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お姫様の依頼には裏がある?
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チュンチュンチュン……。
小鳥の囀りと、窓から差し込む陽の光を浴びて、アルフレッドは目を覚ます。
「ふわぁぁぁ……眠ぃ……。」
上体を起こし、大きく伸びをするが、眠気はなかなか取れない。
昨晩は、妙に可愛かったミリアの顔がちらついて、なかなか寝付けなかったのだ。
「ハァ、どうかしてるぜ。」
アルフレッドは大きく頭を振り、顔でも洗おうかと、ベッドから降りようとすると、足元に何かが転がっているのに気づく。
足者に転がっている物体を見て、アルフレッドは、再度大きくため息を吐く。
「やっぱ、昨日のは気の迷いだったんだな。」
そう呟きながら足元の物体を足で転がして声をかける。
「おい、ミリア。いい加減起きろよ。」
足元に転がっていたのは、ミリアだった。
多分寝惚けてベットから転げ落ちたのだろう。
そのまま戻ろうとしてシーツを掴んだまま力尽きた……というのが多分正解だと思う。
寝巻は乱れ、口の端からは涎をたらし、その顔はどんな夢を見てるのか分からないが、だらしなく緩んでいる……この様子を見ていると、昨夜の帰り道に見た姿は、夢だったのではないかと思うぐらいに落差が激しい。
「むにゃぁ……あるぅ……ダメェ……。」
「ったく、どんな夢見てるんだ……起きろよ。」
アルフレッドは、彼女の肩に手を掛けて揺さぶってみる。
「うーん……コッチだってばぁ……。」
ミリアの腕がアルフレッドの首に回され引き寄せられる。
不意を突かれてバランスを崩したアルフレドとミリアの顔が間近に迫る。
目の前にあるミリアの顔を見て、アルフレッドの心臓は早鐘のように激しく脈打つ……あとほんの少し顔を近づければ、ミリアの唇が……。
アルフレッドは何かに導かれる様に、顔を近づけていく……。
「むにゃぁ……そうよ~、アルは、私のペットなんだから言う事聞くのよぉ~。」
あと数ミリで接触するという所で彼女の口から紡がれた寝言に、アルフレッドは我を取り戻す。
「起きろっ!」
アルフレッドは身を起こして、ミリアの頭を思いっ切り叩く。
「痛っ~~……えっ何?なんなの?」
痛みではね起きたミリアはキョロキョロと辺りを見回す。
「お早う、目ぇ冷めたか?」
「ウン、おはよぉ……ふわぁ~~……あれ?アルが元に戻ってる?」
大きな欠伸をした後、不思議そうな顔でアルフレッドを見つめるミリア。
「寝惚けてんのか?俺は変わってねえよ……ったく、どんな夢を見てたんだか……。」
「そっかぁ……夢かぁ……女装して首輪をつけたアルが「ミリアお姉さまの言う事ならなんだって受け入れます」って言ってたの可愛いかったのになぁ……痛っ!何するんですかっ!」
「くだらん夢見てるんじゃねぇ!」
乱れた衣類を直しながらそう言うミリアの頭を叩くアルフレッド。
「ったく……ヤッパリ昨日は俺も酔ってたんだな。」
頭を抱えたミリアを放置して、洗面所に向かうアルフレッドは、ミリアに聞こえない様にそう呟くのだった。
「それで今日はどうするんですか……これ美味しぃ……。」
目の前に座るミリアが、ジャムをたっぷりと付けたパンを頬張りながら聞いてくる。
アルフレッド達は、宿の1階にある食堂で朝食をとりながら、今日の予定について話をしているところだった。
「取りあえずは、アリスの所に行くしかないだろ?詳しい話を聞いてからじゃないと、予定が決められない……ジャムついてるぞ。」
「えっ、嘘、どこ?」
ミリアのほっぺにジャムがついていることを指摘すると、顔を赤くしたミリアは慌ててふき取る。
「まだついてますわよ。」
横からハンカチを持った手が伸びてきて、ミリアの口元を拭う。
「ありがと……ってアリスちゃんっ!?」
いつの間にかアリスがミリアの横に座っていた。
「おはようございます、アル様、お姉さま。」
アリスが朝の挨拶をしてくるので二人もつられて挨拶を返す。
「アリスちゃん、何でここに……。」
驚きながらも、辛うじてそれだけを口にするミリア。
「それはもちろん、お二人の監視……ではなくて、お二人に会いに来たのですわ。」
「今、監視って言ったよね?この子監視って言ったよね……。」
「気のせいですわ。それより、お食事が終わったら、お二人のお部屋でお話しできますでしょうか?」
オタオタしているミリアを放置して、アリスはアルフレッドに訊ねる。
