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63.そっち系
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「続いて新入生代表挨拶。代表者、主人コウ」
「………」
「新入生代表挨拶。代表者、主人コウ!」
「………はい」
1度目は聞き間違いかと思ってスルーしたが、流石に2度も名前を呼ばれれば聞き間違いとは言えず、内心では大きくため息を吐きながら渋々立ち上がった。
立ち上がったはいいが、1つ大きな問題がある。
それは、新入生代表挨拶として喋ることを全く考えていない、ということだ。
だってさ、前もって新入生代表挨拶を頼むと言われたわけでも、これを読んでくれと原稿を渡されたわけでもないのだよ。
それなのに、急に新入生代表挨拶をしろと言われたら誰だって困るよね?
しかし、返事をしながら立ち上がってしまったからには新入生代表として挨拶をするしかなく、とりあえずは舞台上に上がることにした。
舞台上に上がってからまずしたのはチョウちゃんの反応を見ること。
ニヤニヤしていたらチョウちゃんが仕向けたいたずらだとわかるからだ。
そして、もしニヤニヤしていたら帰ってからのおしおきは最強のおしおきをしないといけなくなるだろう。
しかし、チョウちゃんの方を見るとチョウちゃんは必死になって違うとばかりに首を振っていたので、チョウちゃんではないのだろう。
ならばとリンの方を見たが、リンは苦笑しながら軽く首を傾げていたので、神の仕業かどうかは今のところはわからない、ということだろうか。
それならあとでまた聞けばわかるかもしれないし保留にしておこう。
とりあえず確認したいことは確認出来たので、改めて舞台上から全体を見回すとかなり驚いているナツ先生の表情が見えた。
ナツ先生以外の女性の先生達も驚いたり頷いたりしていたので、とりあえず僕が男子校に入学させられた女子だということは理解してもらえたのだろう。
そう考えると、もしかしたら僕を新入生代表にしたのはヒサコさんかもしれないとも思えてきた。
あとで個別に顔合わせをしようとすると、かなりの時間がかかるだろうけど、こうして舞台上に上がれば1発で全員に顔を覚えてもらえるので悪くない方法ではある。もちろん前もって教えてもらえれば、というところはあるけどね。
なので、もしヒサコさんが仕向けたことだった場合は、軽い文句くらいは言わせてもらおう。
と、いけないいけない。新入生代表挨拶しないとね。なにせ、そのために壇上にあがったのだから。
しかし、ホントに何を話せばいいのだか。
色々と考えて悩んでみたのだけど、やっぱりというか何も思いつかないので、行き当たりばったりでいこう。
「え~と。まず初めに言いたいのは、僕は今日この場で初めて新入生代表として挨拶をしないといけないことを聞いたので、喋ることを何も考えてきていないので素直に思ったことを喋りたいと思います。
選択式の授業に今日の理事長や生徒会の人達のコスプレでの挨拶を見ていたらわかるように、この学校はかなり自由です。
自由だからこそ出来ることは多いと思いますが、自由だからといってなんでもしていいわけでもありません。
他人に迷惑をかけることは当然ダメですし、自由だからこそ結果に対する責任は自分で取らないといけません」
チラッと視線をチョウちゃんに向けると、ビクッとしたチョウちゃんは姿勢を正した。
「しかし、生徒会のあのコスプレは面白くもあるけれど笑いきれないですし、生徒会がもしそっち系の集まりなら生徒会に相談に行くのをためらってしましますね」
なんて生徒会をイジると新入生達からは笑いがおき、舞台袖からは「違う違う!」という生徒会の必死な叫び声が聞こえてきたのでさらに新入生達は笑った。
「あ~。どうやら生徒会はそっち系の集まりではないみたいなので相談に行っても大丈夫ですね。
では最後に、しっかりと学んでしっかりと遊び、今日から始まった3年間という高校生活を大いに楽しもう!
