43 / 52
四十二章
しおりを挟む
──一月末、午後。
リビングはエアコンの音だけが響き、
冴夢は大学の課題を黙々と進めていた。
(……あと少しで終わる……)
そう思った瞬間。
──ゴトッ。
明らかに“人が崩れた音”。
冴夢はびくっと顔を上げて振り向く。
玄関のところに——
この時間にいるはずのない男が立っていた。
「……大我!?」
壁にもたれ、呼吸は荒く、
顔は異常なほど赤い。
「……ん……」
返事にならない声。
冴夢は駆け寄ろうとした。
「え、大我!?大丈夫!?どうしたの……」
大我は片手を上げて制する。
「……平気……来んな……
たぶん風邪……移ると……いけねぇから……離れとけ……」
ふらつく足取りのまま、
なんとか靴を脱いで寝室へ向かう。
(そんな身体で……無理だよ……!)
「ちょっと、本当に無理しないでってば!」
その一歩を踏み出した直後、大我が振り返らずに言った。
「……冴夢……ダメだ……寄るな……頼むから……」
必死の拒絶。
その声が痛いほど弱くて、冴夢は足を止めるしかなかった。
大我は寝室へ入り——
──ガチャッ。
内鍵を閉めた。
「……え!?ちょ、大我!?開けて!!」
ノブを揺らしても、鍵は固く閉まったまま。
「ねぇ……大我!!返事して……!」
しばらくは中から弱い声が返ってきた。
「……大丈夫……だって……」
でも、その声はだんだん細くなり……
やがて、完全に途切れた。
「……っ……大我……?」
扉に耳を当てても、静寂しか返らない。
(やだ……倒れてる……)
震える指で冴夢はスマホを掴んだ。
誰にかけるべきかなんて迷わない。
──“笹本 聖”。
コールが繋がった瞬間、涙が溢れそうになる。
『冴夢ちゃん?珍しいな、どうし——』
「聖さん……大我が……帰ってきて……っ
熱があって……鍵閉めて……返事がもう……!」
声色が一瞬で変わる。
『冴夢ちゃん、落ち着け。
大我どうした?倒れたか?』
「……うん……たぶん……」
沈黙が一秒。
そして鋭い声。
『すぐ行く。玄関開けとけ。絶対な。』
「は、はい……!」
通話が切れる。
冴夢は震える手で玄関を開け、
ただ祈るように立ち尽くした。
──────────────────────────
──20分後。
「冴夢ちゃん!!」
聖が駆け込んでくる。
「聖さん……大我が……」
聖は靴を脱ぎ捨てて寝室の扉へ走る。
ガチャッ——
鍵は当然開かない。
「……バカが……!」
ドンッ!!
肩で扉に体当たり。
「っ!?」
二度、三度。
「おい!!大我!!生きてるかッ!?」
「……え……聖……?」
中からかすれた声。
(よかった……声がした……!)
「救急車呼ぶか!?」
「……いや……大丈夫……っ……」
“大丈夫な声”では全くない。
聖は低く吐き捨てる。
「よし、壊す。」
「えっ!?聖さん!?」
ガンッ!!
──ついに鍵の金具が外れ、扉が開く。
「ちょ……!」
「あとで大我に払わせりゃいい!」
冴夢の制止も無視してなだれ込む。
部屋の中——
大我は床に座り込んでいた。
壁にもたれ、
額に汗、
呼吸は浅く、
焦点が合っていない。
「大我!!」
冴夢が駆け寄りかける。
「来んな冴夢」
弱い声なのに必死。
聖が肩で冴夢を止める。
「冴夢ちゃん待て!うつる可能性あんだろ!」
そして大我の腕を肩に回し、
彼をなんとか立たせる。
「お前……重いんだよ……!」
「……るせぇ……
勝手に……ふらつくんだよ……」
「勝手じゃねぇ!!
そんな倒れ方したら冴夢ちゃんが余計心配すんだろ!!
