転生できずに地縛霊のままなんですけど……

朝羽ふる

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東の大陸

龍とはらすかす姫<5>

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世界秩序せかいちつじょという言葉ことばは、あまり馴染なじみがないだろう。それはひと概念がいねんうところのかみちか存在そんざいしめしている」

 おお、神様かみさま?!
 一方的いっぽうてき何度なんどもお世話せわになってますな。

「そして『りゅう』だが、それはもちろん、シュリがいだ『炎摩えんま』や、自分じぶんの『壌土じょうど』などを包括ほうかつする呼称こしょうであり……」

 チェフチリクは自分じぶんむねてます。
 
「――この身体からだのことをしめしている」

 へっ、身体からだ
 予想よそうちがいますね。
 てっきり称号しょうごうなんかだとばっかりおもってたのに。

「この身体からだ生物せいぶつ肉体にくたいとも死者ししゃ霊体れいたいともことなり、『霓体げいたい』とばれる。『りゅう』は、八元素はちげんそ精霊せいれい最高位さいこういである精霊王せいれいおうなかからさらえらばれる、おうなかおうにのみあたえられる名誉めいよであり特権とっけんであり、そして“ちから”なのだ」

「じゃあ霊龍れいりゅう様方さまがたって元々もともと精霊王せいれいおうだったってことですか?」

「そのとおりだ、ツクモ。自分じぶんらはおよそ6000ねん代替だいがわりし、ふる精霊王せいれいおうは『りゅう』をあたらしい精霊王せいれいおうゆずることになる。この代替だいがわりは『ヴェラセト』とばれる。――精霊王達せいれいおうたちは、そうやって何百万年なんびゃくまんねんも、この身体からだ、つまり『りゅう』を受継うけついできたのだ」

 なるほどだから、ドラゴンねえさんはえらそうにしてるんだ。
 おうなかおうですもんね。
 自慢じまんしたくなるのも当然とうぜんか。
 
「ヴェラセトにより『りゅう』をゆずったふる精霊王せいれいおうはバシャルから旅立たびだち、べつ存在そんざいへの遷化せんげゆるされる。しかし世界秩序せかいちつじょによりばっせられ、『りゅう』を取上とりあげられた精霊王せいれいおう遷化せんげゆるされず、たくわえてきたちからうばわれふたた微精霊びせいれいからやりなおさねばならなくなる。微精霊びせいれい精霊王せいれいおうとなるまでには何十万年なんじゅうまんねん歳月さいげつ必要ひつようとなり、それは自分じぶんらにとっても充分じゅうぶんながいとおもえる時間じかんだ」

 何十万年なんじゅうまんねん時間じかんをかけて、やっと精霊王せいれいおうになったのに、また微精霊びせいれいからやりなおし……。
 たしかにキッツいはなしや。

「それだけではない。ばっせられて『りゅう』をうしなった場合ばあいつぎ精霊王せいれいおう継承けいしょう準備じゅんびりず、すぐに『りゅう』を受継うけつぐことができない。そのためその元素げんそつかさど霊龍れいりゅうは、しばらく不在ふざいとなってしまう。準備じゅんびにはすくなくとも数百年すうひゃくねんようするので、このかん、その霊龍れいりゅうつかさど元素げんそ不安定ふあんていとなる。この状況じょうきょう精霊せいれい魔導師まどうし活動かつどう多大ただい悪影響あくえいきょうおよぼし、とき天変地異てんぺんちいまねくこともある。つまり、『りゅう』をうばわれるということは、バシャルにも甚大じんだい災害さいがいをもたらしかねないということなのだ」

 ドラゴンねえさんは意地いじになってたんじゃなく、こういうことをけようとしてたのね。
 ちょっとリスペクト、たかまりましたね。

「だから俺達おれたち人間にんげんあつかいにかんして慎重しんちょうにならざるをねぇんだよ。世界秩序せかいちつじょは、とりわけ人間にんげんたいして手厚てあつ庇護ひごあたえてるからな」
 
 アティシュリは不満ふまんげにはならします。

「ただし、バシャルの存亡そんぼうかかわるようなことなら、たとえ人間同士にんげんどうしあらそいでも、おもいっきり介入かいにゅうしてやっからよ。ずっとおさえてきたもんを一気いっきすぜぇ。おれ咆哮ほうこうなんもかんも消炭けしずみえてやんのよ! おぼえとけっ! ウカカカカカカっ……!」

 高笑たかわらいするドラゴンねえさん。

 わってますよ。
 あんたのほうがよっぽど魔王まおうですって。
 ドラゴンさま色々溜いろいろためこんでらっしゃるんでしょうな……。

「――わかってもらえただろうか?」

 アティシュリの様子ようすに、どんきしているチェフチリクは苦笑にがわらいしてます。

「いいかぁ、おめぇら! このことは他言無用たごんむようだかんな!。こいつは霊龍れいりゅう根幹こんかんかかわる秘事ひじだ! しゃべったら気持きもちちよく焼殺やきころしてやっからよ! ウカカカカカっ……!」