ここの食堂は、安い割に味も良く、宿泊客以外でも利用が出来るため、朝から賑わっている。
そのため、ちょっとした雑談ならともかく、重要な話をするには向いていない。
「……そうだな、部屋の方がいいだろうな。」
アルフレッドは少し考えてから、アリスにそう答えた。
「では、改めまして、アルフレッド様、ミリアルド様、依頼を引き受けて下さりありがとうございます。」
食事を終えた後、部屋に戻ると、アリスは居住まいを正し、深々と頭を下げる。
「まぁ、やり方にちょっと不満はあるけどな。」
「アル、そんな言い方ないでしょ。」
アルフレッドの不機嫌さを隠さない口調をミリアが咎める。
「お姉さま、いいんです。確かにあのやり方は褒められたものじゃありませんから……それでもなお、依頼を受け入れて頂いたこと感謝申し上げますわ。」
更に頭を下げようとするアリスを、アルフレッドが止める。
「それはもういいから……、それよりどこへ何しに行くのか?とか期限はいつからいつまでか?とか詳細を話してもらえるか?」
「そうですね、時間は何物にも代えがたく貴重なものですからね。」
そう言って、アリスは依頼について話し始めた。
アルフレッド達がいるミルトの街は、セイファート大陸の南方一帯を治めるアスラム王国の、南に位置するザンスカール地方・ロイド領の端にある小さな街だ。
小さいとはいっても、周りの村落や森からの恵みは豊富で、山を越えたところにある港町からの、新鮮な海産物や、海を越えた貿易品など、流通の中継点となっている為にそれなりの賑わいを見せている。
ロイド領としても大切な街だという事は、娘が住む為の屋敷を構えている所からも伺える。
そして何より、ミルトの街が有名なのは、30数年前に勇者が最初に訪れた街と言われているからだった。
魔王の脅威が本格的になって来た頃、突如としてこの街を訪れた勇者は、この町を拠点として付近の遺跡を探索して回ったという。
勇者が何を求めて遺跡を巡っていたのかは明らかにされていないが、勇者が何かを得たのは間違いないらしく、何らかの力を得た勇者はこの街から旅立ったと言われている。
「……つまり、その勇者が回った遺跡を、アリスも巡り回りたい、そう言う事か?」
「その通りですわ。」
「でもなんで今更遺跡巡りなの?」
ミリアが聞く。
勇者が回った遺跡と言えば聞こえがいいが、勇者によって魔王が封印されて30年経つ。
その間に起きた勇者ブームによって、各地の遺跡は調べ尽されていて、今更廻っても新しい事が分かるわけでもない。
「そ、それは、ほら、私が勇者様のファンで、勇者様の見た景色を見たいから……ほら、『聖地巡礼』ってやつです。」
アリスの言葉の端々に動揺が見られる。
嘘は言ってないけど、何かを隠している、というのは明らかだった。
「建前は分かった。それで本音は?」
だからアルフレッドは直接切り込む。
隠し事を抱えた依頼人から、依頼を受けるほど危険なことは無いのだ。
今までのアリスの様子からすれば、犯罪にかかわる事ではないと思うが、隠されている内容によっては、危険度・難易度が跳ね上がる可能性もある。
それらの事を見据えて準備をしないと護衛依頼など務まらない、だから詳細な情報は必須だった。
アルフレッドの真剣な眼差しを受け、アリスも誤魔化しきれないと観念したのか、ゆっくりと口を開く。
「聖地巡礼というのは嘘じゃありませんわ。ただ、その理由については、今は話せません。……私だって、出会って間もない方に全てを曝け出す事が、どれほど危険か位は知ってますのよ。」
「隠し事されると、いざという時に後手に回るぞ?」
「承知してますわ。」
アリスとアルフレッドが睨み合う。
間に挟まれたミリアはどうしていいか分からずオロオロしていた。
「……まぁ、いいだろう。これ以上は時間の無駄のようだ。」
先に折れたのはアルフレッドだった。
口にした通り、ここで睨み合いを続けるより、この後の依頼を通じて探った方が早いと判断したのだ。
「分かっていただけて何よりですわ。」
アリスは表情を緩め笑顔で答えながら、アルフレッドに気づかれない様にそっと体の力を抜く。
アリスは余裕の表情を崩さないようにしていたが、その実内心ではかなり怯えていた。
実戦の経験もロクにないお嬢様が、それなりに修羅場をくぐってきた現役の冒険者の威圧を受けて、平気でいられる方がおかしいのだ。
本当なら、このままへたり込みたい所だったが、アルフレッドの言うように時間を無駄にするわけにはいかない。