考えて行動しろ、大の大人が!!」
「……悪い……」
弱々しい声。
その声に冴夢は胸が痛む。
「冴夢ちゃん!水とスポドリ!急ぎ!」
「う、うん!!」
走っていく冴夢を見送りつつ、
聖は大我をベッドに寝かせた。
──────────────────────────
「……熱っ。
インフルの可能性は…?」
「……わかんね……寒……」
「まぁいい。とりあえずベッド行け。」
聖は容赦なく大我を抱きかかえる。
「お、おい……」
「黙れ。冴夢ちゃんが見てる前で倒れたやつに発言権はねぇ!」
冴夢が戻ると、
大我は毛布にくるまれ、ぐったり横になっていた。
「聖さん……ありがとうございます……!」
「いいって。大型犬が倒れると救助大変なんだよ。
ダメそうなら救急車呼べ。
まぁコイツ頑丈だから大丈夫だろ。」
玄関に向かいながら聖は振り返る。
「冴夢ちゃん。あと頼んだ。」
「……はい。」
扉が閉まり、
部屋は静けさに包まれた。
冴夢はベッドの隣に座る。
「……大我……」
その声に反応して、大我は薄く目を開ける。
「……来んなって……言ったろ……」
「……言ってたけど、無理だよ。」
冴夢はそっと手を取る。
「大我が苦しそうなのに……
離れていられないよ。」
大我の喉がかすかに揺れる。
「……冴夢……
お前………」
「泣いてたよ……」
大我の目が見開いた。
「……ごめ……ん……」
「守ろうとしてくれたの、嬉しかったよ。
でも……鍵閉めて倒れるのはやめてね……怖かった……」
その言葉に、
大我は深く目を伏せた。
「……ごめん……
次は……ちゃんと呼ぶ……」
「うん。」
冴夢は濡れタオルを手に取り、
大我の額にそっと置いた。
「……気持ちいい……?」
「……ん……」
手は熱くて、弱々しいのに——
冴夢の手を離そうとしない。
冴夢はその指をそっと握り返す。
「……大我の手が……淋しいって言ってるみたい。」
返事はない…。
「大丈夫だよ。ここにいるから。」
熱で荒くなる息に寄り添いながら、
冴夢はタオルを替え、
スポドリを飲ませた。
そのたびに大我は少しだけ呼吸を楽にして、
手だけは離さなかった。
──────────────────────────
──深夜。
熱はさらに上がり、
大我の額は触れた指が驚くほど熱い。
「……冴夢……?」
「起きてるよ……大我。」
「……側……にいんのか……」
「うん。いるよ。」
冴夢は手を握ったまま、
もう片方の手で大我の髪をゆっくり撫でる。
「……大我……
大丈夫……大丈夫だからね……」
弱った呼吸が少しずつ落ちついていく。
(……早く、良くなりますように……)
朝が来るまで、
冴夢はずっと大我の手を握っていた。
──────────────────────────
──翌朝。再び訪れた聖に連れられて病院へ。
病院から帰ってきた大我は、
点滴の効果で少し顔色が戻っていた。
「……冴夢……」
「起きた?」
「……昨日……
ごめんな……」
眉をしゅんと下げたその顔が可愛すぎて、
冴夢は思わず笑ってしまう。
「いいよ。
守ろうとしてくれたの嬉しかったから。」
「……でも……怖がらせた……」
「うん、怖かった。
だから次はやめてね。
倒れそうなら……ちゃんと呼んで。」
大我は小さく頷いた。
「……うん……
ありがとう……冴夢……」
その声は弱いけれど、
昨日よりずっとしっかりしていた。
冴夢はキッチンから買い込んだ袋を持ってきて、
「大我、なんか食べる?
色々買ってきたよ。」
「……少し……」
「おかゆ作る?」
「……食べる……」
熱で弱った大我が、
素直に答える姿が愛しくて。
冴夢は微笑んでキッチンへ立った。
(……かわいい……
大我……すき……)
大我はベッドの上で
その小さな背中を眺めながら、
「……冴夢……」
ぽつりと呟く。
「……ほんと……
お前がいてよかった……」
その言葉は、
昨日の扉よりもずっと強く
冴夢の心を開いた。
リビングはエアコンの音だけが響き、
冴夢は大学の課題を黙々と進めていた。
(……あと少しで終わる……)
そう思った瞬間。
──ゴトッ。
明らかに“人が崩れた音”。
冴夢はびくっと顔を上げて振り向く。
玄関のところに——
この時間にいるはずのない男が立っていた。
「……大我!?」
壁にもたれ、呼吸は荒く、
顔は異常なほど赤い。
「……ん……」
返事にならない声。
冴夢は駆け寄ろうとした。
「え、大我!?大丈夫!?どうしたの……」
大我は片手を上げて制する。
「……平気……来んな……
たぶん風邪……移ると……いけねぇから……離れとけ……」
ふらつく足取りのまま、
なんとか靴を脱いで寝室へ向かう。
(そんな身体で……無理だよ……!)