 完全かんぜんにハジけちゃったドラゴンねえさん。
 
 キャラメルを増量ぞうりょうして、なんとかドラゴンねえさんを落着おちつかせたあと僕達ぼくたち昧昧鼬セヘルクルナスつけた抜穴ぬけあなまえにやってきました。
 枯草かれくさかくれていたそのあなは、ひとってすす程度ていどひろさしかありません。
 なか真暗まっくらで、閉所恐怖症へいしょきょうふしょうひとにはえられないかんじです。

 昧昧鼬セヘルクルナスによると、抜穴ぬけあなは『深山蛇ダーリクユラン』のあたまからまでのながさくらいあるそうです。
 からんわっ、てっこむと、イタチくんおなながさを実際じっさいはしって、おしえてくれました。

 『深山蛇ダーリクユラン』の体長たいちょうは、20メートルぐらいあるみたいです。
 でも妖獣ようじゅうじゃないらしく、ドラゴンねえさんは、ただでかいだけのへびだから、どうってことはねぇ、とわらいます。

 いやいや、充分じゅうぶんおっかないですって。
  
「おおよその距離きょりはわかった」

 昧昧鼬セヘルクルナスしめしてくれた抜穴ぬけあなながさに納得なっとくしたヒュリアは、入口いりぐちまえつんいになります。

「そうだツクモ、わたし仮面かめんしてくれないか」

かおかく必要ひつようある?」

わたしには賞金しょうきんがかけられている。それをやからは、よくにつられて余計よけいちから発揮はっきするかもしれない。かねちからおそろしいからな。自分じぶんにとって不利ふり条件じょうけんは、できるだけ事前じぜん排除はいじょしておきたいんだ」

 かねひらかぬ扉無とびらなしってわけですか。
 地球ちきゅうでもバシャルでも、かねがオラオラしてますねぇ。

 『倉庫そうこ』から、れい緑色みどりいろ仮面かめん取出とりだし、ヒュリアのうえにに実体化じったいかさせます。
 仮面かめんをつけたヒュリアは、さきはいっていった昧昧鼬セヘルクルナスつづき、一切いっさい躊躇ちゅうちょしであたまから抜穴ぬけあなんでいきました。

をつけろ」

 うしろからチェフチリクのこえこえました。

 まえにいる昧昧鼬セヘルクルナスは、さきったとかとおもえばもどってて、ヒュリアのかおのぞきこみます。
 たぶん心配しんぱいして、様子ようすにきてるんだしょうね。

 あかをしたしろいネズミごろしのせいで、イタチって動物どうぶつにあんまり印象いんしょうなかったけど。
 こいつ、なかなか可愛かわいいヤツです。

 はらばいになって左右さゆうひじ前後ぜんごうごかしながら真暗まっくらあななかすすむヒュリア。
 匍匐前進ほふくぜんしんってやつですけど、これおとこでもキツい作業さぎょうっすよね。

 でもヒュリアはいきらすこともなく、黙々もくもくすすんでいきます。
 こういうときの彼女かのじょ精神力せいしんりょくつよさって、普通ふつうじゃないです。

 目的もくてき成遂なしとげるためのかた意志いしというか、執念しゅうねんというか。
 絶対ぜったい生残いきのこって皇帝こうていになる、っていうおもいが後押あとおししてるのかもしれません。

 で、ぼくはと言いますと……。
 ヒュリアはわすれてるみたいですけど、首飾くびかざりががっているので地面じめんきずらております。
 ズルズルズルズル、地面じめんかおをこすられてるかんじ……。
 もちろんいたいとかはないんすけど、すごぉく屈辱的くつじょくてき気持きもちになるのは如何いかんともしがたいですな。

 しばらくするとヒュリアのうごきがました。
 真暗まっくらだった世界せかいにオレンジいろひかりが、わずかにしこんでくるのがかります。

「ついたぞ、ツクモ」

 ささやくようなヒュリアのこえ

「――チェフチリクさま到着とうちゃくしたとつたえてくれ」

 ヒュリアのかおまえいる昧昧鼬セヘルクルナスは、ククククッと返事へんじをします。
 そして彼女かのじょ肩口かたぐちから背中せなかとおって今来いまきみちもどっていきました。