だから、アリスは気力を振り絞って、次の行動を口にする。
「ご理解も頂けたようですし、早速出発いたしましょう。」
小鳥の囀りと、窓から差し込む陽の光を浴びて、アルフレッドは目を覚ます。
「ふわぁぁぁ……眠ぃ……。」
上体を起こし、大きく伸びをするが、眠気はなかなか取れない。
昨晩は、妙に可愛かったミリアの顔がちらついて、なかなか寝付けなかったのだ。
「ハァ、どうかしてるぜ。」
アルフレッドは大きく頭を振り、顔でも洗おうかと、ベッドから降りようとすると、足元に何かが転がっているのに気づく。
足者に転がっている物体を見て、アルフレッドは、再度大きくため息を吐く。
「やっぱ、昨日のは気の迷いだったんだな。」
そう呟きながら足元の物体を足で転がして声をかける。
「おい、ミリア。いい加減起きろよ。」
足元に転がっていたのは、ミリアだった。
多分寝惚けてベットから転げ落ちたのだろう。
そのまま戻ろうとしてシーツを掴んだまま力尽きた……というのが多分正解だと思う。
寝巻は乱れ、口の端からは涎をたらし、その顔はどんな夢を見てるのか分からないが、だらしなく緩んでいる……この様子を見ていると、昨夜の帰り道に見た姿は、夢だったのではないかと思うぐらいに落差が激しい。
「むにゃぁ……あるぅ……ダメェ……。」
「ったく、どんな夢見てるんだ……起きろよ。」
アルフレッドは、彼女の肩に手を掛けて揺さぶってみる。
「うーん……コッチだってばぁ……。」
ミリアの腕がアルフレッドの首に回され引き寄せられる。
不意を突かれてバランスを崩したアルフレドとミリアの顔が間近に迫る。
目の前にあるミリアの顔を見て、アルフレッドの心臓は早鐘のように激しく脈打つ……あとほんの少し顔を近づければ、ミリアの唇が……。
アルフレッドは何かに導かれる様に、顔を近づけていく……。
「むにゃぁ……そうよ~、アルは、私のペットなんだから言う事聞くのよぉ~。」
あと数ミリで接触するという所で彼女の口から紡がれた寝言に、アルフレッドは我を取り戻す。
「起きろっ!」
アルフレッドは身を起こして、ミリアの頭を思いっ切り叩く。
「痛っ~~……えっ何?なんなの?」
痛みではね起きたミリアはキョロキョロと辺りを見回す。
「お早う、目ぇ冷めたか?」
「ウン、おはよぉ……ふわぁ~~……あれ?アルが元に戻ってる?」
大きな欠伸をした後、不思議そうな顔でアルフレッドを見つめるミリア。
「寝惚けてんのか?俺は変わってねえよ……ったく、どんな夢を見てたんだか……。」
「そっかぁ……夢かぁ……女装して首輪をつけたアルが「ミリアお姉さまの言う事ならなんだって受け入れます」って言ってたの可愛いかったのになぁ……痛っ!何するんですかっ!」
「くだらん夢見てるんじゃねぇ!」
乱れた衣類を直しながらそう言うミリアの頭を叩くアルフレッド。
「ったく……ヤッパリ昨日は俺も酔ってたんだな。」
頭を抱えたミリアを放置して、洗面所に向かうアルフレッドは、ミリアに聞こえない様にそう呟くのだった。
「それで今日はどうするんですか……これ美味しぃ……。」
目の前に座るミリアが、ジャムをたっぷりと付けたパンを頬張りながら聞いてくる。
アルフレッド達は、宿の1階にある食堂で朝食をとりながら、今日の予定について話をしているところだった。
「取りあえずは、アリスの所に行くしかないだろ?詳しい話を聞いてからじゃないと、予定が決められない……ジャムついてるぞ。」
「えっ、嘘、どこ?」
ミリアのほっぺにジャムがついていることを指摘すると、顔を赤くしたミリアは慌ててふき取る。
「まだついてますわよ。」
横からハンカチを持った手が伸びてきて、ミリアの口元を拭う。
「ありがと……ってアリスちゃんっ!?」
いつの間にかアリスがミリアの横に座っていた。
「おはようございます、アル様、お姉さま。」
アリスが朝の挨拶をしてくるので二人もつられて挨拶を返す。
「アリスちゃん、何でここに……。」
驚きながらも、辛うじてそれだけを口にするミリア。
「それはもちろん、お二人の監視……ではなくて、お二人に会いに来たのですわ。」
「今、監視って言ったよね?この子監視って言ったよね……。」
「気のせいですわ。それより、お食事が終わったら、お二人のお部屋でお話しできますでしょうか?」
オタオタしているミリアを放置して、アリスはアルフレッドに訊ねる。
ここの食堂は、安い割に味も良く、宿泊客以外でも利用が出来るため、朝から賑わっている。
そのため、ちょっとした雑談ならともかく、重要な話をするには向いていない。
