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第十八話 「終止符」
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第十八話 「終止符」
次の日、私は紅林君の部屋にいた。
「それで、何の用?」紅林君がベッドに寝転がりながら私に聞いた・・。
「あのね、私と別れて下さい・・・・。」私は勇気を出して紅林君に言った。
「やだよ」紅林君は私を睨みつけながら不気味に笑った。
「・・・・・・・・」私は何も言い返せなくなった・・・。
「お前は俺の玩具だから絶対別れないから」紅林君は不気味に笑った
紅林君の言葉に絶句した・・・・。「そんなことよりベッドにこいよ」
そう言われ抵抗したがすぐにベッドに押し倒されてしまった・・・・
「離して!!お願いだから」私が震えた声を出せば紅林君は興奮すると
喜んだ・・・。結局この日も彼には逆らえなかった・・・。
別れることなんか出来るんだろうか・・と帰るときに思った・・・。
次の日もまた紅林君の部屋に私は来た。
今日こそ別れたい・・・そう思った・・・・
でもいつものように別れ話を流されてしまう・・・。そしてまたベットに無理やり
押し倒されたそのとき、ピーンポーンと玄関のチャイムが鳴った。
「なんだよ。いい所なのに・・・」そう言い面倒臭そうに紅林君は玄関
に向かった・・。
そのあと「何なんだよ!!お前ら一体!!」紅林君の罵声が部屋まで聞こえた。
私は恐怖心で身体が硬直していたがなんとか起き上がった・・・。
誰かがバタバタと入ってきた・・。足音は一人、二人ではない・・
数人の足音が部屋に向かって来ていた・・・。
「お姉ちゃん!大丈夫?」部屋のドアを思い切り開けたのは妹の祭だった・・。
「おい!大丈夫か?」そのあとすぐに部屋に来たのが透
「これは一体なんなんだ!!」そのあとすぐに部屋に駆け込んできたのは
なんと紅林君の両親と担任の緒方先生だった。
そして見知らぬ数人の女の子たちが次々と部屋に転がり込んできた・・・。
「あなた大丈夫?もう平気だから」一人の女の子が茫然としている私に言った。
「和彦!!これはどういうことなのか説明しなさい!!」
紅林君の両親が紅林君に怒鳴っていた。
「親父!!お袋なんで??親戚の家じゃなかったのか??」紅林君はパニック状態になっていた。「これよ!!バーカ!!」
そう言ったのは最初に紅林君の家に来た時に見た女の子だった。
手には盗聴器が握られていた・・・。
これには流石に紅林君も驚いた・・・
「お前が心配でお前の部屋に親戚の家に行く前に盗聴器を仕掛けたんだよ。まさか
お前がこんなことをしていたなんて・・」
紅林君の父親が言った・・・。「今までの会話は全て聞いたからな!!!」
今度は紅林君の父親が息子を睨みつけた・・・・。
私はこうして紅林君と別れることが出来た・・・。
ご両親が息子の部屋に仕掛けた盗聴器のおかげで・・・・・・・
それから見知らぬ女の子たちは今までの紅林君に暴力を受けた被害者たちだった。
妹の祭と透が被害者の女の子たちを探して一緒に連れてきてくれたのだった・・・。
緒方先生も心配してくれたみたいだった・・・。
あの日以来紅林君には会ってなかったけど一か月がたったとき
学校に紅林君がきた・・どうやらあの騒動が学校中に広まり居づらくなったのか
転校することになったらしい・・・その時、最後だからと放課後の
教室に呼び出された。もちろんこの時は祭と透と担任の緒方先生が
一緒にいたのだが・・・・
紅林君はそんなこと気にもしないで私に言い放った・・・。
「夏海、お前は弱いから俺にずっと逆らえない。お前の両親はきっとろくな親じゃない
お前ら夏海と祭は双子だから顔がよければ俺はどっちでもよかったんだよ!
お前なんかただの玩具だ、お前よりいい女はいくらでもいる。」そう言った・・・。
でも一番許せない言葉を彼は言った。
「お前ら双子なんていつでもヤレる、お前らは所詮弱い女、強い男には勝てないんだ」
その言葉を聞いた祭が紅林君を平手打ちをしようとしていたがそれを私は止めた。
そしてバシッ!!紅林君に思い切り私は平手打ちをした。
「女を馬鹿にするな!!私の家族の悪口を言うな!!あんたなんかこっちから
願い下げよ!」私は震えながらそういった。
そしたら緒方先生が私の震える身体を抱きしめてくれた
そして透が言った
「紅林!!いい加減にしろ。お前の今の言葉しっかりスマホで録音させてもらったから」
そういい紅林君にスマホを見せた・・・。
それを見た紅林君はみるみるうちに顔を真っ青にさせて
「クソッ!!新海!!!覚えてろよ!!」そう捨て台詞を吐いて方向転換して逃げた。
紅林君が逃げて行くのをみてこれで本当に紅林君と別れられたんだと
緒方先生の腕の中で大粒の涙を流した、透と祭が私の頭を撫でてくれた
「よく、頑張ったな!夏海」そう緒方先生が言って優しく私にキスをした。
つづく
次の日、私は紅林君の部屋にいた。
「それで、何の用?」紅林君がベッドに寝転がりながら私に聞いた・・。
「あのね、私と別れて下さい・・・・。」私は勇気を出して紅林君に言った。
「やだよ」紅林君は私を睨みつけながら不気味に笑った。
「・・・・・・・・」私は何も言い返せなくなった・・・。
「お前は俺の玩具だから絶対別れないから」紅林君は不気味に笑った
紅林君の言葉に絶句した・・・・。「そんなことよりベッドにこいよ」
そう言われ抵抗したがすぐにベッドに押し倒されてしまった・・・・
「離して!!お願いだから」私が震えた声を出せば紅林君は興奮すると
喜んだ・・・。結局この日も彼には逆らえなかった・・・。
別れることなんか出来るんだろうか・・と帰るときに思った・・・。
次の日もまた紅林君の部屋に私は来た。
今日こそ別れたい・・・そう思った・・・・
でもいつものように別れ話を流されてしまう・・・。そしてまたベットに無理やり
押し倒されたそのとき、ピーンポーンと玄関のチャイムが鳴った。
「なんだよ。いい所なのに・・・」そう言い面倒臭そうに紅林君は玄関
に向かった・・。
そのあと「何なんだよ!!お前ら一体!!」紅林君の罵声が部屋まで聞こえた。
私は恐怖心で身体が硬直していたがなんとか起き上がった・・・。
誰かがバタバタと入ってきた・・。足音は一人、二人ではない・・
数人の足音が部屋に向かって来ていた・・・。
「お姉ちゃん!大丈夫?」部屋のドアを思い切り開けたのは妹の祭だった・・。
「おい!大丈夫か?」そのあとすぐに部屋に来たのが透
「これは一体なんなんだ!!」そのあとすぐに部屋に駆け込んできたのは
なんと紅林君の両親と担任の緒方先生だった。
そして見知らぬ数人の女の子たちが次々と部屋に転がり込んできた・・・。
「あなた大丈夫?もう平気だから」一人の女の子が茫然としている私に言った。
「和彦!!これはどういうことなのか説明しなさい!!」
紅林君の両親が紅林君に怒鳴っていた。
「親父!!お袋なんで??親戚の家じゃなかったのか??」紅林君はパニック状態になっていた。「これよ!!バーカ!!」
そう言ったのは最初に紅林君の家に来た時に見た女の子だった。
手には盗聴器が握られていた・・・。
これには流石に紅林君も驚いた・・・
「お前が心配でお前の部屋に親戚の家に行く前に盗聴器を仕掛けたんだよ。まさか
お前がこんなことをしていたなんて・・」
紅林君の父親が言った・・・。「今までの会話は全て聞いたからな!!!」
今度は紅林君の父親が息子を睨みつけた・・・・。
私はこうして紅林君と別れることが出来た・・・。
ご両親が息子の部屋に仕掛けた盗聴器のおかげで・・・・・・・
それから見知らぬ女の子たちは今までの紅林君に暴力を受けた被害者たちだった。
妹の祭と透が被害者の女の子たちを探して一緒に連れてきてくれたのだった・・・。
緒方先生も心配してくれたみたいだった・・・。
あの日以来紅林君には会ってなかったけど一か月がたったとき
学校に紅林君がきた・・どうやらあの騒動が学校中に広まり居づらくなったのか
転校することになったらしい・・・その時、最後だからと放課後の
教室に呼び出された。もちろんこの時は祭と透と担任の緒方先生が
一緒にいたのだが・・・・
紅林君はそんなこと気にもしないで私に言い放った・・・。
「夏海、お前は弱いから俺にずっと逆らえない。お前の両親はきっとろくな親じゃない
お前ら夏海と祭は双子だから顔がよければ俺はどっちでもよかったんだよ!
お前なんかただの玩具だ、お前よりいい女はいくらでもいる。」そう言った・・・。
でも一番許せない言葉を彼は言った。
「お前ら双子なんていつでもヤレる、お前らは所詮弱い女、強い男には勝てないんだ」
その言葉を聞いた祭が紅林君を平手打ちをしようとしていたがそれを私は止めた。
そしてバシッ!!紅林君に思い切り私は平手打ちをした。
「女を馬鹿にするな!!私の家族の悪口を言うな!!あんたなんかこっちから
願い下げよ!」私は震えながらそういった。
そしたら緒方先生が私の震える身体を抱きしめてくれた
そして透が言った
「紅林!!いい加減にしろ。お前の今の言葉しっかりスマホで録音させてもらったから」
そういい紅林君にスマホを見せた・・・。
それを見た紅林君はみるみるうちに顔を真っ青にさせて
「クソッ!!新海!!!覚えてろよ!!」そう捨て台詞を吐いて方向転換して逃げた。
紅林君が逃げて行くのをみてこれで本当に紅林君と別れられたんだと
緒方先生の腕の中で大粒の涙を流した、透と祭が私の頭を撫でてくれた
「よく、頑張ったな!夏海」そう緒方先生が言って優しく私にキスをした。
つづく
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