法研究所の所員達。一体彼、彼女らが連立って何の用なのだろうか。
アルト達が様子を見て身構えていると、部屋に入って来た者達は全員膝を折り、アルト達に頭を下げた。
「新魔王アルト様、この度はおめでとうございます」
『おめでとうございます』
代表格の男が口上を述べると、他の皆が続いて祝辞を述べる。いきなりの事で面食らってしまったアルト達は、互いの顔を見合わせた。
「えーと……それを言いにわざわざ?」
「はい。本来こういう事を言ってはいけないのですが……前魔王クレイと我々の元上司であるバラクーダ、この二人の危険思考には強い危機感を抱いておりました。この魔王城を勇者との決戦の場にするなど、とんでもない事。それは即ち勇者一行を魔族領の奥深くまで立ち入れさせる事になります。かの勇者がどんな人物なのか分からない以上、そんな事をすれば魔族領に甚大な被害が出かねない」
代表格の男はバラクーダの後任で、現在の攻撃魔法研究所の所長なのだという。そんな彼の口からバラクーダ、クレイ両名の批判を聞き、再び顔を見合わせるアルト達。
「貴方達現在の研究員と、バラクーダの考えは真逆だったって事ですか?」
「左様でございます。我々にも当然家族が居ます。その家族を危険に晒す行為など到底容認出来るものではありません」
元所長と研究員の間に随分と温度差があったのだと初めて知ったアルト達。そうとは知らずにまさか報復に来たのかなどと思ってしまった自分達を密かに恥じた。
結局、誰だって大事なものは同じなのだ。家族だったり愛しい誰かだったり掛け替えのない者だったり。
クレイやバラクーダには、そういう存在が居なかった。それ故に自分絶対主義者になってしまい、己の野望を叶える為に邁進してしまった。その後ろからは誰も着いて来ていない事など知る由もなく、何処までも野望に向かって突き進んでしまった。
「えっと……その制服って父と母の……」
リティアが声を掛けたのは、襟元が青い研究服を着ている者達。少し年配の男性がリティアを見て、懐かしそうに目を細めた。
「お久しぶりですリティア様。貴方がまだ小さかった頃に、お父上とお母上がよく研究所に貴女を連れて来ておりました。大きくなりましたなぁ……」
不意にリティアの瞳から涙が零れ落ちた。記憶の奥底で眠っていた記憶。大好きな父と母に連れられて、二人の職場に何度も行った。その横には兄のクレイも居て、両親はよく子供達を皆に紹介していた。そんな小さな幸せが確かにあったのだ。
「はい……お変わりなくて何よりです……」
正直、目の前の男性の事を覚えている訳ではない。それでも自分の事を覚えていてくれたこの人に、声を掛けたかった。あの頃の小さな女の子はこんなにも大きくなったのだと、よく見て欲しかった。
「我々は今でも貴女のお父上、お母上を尊敬しております。今日この場に参上したのは、是非ともリティア様や魔王様の手助けがしたいが為です」
手助けと聞き、アルト達は皆の話を聞いた。それによると、リティアの父であるレイゼルは、『原始の森』の横に広がる広大な平原『アルファーム平原』で勇者を待ち受けるつもりだったらしいと説明され、リティアは嬉しい気持ちになった。あの優しい父は魔族の事を思って、領民に一切被害の出ない選択をしていたのだ。
そしてクレイやバラクーダを倒したアルトやリティア達ならば、必ずレイゼルと同じ選択をする筈だ。だからアルファーム平原まで一緒に着いて行って、色々と手助けがしたいのだと説明された。その説明を聞き、アルト達はまた顔を見合わせる。
「でも……それだとみんなにも危険が」
「我々とて伊達に攻撃魔法研究所で働いている訳ではありません。それに魔族であればメイド達やそちらの生活魔法研究所の方々でも、攻撃魔法の一つ二つは使えます。自分の身ぐらい自分で守れますゆえ」
もちろん勇者一行相手を想定しての発言ではなく、勇者側も人数を揃えて来るかもしれないと考えての発言だった。
そしてアルトには、確かに心当たりがあった。勇者一行がセリナをウルスス村まで迎えに来た時は遠征で近くまで来ていたそうだが、確かにあの時は勇者一行以外に兵士が何人も居た。となれば、今回の魔王討伐戦にはより多くの兵士を連れて来る可能性がある。それに対してこちらが四人だけで赴けば、あまりにも多勢に無勢。無駄な殺生もしなければならないし、勇者一行と戦う前に疲弊しては勝てるものも勝てなくなる。
つもり勇者側が兵士を従軍させて来た時に備え、こちらもある程度の戦力を用意しなければならない。そうすれば抑止力になるし、勝負は勇者一行と魔王一行だけで決めようと提案を持ち掛ける事も出来る。
四人で話し合い、研究員やメイド達が着いてくるのを認めるアルト達。この時ついに、勇者一行対魔王一行の戦いの構図が整った瞬間だった。
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