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七章 店長の過去
4.みんなで視聴
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「編集が終わりました」と仙崎さんから連絡があったのは、二週間後。
内容を確認し、修正箇所があれば教えてください、とのことだった。
閉店後、三人で見ることになり、お店の二階、店長のプライベイトスペースにお邪魔した。
休憩室から階段を上がると、広いリビングがあった。
小規模なキッチンスペースと冷蔵庫、ソファーの前に大型のテレビ、壁際にチェストがあって、写真が飾ってある。
「奥さんですか? 見せてもらっても大丈夫ですか」
「そうです。家内です。ええ、どうぞ」
新郎新婦二人の写真、動物園で女性が微笑んでいる姿、レッサーパンダを優し気な眼差しで見つめる女性。みんな同じひとりの女性が年齢を重ねている。
「弘美さん、とってもキュートな人だったんだよ」
並んだ沙耶さんが教えてくれる。
「そっか、沙耶さんはご存知なんですね」
「うん。人付き合いの上手な人でね。百貨店でエレガやってたんだって」
「エレガ? ってなんですか?」
「エレベーターガール知らない!? そっか、そんな世代なんだ。あたしショックだわ」
よよよ、と沙耶さんがソファーに倒れ込む。
アボカドとレタスとトマトのサラダを作ってくれた店長が教えてくれる。
「エレベーターに乗り込んで、案内をする女性従業員のことですよ。制服姿で、白い手袋をして、お客様の行き先を訊ねて階数を押して、何階〇〇売り場でございますと案内するんです」
「あ! 観光地の展望台に上がるとき、エレベーターに制服の女性がいました」
「それです。今はエレガとは言わないでしょうけど、昔は百貨店の顔ともいわれていて、女性の憧れの職業のひとつでした」
店長が懐かしそうに、写真に目をやった。
「店長って百貨店のバイヤーをしていたと沙耶さんから聞きました。職場結婚だったんですか」
「実は違う職場だったんです。ライバル店といいますか」
恥ずかしそうに、店長ははにかんだ笑みを浮かべた。
「え? ライバル店の人と出会ったんですか? 飲み会的な出会いですか」
「いいえ。他社さんとの飲み会はなかったですね。休みの日に物産展の偵察に向かったエレベーターで家内が案内をしていたんです」
「同じエレベーターに乗って出会いってあるんですか? 可愛かったから声をかけたとか、ですか」
「いやあ、それは、その」
「あたし知ってる。奥さんのピンチを店長が助けたんだよね」
沙耶さんがにやにやしながら起き上がった。
ヒーロー登場にわくわくする。
「勘弁してください」
店長は逃げるようにしてキッチンスペースに行ってしまった。
私は沙耶さんに続きを促した。
「電車で痴漢に遭っていた弘美さんを助けたのが店長で、エレベーターで再会して、お礼の食事に誘われたんだって」
「そんなことが。助けてもらって、職場で再会って、偶然とはいえ運命感じちゃいますね」
「弘美さんも言ってた。お礼ができなかったから気になって、ずっと覚えていたんだって」
「奥さんから、お礼の食事に。勇気いったでしょうね。仕事中だったんですもんね」
「それがね、さすがに仕事中は声をかけられなくて、休憩に入ってから、物産展で探し回ったらしいよ」
「奥さんが店長を」
「そうそう。その日はご飯抜きで仕事に戻ったんだって。そうしたら、店長が帰り際にキャラメルを差し入れてくれたんだって」
「立ち仕事ですからね。食事抜きはきついだろうと思って、食べられる隙があったらどうぞと」
「店長優しい」
気にかかっていた人と再会して、気遣ってもらって。そりゃあ、好きになっちゃうよね。
話している間に、店長がベーコンとルッコラのピザとアサリの和風パスタを作ってくれた。
売れ残ったパンも一緒に食べながら、動画を視聴することになった。
パソコンとテレビを繋いで、大きな画面に動画が写る。サムネイルはお店の外観、背後に山が写っている。田舎ののどかな風景と古民家が、とてもいい雰囲気を醸していた。
動画は一時間ちょっと、と長尺な方だった。
本編を進める。お店の外観に、場所と店名が字幕で表示される。
店頭に並ぶパン、グルメバーガーが写ったあと、店長が写り、笹井始(51)、作業は深夜一時から始まると説明が入る。窓の外は真っ暗。
店長が小麦を計量し、卵を割り入れ、機械で混ぜる。途中でバターを加え、生地を作る様子が流れる。
用途に合わせて生地が作られていく。
小分けにした生地を丸めて、番重に入れて発酵させる。
発酵した生地を練り込んだり、成形したりして、デニッシュ・クロワッサン・フランスパンなどの焼く前のものが出来上がっていく。
