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ただアイテム投げるだけの地味なお仕事です?
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「で、どうするか決まりました?私達何か手伝えることありますか?」
森の中ほどの少し開けた場所で、ミリアはアルフレッドに話しかける。
この場所は周りより少し高くなっていて、目の前の大岩の影から眼下を除き見ると、そこにはゴブリン達が巣にしていると思われる洞穴の様子が伺える。
「いや、見たところ、見張りのゴブは3~4匹だし、巣の中にもそれ程数はいなそうだしな。さっさと行って片付けてくるよ。一応念の為にいつでも援護に入れるようにだけしておいてもらえると助かる。」
「はーい。じゃぁ、気を付けてね。」
そう言って見送るミリアの背からアリスが声をかける。
「あの……いいんですか?」
「いいの、いいの。ここで私達が出ても邪魔なだけだからね。ここで大人しくしてるのが一番なのよ。アリスちゃんもアルがどんな戦い方するのか興味あるんでしょ?」
「それはそうなのですが……。」
「いいから、いいから。はい、ここに座って。」
釈然としない様子のアリスを招いて自分の横に座らせるミリア。
この場所からなら、全体を見渡せるので、アルフレッドに何かあってもすぐに対応できる、という事をアリスに伝えると、アリスは納得したのか、腰を下ろして、熱心に周りを観察し始めた。
程なくすると、視界にアルフレッドが入ってくる。
彼は、見張りのゴブリン達の背後から、そっと近づいて行っている。
「あのままじゃ、見つかるのではないでしょうか?」
背後から、と言っても遮蔽物も何もない場所を移動するアルフレッドの行動は、アリスにはあまりにも無防備に見える。
「大丈夫よ。アルの纏っているマントにはかなり強力な認識疎外の魔法が付与してあってね、見えない所から近付けば、真後ろに立っても気付かれない筈よ。もっとも気配を遮断できるわけじゃないから、余り近付き過ぎるのはダメだけどね。」
「そうなんですね。でも、私にははっきりと認識できますし、ミリアさんも認識してますよね?」
アリスは疑問に思った事を口にするとミリアは丁寧に答えてくれる。
「それは、私達が例外として登録されているからよ。戦闘中、パーティの仲間を見失ったら困るでしょ?」
「そうなのですね……あ、何かを投げてますが、アレは何でしょう?気づかれないのでしょうか?」
アリスが見ている前で、アルフレッドは小石のようなモノをゴブリン達の周りに投げている。
ゴブリン達は、ボーっと遠くを眺めているが、たまに物音に気づき、そちらを見る事もあるが、特に何も見つからないため、暫くすると、また遠くを眺め出す。
基本的に、ゴブリン達は知能が低いいため、目の前に何かが起こらない限り自ら行動を起こすことはない。
だから物音がしたとしても、そこに何もなければ、すぐに別の所に興味が移るのだ。
アルフレッドはそんな彼らの習性を熟知している為、慌てずにゆっくりと準備を整えていく。
そして、アルフレッドとの付き合いも長くなってきているミリアには、アルフレッドが何をしているのか?これから何が起こるのか?は、これまでにも散々やって来た事なので手に取るようにわかる。
「アレはね、エンチャントした魔石を配置してるのよ。」
だから、アリスの疑問に解説付きで答えてやる事が出来る。
「エンチャント、ですか?」
「アルの戦い方はね、ああやってエンチャントしたアイテムを使うの。剣や魔法で直接戦うわけじゃないから、見た目地味だけどね、それなりに効果的なのよ。」
ミリアの説明を受けながらアリスが見守っている目前では、アルフレッドが何か呪文を唱えた途端、ゴブリン達の足元に穴が開き、そこにゴブリン達が埋もれるという光景が繰り広げられていた。
「確かに……」
地味ですね、と言おうとしたその時、眼前のアルフレッドが、手にした何かを投げつけるのが見えた。
そしてその直後……
どぉぉぉぉーん!
