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友達
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異変に気づいたのは土日の休日を挟んで
月曜の朝だった。
いつも通り自転車を停め、下駄箱を開ける。
あれ。
「上履きがない。」
うーん。持って帰ったりしたっけ?
それか何かで教室とかに置き忘れたりとか…
いや、そんな事ないな。金曜日はたしかいつも通りに下駄箱まで履いていって帰ったはずだぞ。
でも上履きがない現実はどうしようもないから
とりあえず靴下のまま教室に向かった。
2階に上がってさらに3階に上がろうとした時、
「おはよう、佐藤くん。」
佐倉の声がした。
「あっ、えっ、おはよう…。」
この前のことは無かった事になっているような元気さだ。一体どうしたというのだろう。
「あっ、びっくりしたよね…。あんなことあったし…。あの、私あの時は佐藤くんと別れるってなってその事でいっぱいいっぱいでパニックになってたって言うか…ごめんね。」
「あっ、そっ、そうだよね、!俺の方こそいきなりあんな事ごめん!!本当はもっと佐倉のこと考えるべきだったんだろうけど、なんか俺もああいうの慣れてなくてさ…。」
「全然!じゃあ、これからは普通に友達って事で!仲直りしよ…?」
そう言って佐倉は手を出してきた。
握手ってことか。
「うん…!!」
そう答えて俺は佐倉の手に自分の手を添えた。
少し丸みがあって温かい。
「よし、じゃあ仲直りもできた事だし、教室行こっか!」
「うん!!」
階段を上がっていると佐倉は俺が上履きを履いていないことに気づいた。
「あれ?そういえば佐藤くん、上履き…」
「あっ。そうそう、なんか今朝下駄箱見たらなくてさーー、俺どこやったんだっけーもう歳かなー
なんつって笑」
「ふふっ。どこやったんでしょうね。きっと佐藤くんが忘れてるだけですぐ見つかるわ。」
「そうだね、、ははっ。」
教室に入ると中には誰もいなかった。
しかし荷物は置いてあった。
教室にいないだけなのか…?
「あら、私達が一番乗り…ではないのかしら…?」
「そうだね…荷物はあるみたいだし。」
そう言って俺は席に着く。
「ねぇ、、まって佐藤くん…これもしかして……。」
「え?」
佐倉はゴミ箱の中を見ながら言っている。
ゴミ箱に何かあるのだろうか。
「…これは……。」
なんてことだ。
ゴミ箱の中には上履きが濡れた状態でゴミと一緒に入っている。
おまけに佐藤とネームペンで書かれた名前付きだ。
「佐倉…これ……。」
「わっ、私じゃないからね、!?
だっ、第一ここまで一緒に来たわけだし!!」
「そんなことわかってるよ…。違う、どういう状態か俺にもよくわかってなくて…。」
「あっ、えーっと、、誰かのしわざ…なんじゃないかな…どう間違ってもこんな事なるはずないし…。」
「…だよね……。でも一体誰が…。」
「あっ…」
「ん…?どうかした?」
「いやでも、違うかもしれないし…。」
「とりあえず、なんでもいいから教えてくれ。」
「えと、じゃあ…。あの、ただの憶測なんだけど…。犯人は加藤さんじゃないかな…って…。」
「こんなこと、加藤がするはずない。」
「だからよ!それで、もしかしたら、私に罪をなすり付けようとしたんじゃないかな…。ほら私、加藤さんに嫌われてるし普段は一番乗りで教室に着くし…。」
「そんな…」
「でも良かったわ。たまたま佐藤くんと会ったお陰で私、やってない事を証明できたわ。」
「…憶測だもんね…うん……。」
「うん、でもこの可能性高いんじゃないかしら…他にどうしてって言われても思いつかないわ。」
「うっ…たしかに……。」
加藤がやっていないんだと信じたい。
でも佐倉に言われた通りだとすればわかる気もする気持ちもあった。
「でっ、でも!加藤はまだ学校来てないみたいだし、!」
「あら、犯人だったらそれくらいはするんじゃないかしら。」
「…。」
俺は何も言い返せなかった。
なんか佐倉に言われたら何故かそんな気がしてくるんだ…。
悔しくて佐倉が怖い。
月曜の朝だった。
いつも通り自転車を停め、下駄箱を開ける。
あれ。
「上履きがない。」
うーん。持って帰ったりしたっけ?
