付与術師は聖剣を作りたい……。
この世の生きとし生けるもの全てを闇と絶望へ突き落すと言われている魔王が復活し、世界は絶滅の危機に瀕していた。
世界を救うため、魔王の恐怖に立ち向かう勇者一行は、幾多の魔族との戦いの末に魔王城へ辿りつく。
しかし、世界最大級のダンジョンでもある魔王城、勇者一行はその道中で朽ち果てる。
その後も、魔王に挑む幾多の勇者が現れては返り討ちにされる中、とうとう、とある勇者の一行が魔王のもとへとたどり着く。
しかし、強大な魔王の力の前に、一人、また一人と倒れていく勇者の仲間たち。
最後に残った賢者も、勇者を庇って呪いを一身に受け止め、意識を封じられる。
やがて、激闘の末に勇者がその身を挺して魔王を封印し、世界に仮初の平和が訪れた。
それから〇〇年後……
付与術師(エンチャンター)を自称する青年アルフレッドは、エルフの少女ミリアルドと共に、冒険者として街から街へと依頼を受けつつ旅をしていた。
そんなある日、いつものように依頼を受けた帰り道、盗賊に襲われている少女、アリスを助ける。
アリスは領主の娘で、お礼を受け取る為に、ミルトの街まで一緒に行くことになった。
ミルトの街でアルフレッド達はアリスから依頼を申し込まれる。
最初は断るつもりだったが、常日頃から貧乏だった二人は、報酬金の為に依頼を受ける事に……。
旅の途中明かされるアリスの秘密に、暗躍する魔族の出現……、単なる護衛依頼の筈が何故か隣の領主の陰謀に巻き込まれることに。
聖剣を作る事が目的なのに、何故か上手く行かないアルフレッドの冒険が今始まる。
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