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9.考える人
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さて、どうしたものか。
家に帰り、部屋に戻ってきた僕はベッドに飛び込んだ。
「ルイ様。お行儀が悪いですよ」
カレンが小言を言ってくる。
最近のカレンは母さんより母さんらしい。と言いたくなるくらいに小言を言ってくる。
それも全て僕のためだし、逆らおうとは思わないんだけど。
「はい」
返事をしながら僕は起き上がり、ベッドのフチに座って考える人のポーズで考えこむ。
「何を考えてるの、ルイ様?」
オリフィスが僕の顔を覗き込んできた。
「オールラウンダーという僕のクラスについてね」
何でも出来る職業だからといって、全ての職業をしてみようとは思わないので、どの職業を選択するのか考えないといけないよな。
「万能なんだから全ての職業を極めればいいんじゃね?」って。
そんなこと出来るわけないじゃないか。
1つの職業に絞ったところで、一生かかってもその職業の全てをこなせるようになれるとも限らないのに、全ての職業を極めるなんて人生を何十周すれば出来るんだよって話なんだよね。
それに、例え1つの職業を極めて1人で全て出来るようになったからといっても、1人では手が足りないせいで成り立たない職業だってあるんだから、全ての職業を極める意味なんてないんだよ。
「別に極めなくても全てをそこそこ出来るようになっといたほうが色んな状況に対応しやすくなるんじゃね」ね。
確かに全てをそこそこ出来たほうが対応できる状況か増える、というのは間違ってないと思うよ。だけど、それで状況を打開できるか、と聞かれると、やっぱり難しいってことになりかねないんだよね。それに、凡人の僕には全てそこそこすら難しいだろうし。
それに、昔見たアニメでこんなセリフがあった。
『無限の剣を持ったところて究極の1を持った相手には太刀打ち出来ない』
つまり、どんなに色んなクラスが出来るようになったところで、それ1つのクラスを極めた相手には敵わない。
それに、最後はなんでもかんでも器用にこなすより、案外力押しでどうにかするのが1番の解決策、なんてことが多々あったりするんだよね。
だからこそ、習っていくクラスを絞って極めるまではいかなくともそこそこではなく普通まで伸ばす。凡人の僕にとってはそれが1番理想なのだと思うんだ。
「凡人の理想ね~」って。
なんだよ。なにか悪いかよ。
なんて考えていると、扉がノックされた。
「どうぞ」
「失礼します」
そう言って入ってきたのはションゴンとキョウで、2人の手には紅茶やクッキーがあった。
「お茶とお菓子を持ってきました」
「やった!」
子供らしく喜びながらテーブルの方に移動すると、キョウが紅茶とクッキーを僕の前に置いてくれた。
「ありがとう」
「どういたしまして」
笑顔を返してくれたキョウは僕の隣の椅子に座り、カレン達もそれぞれ椅子に座った。もちろんカレン達の前にも紅茶とクッキーはある。
僕1人だけ食べるのはみんなに申し訳ないし寂しいので、
この部屋で食べる時はみんなで食べる。
そう僕が決めた。なので、毎日とはいかないけどたまにこうして僕の部屋でみんなで昼食やお茶会などをしているのだ。
「みんなは僕のオールラウンダーってクラスってどんなのだと思う?」
一応僕の中での方針は決まったのだが、みんなの意見も聞いておきたかった。
「神父さまも見たことのないクラスだと言っていたので、想像がつきません」
「でも、特殊系だろうと言っていたので、スゴいクラスなのでしょう」
キョウがそう言って尊敬の眼差しで僕を見てきた。カレン達も異論はないようで、うんうんと頷いていた。
「でも、誰も知らないクラスだから、ホントにスゴいクラスかどうかはわからないよね」
全てを極めることが出来たらホントにスゴいクラスってなるのだろうけど、僕じゃただの器用貧乏にしかならないだろうし、多分スゴいクラスって感じにはならないと思う。
「そうですね。今、神父さまが調べてくださっていますが、それでもわからないとなると、色々と手探りで調べていくしかないでしょうね」
「そうだよね」
カレンの意見に同意しながらクッキーを一口。
神父さんが調べた結果、なにも情報が出てこなかった場合、オールラウンダーというクラスは前例のないクラスということになる。そうなると当然このクラスにどんな適正があるのか誰もわからないので、僕がオールラウンダーのクラスの適正を操作出来るということになる。そうなった場合は適正がある職業を最大3個ぐらいに絞ってそれに適正があるクラスにしよう。
「なんで最大3個なんだ?」か。
さっき決めた、習っていくクラスを絞って極めなくても普通まで伸ばす、ってのをしようとした時、多分3個のクラスまでなら普通レベルにまで伸ばせると思うから最大3個なんだよ。
あとは、状況なんかをみてどんな職業を適正として選ぶのかを考えないとね。
「それは理解したが、とりあえずの候補ぐらいはあるんだろ?」か。
そうだね。とりあえず考えているのはあるよ。
