5 / 6
プロローグ2.0
数奇な責任の始まり
しおりを挟む
とんでもない魂を送ったばかりで20才くらい老け込んだ気がするけれど、ああいう子もたまにはいるって勉強になった。そう思えば次に来る子なんてちょろいもんよ。
………………って自分を励ましたい所………なのに、なんかあいつの事考えるとムカつくというか引っかかるというか。
なんか忘れてる気がするのよね………何を忘れたのかを忘れちゃったけど。
まぁいいわ。どうせ、後で思い出すでしょ。
と、言ってるうちにまた新しい魂がここへ到着。ベルがりんりん、と鳴っている。
今度来たのは―――ギャルね。JK。思いっきり制服着崩してここ来てる。しかも今頃ルーズソックスって………
あ、でも最近また流行ってるんだっけ。
若々しくてムカつくくらい肌の艶、きめ細かさを備えてるのに、口にヘルペス出来た位で死のうとする愚かな類いの女の子。
この子もすっごい若いのに、なんで死んじゃったんだろう。
「あーヘルペス出来た最悪まじ病み闇もう死にたい、死んだって思ってたんだけどなんか生き返ってる。あーしもしかしてドラゴ○ボールで生き返ったんかな………ってデカ!」
JKが、私を見るなり、その大きさの違いに戸惑って大きな声を上げて叫んだ。この光景も慣れた―――はずなのにさっきのあいつのせいでどうも新鮮味あるのよね。
「私は女神チャミュエラ。貴方の魂の循環の手助けをする為に―――」
「デカいのに喋った! 石像かと思ったわ。えーすご。草。てか名前インスタントラーメンみたいでウケる。まじ草生えるわ。大草原」
「チャルメラじゃなくて………ちがうちがう。貴方の―――」
「てか、おばさん! あーしまだヘルペスないか気になって仕方ないんだよね。鏡貸して! なんかポーチ置いて来ちゃったみたいで」
最近の若い子って皆こうなのかしら。マジで見ててイライラする。聞いててイライラする。喋っててイライラする。
でも、イライラし過ぎると皺が増えて大天使様みたく古傷みたいな深い……… って考えるのはよそう。ここで思ってただけでもバレて死ぬほど叱られた事あったわね。気を付けないと。
「貴方は今生に於いて肉体を失いました。貴方は今、魂のみの存在として在ります。故に物質としての貴方は存在していないので、鏡に映る事はありません」
「は? 何言ってんのこのババア。いい歳こいてるんだから自分の顔の皺チェックする為の鏡くらい持ってるでしょ。元彼でもあーしの為に鏡持ってくれてたんだから、アンタもそれ位もってなっての」
うわ、いきなり口悪………
今の子ってこんなに自分勝手に生きてるのかしら。道徳は何処へ。
「分かりました。では今から鏡をあなたに………ってあれ?」
机の引き出しの中にあるポーチに入れておいた人間の魂用の鏡が無い。え、どこやったんだ。しっかりしろ、あーし。
よく人間の魂が自分が死んでる事を自覚させる為に、大事にポーチで管理していたはずなのに、それがない。小さいし高いからしっかり管理しなさいって言われてたのに、無くすとか鬼ヤバなんだけど。やっべえどうしよう。あのババアに別件で怒られるやんけ。ころ………これはやめとこう。
しかし、どこへやったんだ、あーしは。
「何? 持ってないのおばさん? やべえな。化粧もなんか崩れたまんまで、ちょっとそばかす浮いてるし。今、絶対彼氏いないっしょ。てか、正直オカルト系っぽいから、変な陰キャからしかモテなさそうって思ってたわ。ばくわら」
うぜえ。死ぬほどうぜえ。こいつが前までいた世界破壊してやろう………って思ったけど、総書記なる人がミサイルぽんぽん打ってる所か。なんもしなくても滅ぶな、こりゃ。
あーでも、私の手で滅ぼしてええええええええええええ!!!!!!!