派手な爆音と地響きがここまで伝わってくる。
「……えっと、地味?」
アリスは思わず隣りを見ると、ひきつった笑顔のミリアがそこにいた。
「アルっ、なんなのよっ!」
必死の形相で走ってくるアルフレッドの姿を捉えたミリアはそう叫ぶ。
「文句は後だっ!逃げないとオークに襲われるぞっ!」
アルフレッドは、訳が分からず呆然としているアリスを抱え上げてさらに加速する。
「またなですかっ、またオークですかっ……ってか何でオークがいるのよっ!」
「そんなん知るかっ!オークに聞けっ!」
文句を言いながらも、慌てて追いかけてくるミリアに、アルフレッドも足を止めることなく叫び返す。
そんな言い合いをしている間にも、オーク達の足音は間近まで迫ってきている。
「クッ、少しでもあいつらの気を逸らす事さえできれば……。」
「あの、上手く行くかどうか分かりませんが、上手く行けば数秒ぐらいなら足止めできますが?」
アルフレッドの呟きに、抱えられたままのアリスがそう応える。
「アリスちゃん、ホント?」
横を走っているミリアが訊ねる。
「えぇ、お姉さま、ギルドの時と同じですぅ。オーク達は鈍いのでどこまで効果があるか分かりませんけどぉ。」
「よく分からんが、足止めできるなら頼む……あそこの開けたところで仕掛けるけど……行けるか?」
「おまかせください!」
アリスが元気よく答える。
「コレでよし……。そっちはどうだ?」
「コッチはOKよ。」
「私の方もいつでもいけるのですよ。」
アルフレッドは、エンチャントされた魔石で簡易魔法陣を組んだ後、二人に呼び掛けると、準備が出来たと返事が返ってくる。
「じゃぁ、俺が囮になるから、奴らが所定の場所に来たら頼む!」
アルフレッドは二人にそう告げると、魔法陣から十数m離れた場所に立ち、オーク達を迎え撃つ準備をする。
作戦としては簡単だ。
魔法陣の範囲内でオーク達を足止めし、まとまった所で魔石にエンチャントした『大地崩壊』の魔法を発動、まとめて生き埋めにする。
ただそれだけだ。
問題なのはグランドフォールが発動した際に、オークが発動範囲内にまとまっているかなんだが……。
アルフレッドがそんな事を考えている内に、オークの群の先頭集団がアルフレッドの姿を捉え、スピードを上げてくる。
「だから、来るなってばっ!」
迫りくるオークの姿に、冷たいものを背筋に感じながらも、アルフレッドは先頭集団に向けて、手にした薄い緑色の石を投げつける。
『風よっ!』
石がオークにぶつかる寸前に、あらかじめ設定してあるキーワードを唱えると、その石が光り輝き、オークに向けて『風撃砲《エアロ・カノン》』の魔法が発動する。
眼の前で激しい突風を、まともに受けたオーク達は、背後から迫ってくる仲間を巻き込んで後方へと激しく吹き飛ぶ。
「今ですっ!」
アリスが叫ぶ。
「水の精霊よ!『ウォータースクライド!』」
アリスの言葉を受けて、ミリアが水の精霊を呼び出し、大量の水を発生させる。
狙いは違わず、地べたに転がるオークと、その周りでもがいているオーク達をまとめて濁流が飲み込む。
「行きますっ!『サンダー・シュート!』」
アリスの持つ杖の先から稲妻がほとばしり、オーク達を包み込む。
オーク達の身体が一瞬ビクッと震え、そのまま硬直する。
ミリアの放った水を伝わり、その場にいるオーク全員が電撃により感電し、その場から動かなくなる。
「おー、怖っ。アイツ等怒らせない様にしないとな。」
アルフレッドはそんな事を呟きながら、仕掛けた罠を起動させるためにキーワードを唱える。
『大地崩壊』
オーク達のいる場所に置かれた魔石が光を放ち、その光が魔法陣を形成していく。
そして、その直後、オーク達のいた場所が陥没し、オーク共々、その大地に穿たれた大穴に飲み込まれていった。
「アルーっ。」
ミリアたちがアルフレッドのもとへ駆け寄る。
「アル様、凄いですぅ!あれだけの数のオークを一瞬にして……素晴らしいですぅ。」
アリスが、目をキラキラさせながらアルフレッドを持ち上げる。
「いやぁ、これも、アリスたちが足止めしてくれたおかげだよ。」
最近はその様に持ち上げられたことがないアルフレッドは、満更でもなさそうに笑いながら、アリスやミリアの事を褒め称える。
「それはいいんだけどね……掘り出せるの、コレ?」
ミリアは、お互いに称えあう二人を冷めた目で見つつ、オークが埋まっている先を指さす。
所々から、オークの手や足など一部のパーツは見て取れるが、陥没し、完全に埋まってしまっているそこから、オークを掘り出すのは至難の業だというのは、誰の眼から見ても明らかだった。
「…………。」
「掘り出せるの?」
「……。」
「掘り出せるんですかぁ?」
何故か、ミリアに並んでアリスまで聞いてくる。
「……依頼はゴブリン退治だったよなぁ。ゴブリンの所に急ごうかぁ。」
そう言って歩き出そうとするアルフレッドをジト目で見る少女二人。
「無理なのですね。」
「最初から素直に言えばいいのに。」
「……こんなのどうやって掘り出せっ言うんや!」
アルフレッドは地面から生えているオークの腕を掴みながら叫ぶ。
しっかりと埋もれているその腕は、当然の事ながらびくともしない。
「ハイハイ、分かってるって。取りあえずゴブリンの巣に行くんだよね。」
ミリアが、アルフレッドの肩を叩きながら先に行くように促す。
釈然としないまま歩き出すアルフレッド。
「地味な戦い方……ですかぁ……。」
背後からついてくるアリスがそんな事を呟いていた。
森の中ほどの少し開けた場所で、ミリアはアルフレッドに話しかける。
この場所は周りより少し高くなっていて、目の前の大岩の影から眼下を除き見ると、そこにはゴブリン達が巣にしていると思われる洞穴の様子が伺える。
「いや、見たところ、見張りのゴブは3~4匹だし、巣の中にもそれ程数はいなそうだしな。さっさと行って片付けてくるよ。一応念の為にいつでも援護に入れるようにだけしておいてもらえると助かる。」
「はーい。じゃぁ、気を付けてね。」
そう言って見送るミリアの背からアリスが声をかける。
「あの……いいんですか?」
「いいの、いいの。ここで私達が出ても邪魔なだけだからね。ここで大人しくしてるのが一番なのよ。アリスちゃんもアルがどんな戦い方するのか興味あるんでしょ?」
「それはそうなのですが……。」
「いいから、いいから。はい、ここに座って。」
釈然としない様子のアリスを招いて自分の横に座らせるミリア。
この場所からなら、全体を見渡せるので、アルフレッドに何かあってもすぐに対応できる、という事をアリスに伝えると、アリスは納得したのか、腰を下ろして、熱心に周りを観察し始めた。
程なくすると、視界にアルフレッドが入ってくる。
彼は、見張りのゴブリン達の背後から、そっと近づいて行っている。
「あのままじゃ、見つかるのではないでしょうか?」
背後から、と言っても遮蔽物も何もない場所を移動するアルフレッドの行動は、アリスにはあまりにも無防備に見える。
「大丈夫よ。アルの纏っているマントにはかなり強力な認識疎外の魔法が付与してあってね、見えない所から近付けば、真後ろに立っても気付かれない筈よ。もっとも気配を遮断できるわけじゃないから、余り近付き過ぎるのはダメだけどね。」
「そうなんですね。でも、私にははっきりと認識できますし、ミリアさんも認識してますよね?」
アリスは疑問に思った事を口にするとミリアは丁寧に答えてくれる。
