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第三部
33、妻にもらった長い夜
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BARを出た二人はタクシーに乗り真っ直ぐに帰宅した。
目的は互いに一つ。
夫を誘惑し自分のペースに持ち込むこと。
妻の誘惑に乗って、心を尽くして愛でること。
どうも後者が優勢に思えるが、今夜はいかに。そして、ひよりは心に決めた自分の想いを八雲に告げるつもりでいた。
それ次第で今夜の主導権が大きく変わる! はず。
帰宅すると、どちらからともなくシャワーを浴びて寝室へ入った。互いに身につけているのはガウンのみ。そして、ひよりはベッドに入り八雲の隣に収まる。それが自然だというように、八雲はひよりの腰を引き寄せる。ひよりは顔を八雲の瞳をしっかりと見据えた。
「なんだか今夜のひよりは戦いに挑む戦士みたいだね」
「戦士? そうかもしれない。そういう気持ちじゃなきゃ、八雲さんには挑めない」
「どうして僕に挑むの? 僕はひよりとは戦わないよ。僕はひよりになら負けてもいいからね」
「あのね、わたし八雲さんにお話があるの」
「うん?」
ひよりは態勢を変えるためにゆっくりと八雲の太ももを跨いだ。両手を八雲の肩に置きそのまま腰を落とす。八雲はひよりの行動に驚きながらも、倒れないようにひよりの腰を持ってサポートした。そんなどこまでも優しい八雲にひよりは困ったように微笑んだ。
「ねえ、何してるのって叱らないの?」
「ベッドの上ですることを叱る理由があるのかい?」
「やだ、やっぱり勝てない」
「それで? 話ってなにかな」
「あ、うん」
ひよりは恥ずかしいのか少し俯いて、言葉を発するタイミングを見計らっている。唇を何度か引き締めたり、開こうとしたり。とにかくもどかしい。
「言いづらいことかい?」
「あのね、はしたないって思われるかもしれなくて……」
「はしたないこと? ますます知りたいな」
八雲はひよりの顎に指を添え、俯く顔を少し上げてやった。八雲は恥ずかしがるひよりの顔が可愛らしくて、口元を綻ばせながらそのままキスをした。
「んっ。八雲、さん」
「無理に言わなくていいよ。言いたくなったらいつでも言えばいい。さあ、今夜もひよりを独り占めしてもいいかな?」
「八雲さん!」
「ひより?」
ひよりは目を潤ませたと思ったら、すぐに抱きつくようにして八雲の首に顔を埋めてしまった。さすがの八雲も何が何だか分からない。いつも斜め上を行く妻だけど、今夜の行動は謎すぎる。
(やはりBARに誘ったのはまずかったか。酒が悪さをしたかな?)
そう思ったとき。八雲の耳にひよりの唇が触れ、思いもよらぬ言葉が脳天を突き抜けた。
―― 赤ちゃん、欲しいです。
「ひ、ひより?」
ひよりの顔が見たい八雲だが、ひよりは抱きついたまま動かない。あまりにもか細い声に、八雲は聞き間違いかもしれないと思った。
そんな八雲を察したのか、ひよりは唇をもう一度八雲の耳に近づける。確かにひよりはこう言った。
「八雲さんとの赤ちゃん、欲しい」
「それは、その」
「本気だよ。わたしお母さんになりたい。八雲さん、お父さんになってくれる?」
「いいのかい? ひよりは一人で家のことを……」
「大丈夫だよ」
ひよりは身体を起こしてしっかりと八雲の目を見つめた。
「わたしは大丈夫。あのね、ここにはわたしが一人になっても助けてくれる人がいるの。八雲さんの後輩さんたちや、その家族。そして安達さんや若菜さん。困ったらちゃんと相談するし、色々と教えてもらえると思うの。八雲さんがお仕事で長く家を空けても、ちゃんと家族を守ってみせるから。だから、心配しないで」
「ひより」