 その数秒後すうびょうご……。

 本当ほんとう地震じしんきたかのように洞窟全体どうくつぜんたいはじめます。
 もちろんチェフチリクの地響じひびきです
 
「ツクモ、仕上しあげだ」

 ぼくは、あらかじめめておいたセリフをさけびました。

大変たいへんだぁっ! くずれるぞぉっ! げろぉっ!」

 すると洞窟内どうくつないのあちこちで野太のぶと悲鳴ひめいこえてきました。
 そして、たくさんの足音あしおととおざかっていく気配けはいがします。
 それをきっかけにヒュリアは抜穴ぬけあなから素早すばやそとました。

 オレンジいろのランプのあかりがともる洞窟内どうくつない意外いがいあかるくてひろいです。

 まえには粗雑そざつ鋼材こうざいつくられたおりよっならんでいます。
 よっつのうちのみっつに人影ひとかげがあり、全員ぜんいんがヒュリアをおどろきとおびえのじった表情ひょうじようつめていました。

 まあ、不気味ぶきみ緑色みどりいろ仮面かめんをかぶった人間にんげん突然現とつぜんあらわれたら、だれだってそうなりますわな。
 
 一番近いちばんちかおりには、中年ちゅうねん男性だんせい胡坐あぐらをかいていました。
 くちひげをはやしてますが、はだいろ青白あおじろく、どこかなよなよとしてます。
 ただ表情ひょうじょうえらそうで、いつも他人たにん見下みくだしてるんだろうなってかんじがつたわってきます。
 
 そのとなりおりには、アスリートみたいなするどつきの女性じょうせいがいました。
 とし二十代前半にじゅうだいぜんはんくらいで、左右さゆうみみうえにシニヨンがつくってあります。
 顔面がんめんつよめですけど、目鼻立めはなだちくっきりの美人びじんです。

 一番奥いちばんおくおりには、かなりぽっちゃりした体形たいけい少女しょうじょひざかかえています。
 かお身体からだも、まんまるってかんじです。
 顔立かおだちはととのっていて、やせたらかなりの美人びじんになるでしょうね。
 まあ、そのままでも需要じゅようありそうですけど……。

 多分たぶんこのがユニスでしょうね。
 だけど、イメージとちがいました。
 お姫様ひめさまってことで可憐かれん清楚せいそ美少女びしょうじょ想像そうぞうしてたんですが……。
 げきぽちゃ女子じょしってやつですな。

きみがユニスか?」

 ヒュリアがはなしかけると、まんまるかおが、こくっとうなずきました。

わたしはチェフチリクさまからたのまれて、きみらをたすけにものだ」

「チェフさまがっ!」
 
 となりにいたかおつよ女性じょせいこえげました。

「そして、あなたがアレクシアさんですね?」

「はい……」

 ヒュリアはクズムスをくと、ユニスのおりとびらまえち、クズムスをかまえます。
 ふっと身体からだからちからけると、クズムスが、ほんのりと薄赤うすあかかがやはじめます。
 トゥガイのときとおなじです。
 そしてヒュリアはあかひかるクズムスでおりについてるゴツい錠前じょうまえ一刀いっとうのもとに斬落きりおとしたのでした。

 いや、あんなゴツい金属きんぞくかぎ真二まっぷたつかぁい!
 マジ、ハンパねぇな、ヒュリア。

 その、アレクシアさんのおりかぎり、二人ふたり解放かいほうします。
 ただ二人ふたりとも、ふらふらしていて足元あしもと覚束おぼつかないようです。
 
大丈夫だいじょうですか? なにかされたのですか?」

 ヒュリアがたずねるとアレクシアさんがなさけなさそうに説明せつめいしました。
 
じつ麻痺薬まひやくまされたんです」

 麻痺まひねぇ。
 状態異常じょうたいいじょう典型てんけいですか。

 治癒術ちゆじゅつなおせるのは外傷がいしょうだけで、麻痺まひなんかの状態異常じょうたいいじょうなおすことはできないそうなんで。
 自力じりき回復かいふくしてもらうしかありません。

 ヒュリアはおりうらにある岩陰いわかげをクズムスで指示さししめします。

「あそこに抜穴ぬけあながあります。あれをとおればそとられます。くらせまいですが、我慢がまんしてください。ただ、そとではチェフチリクさまっておられますから、安心あんしんしてください」
 
 洞窟どうくつ地響じひびきは、まだつづいています。
 ユニスが不安ふあんそうに天井てんじょう見上みあげました。

御心配ごしんぱいなく。この地響じひびきは、チェフチリクさま御業みわざですので洞窟どうくつくずれることはありません。――さあ、れがつづいているあいだに、いそいで脱出だっしゅつしてください」

 アレクシアさんとユニスはうなずくと、よろけながら抜穴ぬけあなかいました。
 ヒュリアは、すぐにあとわず、くちひげの男性だんせいおり錠前じょうまえ斬落きりおとします。

「おお、殊勝しゅしょうこころがけよ」

 男性だんせい満足まんぞくそうにうと、おりからてきました。
 だいぶよごれてはいますが、金糸銀糸きんしぎんしられた高級こうきゅうそうなふくています。
 
我輩わがはいはマリフェト13枢奥卿家すうおうきょうけひとつである……」

 くちひげをゆびでよじりながら、えらそうでながそうな肩書かたがきをのたまおうとしましたが、ヒュリアにさえぎられます。

「お名前なまえだけうけたまわろう。あなたの身分みぶん興味きょうみはない」

 ヒュリアにぶっきらぼうにわれ、男性だんせいくちをぽかんとけてフリーズします。

「そ、そうか……、我輩わがはいはブニャミン・タニョである」 

 なんだかがけうえにいそうな名前なまえですね。

「では、タニョ殿どの、あの二人ふたりあとつづいて抜穴ぬけあなから脱出だっしゅつされよ」

「おお、これぞ地母キュベレイさまのご加護かご賜物たまものよ。ありがたい。――仮面かめん御仁ごじんよ、そなたのは? いかようにも褒美ほうびをとらせるぞ」

名乗なのるほどのものではありませんし、褒美ほうび不要ふようです。とにかく抜穴ぬけあなへ」

「し、承知しょうちした」

 タニョさんが岩陰いわかげかおうとしたとき、悲鳴ひめいこえてきました。

「そんなにさないでよ! こんなとこはいれっこない!」

「なんとか、おなかをひっこめるの! ユニス、ほら、頑張がんばって!」

 ヒュリアがいそいで駈寄かけよると、抜穴ぬけあな入口いりぐちで、あしをジタバタさせてるユニスの姿すがたがありました。
 どうやらおなかがつっかえて、あなはいれないみたいです。

「もうだぁっ! 無理むり絶対ぜったい無理むりぃっ! はやくこっからしてよ! こわいってぇ!」

 きべそをかきはじめるユニス。
 溜息ためいきいたアレクシアさんはユニスの両足りょうあしかかえて、引張ひっぱそうとします。

いたいってぇ! もうちょっとやさしく引張ひっぱってよ! もう、最悪さいあくぅ!」

 つっかえたおなかが、もどることを拒否きょひってるみたいです。
 ヒュリアはまゆをひそめて、ジタバタするユニスを見下みおろし、つぶやきます。

想定外そうていがいだ……、こんな伏兵ふくへいがあるとは……」

 伏兵ふくへいというか、“ふくへいだよね……。

「おいっ、てめぇら!」

 おり様子ようすたしかめにもどってきたらしい盗賊とうぞく一人ひとりが、僕達ぼくたちつけちまいました。

人質ひとじちげたぞぉっ!」

 盗賊とうぞく仲間なかまびました。
 おお、RPGの戦闘中せんとうちゅうみたいなセリフ。

仮面かめん御仁ごじん、い、如何いかががするのだっ?!」

 タニョさんがふるえながら、ヒュリアにたずねてきました。

つかってしまっては、もう抜穴ぬけあな使つかえません。そと待伏まちぶせされますので」

「では、ど、どうすると……?」

正面突破しょうめんとっぱしかありますまい」

「し、正面しょうめん突破とっぱ……」

 タニョさん、くちをあんぐりして絶句ぜっくしとります。

「タニョ殿どのけん使つかえますか?」

一応いちおう師範しはんよりならいはしたが……」

「ならばけんがあれば、ご自分じぶんまもれますな」

「いや、ってくれ、ならいはしたが、及第きゅうだいをもらうことはなく……」

「できるかぎ援護えんごはしましょう。しかしわぬときは、ご自身じしん切抜きりぬけられよ」

「そ、そんな……」

 かおあおざめるタニョさん。
 きそうです。
 いいオッサンなのに。

「――な、ならば、おりもどるぞ! 我輩わがはいいのち引換ひきかえに、身代金みのしろきんをとる段取だんどりのはずだからな! かねにするまではいのちはとるまいよ!」

「どうぞ、ご自由じゆうに。ただしかね受取うけとった盗賊とうぞくが、あなたをかしてかえすかどうかは、はなは疑問ぎもんではありますな」

 つめたく突放つきはなすヒュリア。

「うっぐっ!」

 タニョさん、ふたた絶句ぜっく

 きっといままでやりたい放題ほうだいきてきたんだろうな。
 自己紹介じこしょうかいめられたけど、マリフェトの貴族きぞくみたいだし。
 命令めいれいかない使用人しようにんなんかを、こうムチでビシバシしばいたりして。
 ああ、やだやだ……。
 
 地響じひびきは、まだつづいていましたが、ぞろぞろと盗賊達とうぞくたちもどってきます。
 そのかず、ざっと20にんぐらい。
 まだまだえそうです。

 1ぴきたら100匹出ぴきでてくるとおもえ、だなこりゃ。
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