「それは、私達が例外として登録されているからよ。戦闘中、パーティの仲間を見失ったら困るでしょ?」
「そうなのですね……あ、何かを投げてますが、アレは何でしょう?気づかれないのでしょうか?」
アリスが見ている前で、アルフレッドは小石のようなモノをゴブリン達の周りに投げている。
ゴブリン達は、ボーっと遠くを眺めているが、たまに物音に気づき、そちらを見る事もあるが、特に何も見つからないため、暫くすると、また遠くを眺め出す。
基本的に、ゴブリン達は知能が低いいため、目の前に何かが起こらない限り自ら行動を起こすことはない。
だから物音がしたとしても、そこに何もなければ、すぐに別の所に興味が移るのだ。
アルフレッドはそんな彼らの習性を熟知している為、慌てずにゆっくりと準備を整えていく。
そして、アルフレッドとの付き合いも長くなってきているミリアには、アルフレッドが何をしているのか?これから何が起こるのか?は、これまでにも散々やって来た事なので手に取るようにわかる。
「アレはね、エンチャントした魔石を配置してるのよ。」
だから、アリスの疑問に解説付きで答えてやる事が出来る。
「エンチャント、ですか?」
「アルの戦い方はね、ああやってエンチャントしたアイテムを使うの。剣や魔法で直接戦うわけじゃないから、見た目地味だけどね、それなりに効果的なのよ。」
ミリアの説明を受けながらアリスが見守っている目前では、アルフレッドが何か呪文を唱えた途端、ゴブリン達の足元に穴が開き、そこにゴブリン達が埋もれるという光景が繰り広げられていた。
「確かに……」
地味ですね、と言おうとしたその時、眼前のアルフレッドが、手にした何かを投げつけるのが見えた。
そしてその直後……
どぉぉぉぉーん!
派手な爆音と地響きがここまで伝わってくる。
「……えっと、地味?」
アリスは思わず隣りを見ると、ひきつった笑顔のミリアがそこにいた。
「アルっ、なんなのよっ!」
必死の形相で走ってくるアルフレッドの姿を捉えたミリアはそう叫ぶ。
「文句は後だっ!逃げないとオークに襲われるぞっ!」
アルフレッドは、訳が分からず呆然としているアリスを抱え上げてさらに加速する。
「またなですかっ、またオークですかっ……ってか何でオークがいるのよっ!」
「そんなん知るかっ!オークに聞けっ!」
文句を言いながらも、慌てて追いかけてくるミリアに、アルフレッドも足を止めることなく叫び返す。
そんな言い合いをしている間にも、オーク達の足音は間近まで迫ってきている。
「クッ、少しでもあいつらの気を逸らす事さえできれば……。」
「あの、上手く行くかどうか分かりませんが、上手く行けば数秒ぐらいなら足止めできますが?」
アルフレッドの呟きに、抱えられたままのアリスがそう応える。
「アリスちゃん、ホント?」
横を走っているミリアが訊ねる。
「えぇ、お姉さま、ギルドの時と同じですぅ。オーク達は鈍いのでどこまで効果があるか分かりませんけどぉ。」
「よく分からんが、足止めできるなら頼む……あそこの開けたところで仕掛けるけど……行けるか?」
「おまかせください!」
アリスが元気よく答える。
「コレでよし……。そっちはどうだ?」
「コッチはOKよ。」
「私の方もいつでもいけるのですよ。」
アルフレッドは、エンチャントされた魔石で簡易魔法陣を組んだ後、二人に呼び掛けると、準備が出来たと返事が返ってくる。
「じゃぁ、俺が囮になるから、奴らが所定の場所に来たら頼む!」
アルフレッドは二人にそう告げると、魔法陣から十数m離れた場所に立ち、オーク達を迎え撃つ準備をする。
作戦としては簡単だ。
魔法陣の範囲内でオーク達を足止めし、まとまった所で魔石にエンチャントした『大地崩壊』の魔法を発動、まとめて生き埋めにする。
ただそれだけだ。
問題なのはグランドフォールが発動した際に、オークが発動範囲内にまとまっているかなんだが……。
アルフレッドがそんな事を考えている内に、オークの群の先頭集団がアルフレッドの姿を捉え、スピードを上げてくる。
「だから、来るなってばっ!」
迫りくるオークの姿に、冷たいものを背筋に感じながらも、アルフレッドは先頭集団に向けて、手にした薄い緑色の石を投げつける。
『風よっ!』
石がオークにぶつかる寸前に、あらかじめ設定してあるキーワードを唱えると、その石が光り輝き、オークに向けて『風撃砲《エアロ・カノン》』の魔法が発動する。
眼の前で激しい突風を、まともに受けたオーク達は、背後から迫ってくる仲間を巻き込んで後方へと激しく吹き飛ぶ。
「今ですっ!」
アリスが叫ぶ。
「水の精霊よ!『ウォータースクライド!』」
アリスの言葉を受けて、ミリアが水の精霊を呼び出し、大量の水を発生させる。
狙いは違わず、地べたに転がるオークと、その周りでもがいているオーク達をまとめて濁流が飲み込む。
「行きますっ!『サンダー・シュート!』」
アリスの持つ杖の先から稲妻がほとばしり、オーク達を包み込む。
オーク達の身体が一瞬ビクッと震え、そのまま硬直する。
ミリアの放った水を伝わり、その場にいるオーク全員が電撃により感電し、その場から動かなくなる。
「おー、怖っ。アイツ等怒らせない様にしないとな。」
アルフレッドはそんな事を呟きながら、仕掛けた罠を起動させるためにキーワードを唱える。
『大地崩壊』
オーク達のいる場所に置かれた魔石が光を放ち、その光が魔法陣を形成していく。
そして、その直後、オーク達のいた場所が陥没し、オーク共々、その大地に穿たれた大穴に飲み込まれていった。
「アルーっ。」
ミリアたちがアルフレッドのもとへ駆け寄る。
「アル様、凄いですぅ!あれだけの数のオークを一瞬にして……素晴らしいですぅ。」
アリスが、目をキラキラさせながらアルフレッドを持ち上げる。
「いやぁ、これも、アリスたちが足止めしてくれたおかげだよ。」
最近はその様に持ち上げられたことがないアルフレッドは、満更でもなさそうに笑いながら、アリスやミリアの事を褒め称える。
「それはいいんだけどね……掘り出せるの、コレ?」
ミリアは、お互いに称えあう二人を冷めた目で見つつ、オークが埋まっている先を指さす。
所々から、オークの手や足など一部のパーツは見て取れるが、陥没し、完全に埋まってしまっているそこから、オークを掘り出すのは至難の業だというのは、誰の眼から見ても明らかだった。
「…………。」
「掘り出せるの?」
「……。」
「掘り出せるんですかぁ?」
何故か、ミリアに並んでアリスまで聞いてくる。
「……依頼はゴブリン退治だったよなぁ。ゴブリンの所に急ごうかぁ。」
そう言って歩き出そうとするアルフレッドをジト目で見る少女二人。
「無理なのですね。」
「最初から素直に言えばいいのに。」
「……こんなのどうやって掘り出せっ言うんや!」
アルフレッドは地面から生えているオークの腕を掴みながら叫ぶ。
しっかりと埋もれているその腕は、当然の事ながらびくともしない。
「ハイハイ、分かってるって。取りあえずゴブリンの巣に行くんだよね。」
ミリアが、アルフレッドの肩を叩きながら先に行くように促す。
釈然としないまま歩き出すアルフレッド。
「地味な戦い方……ですかぁ……。」
背後からついてくるアリスがそんな事を呟いていた。
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