八雲はひよりの身体を抱きしめた。いつからこんなに逞しくなってしまったのかと。
自分のことを反社会の人間と見誤るほど自衛隊のことを何も知らなかったひより。八雲の強引なまでの囲い込みに、流されるままに結婚してしまったひより。結婚しても仕事を辞めなくていいと言ったのは、今まで居たひよりの世界を奪いたくなかったからだ。
自衛官は特別職国家公務員であり、最高指揮官は内閣総理大臣である。その特殊さゆえに、家族には不自由をさせがちになる。八雲の所属は前線で戦う部隊ではないなしろ、有事が起きればその渦中に飛び込まなければならない。そこに拒否権はない。
ひよりには逃げ場所を作っておきたかった。もしも八雲に何かあっても、戻れる場所をと心の隅で思っていた節があった。
しかし、ひよりはそれを望んでいない。
「八雲さんが帰ってくるまで、ちゃんとできるよ」
「ありがとう。ありがとう、ひより」
長く自衛隊に身を置くと、知らなくていいことまで知らされて、階級が上がるごとに責務は重くなる。若ければそんなこと蹴散らして、恋愛も結婚も躊躇うことはなかっただろう。ましてや、子どもが欲しいのに万が一の事を危惧するなど。
難しく考えすぎたのは八雲の方かもしれない。ひよりは八雲の知らないところで、自衛官の妻になっていく。
「わたし、甘えていたの」
「え?」
「お料理もお洗濯も、アイロンもなんでもできる旦那さんに甘えてた。すごくいい人と結婚したなあって。いつでも手を貸してくれるし、怒らないし、なんでも受け入れてくれるし。ダメな時は叱ってね?」
「ひよりにダメな時なんてないんだよ。とてもよく頑張っていると思うよ」
「もう……ほんと、優しすぎるよ」
「こんな僕ではダメかな」
「ダメじゃない! 良すぎるの。わたしが独り占めするのは勿体ないの。でも、他の人にはあげたくない。だから」
「だから?」
「自分の子どもには味合わせてあげたいの。あなたのお父さんすごい人なのよって。なんでもできちゃうスーパー医官さんだよって。ダメ?」
「いいね。そうしたら僕も同じように言うよ。君のお母さんはこんなに可愛らしくて頑張り屋さんだよって」
二人は見つめあって微笑んで、抱きしめあってベッドに沈んだ。今夜からは特別な夜になる。
「さあ、最後の確認だ。後戻りはできないよ」
「わたしたちは前にしか進まないの。でも、赤ちゃんできるかな」
「できても、できなくても。俺たちは夫婦だよ」
「うん。八雲さん、大好き」
「俺もだよ。ひよりを食べちゃいたいくらいだ」
「まって! 今日はわたしが誘ったの。八雲さんは下です。いいって言うまで何もしないで」
「嘘だろ」
「誘いに乗ってくれるんでしょう? だったら、言う事をきいて」
「ひよりさん」
「だーめ」
再びひよりは八雲に跨った。ガウンの紐をシュルリと解いて、八雲の逞しい胸を上から眺めた。
医師でありながら鍛え上げられた厚い胸、いつもひよりをスマートに支えてくれる太い腕、見事なまでに6つに割れた腹筋。それらをゆっくりと手のひらで撫でた。
「はぁ……」
ため息が溢れる眺めに、ひよりは眩暈を覚える。
「ひ、ひより」
堪らないのは八雲である。誘いに乗るとは言ったが、手を出すなとは信じがたい。
ひよりの拙くもどかしい手の動きに八雲は悶えるしかない。
(もっと色々と教えておくべきだった!)
八雲主導の夜の営みはひたすらひよりを甘やかしてばかりで、ひよりからの愛撫は未だレベルアップしていない。
「八雲さん、どうですか?」
「う、うん。悪くは、ないよ。無いんだが……っ」
「よかった。えっと、まだ動いちゃダメですよ。わたしが気持ちよくしてあげます」
「ひよっ……り」
頑張るひよりに、「そうじゃない。こうじゃない」なんて言えるわけもなく。
(ひよりぃ……もどかしいっ。くっ!)