「……そうだな、部屋の方がいいだろうな。」
アルフレッドは少し考えてから、アリスにそう答えた。
「では、改めまして、アルフレッド様、ミリアルド様、依頼を引き受けて下さりありがとうございます。」
食事を終えた後、部屋に戻ると、アリスは居住まいを正し、深々と頭を下げる。
「まぁ、やり方にちょっと不満はあるけどな。」
「アル、そんな言い方ないでしょ。」
アルフレッドの不機嫌さを隠さない口調をミリアが咎める。
「お姉さま、いいんです。確かにあのやり方は褒められたものじゃありませんから……それでもなお、依頼を受け入れて頂いたこと感謝申し上げますわ。」
更に頭を下げようとするアリスを、アルフレッドが止める。
「それはもういいから……、それよりどこへ何しに行くのか?とか期限はいつからいつまでか?とか詳細を話してもらえるか?」
「そうですね、時間は何物にも代えがたく貴重なものですからね。」
そう言って、アリスは依頼について話し始めた。
アルフレッド達がいるミルトの街は、セイファート大陸の南方一帯を治めるアスラム王国の、南に位置するザンスカール地方・ロイド領の端にある小さな街だ。
小さいとはいっても、周りの村落や森からの恵みは豊富で、山を越えたところにある港町からの、新鮮な海産物や、海を越えた貿易品など、流通の中継点となっている為にそれなりの賑わいを見せている。
ロイド領としても大切な街だという事は、娘が住む為の屋敷を構えている所からも伺える。
そして何より、ミルトの街が有名なのは、30数年前に勇者が最初に訪れた街と言われているからだった。
魔王の脅威が本格的になって来た頃、突如としてこの街を訪れた勇者は、この町を拠点として付近の遺跡を探索して回ったという。
勇者が何を求めて遺跡を巡っていたのかは明らかにされていないが、勇者が何かを得たのは間違いないらしく、何らかの力を得た勇者はこの街から旅立ったと言われている。
「……つまり、その勇者が回った遺跡を、アリスも巡り回りたい、そう言う事か?」
「その通りですわ。」
「でもなんで今更遺跡巡りなの?」
ミリアが聞く。
勇者が回った遺跡と言えば聞こえがいいが、勇者によって魔王が封印されて30年経つ。
その間に起きた勇者ブームによって、各地の遺跡は調べ尽されていて、今更廻っても新しい事が分かるわけでもない。
「そ、それは、ほら、私が勇者様のファンで、勇者様の見た景色を見たいから……ほら、『聖地巡礼』ってやつです。」
アリスの言葉の端々に動揺が見られる。
嘘は言ってないけど、何かを隠している、というのは明らかだった。
「建前は分かった。それで本音は?」
だからアルフレッドは直接切り込む。
隠し事を抱えた依頼人から、依頼を受けるほど危険なことは無いのだ。
今までのアリスの様子からすれば、犯罪にかかわる事ではないと思うが、隠されている内容によっては、危険度・難易度が跳ね上がる可能性もある。
それらの事を見据えて準備をしないと護衛依頼など務まらない、だから詳細な情報は必須だった。
アルフレッドの真剣な眼差しを受け、アリスも誤魔化しきれないと観念したのか、ゆっくりと口を開く。
「聖地巡礼というのは嘘じゃありませんわ。ただ、その理由については、今は話せません。……私だって、出会って間もない方に全てを曝け出す事が、どれほど危険か位は知ってますのよ。」
「隠し事されると、いざという時に後手に回るぞ?」
「承知してますわ。」
アリスとアルフレッドが睨み合う。
間に挟まれたミリアはどうしていいか分からずオロオロしていた。
「……まぁ、いいだろう。これ以上は時間の無駄のようだ。」
先に折れたのはアルフレッドだった。
口にした通り、ここで睨み合いを続けるより、この後の依頼を通じて探った方が早いと判断したのだ。
「分かっていただけて何よりですわ。」
アリスは表情を緩め笑顔で答えながら、アルフレッドに気づかれない様にそっと体の力を抜く。
アリスは余裕の表情を崩さないようにしていたが、その実内心ではかなり怯えていた。
実戦の経験もロクにないお嬢様が、それなりに修羅場をくぐってきた現役の冒険者の威圧を受けて、平気でいられる方がおかしいのだ。
本当なら、このままへたり込みたい所だったが、アルフレッドの言うように時間を無駄にするわけにはいかない。
だから、アリスは気力を振り絞って、次の行動を口にする。
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