それでも我慢我慢。
とりあえず、記憶を整理しよう。私は机の中に入れておいたポーチにあの鏡を管理してました。
全部に絶望したおっさんに渡してそいつに己の死を自覚させました。その後、雷に打たれたとび職に渡したんだっけ。
その後に予想外の雷に打たれて死んだイケメン男子高校生に貸して返してくれて。あの子爽やかで良い子だったなぁ。彼氏にしたい。無条件で。かっこいい。器用。イケメン。
最後が…………………………あいつだ。湊光矢だ。
………………って自分を励ましたい所………なのに、なんかあいつの事考えるとムカつくというか引っかかるというか。
なんか忘れてる気がするのよね………何を忘れたのかを忘れちゃったけど。
まぁいいわ。どうせ、後で思い出すでしょ。
と、言ってるうちにまた新しい魂がここへ到着。ベルがりんりん、と鳴っている。
今度来たのは―――ギャルね。JK。思いっきり制服着崩してここ来てる。しかも今頃ルーズソックスって………
あ、でも最近また流行ってるんだっけ。
若々しくてムカつくくらい肌の艶、きめ細かさを備えてるのに、口にヘルペス出来た位で死のうとする愚かな類いの女の子。
この子もすっごい若いのに、なんで死んじゃったんだろう。
「あーヘルペス出来た最悪まじ病み闇もう死にたい、死んだって思ってたんだけどなんか生き返ってる。あーしもしかしてドラゴ○ボールで生き返ったんかな………ってデカ!」
JKが、私を見るなり、その大きさの違いに戸惑って大きな声を上げて叫んだ。この光景も慣れた―――はずなのにさっきのあいつのせいでどうも新鮮味あるのよね。
「私は女神チャミュエラ。貴方の魂の循環の手助けをする為に―――」
「デカいのに喋った! 石像かと思ったわ。えーすご。草。てか名前インスタントラーメンみたいでウケる。まじ草生えるわ。大草原」
「チャルメラじゃなくて………ちがうちがう。貴方の―――」
「てか、おばさん! あーしまだヘルペスないか気になって仕方ないんだよね。鏡貸して! なんかポーチ置いて来ちゃったみたいで」
最近の若い子って皆こうなのかしら。マジで見ててイライラする。聞いててイライラする。喋っててイライラする。
でも、イライラし過ぎると皺が増えて大天使様みたく古傷みたいな深い……… って考えるのはよそう。ここで思ってただけでもバレて死ぬほど叱られた事あったわね。気を付けないと。
「貴方は今生に於いて肉体を失いました。貴方は今、魂のみの存在として在ります。故に物質としての貴方は存在していないので、鏡に映る事はありません」
「は? 何言ってんのこのババア。いい歳こいてるんだから自分の顔の皺チェックする為の鏡くらい持ってるでしょ。元彼でもあーしの為に鏡持ってくれてたんだから、アンタもそれ位もってなっての」
うわ、いきなり口悪………
今の子ってこんなに自分勝手に生きてるのかしら。道徳は何処へ。
「分かりました。では今から鏡をあなたに………ってあれ?」
机の引き出しの中にあるポーチに入れておいた人間の魂用の鏡が無い。え、どこやったんだ。しっかりしろ、あーし。
よく人間の魂が自分が死んでる事を自覚させる為に、大事にポーチで管理していたはずなのに、それがない。小さいし高いからしっかり管理しなさいって言われてたのに、無くすとか鬼ヤバなんだけど。やっべえどうしよう。あのババアに別件で怒られるやんけ。ころ………これはやめとこう。
しかし、どこへやったんだ、あーしは。
「何? 持ってないのおばさん? やべえな。化粧もなんか崩れたまんまで、ちょっとそばかす浮いてるし。今、絶対彼氏いないっしょ。てか、正直オカルト系っぽいから、変な陰キャからしかモテなさそうって思ってたわ。ばくわら」
うぜえ。死ぬほどうぜえ。こいつが前までいた世界破壊してやろう………って思ったけど、総書記なる人がミサイルぽんぽん打ってる所か。なんもしなくても滅ぶな、こりゃ。
あーでも、私の手で滅ぼしてええええええええええええ!!!!!!!
それでも我慢我慢。
とりあえず、記憶を整理しよう。私は机の中に入れておいたポーチにあの鏡を管理してました。
全部に絶望したおっさんに渡してそいつに己の死を自覚させました。その後、雷に打たれたとび職に渡したんだっけ。
その後に予想外の雷に打たれて死んだイケメン男子高校生に貸して返してくれて。あの子爽やかで良い子だったなぁ。彼氏にしたい。無条件で。かっこいい。器用。イケメン。
最後が…………………………あいつだ。湊光矢だ。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
幼馴染みの婚約者が「学生時代は愛する恋人と過ごさせてくれ」と言ってきたので、秒で婚約解消を宣言した令嬢の前世が、社畜のおっさんだった件。
灯乃
ファンタジー
子爵家の総領娘である令嬢の前に、巨乳美少女と腕を組んだ婚約者がやってきた。
曰く、「学生時代くらいは、心から愛する恋人と自由に過ごしたい。それくらい、黙って許容しろ」と。
婚約者を甘やかし過ぎていたことに気付いた彼女は、その場で婚約解消を宣言する。
前半はたぶん普通の令嬢もの、後半はおっさんコメディーです。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる