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第3章 亡国の危機
第17話 国難の終わり
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ダミアン王が貴族たちを和解して、問題は国境のアストラ王国軍だけになった。国境には、俺とミリアが行くことになる。エッケハルトがミリアに懇願する。
「どうか穏便にアストラ王国軍を引き揚げさせてください。」「もちろんそのつもりです。」
俺はミリアがエッケハルトにどのように思われているか想像する。勘のいいミリアが俺に言う。
「今、何を想像したの。」「いや、何も想像していないよ。」
「私を見ていたでしょ。」「つい、かわいいから見てしまったんだ。」「そうなの。仕方ないわね。」
うん、ミリアはおだてるに限るようだ。俺たちはすぐに飛び立つ。
ダミアン王は、ウルズに言い寄っていた。
「あなたに魔法誓いたちの指揮を任せたいのだがどうだろう。」「興味ないのう。」
「好きな地位を授けるから私の近くにいてくれないか。」「なぜ、我がそなたの近くにいなくてはならんのか。」
「美しいあなたに惚れてしまったのです。」「そのようだから悪魔に付け入れられるのだ反省するが良い。」
「悪魔でも構わない。好きです。」「・・・・・」
ウルズはダミアンに向かって手をかざす。ダミアンは崩れるように倒れる。エッケハルトが慌てたようにウルズに言う。
「何をしたのです。」「うるさいので眠らせた。6時間は起きないぞ。」
エッケハルトはホッとする。このような王でも死んでまらったら困るのだ。
俺たちは30分程で国境に到着する。国境の守備兵が聖女ミリアを歓迎する。
俺とミリアはアストラ王国軍の前に出る。騎馬兵が一人近づいて来る。
「我が軍はリーム王国の国難を排除するためにまかりこした。正義は我らにある。」「私は聖女ミリア、国難は排除した。加勢を感謝する。お引き取り願う。」
騎馬兵は引き上げていく。そして、再びやって来る。
「我らは貴君を聖女と認めない。引き上げられよ。」「証拠を見せよう。」
ミリアは騎馬兵とアストラ王国軍の間に炎の壁を作りだす。ファイヤーウォール、上位の炎魔法だ。
「いかがか、これでも聖女とわからねば、わかるまで貴軍に魔法を打ち込むがいかがか。」「待たれよ。炎の壁を消してくれ。」
騎馬兵は戻って行く。アストラ王国軍はざわついていた。俺とミリアはいつでもアストラ王国軍を一掃できる。俺たちはしばらく待たされる。
今度は知った顔が現れる。第三王女ミーメと第三騎士団長マテウス、二人の騎士だ。ミーメが俺たちに言う。
「説得に時間がかかってしまった。」「今更顔を出してどういうつもり。」
「また、おぬしらと一緒に行動するに決まっているだろう。」「本気で言っているの。」
「我はウォールのことを諦めておらぬからの。」「図々しいわね。」
アストラ王国軍が引き返していく。リーム王国の亡国の危機は去ったのだ。だが俺の人生はまだ高得点を得られていない。
幼馴染の女の子と結婚という最高得点を俺は狙っている。
「どうか穏便にアストラ王国軍を引き揚げさせてください。」「もちろんそのつもりです。」
俺はミリアがエッケハルトにどのように思われているか想像する。勘のいいミリアが俺に言う。
「今、何を想像したの。」「いや、何も想像していないよ。」
「私を見ていたでしょ。」「つい、かわいいから見てしまったんだ。」「そうなの。仕方ないわね。」
うん、ミリアはおだてるに限るようだ。俺たちはすぐに飛び立つ。
ダミアン王は、ウルズに言い寄っていた。
「あなたに魔法誓いたちの指揮を任せたいのだがどうだろう。」「興味ないのう。」
「好きな地位を授けるから私の近くにいてくれないか。」「なぜ、我がそなたの近くにいなくてはならんのか。」
「美しいあなたに惚れてしまったのです。」「そのようだから悪魔に付け入れられるのだ反省するが良い。」
「悪魔でも構わない。好きです。」「・・・・・」
ウルズはダミアンに向かって手をかざす。ダミアンは崩れるように倒れる。エッケハルトが慌てたようにウルズに言う。
「何をしたのです。」「うるさいので眠らせた。6時間は起きないぞ。」
エッケハルトはホッとする。このような王でも死んでまらったら困るのだ。
俺たちは30分程で国境に到着する。国境の守備兵が聖女ミリアを歓迎する。
俺とミリアはアストラ王国軍の前に出る。騎馬兵が一人近づいて来る。
「我が軍はリーム王国の国難を排除するためにまかりこした。正義は我らにある。」「私は聖女ミリア、国難は排除した。加勢を感謝する。お引き取り願う。」
騎馬兵は引き上げていく。そして、再びやって来る。
「我らは貴君を聖女と認めない。引き上げられよ。」「証拠を見せよう。」
ミリアは騎馬兵とアストラ王国軍の間に炎の壁を作りだす。ファイヤーウォール、上位の炎魔法だ。
「いかがか、これでも聖女とわからねば、わかるまで貴軍に魔法を打ち込むがいかがか。」「待たれよ。炎の壁を消してくれ。」
騎馬兵は戻って行く。アストラ王国軍はざわついていた。俺とミリアはいつでもアストラ王国軍を一掃できる。俺たちはしばらく待たされる。
今度は知った顔が現れる。第三王女ミーメと第三騎士団長マテウス、二人の騎士だ。ミーメが俺たちに言う。
「説得に時間がかかってしまった。」「今更顔を出してどういうつもり。」
「また、おぬしらと一緒に行動するに決まっているだろう。」「本気で言っているの。」
「我はウォールのことを諦めておらