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第二十夜(2)─海斗side─
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お触り禁止を言い渡された海斗は、しぶしぶその手を身体の横に下ろして、真上の恭介を見上げる。
若干やけになっているような気もするが、どうやら本当に無理をしているわけではなさそうだ。
方法はめちゃくちゃだが、単純に、純粋に、海斗の抱く罪悪感を塗り替えようとしてくれているらしい。
思わずじっと見つめてしまい「こっち見るな」と言われるが、流石にそれは無理な頼みだ。
恭介の指先が、海斗の右の乳首を摘む。
くすぐったい。指の腹で挟まれてくりくりと刺激されても、やっぱり同じ感想しか出てこない。
「くすぐったいんだけど」
笑いを堪えながらそう漏らすと、恭介はどこか不思議そうに顔を上げた。
「これ気持ちよくないのか?」
「うーん、微妙だなあ」
「そうなんだ。…………俺は、気持ちいいのに」
ポツリと溢れ出た恭介の言葉に、一番驚いていたのは、恭介自身だった。
「あ……、ま、間違えた!今の間違い!!」
ぶんぶんと顔を横に振るが、もう手遅れだ。
恭介の手の中で、海斗は自分のものがさらに大きく硬くなったのが分かった。恭介もそれに気づいたらしく、息を詰めて海斗の男性器に視線を向けている。
「……なんで、今ので大きくなる!?」
「どう考えても恭介のせいだろ。なあ、ちょっと服脱いで乳首見せてよ」
「は……!?む、無理!そもそも、今日はまず俺が手でするだけだから!」
その言葉に海斗はひっそりと安堵する。どうやら今日は掘られずに済みそうだ。
「でも、そんな弱い力じゃいつまでたってもイけないよ俺」
下腹部では終始ゆるゆるとした緩慢な扱き方をされており、これではなかなか終わりが見えない。海斗は恭介が怯んだ隙をつく。
「見るだけで、触らないから。見たらイけそうな気がする」
ね、おねがい、と囁くと、少しだけ逡巡して、結局おずおずと寝巻きのTシャツを脱いでくれた。
「見るだけだからな……っ」
常夜灯のみの薄暗い室内。それでも、ぴんと尖った恭介の乳首はよく見える。まだ触られていないはずなのに、両方の先端が完全に勃っている。
海斗は無意識のうちに、舌先で自分の上唇を舐めた。
それに海斗は、気づいていた。恭介の硬くなったものが、脚の付け根に押し当てられていることに。
「恭介それ、苦しくない?俺のと一緒に扱いてよ」
たまらずそう願い出ると、否定されるのは分かっていたから、さっと身体を起こして、勝手に恭介のズボンと下着を抜き取る。
「な、なにするんだ……!」
それらをベッドから放り投げると、やっと状況に追いついたらしい恭介が目を剥いた。
しかし、身体は素直だ。もう一度向かい合う形で恭介を大腿に跨がせると、恭介の性器は期待に震えるようにひくひくと動いた。
「こっちの方が効率いいじゃん。ほら、手動かして」
「あ……」
海斗は触ってはいけないようなので、恭介の手を取って、2人分のものを握らせる。
わずかに海斗のものの方が熱い。触れた瞬間、恭介が甘い吐息を零した。
とろんとしたその瞳は、すっかり理性を忘れて情欲に染まっている。
海斗はごくりと喉を鳴らす。
ゆっくりと、2人を包む恭介の手が上下する。
相変わらず力は弱くて物足りないが、お互いの先走って垂れたいやらしい蜜が交じり合う様子は酷く淫靡だ。
先端がキスをするように、様々な角度で擦れると、もうそこには快感しかない。
「もっと強くシて」
我慢できずに、上下する恭介の手に自分の手を重ねて握り込む。そしてより強い力で、何度も何度も扱き上げる。
「あ……待っ、つよすぎ……っ」
恭介がかぶりを振るが、海斗は構わず続ける。それどころか、背を丸めて、恭介の乳首に舌を這わせる。
「ん……っ」
目の前で触って欲しそうに、ぷっくりと膨らんでいたそれを舌先でちろちろくすぐると、恭介が身体を大きく震わせて、もっとと言わんばかりに胸を突き出してきた。
硬くなって丸まった先端を甘噛みすると、恭介はますます背中を仰け反らせた。
「やあ……っ!あ、あ、……も、イッちゃうっ」
「俺も……っ」
胸元から顔を上げた海斗は、真っ直ぐ恭介の唇を貪った。
もう拒否の言葉は聞こえてこない。
唇をこじ開けて舌を絡めにいくと、ぎこちないながらもきちんと返してくれる。