ということで、新入生代表挨拶とさせていただきます」
僕が頭を下げると、みんなが拍手をしてくれたのでホッとしつつ僕は席へと戻ると、
「以上をもちまして入学式を終わります。新入生退場!」
アナウンスのその言葉に新入生達がざわつき出した。
みんなざわついているということは、僕達と同じ退場の方法を聞いてなかったのだろう。
何組かの担任の先生がアナウンスをしていた先生の元にその説明しにいっていた。
「新入生は1組から順番に退場してクラスに戻るように」
言い直されたアナウンスの指示に従って1組から教室へと戻りだしたのだった。
「………」
「新入生代表挨拶。代表者、主人コウ!」
「………はい」
1度目は聞き間違いかと思ってスルーしたが、流石に2度も名前を呼ばれれば聞き間違いとは言えず、内心では大きくため息を吐きながら渋々立ち上がった。
立ち上がったはいいが、1つ大きな問題がある。
それは、新入生代表挨拶として喋ることを全く考えていない、ということだ。
だってさ、前もって新入生代表挨拶を頼むと言われたわけでも、これを読んでくれと原稿を渡されたわけでもないのだよ。
それなのに、急に新入生代表挨拶をしろと言われたら誰だって困るよね?
しかし、返事をしながら立ち上がってしまったからには新入生代表として挨拶をするしかなく、とりあえずは舞台上に上がることにした。
舞台上に上がってからまずしたのはチョウちゃんの反応を見ること。
ニヤニヤしていたらチョウちゃんが仕向けたいたずらだとわかるからだ。
そして、もしニヤニヤしていたら帰ってからのおしおきは最強のおしおきをしないといけなくなるだろう。
しかし、チョウちゃんの方を見るとチョウちゃんは必死になって違うとばかりに首を振っていたので、チョウちゃんではないのだろう。
ならばとリンの方を見たが、リンは苦笑しながら軽く首を傾げていたので、神の仕業かどうかは今のところはわからない、ということだろうか。
それならあとでまた聞けばわかるかもしれないし保留にしておこう。
とりあえず確認したいことは確認出来たので、改めて舞台上から全体を見回すとかなり驚いているナツ先生の表情が見えた。
ナツ先生以外の女性の先生達も驚いたり頷いたりしていたので、とりあえず僕が男子校に入学させられた女子だということは理解してもらえたのだろう。
そう考えると、もしかしたら僕を新入生代表にしたのはヒサコさんかもしれないとも思えてきた。
あとで個別に顔合わせをしようとすると、かなりの時間がかかるだろうけど、こうして舞台上に上がれば1発で全員に顔を覚えてもらえるので悪くない方法ではある。もちろん前もって教えてもらえれば、というところはあるけどね。
なので、もしヒサコさんが仕向けたことだった場合は、軽い文句くらいは言わせてもらおう。
と、いけないいけない。新入生代表挨拶しないとね。なにせ、そのために壇上にあがったのだから。
しかし、ホントに何を話せばいいのだか。
色々と考えて悩んでみたのだけど、やっぱりというか何も思いつかないので、行き当たりばったりでいこう。
「え~と。まず初めに言いたいのは、僕は今日この場で初めて新入生代表として挨拶をしないといけないことを聞いたので、喋ることを何も考えてきていないので素直に思ったことを喋りたいと思います。
選択式の授業に今日の理事長や生徒会の人達のコスプレでの挨拶を見ていたらわかるように、この学校はかなり自由です。
自由だからこそ出来ることは多いと思いますが、自由だからといってなんでもしていいわけでもありません。
他人に迷惑をかけることは当然ダメですし、自由だからこそ結果に対する責任は自分で取らないといけません」
チラッと視線をチョウちゃんに向けると、ビクッとしたチョウちゃんは姿勢を正した。
「しかし、生徒会のあのコスプレは面白くもあるけれど笑いきれないですし、生徒会がもしそっち系の集まりなら生徒会に相談に行くのをためらってしましますね」
なんて生徒会をイジると新入生達からは笑いがおき、舞台袖からは「違う違う!」という生徒会の必死な叫び声が聞こえてきたのでさらに新入生達は笑った。
「あ~。どうやら生徒会はそっち系の集まりではないみたいなので相談に行っても大丈夫ですね。
では最後に、しっかりと学んでしっかりと遊び、今日から始まった3年間という高校生活を大いに楽しもう!
ということで、新入生代表挨拶とさせていただきます」
僕が頭を下げると、みんなが拍手をしてくれたのでホッとしつつ僕は席へと戻ると、
「以上をもちまして入学式を終わります。新入生退場!」
アナウンスのその言葉に新入生達がざわつき出した。
みんなざわついているということは、僕達と同じ退場の方法を聞いてなかったのだろう。
何組かの担任の先生がアナウンスをしていた先生の元にその説明しにいっていた。
「新入生は1組から順番に退場してクラスに戻るように」
言い直されたアナウンスの指示に従って1組から教室へと戻りだしたのだった。
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