桜の下の約束

アオト★★

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第十三話「公園」

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—桜の下の約束―

第十三話「公園」

「おい、お前ら、さっきはよくも邪魔してくれたな」

そう声が聞こえて後ろを振り返ったみちるたち。

さっきの金田たち三人組だった

「あんたたちが渉からお金を取ったんでしょ?」いきなりみちるが金田に文句を

言った。私は心の中で「馬鹿、みちる」って思った。ヒヤヒヤしていた。

「あー、お前、アイツの仲間か、だったら痛い目にお前らも合わせてやるよ!」

そう言い金田たちがみちると私に言った

「千草走るよ」みちるはそう私に言うと猛ダッシュした。

三人はすぐに追いかけてきた。

私達は走った。ただひたすら息の切れるまで走った。

でも全力で走る上級生を前に私達は公園を見つけてそこに逃げ込んだ。

まだこの公園には入ったことがないけどとりあえず公園

に私達は入った。二人は走りまくった。みちるは何故かクラスでも足が速いほうで

全力で走ればなんとか巻くことが出来たが、問題は千草のほうで六年生相手に

どこまで逃げ切れるか。公園の中は二人が予想していたよりも広々としていた

ので迷いやすかった。公園の中を四方八方に逃げ回った。

時間はもう夕方になっていた。四時を時計は指していた。

六年生は暫く追いかけていたがやがて拉致があかないと思い追いかけるのを

やめて引き返したことを私達は知らなかった・・。

暫くして後ろを振り返ったときに気が付いた

「みちるもういないみたい」みちるも後ろを振り返ったあとに走るのをやめた

「アイツらしつこすぎ」「でも公園が広くて助かった」

私とみちるはその場に倒れ込んだ

気が付けばかなり奥まで走ってきていた。

ブランコやジャングルジムが見えた。「千草、ちょっと遊んでいこう」

そう言いみちるはジャングルジムに登った

千草もジャングルジムしがみ付いた

「ジャングルジムって辺りを一望出来るから好き」みちるは言った

「そうだね」私も頷いた



つづく







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