八雲は初めて夜が長いと思ったとか、思わなかったとか。
◇
そして次の日。
いつもの八雲ならば朝食の準備をしたり、本を読んだりして妻が起きてくるのを待つ。しかし、今回は違った。珍しくまだベッドの上で眠っている。
それもそのはず、ひよりの誘いは八雲にとって堪え忍ぶ訓練であったのだから。
ようやく主導権を握らせてもらえたのは、午前様になった頃だった。そこからの巻き返しがこの有様である。いつもの倍の体力を使ったような感覚であった。
「ん? 何時だ……もう10時になるのか。こんなに寝たのはいつ以来だ」
「んっ……んー」
「ひより? まだ、眠いよな。無理させたかな。もう少しお休み。さて、と」
八雲はそっとベッドから抜け出して、バスルームに向かった。洗濯機のスイッチを入れて、バスタブの湯張りを開始した。顔を洗ってキッチンに向かいケトルポットに水を入れてスイッチオン。時計をもう一度確認。
「モーニングというより、ブランチだな」
冷蔵庫を開けて材料を確認。
流れるような動きで、朝の一連の家事を行う。それを八雲はなんとも思っていない。
ただ、
「ひよりは何が好みかな。少し果物を添えようか。水分とビタミンは大事だからね」
ひよりのことだけを考えていた。
目的は互いに一つ。
夫を誘惑し自分のペースに持ち込むこと。
妻の誘惑に乗って、心を尽くして愛でること。
どうも後者が優勢に思えるが、今夜はいかに。そして、ひよりは心に決めた自分の想いを八雲に告げるつもりでいた。
それ次第で今夜の主導権が大きく変わる! はず。
帰宅すると、どちらからともなくシャワーを浴びて寝室へ入った。互いに身につけているのはガウンのみ。そして、ひよりはベッドに入り八雲の隣に収まる。それが自然だというように、八雲はひよりの腰を引き寄せる。ひよりは顔を八雲の瞳をしっかりと見据えた。
「なんだか今夜のひよりは戦いに挑む戦士みたいだね」
「戦士? そうかもしれない。そういう気持ちじゃなきゃ、八雲さんには挑めない」
「どうして僕に挑むの? 僕はひよりとは戦わないよ。僕はひよりになら負けてもいいからね」
「あのね、わたし八雲さんにお話があるの」
「うん?」
ひよりは態勢を変えるためにゆっくりと八雲の太ももを跨いだ。両手を八雲の肩に置きそのまま腰を落とす。八雲はひよりの行動に驚きながらも、倒れないようにひよりの腰を持ってサポートした。そんなどこまでも優しい八雲にひよりは困ったように微笑んだ。
「ねえ、何してるのって叱らないの?」
「ベッドの上ですることを叱る理由があるのかい?」
「やだ、やっぱり勝てない」
「それで? 話ってなにかな」
「あ、うん」
ひよりは恥ずかしいのか少し俯いて、言葉を発するタイミングを見計らっている。唇を何度か引き締めたり、開こうとしたり。とにかくもどかしい。
「言いづらいことかい?」
「あのね、はしたないって思われるかもしれなくて……」
「はしたないこと? ますます知りたいな」
八雲はひよりの顎に指を添え、俯く顔を少し上げてやった。八雲は恥ずかしがるひよりの顔が可愛らしくて、口元を綻ばせながらそのままキスをした。
「んっ。八雲、さん」
「無理に言わなくていいよ。言いたくなったらいつでも言えばいい。さあ、今夜もひよりを独り占めしてもいいかな?」
「八雲さん!」
「ひより?」
ひよりは目を潤ませたと思ったら、すぐに抱きつくようにして八雲の首に顔を埋めてしまった。さすがの八雲も何が何だか分からない。いつも斜め上を行く妻だけど、今夜の行動は謎すぎる。
(やはりBARに誘ったのはまずかったか。酒が悪さをしたかな?)
そう思ったとき。八雲の耳にひよりの唇が触れ、思いもよらぬ言葉が脳天を突き抜けた。
―― 赤ちゃん、欲しいです。
「ひ、ひより?」
ひよりの顔が見たい八雲だが、ひよりは抱きついたまま動かない。あまりにもか細い声に、八雲は聞き間違いかもしれないと思った。
そんな八雲を察したのか、ひよりは唇をもう一度八雲の耳に近づける。確かにひよりはこう言った。
「八雲さんとの赤ちゃん、欲しい」
「それは、その」
「本気だよ。わたしお母さんになりたい。八雲さん、お父さんになってくれる?」
「いいのかい? ひよりは一人で家のことを……」
「大丈夫だよ」
ひよりは身体を起こしてしっかりと八雲の目を見つめた。
「わたしは大丈夫。あのね、ここにはわたしが一人になっても助けてくれる人がいるの。八雲さんの後輩さんたちや、その家族。そして安達さんや若菜さん。困ったらちゃんと相談するし、色々と教えてもらえると思うの。八雲さんがお仕事で長く家を空けても、ちゃんと家族を守ってみせるから。だから、心配しないで」
「ひより」
八雲はひよりの身体を抱きしめた。いつからこんなに逞しくなってしまったのかと。
