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第3章 亡国の危機
第8話 キルケ救出
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使い魔のピートがバルタザールの手紙をウォールの所に運んでくる。ウォールはミリアに声をかけてウルズの家に行く。
ウォールはバルタザールの手紙を開けて読み始める。そこにはビアンカがダミアン王をそそのかせて美女を集め始めたことやキルケに起きたことが書かれていた。
「すぐに行きましょ。キルケを助けないといけないわ。」「キルケを保護した方が良くないか。」
「キルケはビアンカに魔法をかけられているわ。」「それなら、俺が解除できるよ。」「ウォールは私の全てを学んでいるから任せておけばいいわよ。」
ウルズがウォールに太鼓判を押す。
「ウォール、キルケの状態が分かるの。」「おそらく傀儡の魔法をかけられているよ。それに宮殿までは飛んでいけば30分ほどでつけるよ。」
「私とウォールはそんなに差が開いているの。」「ミリア、もう少し勉強しない?」
「ウルズ先生、いいのですか。」「ええ、私のかわいい弟子ですから、続きを勉強しましょ。」
「はい、ウルズ先生。」「ウォールはキルケと言う子を連れていなさい。」「はい。」
ウォールは外に出ると飛び上がって宙を舞う。そして加速して宮殿に向かう。ウォールは宮殿の上空に到着すると暗くなるのを待つことにする。
ウォールは隠ぺいの魔法を使って見えないばかりか魔力気配も消している。夜になると宮殿に突入する。
宮殿には防御魔法が三重に張られているが、ウォールは手を触れて気づかれないように解除してしまう。
宮殿では誰もウォールの侵入に気づかない。ウォールはまずバルタザール宮廷騎士団長に会いに行く。
「お久しぶりです。団長。」「ウォール、どうやって入って来た。」
「結界を解除しました。魔法使いたちが気づくまで、まだ少しかかるでしょう。」「ウォール、何とかできないか。」
「今日はキルケを連れに来ました。」「そうか、まだ動かないのだな。」
「俺たちはビアンカを悪魔として排除しなくてはなりません。」「すでにダミアン王はビアンカの手の上だ。」
「貴族たちは、娘を取られれば黙っていないでしょう。貴族が動くときにビアンカを悪魔として排除します。」「分かったが、貴族の娘たちが犠牲になるぞ。」
「申し訳ありません。」「いや、いい、ミリアとウォールは最後の希望だ。頼むぞ。」「はい。」
ウォールとバルタザールはキルケの部屋に入る。キルケはベットに縛られている。
「エッケハルト様は来て下さらないのですか。はやく、私を抱いて欲しいのに・・・」
キルケは涙を流しながら訴える。
「団長、これはビアンカに強制的に動かされているだけです。」「何とかならないのか。」「今から解除します。」
ウォールはキルケの顔に右手をかざして集中する。するとキルケが黙り込む。
「キルケ、もう魔法は解けているはずだよ。」「分かっているなら、拘束を外して着替えさせて。」
ウォールとバルタザールはベットの拘束を外すと部屋から追い出される。しばらくして、部屋のドアが開く。
「ミリアはどうしたの。」「ミハス村にいるよ。キルケもミハス村へ連れて行く。」
「そう。私、ビアンカとダミアンを許せないわ。」「それは、俺たちが片づけるよ。」
ウォールはキルケをお姫様抱っこする。キルケが赤くなって言う。
「降ろして。」「今から空を飛ぶから掴まっていて。」
廊下の窓が誰も触れていないのに開く。ウォールは宙に浮きあがり窓から外に出る。バルタザールは驚く。魔法使いが空を飛ぶなどないからだ。
ウォールはキルケと空を飛んでいく。
「ウォールはミリアの王子様なのよね。」「何か言ったか。」
「きざだと言ったのよ。」「仕方ないだろ。」
ウォールはすごいスピードで飛んでいく。キルケにとって夢のような体験だった。
ウォールはバルタザールの手紙を開けて読み始める。そこにはビアンカがダミアン王をそそのかせて美女を集め始めたことやキルケに起きたことが書かれていた。
「すぐに行きましょ。キルケを助けないといけないわ。」「キルケを保護した方が良くないか。」
「キルケはビアンカに魔法をかけられているわ。」「それなら、俺が解除できるよ。」「ウォールは私の全てを学んでいるから任せておけばいいわよ。」
ウルズがウォールに太鼓判を押す。
「ウォール、キルケの状態が分かるの。」「おそらく傀儡の魔法をかけられているよ。それに宮殿までは飛んでいけば30分ほどでつけるよ。」
「私とウォールはそんなに差が開いているの。」「ミリア、もう少し勉強しない?」
「ウルズ先生、いいのですか。」「ええ、私のかわいい弟子ですから、続きを勉強しましょ。」
「はい、ウルズ先生。」「ウォールはキルケと言う子を連れていなさい。」「はい。」
ウォールは外に出ると飛び上がって宙を舞う。そして加速して宮殿に向かう。ウォールは宮殿の上空に到着すると暗くなるのを待つことにする。
ウォールは隠ぺいの魔法を使って見えないばかりか魔力気配も消している。夜になると宮殿に突入する。
宮殿には防御魔法が三重に張られているが、ウォールは手を触れて気づかれないように解除してしまう。
宮殿では誰もウォールの侵入に気づかない。ウォールはまずバルタザール宮廷騎士団長に会いに行く。
「お久しぶりです。団長。」「ウォール、どうやって入って来た。」
「結界を解除しました。魔法使いたちが気づくまで、まだ少しかかるでしょう。」「ウォール、何とかできないか。」
「今日はキルケを連れに来ました。」「そうか、まだ動かないのだな。」
「俺たちはビアンカを悪魔として排除しなくてはなりません。」「すでにダミアン王はビアンカの手の上だ。」
「貴族たちは、娘を取られれば黙っていないでしょう。貴族が動くときにビアンカを悪魔として排除します。」「分かったが、貴族の娘たちが犠牲になるぞ。」
「申し訳ありません。」「いや、いい、ミリアとウォールは最後の希望だ。頼むぞ。」「はい。」
ウォールとバルタザールはキルケの部屋に入る。キルケはベットに縛られている。
「エッケハルト様は来て下さらないのですか。はやく、私を抱いて欲しいのに・・・」
キルケは涙を流しながら訴える。
「団長、これはビアンカに強制的に動かされているだけです。」「何とかならないのか。」「今から解除します。」
ウォールはキルケの顔に右手をかざして集中する。するとキルケが黙り込む。
「キルケ、もう魔法は解けているはずだよ。」「分かっているなら、拘束を外して着替えさせて。」
ウォールとバルタザールはベットの拘束を外すと部屋から追い出される。しばらくして、部屋のドアが開く。
「ミリアはどうしたの。」「ミハス村にいるよ。キルケもミハス村へ連れて行く。」
「そう。私、ビアンカとダミアンを許せないわ。」「それは、俺たちが片づけるよ。」
ウォールはキルケをお姫様抱っこする。キルケが赤くなって言う。
「降ろして。」「今から空を飛ぶから掴まっていて。」
廊下の窓が誰も触れていないのに開く。ウォールは宙に浮きあがり窓から外に出る。バルタザールは驚く。魔法使いが空を飛ぶなどないからだ。
ウォールはキルケと空を飛んでいく。
「ウォールはミリアの王子様なのよね。」「何か言ったか。」
「きざだと言ったのよ。」「仕方ないだろ。」
ウォールはすごいスピードで飛んでいく。キルケにとって夢のような体験だった。
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