それか何かで教室とかに置き忘れたりとか…
いや、そんな事ないな。金曜日はたしかいつも通りに下駄箱まで履いていって帰ったはずだぞ。
でも上履きがない現実はどうしようもないから
とりあえず靴下のまま教室に向かった。
2階に上がってさらに3階に上がろうとした時、
「おはよう、佐藤くん。」
佐倉の声がした。
「あっ、えっ、おはよう…。」
この前のことは無かった事になっているような元気さだ。一体どうしたというのだろう。
「あっ、びっくりしたよね…。あんなことあったし…。あの、私あの時は佐藤くんと別れるってなってその事でいっぱいいっぱいでパニックになってたって言うか…ごめんね。」
「あっ、そっ、そうだよね、!俺の方こそいきなりあんな事ごめん!!本当はもっと佐倉のこと考えるべきだったんだろうけど、なんか俺もああいうの慣れてなくてさ…。」
「全然!じゃあ、これからは普通に友達って事で!仲直りしよ…?」
そう言って佐倉は手を出してきた。
握手ってことか。
「うん…!!」
そう答えて俺は佐倉の手に自分の手を添えた。
少し丸みがあって温かい。
「よし、じゃあ仲直りもできた事だし、教室行こっか!」
「うん!!」
階段を上がっていると佐倉は俺が上履きを履いていないことに気づいた。
「あれ?そういえば佐藤くん、上履き…」
「あっ。そうそう、なんか今朝下駄箱見たらなくてさーー、俺どこやったんだっけーもう歳かなー
なんつって笑」
「ふふっ。どこやったんでしょうね。きっと佐藤くんが忘れてるだけですぐ見つかるわ。」
「そうだね、、ははっ。」
教室に入ると中には誰もいなかった。
しかし荷物は置いてあった。
教室にいないだけなのか…?
「あら、私達が一番乗り…ではないのかしら…?」
「そうだね…荷物はあるみたいだし。」
そう言って俺は席に着く。
「ねぇ、、まって佐藤くん…これもしかして……。」
「え?」
佐倉はゴミ箱の中を見ながら言っている。
ゴミ箱に何かあるのだろうか。
「…これは……。」
なんてことだ。
ゴミ箱の中には上履きが濡れた状態でゴミと一緒に入っている。
おまけに佐藤とネームペンで書かれた名前付きだ。
「佐倉…これ……。」
「わっ、私じゃないからね、!?
だっ、第一ここまで一緒に来たわけだし!!」
「そんなことわかってるよ…。違う、どういう状態か俺にもよくわかってなくて…。」
「あっ、えーっと、、誰かのしわざ…なんじゃないかな…どう間違ってもこんな事なるはずないし…。」
「…だよね……。でも一体誰が…。」
「あっ…」
「ん…?どうかした?」
「いやでも、違うかもしれないし…。」
「とりあえず、なんでもいいから教えてくれ。」
「えと、じゃあ…。あの、ただの憶測なんだけど…。犯人は加藤さんじゃないかな…って…。」
「こんなこと、加藤がするはずない。」
「だからよ!それで、もしかしたら、私に罪をなすり付けようとしたんじゃないかな…。ほら私、加藤さんに嫌われてるし普段は一番乗りで教室に着くし…。」
「そんな…」
「でも良かったわ。たまたま佐藤くんと会ったお陰で私、やってない事を証明できたわ。」
「…憶測だもんね…うん……。」
「うん、でもこの可能性高いんじゃないかしら…他にどうしてって言われても思いつかないわ。」
「うっ…たしかに……。」
加藤がやっていないんだと信じたい。
でも佐倉に言われた通りだとすればわかる気もする気持ちもあった。
「でっ、でも!加藤はまだ学校来てないみたいだし、!」
「あら、犯人だったらそれくらいはするんじゃないかしら。」
「…。」
俺は何も言い返せなかった。
なんか佐倉に言われたら何故かそんな気がしてくるんだ…。
悔しくて佐倉が怖い。
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