自分のことを反社会の人間と見誤るほど自衛隊のことを何も知らなかったひより。八雲の強引なまでの囲い込みに、流されるままに結婚してしまったひより。結婚しても仕事を辞めなくていいと言ったのは、今まで居たひよりの世界を奪いたくなかったからだ。
自衛官は特別職国家公務員であり、最高指揮官は内閣総理大臣である。その特殊さゆえに、家族には不自由をさせがちになる。八雲の所属は前線で戦う部隊ではないなしろ、有事が起きればその渦中に飛び込まなければならない。そこに拒否権はない。
ひよりには逃げ場所を作っておきたかった。もしも八雲に何かあっても、戻れる場所をと心の隅で思っていた節があった。
しかし、ひよりはそれを望んでいない。
「八雲さんが帰ってくるまで、ちゃんとできるよ」
「ありがとう。ありがとう、ひより」
長く自衛隊に身を置くと、知らなくていいことまで知らされて、階級が上がるごとに責務は重くなる。若ければそんなこと蹴散らして、恋愛も結婚も躊躇うことはなかっただろう。ましてや、子どもが欲しいのに万が一の事を危惧するなど。
難しく考えすぎたのは八雲の方かもしれない。ひよりは八雲の知らないところで、自衛官の妻になっていく。
「わたし、甘えていたの」
「え?」
「お料理もお洗濯も、アイロンもなんでもできる旦那さんに甘えてた。すごくいい人と結婚したなあって。いつでも手を貸してくれるし、怒らないし、なんでも受け入れてくれるし。ダメな時は叱ってね?」
「ひよりにダメな時なんてないんだよ。とてもよく頑張っていると思うよ」
「もう……ほんと、優しすぎるよ」
「こんな僕ではダメかな」
「ダメじゃない! 良すぎるの。わたしが独り占めするのは勿体ないの。でも、他の人にはあげたくない。だから」
「だから?」
「自分の子どもには味合わせてあげたいの。あなたのお父さんすごい人なのよって。なんでもできちゃうスーパー医官さんだよって。ダメ?」
「いいね。そうしたら僕も同じように言うよ。君のお母さんはこんなに可愛らしくて頑張り屋さんだよって」
二人は見つめあって微笑んで、抱きしめあってベッドに沈んだ。今夜からは特別な夜になる。
「さあ、最後の確認だ。後戻りはできないよ」
「わたしたちは前にしか進まないの。でも、赤ちゃんできるかな」
「できても、できなくても。俺たちは夫婦だよ」
「うん。八雲さん、大好き」
「俺もだよ。ひよりを食べちゃいたいくらいだ」
「まって! 今日はわたしが誘ったの。八雲さんは下です。いいって言うまで何もしないで」
「嘘だろ」
「誘いに乗ってくれるんでしょう? だったら、言う事をきいて」
「ひよりさん」
「だーめ」
再びひよりは八雲に跨った。ガウンの紐をシュルリと解いて、八雲の逞しい胸を上から眺めた。
医師でありながら鍛え上げられた厚い胸、いつもひよりをスマートに支えてくれる太い腕、見事なまでに6つに割れた腹筋。それらをゆっくりと手のひらで撫でた。
「はぁ……」
ため息が溢れる眺めに、ひよりは眩暈を覚える。
「ひ、ひより」
堪らないのは八雲である。誘いに乗るとは言ったが、手を出すなとは信じがたい。
ひよりの拙くもどかしい手の動きに八雲は悶えるしかない。
(もっと色々と教えておくべきだった!)
八雲主導の夜の営みはひたすらひよりを甘やかしてばかりで、ひよりからの愛撫は未だレベルアップしていない。
「八雲さん、どうですか?」
「う、うん。悪くは、ないよ。無いんだが……っ」
「よかった。えっと、まだ動いちゃダメですよ。わたしが気持ちよくしてあげます」
「ひよっ……り」
頑張るひよりに、「そうじゃない。こうじゃない」なんて言えるわけもなく。
(ひよりぃ……もどかしいっ。くっ!)
八雲は初めて夜が長いと思ったとか、思わなかったとか。
◇
そして次の日。
いつもの八雲ならば朝食の準備をしたり、本を読んだりして妻が起きてくるのを待つ。しかし、今回は違った。珍しくまだベッドの上で眠っている。
それもそのはず、ひよりの誘いは八雲にとって堪え忍ぶ訓練であったのだから。
ようやく主導権を握らせてもらえたのは、午前様になった頃だった。そこからの巻き返しがこの有様である。いつもの倍の体力を使ったような感覚であった。
「ん? 何時だ……もう10時になるのか。こんなに寝たのはいつ以来だ」
「んっ……んー」
「ひより? まだ、眠いよな。無理させたかな。もう少しお休み。さて、と」
八雲はそっとベッドから抜け出して、バスルームに向かった。洗濯機のスイッチを入れて、バスタブの湯張りを開始した。顔を洗ってキッチンに向かいケトルポットに水を入れてスイッチオン。時計をもう一度確認。
「モーニングというより、ブランチだな」
冷蔵庫を開けて材料を確認。
流れるような動きで、朝の一連の家事を行う。それを八雲はなんとも思っていない。
ただ、
「ひよりは何が好みかな。少し果物を添えようか。水分とビタミンは大事だからね」
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