「ちょっと、本当に無理しないでってば!」
その一歩を踏み出した直後、大我が振り返らずに言った。
「……冴夢……ダメだ……寄るな……頼むから……」
必死の拒絶。
その声が痛いほど弱くて、冴夢は足を止めるしかなかった。
大我は寝室へ入り——
──ガチャッ。
内鍵を閉めた。
「……え!?ちょ、大我!?開けて!!」
ノブを揺らしても、鍵は固く閉まったまま。
「ねぇ……大我!!返事して……!」
しばらくは中から弱い声が返ってきた。
「……大丈夫……だって……」
でも、その声はだんだん細くなり……
やがて、完全に途切れた。
「……っ……大我……?」
扉に耳を当てても、静寂しか返らない。
(やだ……倒れてる……)
震える指で冴夢はスマホを掴んだ。
誰にかけるべきかなんて迷わない。
──“笹本 聖”。
コールが繋がった瞬間、涙が溢れそうになる。
『冴夢ちゃん?珍しいな、どうし——』
「聖さん……大我が……帰ってきて……っ
熱があって……鍵閉めて……返事がもう……!」
声色が一瞬で変わる。
『冴夢ちゃん、落ち着け。
大我どうした?倒れたか?』
「……うん……たぶん……」
沈黙が一秒。
そして鋭い声。
『すぐ行く。玄関開けとけ。絶対な。』
「は、はい……!」
通話が切れる。
冴夢は震える手で玄関を開け、
ただ祈るように立ち尽くした。
──────────────────────────
──20分後。
「冴夢ちゃん!!」
聖が駆け込んでくる。
「聖さん……大我が……」
聖は靴を脱ぎ捨てて寝室の扉へ走る。
ガチャッ——
鍵は当然開かない。
「……バカが……!」
ドンッ!!
肩で扉に体当たり。
「っ!?」
二度、三度。
「おい!!大我!!生きてるかッ!?」
「……え……聖……?」
中からかすれた声。
(よかった……声がした……!)
「救急車呼ぶか!?」
「……いや……大丈夫……っ……」
“大丈夫な声”では全くない。
聖は低く吐き捨てる。
「よし、壊す。」
「えっ!?聖さん!?」
ガンッ!!
──ついに鍵の金具が外れ、扉が開く。
「ちょ……!」
「あとで大我に払わせりゃいい!」
冴夢の制止も無視してなだれ込む。
部屋の中——
大我は床に座り込んでいた。
壁にもたれ、
額に汗、
呼吸は浅く、
焦点が合っていない。
「大我!!」
冴夢が駆け寄りかける。
「来んな冴夢」
弱い声なのに必死。
聖が肩で冴夢を止める。
「冴夢ちゃん待て!うつる可能性あんだろ!」
そして大我の腕を肩に回し、
彼をなんとか立たせる。
「お前……重いんだよ……!」
「……るせぇ……
勝手に……ふらつくんだよ……」
「勝手じゃねぇ!!
そんな倒れ方したら冴夢ちゃんが余計心配すんだろ!!
考えて行動しろ、大の大人が!!」
「……悪い……」
弱々しい声。
その声に冴夢は胸が痛む。
「冴夢ちゃん!水とスポドリ!急ぎ!」
「う、うん!!」
走っていく冴夢を見送りつつ、
聖は大我をベッドに寝かせた。
──────────────────────────
「……熱っ。
インフルの可能性は…?」
「……わかんね……寒……」
「まぁいい。とりあえずベッド行け。」
聖は容赦なく大我を抱きかかえる。
「お、おい……」
「黙れ。冴夢ちゃんが見てる前で倒れたやつに発言権はねぇ!」
冴夢が戻ると、
大我は毛布にくるまれ、ぐったり横になっていた。
「聖さん……ありがとうございます……!」
「いいって。大型犬が倒れると救助大変なんだよ。
ダメそうなら救急車呼べ。
まぁコイツ頑丈だから大丈夫だろ。」
玄関に向かいながら聖は振り返る。
「冴夢ちゃん。あと頼んだ。」
「……はい。」
扉が閉まり、
部屋は静けさに包まれた。
冴夢はベッドの隣に座る。
「……大我……」
その声に反応して、大我は薄く目を開ける。
「……来んなって……言ったろ……」
「……言ってたけど、無理だよ。」
冴夢はそっと手を取る。
「大我が苦しそうなのに……
離れていられないよ。」
大我の喉がかすかに揺れる。
「……冴夢……
お前………」
「泣いてたよ……」
大我の目が見開いた。
「……ごめ……ん……」
「守ろうとしてくれたの、嬉しかったよ。
でも……鍵閉めて倒れるのはやめてね……怖かった……」
その言葉に、
大我は深く目を伏せた。
「……ごめん……
次は……ちゃんと呼ぶ……」
「うん。」
冴夢は濡れタオルを手に取り、
大我の額にそっと置いた。
「……気持ちいい……?」
「……ん……」
手は熱くて、弱々しいのに——
冴夢の手を離そうとしない。
冴夢はその指をそっと握り返す。
「……大我の手が……淋しいって言ってるみたい。」
返事はない…。
「大丈夫だよ。ここにいるから。」
熱で荒くなる息に寄り添いながら、
冴夢はタオルを替え、
スポドリを飲ませた。
そのたびに大我は少しだけ呼吸を楽にして、
手だけは離さなかった。
──────────────────────────
──深夜。
熱はさらに上がり、
大我の額は触れた指が驚くほど熱い。
「……冴夢……?」
「起きてるよ……大我。」
「……側……にいんのか……」
「うん。いるよ。」
冴夢は手を握ったまま、
もう片方の手で大我の髪をゆっくり撫でる。
「……大我……
大丈夫……大丈夫だからね……」
弱った呼吸が少しずつ落ちついていく。
(……早く、良くなりますように……)
朝が来るまで、
冴夢はずっと大我の手を握っていた。
──────────────────────────
──翌朝。再び訪れた聖に連れられて病院へ。
病院から帰ってきた大我は、
点滴の効果で少し顔色が戻っていた。
「……冴夢……」
「起きた?」
「……昨日……
ごめんな……」
眉をしゅんと下げたその顔が可愛すぎて、
冴夢は思わず笑ってしまう。
「いいよ。
守ろうとしてくれたの嬉しかったから。」
「……でも……怖がらせた……」
「うん、怖かった。
だから次はやめてね。
倒れそうなら……ちゃんと呼んで。」
大我は小さく頷いた。
「……うん……
ありがとう……冴夢……」
その声は弱いけれど、
昨日よりずっとしっかりしていた。
冴夢はキッチンから買い込んだ袋を持ってきて、
「大我、なんか食べる?
色々買ってきたよ。」
「……少し……」
「おかゆ作る?」
「……食べる……」
熱で弱った大我が、
素直に答える姿が愛しくて。
冴夢は微笑んでキッチンへ立った。
(……かわいい……
大我……すき……)
大我はベッドの上で
その小さな背中を眺めながら、
「……冴夢……」
ぽつりと呟く。
「……ほんと……
お前がいてよかった……」
その言葉は、
昨日の扉よりもずっと強く
冴夢の心を開いた。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
雪の日に
藤谷 郁
恋愛
私には許嫁がいる。
親同士の約束で、生まれる前から決まっていた結婚相手。
大学卒業を控えた冬。
私は彼に会うため、雪の金沢へと旅立つ――
※作品の初出は2014年(平成26年)。鉄道・駅などの描写は当時のものです。
お前が欲しくて堪らない〜年下御曹司との政略結婚
ラヴ KAZU
恋愛
忌まわしい過去から抜けられず、恋愛に臆病になっているアラフォー葉村美鈴。
五歳の時の初恋相手との結婚を願っている若き御曹司戸倉慶。
ある日美鈴の父親の会社の借金を支払う代わりに美鈴との政略結婚を申し出た慶。
年下御曹司との政略結婚に幸せを感じることが出来ず、諦めていたが、信じられない慶の愛情に困惑する美鈴。
慶に惹かれる気持ちと過去のトラウマから男性を拒否してしまう身体。
二人の恋の行方は……
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
Lost at sea〜不器用御曹司の密かな蜜愛〜
白山小梅
恋愛
大学に入学して以来、ずっと天敵だった六花と宗吾。しかし失恋をして落ち込む宗吾に話しかけたのをきっかけにわだかまりが解け、慰めの一度だけ関係を持ってしまう。それから卒業まで二人は友人として過ごす。
それから五年。同棲していた彼との関係が煮え切らず、別れ話の末に家を飛び出した六花。そんな彼女の前に現れたのは宗吾だった。行き場をなくした六花に、宗吾はある提案をしてきてーー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる