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第10話 「突然の知らせ」
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第10話 「突然の知らせ」
次の日の朝、いつも通り制服に着替えた旭は階段で
リビングまで下りた。
母親と父親のいつもの光景。
朝食を準備して食卓にならべる母親と新聞を
大きく広げて読んでいる父親。
「お母さん、なにか手伝おうか?」旭が忙しそうに動いている母親に声をかけた。
「あら、珍しいwそれじゃ、この魚運んでくれる?」
母親が焼いた鮭をお皿に盛って旭に渡す。
「はーい」いつもの光景だ。しかし暫くして父親がおもむろに言った
「旭、今日は学校が終わったら大切な話があるから早く帰ってこい」
父親は新聞を片付け朝食を食べ始めた
「大切な話?なに?」旭が父に聞いた
「帰ったら話す。早く飯を食って学校にいきなさい」
父親は旭に怒鳴った。
「・・・はーい」旭はご飯を食べ急いで学校へ向かった
その日の夜
夕食時に父親から衝撃的な言葉を聞いた
旭はご飯が喉を通らなかった。部屋に入り一人ベッドの上で
泣いた。
「お前も覚悟しておけ。」そう父親は言った。
「今の高校を卒業するまではとりあえず
お父さんとお母さんだけでおばあちゃんの所にいくから。
旭は学校の寮に入りなさい。この家は売りに出すことにするよ」
「転校・・・」旭は思っても見なかった言葉を両親から聞いて
ショックを受けた・・。そしてまたベットで泣きあかしたのだった
まだ旭が転校することは、茉莉も晴斗も誰も知らない。
つづく
次の日の朝、いつも通り制服に着替えた旭は階段で
リビングまで下りた。
母親と父親のいつもの光景。
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母親が焼いた鮭をお皿に盛って旭に渡す。
「はーい」いつもの光景だ。しかし暫くして父親がおもむろに言った
「旭、今日は学校が終わったら大切な話があるから早く帰ってこい」
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父親は旭に怒鳴った。
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「今の高校を卒業するまではとりあえず
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