「あ、ああ──……っ!」
「ん……っ」
ぱんぱんに膨れ上がったお互いのものが、ほとんど同時に弾けると、2人分の白濁がそこら中に散った。
若干やけになっているような気もするが、どうやら本当に無理をしているわけではなさそうだ。
方法はめちゃくちゃだが、単純に、純粋に、海斗の抱く罪悪感を塗り替えようとしてくれているらしい。
思わずじっと見つめてしまい「こっち見るな」と言われるが、流石にそれは無理な頼みだ。
恭介の指先が、海斗の右の乳首を摘む。
くすぐったい。指の腹で挟まれてくりくりと刺激されても、やっぱり同じ感想しか出てこない。
「くすぐったいんだけど」
笑いを堪えながらそう漏らすと、恭介はどこか不思議そうに顔を上げた。
「これ気持ちよくないのか?」
「うーん、微妙だなあ」
「そうなんだ。…………俺は、気持ちいいのに」
ポツリと溢れ出た恭介の言葉に、一番驚いていたのは、恭介自身だった。
「あ……、ま、間違えた!今の間違い!!」
ぶんぶんと顔を横に振るが、もう手遅れだ。
恭介の手の中で、海斗は自分のものがさらに大きく硬くなったのが分かった。恭介もそれに気づいたらしく、息を詰めて海斗の男性器に視線を向けている。
「……なんで、今ので大きくなる!?」
「どう考えても恭介のせいだろ。なあ、ちょっと服脱いで乳首見せてよ」
「は……!?む、無理!そもそも、今日はまず俺が手でするだけだから!」
その言葉に海斗はひっそりと安堵する。どうやら今日は掘られずに済みそうだ。
「でも、そんな弱い力じゃいつまでたってもイけないよ俺」
下腹部では終始ゆるゆるとした緩慢な扱き方をされており、これではなかなか終わりが見えない。海斗は恭介が怯んだ隙をつく。
「見るだけで、触らないから。見たらイけそうな気がする」
ね、おねがい、と囁くと、少しだけ逡巡して、結局おずおずと寝巻きのTシャツを脱いでくれた。
「見るだけだからな……っ」
常夜灯のみの薄暗い室内。それでも、ぴんと尖った恭介の乳首はよく見える。まだ触られていないはずなのに、両方の先端が完全に勃っている。
海斗は無意識のうちに、舌先で自分の上唇を舐めた。
それに海斗は、気づいていた。恭介の硬くなったものが、脚の付け根に押し当てられていることに。
「恭介それ、苦しくない?俺のと一緒に扱いてよ」
たまらずそう願い出ると、否定されるのは分かっていたから、さっと身体を起こして、勝手に恭介のズボンと下着を抜き取る。
「な、なにするんだ……!」
それらをベッドから放り投げると、やっと状況に追いついたらしい恭介が目を剥いた。
しかし、身体は素直だ。もう一度向かい合う形で恭介を大腿に跨がせると、恭介の性器は期待に震えるようにひくひくと動いた。
「こっちの方が効率いいじゃん。ほら、手動かして」
「あ……」
海斗は触ってはいけないようなので、恭介の手を取って、2人分のものを握らせる。
わずかに海斗のものの方が熱い。触れた瞬間、恭介が甘い吐息を零した。
とろんとしたその瞳は、すっかり理性を忘れて情欲に染まっている。
海斗はごくりと喉を鳴らす。
ゆっくりと、2人を包む恭介の手が上下する。
相変わらず力は弱くて物足りないが、お互いの先走って垂れたいやらしい蜜が交じり合う様子は酷く淫靡だ。
先端がキスをするように、様々な角度で擦れると、もうそこには快感しかない。
「もっと強くシて」
我慢できずに、上下する恭介の手に自分の手を重ねて握り込む。そしてより強い力で、何度も何度も扱き上げる。
「あ……待っ、つよすぎ……っ」
恭介がかぶりを振るが、海斗は構わず続ける。それどころか、背を丸めて、恭介の乳首に舌を這わせる。
「ん……っ」
目の前で触って欲しそうに、ぷっくりと膨らんでいたそれを舌先でちろちろくすぐると、恭介が身体を大きく震わせて、もっとと言わんばかりに胸を突き出してきた。
硬くなって丸まった先端を甘噛みすると、恭介はますます背中を仰け反らせた。
「やあ……っ!あ、あ、……も、イッちゃうっ」
「俺も……っ」
胸元から顔を上げた海斗は、真っ直ぐ恭介の唇を貪った。
もう拒否の言葉は聞こえてこない。
唇をこじ開けて舌を絡めにいくと、ぎこちないながらもきちんと返してくれる。
「あ、ああ──……っ!」
「ん……っ」
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