水の巫女の助手になる

ぽとりひょん

文字の大きさ
上 下
83 / 144

第83話 馬頭が崎2

しおりを挟む
 沙也加は中山刑事の車で沙也加は中山刑事の車で馬頭が崎へ向かう
 「中野君はどうしたんですか。」
 「彼は大学に行っています。」
 「そういえば学生さんでしたね。」
2人は馬頭が崎に到着する
 「どうですか。」
 「いますね、悪霊です。」
中山の問いかけに沙也加が答える。
 沙也加は海水を使って水の刀を作り出す。
 そして、岩場の中央へ行くと刀を振りかぶり切りおろす
 彼女は刀を振り回しながら段々岩場に先端へ移動していく。
 これ以上行けば岩場から転落する所で、刀を槍に変え突く。
 そして、振り返りながら槍を岩場に叩きつける。
 海から無数の水の刃が槍の先に殺到して霧散していく
 「悪霊は消しましたわ。」
沙也加は中山に言う。

 沙也加は、岩場に着くと岩場の中央に黒い靄を纏った悪霊を見つける。
 彼女は海水から水の刀を作り切りかかる。
 悪霊は刀をかわしながら後ろに下がり岩場の先端に沙也加を誘導する。
 先端まで行くと悪霊は黒いもやを沙也加に巻き付ける、海に落とそうというのだ。
 沙也加は刀を槍に変え、悪霊を串刺しにする。
 さらに振り返り悪霊を岩場に叩きつける。
 悪霊は黒い靄で沙也加の首を絞めつける。
 彼女は耐えながら海水から無数の水の刃を作り出し悪霊に切りつける。
 悪霊は切りつけられ、段々消耗し、最後は消え去る。

 沙也加は、岩場の先に1人の霊が宙に浮いているのに気づく。
 霊は20代半ばの男性で痩せており頭に怪我をしている。
 沙也加が聞く
 「あなたはこの前、岩場から転落した人。」
 「そうです。」
 「どうして、転落したの。」
 「幽霊に驚いて上場から足を踏み外したのです。」
霊は答える。
 沙也加は中山に
 「転落したのは、20代半ばのやせ型で頭に怪我をしていますか。」
 「そうです、この人ですが間違いないですか。」
中山が写真を出す
 「この人です、幽霊に驚いて足を踏み外したと言っています。」
 「そうですか参考になります。」
中山は沙也加を事務所まで送る、

 沙也加はたすくに馬頭が崎のことを話す
 「じゃあ、事故と言うことが証明されたんですね。」
たすくが言うが、沙也加は
 「悪霊のこと知っていて、わざと誘い出して転落させたかもしれないわ。」
と言う、たすくは黙り込んだ。
 馬頭が崎の転落事故は後日、殺人事件として報道される。
 一旦は事故と言うことになったが浩が殺害を目的として誘い出したことを警察に申し出たのだ。
 幽霊を使った殺人事件はテレビや雑誌をにぎわせる。
 そして、馬頭が崎は心霊スポットとして有名になる。
しおりを挟む

処理中です...