それらが鉄板に乗せられ、オーブンに入れて、焼かれていく。
白々と夜が明けていき、窓の外が明るくなっていく。
有本さんが焼きあがったパンに、仕上げ用のシロップを塗ったり、チョコをかけたりしている。
出来上がったパンが並んでいく。ドーナツ・各種パイ・各種クロワッサン・各種カスクート・カレーパン・塩パンなどなど。昼食向けの総菜が多い。
八時になり、有本さんが紺色の暖簾を掛けて、お店を開けた。
制服姿の学生や、スーツ姿のサラリーマンなど働く男女がお店にやってくる。
出勤通学時間の関係か、朝のお客さんへのインタビューはなかった。
「あ……」
十一時になり、カフェスペースを開ける私が写った。
なんだか緊張してきた。ちゃんと笑顔で案内や接客ができているのか気になり、見たくないのに、見てしまう。
自分で思っているより、自然な笑顔で接客できている自分を見て、少し安心した。
とまり木の一員になれている気がした。
グルメバーガーの注文を受けて、鉄板でパティや肉厚のベーコンが焼かれる。ジュ―ジュと音と煙を立てて。
焼いたパンの上に野菜やパティが積みあがり、グルメバーガーが出来上がっていく。
お客さんが嬉しそうな笑顔で、バーガーにかぶりついた。
店長が作ってくれた食事をしたばかりなのに、溢れてくる唾をごくりと呑み込んだ。お腹は空いていないけど、きっとぺろっと食べられる。
庭師の常盤雷蔵さんが写った。
やっぱりインタビューを受けていたんだ。
「常連なんてえらそうぶる気はないですよ。美味しいから通わせてもらってるだけ。ここは本当に旨いもん作ってくれてるから。今日は娘夫婦が孫を連れて帰ってくるから、みんなと食べようと思ってたくさん買いました。オススメ? 俺はこれが好きなんですよ」
雷蔵さんがガーリックチキンのカスクートを取り出した。
フランスパンにガーリックで味付けをした鶏もも肉と玉ねぎとレタスを挟んでいるパン。
「がっつり食べられて、昼からも頑張ろうっていう気になるんです。娘はクロワッサンが好きで、孫らはカレーパンとかアップルパイが好きでしてね」
相好を崩して話す雷蔵さんは、優しいお爺ちゃんの顔をしていた。
そういえばこの日もガーリックチキンのカスクートを買っていた。
自分の好きなパンもちゃんと買ってたんだな。
いつもより優しい表情をしている雷蔵さんを見ていると、「これ旨いんだ。食え」と子供さんたちに食べさせようとする姿が思い浮かんだ。
次回⇒5.店長の過去
内容を確認し、修正箇所があれば教えてください、とのことだった。
閉店後、三人で見ることになり、お店の二階、店長のプライベイトスペースにお邪魔した。
休憩室から階段を上がると、広いリビングがあった。
小規模なキッチンスペースと冷蔵庫、ソファーの前に大型のテレビ、壁際にチェストがあって、写真が飾ってある。
「奥さんですか? 見せてもらっても大丈夫ですか」
「そうです。家内です。ええ、どうぞ」
新郎新婦二人の写真、動物園で女性が微笑んでいる姿、レッサーパンダを優し気な眼差しで見つめる女性。みんな同じひとりの女性が年齢を重ねている。
「弘美さん、とってもキュートな人だったんだよ」
並んだ沙耶さんが教えてくれる。
「そっか、沙耶さんはご存知なんですね」
「うん。人付き合いの上手な人でね。百貨店でエレガやってたんだって」
「エレガ? ってなんですか?」
「エレベーターガール知らない!? そっか、そんな世代なんだ。あたしショックだわ」
よよよ、と沙耶さんがソファーに倒れ込む。
アボカドとレタスとトマトのサラダを作ってくれた店長が教えてくれる。
「エレベーターに乗り込んで、案内をする女性従業員のことですよ。制服姿で、白い手袋をして、お客様の行き先を訊ねて階数を押して、何階〇〇売り場でございますと案内するんです」
「あ! 観光地の展望台に上がるとき、エレベーターに制服の女性がいました」
「それです。今はエレガとは言わないでしょうけど、昔は百貨店の顔ともいわれていて、女性の憧れの職業のひとつでした」
店長が懐かしそうに、写真に目をやった。
「店長って百貨店のバイヤーをしていたと沙耶さんから聞きました。職場結婚だったんですか」
「実は違う職場だったんです。ライバル店といいますか」
恥ずかしそうに、店長ははにかんだ笑みを浮かべた。
「え? ライバル店の人と出会ったんですか? 飲み会的な出会いですか」
「いいえ。他社さんとの飲み会はなかったですね。休みの日に物産展の偵察に向かったエレベーターで家内が案内をしていたんです」
「同じエレベーターに乗って出会いってあるんですか? 可愛かったから声をかけたとか、ですか」
「いやあ、それは、その」
「あたし知ってる。奥さんのピンチを店長が助けたんだよね」
沙耶さんがにやにやしながら起き上がった。
ヒーロー登場にわくわくする。
「勘弁してください」
店長は逃げるようにしてキッチンスペースに行ってしまった。
私は沙耶さんに続きを促した。
「電車で痴漢に遭っていた弘美さんを助けたのが店長で、エレベーターで再会して、お礼の食事に誘われたんだって」
「そんなことが。助けてもらって、職場で再会って、偶然とはいえ運命感じちゃいますね」
「弘美さんも言ってた。お礼ができなかったから気になって、ずっと覚えていたんだって」
「奥さんから、お礼の食事に。勇気いったでしょうね。仕事中だったんですもんね」
「それがね、さすがに仕事中は声をかけられなくて、休憩に入ってから、物産展で探し回ったらしいよ」
「奥さんが店長を」
「そうそう。その日はご飯抜きで仕事に戻ったんだって。そうしたら、店長が帰り際にキャラメルを差し入れてくれたんだって」
「立ち仕事ですからね。食事抜きはきついだろうと思って、食べられる隙があったらどうぞと」
「店長優しい」
気にかかっていた人と再会して、気遣ってもらって。そりゃあ、好きになっちゃうよね。
話している間に、店長がベーコンとルッコラのピザとアサリの和風パスタを作ってくれた。
売れ残ったパンも一緒に食べながら、動画を視聴することになった。
パソコンとテレビを繋いで、大きな画面に動画が写る。サムネイルはお店の外観、背後に山が写っている。田舎ののどかな風景と古民家が、とてもいい雰囲気を醸していた。
動画は一時間ちょっと、と長尺な方だった。
本編を進める。お店の外観に、場所と店名が字幕で表示される。
店頭に並ぶパン、グルメバーガーが写ったあと、店長が写り、笹井始(51)、作業は深夜一時から始まると説明が入る。窓の外は真っ暗。
店長が小麦を計量し、卵を割り入れ、機械で混ぜる。途中でバターを加え、生地を作る様子が流れる。
用途に合わせて生地が作られていく。
小分けにした生地を丸めて、番重に入れて発酵させる。
発酵した生地を練り込んだり、成形したりして、デニッシュ・クロワッサン・フランスパンなどの焼く前のものが出来上がっていく。
それらが鉄板に乗せられ、オーブンに入れて、焼かれていく。
白々と夜が明けていき、窓の外が明るくなっていく。
有本さんが焼きあがったパンに、仕上げ用のシロップを塗ったり、チョコをかけたりしている。
出来上がったパンが並んでいく。ドーナツ・各種パイ・各種クロワッサン・各種カスクート・カレーパン・塩パンなどなど。昼食向けの総菜が多い。
八時になり、有本さんが紺色の暖簾を掛けて、お店を開けた。
制服姿の学生や、スーツ姿のサラリーマンなど働く男女がお店にやってくる。
出勤通学時間の関係か、朝のお客さんへのインタビューはなかった。
「あ……」
十一時になり、カフェスペースを開ける私が写った。
なんだか緊張してきた。ちゃんと笑顔で案内や接客ができているのか気になり、見たくないのに、見てしまう。
自分で思っているより、自然な笑顔で接客できている自分を見て、少し安心した。
とまり木の一員になれている気がした。
グルメバーガーの注文を受けて、鉄板でパティや肉厚のベーコンが焼かれる。ジュ―ジュと音と煙を立てて。
焼いたパンの上に野菜やパティが積みあがり、グルメバーガーが出来上がっていく。
お客さんが嬉しそうな笑顔で、バーガーにかぶりついた。
店長が作ってくれた食事をしたばかりなのに、溢れてくる唾をごくりと呑み込んだ。お腹は空いていないけど、きっとぺろっと食べられる。
庭師の常盤雷蔵さんが写った。
やっぱりインタビューを受けていたんだ。
「常連なんてえらそうぶる気はないですよ。美味しいから通わせてもらってるだけ。ここは本当に旨いもん作ってくれてるから。今日は娘夫婦が孫を連れて帰ってくるから、みんなと食べようと思ってたくさん買いました。オススメ? 俺はこれが好きなんですよ」
雷蔵さんがガーリックチキンのカスクートを取り出した。
フランスパンにガーリックで味付けをした鶏もも肉と玉ねぎとレタスを挟んでいるパン。
「がっつり食べられて、昼からも頑張ろうっていう気になるんです。娘はクロワッサンが好きで、孫らはカレーパンとかアップルパイが好きでしてね」
相好を崩して話す雷蔵さんは、優しいお爺ちゃんの顔をしていた。
そういえばこの日もガーリックチキンのカスクートを買っていた。
自分の好きなパンもちゃんと買ってたんだな。
いつもより優しい表情をしている雷蔵さんを見ていると、「これ旨いんだ。食え」と子供さんたちに食べさせようとする姿が思い浮かんだ。
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