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第二十二話 「二人の想い」
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第二十二話 「二人の想い」
メリーランドに着いてから幾つかのアトラクションに祭と透は乗った。
「面白かったな~。次何に乗る?」
透が祭に聞いた時、二人の前に大きな観覧車が見えた。
「あれに乗るか?」透が祭に聞いた・・・。「うん」
二人は大きな観覧車に乗り込んだ。二人は向かい合わせに座った。
てっぺんまでいくにはまだ時間がかかる・・。
二人だけの空間にいつしかお互いを意識し始めていた・・・。
「昼間の景色もいいけど、夜の方が夜景が見えたね」
祭が透から目を逸らして窓の外の景色を見ながら言った。
透は「ああ・・」と言ったまま祭の顔をじっと見つめていた。
「・・・えっと・・・。あのさ、お弁当作ってきたの。後で一緒に食べよう」
祭がリュックの中から水筒とお弁当を透に見せた・・・。
「透の好きなポテトサラダだよ」祭がニコニコしながら透に言った・・。
「あのさ、祭・・・俺やっぱりお前の事好きだ・・・。」
透が真っすぐに目を逸らさないで祭を見た。
「・・えっと、祭は・・・」祭がじっと見つめる透に耐えきれず目を逸らした・・・。
その時、観覧車が大きく左右に揺れた・・・。
「きゃっ!何?地震?」祭がうずくまった。
「大丈夫か?祭」透が慌てて祭の方に座る・・。「地震怖い」祭の身体が震え出した。
「祭。大丈夫だ。俺がいるから大丈夫」透は震える祭を抱きしめた。
ドキンドキン・・祭は透に抱きしめられて心臓が高鳴るのを感じた。
「あ・・・透・・・」そう祭がいいかけたとき
アナウンスが流れた
「ただいま、地震が発生しました。ご来場の皆様どうぞ慌てずに落ち着いてください
アトラクションは一時的に停止してますが安全が確認出来次第動きますので今一度
お待ちください」
観覧車は暫くして動き出した・・・
「透・・観覧車が動き出したよ?」祭がそう言うが透はまだ祭を抱きしめたままだ。
そして観覧車が動き始めても暫く二人は抱き合ったままだった・・・
つづく
メリーランドに着いてから幾つかのアトラクションに祭と透は乗った。
「面白かったな~。次何に乗る?」
透が祭に聞いた時、二人の前に大きな観覧車が見えた。
「あれに乗るか?」透が祭に聞いた・・・。「うん」
二人は大きな観覧車に乗り込んだ。二人は向かい合わせに座った。
てっぺんまでいくにはまだ時間がかかる・・。
二人だけの空間にいつしかお互いを意識し始めていた・・・。
「昼間の景色もいいけど、夜の方が夜景が見えたね」
祭が透から目を逸らして窓の外の景色を見ながら言った。
透は「ああ・・」と言ったまま祭の顔をじっと見つめていた。
「・・・えっと・・・。あのさ、お弁当作ってきたの。後で一緒に食べよう」
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「透の好きなポテトサラダだよ」祭がニコニコしながら透に言った・・。
「あのさ、祭・・・俺やっぱりお前の事好きだ・・・。」
透が真っすぐに目を逸らさないで祭を見た。
「・・えっと、祭は・・・」祭がじっと見つめる透に耐えきれず目を逸らした・・・。
その時、観覧車が大きく左右に揺れた・・・。
「きゃっ!何?地震?」祭がうずくまった。
「大丈夫か?祭」透が慌てて祭の方に座る・・。「地震怖い」祭の身体が震え出した。
「祭。大丈夫だ。俺がいるから大丈夫」透は震える祭を抱きしめた。
ドキンドキン・・祭は透に抱きしめられて心臓が高鳴るのを感じた。
「あ・・・透・・・」そう祭がいいかけたとき
アナウンスが流れた
「ただいま、地震が発生しました。ご来場の皆様どうぞ慌てずに落ち着いてください
アトラクションは一時的に停止してますが安全が確認出来次第動きますので今一度
お待ちください」
観覧車は暫くして動き出した・・・
「透・・観覧車が動き出したよ?」祭がそう言うが透はまだ祭を抱きしめたままだ。
そして観覧車が動き始めても暫く二人は抱き合ったままだった・・・
つづく
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