俺は隣の席のツンデレちゃんとヤンデレちゃんに好かれてるらしい。

non

文字の大きさ
16 / 18

犯人は誰

しおりを挟む
加藤はチャイムが鳴る2、3分くらい前に教室に入ってきた。

加藤が…犯人…?うーーん。

「おはよう佐藤!」

「お、おおっおはよう!!」

「なによー、そんなびっくりすることないじゃない。」

「ごっ、ごめん…。」

うーん。この対応じゃ加藤は犯人じゃなさそうだな。良かった。

「あれっ。上履き履いてないじゃん。どしたの?」

「あっ、いやぁーちょっと今日忘れちゃっ…」

「佐藤君の上履き、誰かさんがゴミ箱に捨てたみたい。」

佐倉!!おまえは何も言うなぁァ!!!

「えっ、そうなの?大丈夫??なんで???」

あぁー、また面倒なことになるじゃんか…。

「うーん、俺もなんでだかわからないんだけどさ…俺が変なとこに置いてて誰かが間違えて捨てちゃったのかなーなんて…。」

「ねぇ聞いて加藤さん、上履き、ゴミ箱の奥の方に突っ込んであって濡れてたのよ。おかしいと思わない?」

「えー!何それ怖い!!外部の人がやったのかもしれないし先生に言った方がいいんじゃない!?」

「…ねぇ加藤さん、私知ってるのよ。あなたが1番最初に登校したでしょ…?」

「えっ、ま、まぁね…今日先生に呼ばれてて…。」

「えっ加藤そうだったの!?何か知らない?」

「さっ、さぁ…?私登校して職員にすぐ行ったから教室には入ってないし…。」

「だよね…!うん!ありがとう!まぁ犯人とか…そういう事じゃないかもしれないし、ごめんね!変な事聞いて、!」

「ううん…全然大丈夫…。」

何故だか加藤の話し方がぎこちなく感じる。

「ねぇ、加藤さん、本当に何も知らないの?」

佐倉ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ頼むから加藤に刺激しないでくれぇぇぇ!!!

「うん。しらない…。」

「ふぅん。」

ァァァ…何だこの雰囲気…。怖いよ俺…。

加藤がその場を離れてから俺は佐倉に何か話しかけようとした。

「あえっと…佐倉…」

「わかってるわ、佐藤くんは優しいからもう犯人なんてどうでもよくて、丸く収めたいんでしょ?」

流石わかってらっしゃる…。

「そう、、!そうなんだよ、!」

「でも、これがもっとエスカレートしたらどうするのよ…。」

「それはまた…その時だよ。」

「そっか。気を付けてね。」

「うん。ありがとう。」

なんか…佐倉も優しくなったな…。

俺の意見も前より聞こうとしてくれている。

ちょっと感動してしまった。




4時間目、また小さな事件が起こった。

保健の教科書がないのだ。持って帰るにしてもノートと一緒に持って帰るはずだし、ノートはちゃんと、ロッカーに残っているのだ。

俺が色々忘れすぎなのかなぁ…。

他のクラスに借りようと思ったけど時間がなくて間に合わなかった。

当てられませんように。
どうか、教科書の音読だけは…。

「はい、じゃあここを…佐倉。読め。」

「えっと、生活のリズムを…」

待てよ、この調子で行くと次は…。

「次のページ、佐藤。」

当たってしまった!!あぁ…。

俺が席を立って正直に言おうとすると机の上に教科書があった。

ん?あれ…?

すると隣の席から視線を感じた。

佐倉だ。佐倉が目配せをしてきた。

ありがとう佐倉!!おまえは神か!!!!

「あっ、えっと、ストレスが溜まると……」





「ありがとう佐倉ー!助かったよ。」

「いえいえ。たまたま気づいたから。…にしても教科書もないの?」

「そうなんだよー。俺持って帰ったり貸したりなんてした覚えないのに…。」

「…私も犯人がいるとか思いたくないけどさ、やっぱり誰かの仕業なんじゃ…ないかな……。」

「…やっぱり、そうなのかな…。でも何でだろう。」

「わからない…ただのイタズラとかからいいんだけど。流石に…3回4回とか続いたら…先生に言った方がいいんじゃないかな?」

「うーん、、そうだね…。」

一体誰の仕業なんだろう。気味が悪い。

俺が恨み買ってそうな人なんて佐倉くらいしかいない…。

…そんなわけ、ないよな。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

友達の妹が、入浴してる。

つきのはい
恋愛
 「交換してみない?」  冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。  それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。  鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。  冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。  そんなラブコメディです。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...