「それはなんだ?」って。
それは、ヒーラー、だよ。
家に帰り、部屋に戻ってきた僕はベッドに飛び込んだ。
「ルイ様。お行儀が悪いですよ」
カレンが小言を言ってくる。
最近のカレンは母さんより母さんらしい。と言いたくなるくらいに小言を言ってくる。
それも全て僕のためだし、逆らおうとは思わないんだけど。
「はい」
返事をしながら僕は起き上がり、ベッドのフチに座って考える人のポーズで考えこむ。
「何を考えてるの、ルイ様?」
オリフィスが僕の顔を覗き込んできた。
「オールラウンダーという僕のクラスについてね」
何でも出来る職業だからといって、全ての職業をしてみようとは思わないので、どの職業を選択するのか考えないといけないよな。
「万能なんだから全ての職業を極めればいいんじゃね?」って。
そんなこと出来るわけないじゃないか。
1つの職業に絞ったところで、一生かかってもその職業の全てをこなせるようになれるとも限らないのに、全ての職業を極めるなんて人生を何十周すれば出来るんだよって話なんだよね。
それに、例え1つの職業を極めて1人で全て出来るようになったからといっても、1人では手が足りないせいで成り立たない職業だってあるんだから、全ての職業を極める意味なんてないんだよ。
「別に極めなくても全てをそこそこ出来るようになっといたほうが色んな状況に対応しやすくなるんじゃね」ね。
確かに全てをそこそこ出来たほうが対応できる状況か増える、というのは間違ってないと思うよ。だけど、それで状況を打開できるか、と聞かれると、やっぱり難しいってことになりかねないんだよね。それに、凡人の僕には全てそこそこすら難しいだろうし。
それに、昔見たアニメでこんなセリフがあった。
『無限の剣を持ったところて究極の1を持った相手には太刀打ち出来ない』
つまり、どんなに色んなクラスが出来るようになったところで、それ1つのクラスを極めた相手には敵わない。
それに、最後はなんでもかんでも器用にこなすより、案外力押しでどうにかするのが1番の解決策、なんてことが多々あったりするんだよね。
だからこそ、習っていくクラスを絞って極めるまではいかなくともそこそこではなく普通まで伸ばす。凡人の僕にとってはそれが1番理想なのだと思うんだ。
「凡人の理想ね~」って。
なんだよ。なにか悪いかよ。
なんて考えていると、扉がノックされた。
「どうぞ」
「失礼します」
そう言って入ってきたのはションゴンとキョウで、2人の手には紅茶やクッキーがあった。
「お茶とお菓子を持ってきました」
「やった!」
子供らしく喜びながらテーブルの方に移動すると、キョウが紅茶とクッキーを僕の前に置いてくれた。
「ありがとう」
「どういたしまして」
笑顔を返してくれたキョウは僕の隣の椅子に座り、カレン達もそれぞれ椅子に座った。もちろんカレン達の前にも紅茶とクッキーはある。
僕1人だけ食べるのはみんなに申し訳ないし寂しいので、
この部屋で食べる時はみんなで食べる。
そう僕が決めた。なので、毎日とはいかないけどたまにこうして僕の部屋でみんなで昼食やお茶会などをしているのだ。
「みんなは僕のオールラウンダーってクラスってどんなのだと思う?」
一応僕の中での方針は決まったのだが、みんなの意見も聞いておきたかった。
「神父さまも見たことのないクラスだと言っていたので、想像がつきません」
「でも、特殊系だろうと言っていたので、スゴいクラスなのでしょう」
キョウがそう言って尊敬の眼差しで僕を見てきた。カレン達も異論はないようで、うんうんと頷いていた。
「でも、誰も知らないクラスだから、ホントにスゴいクラスかどうかはわからないよね」
全てを極めることが出来たらホントにスゴいクラスってなるのだろうけど、僕じゃただの器用貧乏にしかならないだろうし、多分スゴいクラスって感じにはならないと思う。
「そうですね。今、神父さまが調べてくださっていますが、それでもわからないとなると、色々と手探りで調べていくしかないでしょうね」
「そうだよね」
カレンの意見に同意しながらクッキーを一口。
神父さんが調べた結果、なにも情報が出てこなかった場合、オールラウンダーというクラスは前例のないクラスということになる。そうなると当然このクラスにどんな適正があるのか誰もわからないので、僕がオールラウンダーのクラスの適正を操作出来るということになる。そうなった場合は適正がある職業を最大3個ぐらいに絞ってそれに適正があるクラスにしよう。
「なんで最大3個なんだ?」か。
さっき決めた、習っていくクラスを絞って極めなくても普通まで伸ばす、ってのをしようとした時、多分3個のクラスまでなら普通レベルにまで伸ばせると思うから最大3個なんだよ。
あとは、状況なんかをみてどんな職業を適正として選ぶのかを考えないとね。
「それは理解したが、とりあえずの候補ぐらいはあるんだろ?」か。
そうだね。とりあえず考えているのはあるよ。
「それはなんだ?」って。
それは、ヒーラー、だよ。
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