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第二十五夜(2)─海斗side─
しおりを挟む「うぅー……っ」
四つん這いにさせられた恭介が、肩越しに睨んでくる。
しかし、そんな彼は海斗によって衣服は全て剥かれているし、加えて猫耳は生えているし鈴付きの首輪もついているから、海斗にしてみれば扇情的でしかなかった。
ただ、まだひとつ足りないものがある。
「ほら、尻上げて」
ふさふさの黒いしっぽ。その根本はしずく型のプラグになっている。初心者向けの小さめのものを選んだつもりだ。
「挿れるよ」
「あ……っ」
ローションの滑りを利用して、襞を割ってゆっくりと埋まっていく様を、海斗はじっと見つめる。1番太い部分が通過すると、アナルプラグを飲み込むかのように拡がっていた蕾がきゅうっと閉じた。
今夜恭介の後ろは、海斗がほぐす必要がないくらい、あらかじめ柔らかくしてあった。
イブの夜、海斗と繋がることを期待して、恭介が事前に準備していたのだ。
その事実だけで海斗の中心は熱を帯びた。
早く恭介の中に入りたい劣情をなんとか押さえつけて、今はまだ恭介をぐずぐずに気持ちよくさせることに集中する。
「ん……ぁ……っ」
良いところに当たったのだろう、ぶるっと恭介が震えると、繋がるしっぽもゆらりと揺れた。
「やらし」無意識にそう呟いて、海斗は恭介の背に覆いかぶさった。
白い背中に唇を這わせながら、切なそうに粘度のある蜜を垂らす陰茎を扱くと、ビクンと大きく恭介が跳ねた。
「気持ちい?」
「……ん。いい……」
シーツに顔を埋めていて表情は分からないけれど、今みたいに素直な反応を返してくれるようになったのはつい最近のことだ。
わざと緩慢な動きで前を慰めてやっていると、物足りない恭介がたまらずといった様子で自らいやらしく腰を揺らす。
それに合わせてしっぽが大きく前後し始めた。その振動を感じて、今度は後ろも気持ち良くてたまらないようだ。
快楽に悶える恭介の黒髪を梳く。
海斗と違って一度も染めたことのない綺麗な恭介の髪には、黒猫の耳としっぽが良く似合う。
自身で選んだプレゼントに満足していると、「かいと」と回らない舌で恭介に名前を呼ばれた。身体を捻って海斗を見ると、首輪の鈴がチリンと鳴った。
「うん?なに?」
「も……、ぬいて。やだ……」
「あれ、良くない?どこか痛かった?」
恭介におもちゃを使うのは今日が初めてだ。プラグを咥え込む窄まりを指の腹で撫でて確かめる。おかしなところはないように思うが。
「ちが……っ、ゃめ、ぬけってぇ……」
ひくっと、蕾が開いて閉じる。海斗の指に感じているようだけれど、それでも恭介は抜けと言う。
「なんで。嫌じゃないでしょ?もうちょい楽しもうよ」
ふるふると恭介は頑なに首を横に振る。
「いや……だ。足りない、こんなの、もっと、海斗ので、おく、突け……っ」
「恭介……」
初心者用の可愛らしいサイズのアナルプラグにしたのがいけなかったのかもしれない。恭介の後孔は海斗の怒張を何度も受け入れているのだ。海斗のものより小さいそれでは満足できなかったようだ。
付き合って2年半、恭介はここまでいやらしく成長した。感慨深い。
──こんなにもエロい幼なじみがこの目で見れる日が来るなんて、思いもしなかったな……。
絶句しながら嬉しさと興奮がぐちゃぐちゃに混ぜ合わさった喜びに浸っていると、「はやくしろっ」と涙声で叱られる。
「あ、ハイ」
準備は万端だ。指一本触れることなく、視覚と聴覚から与えられる恭介の淫靡な情報のみで、海斗のものは十二分に膨れ上がっているのだから。
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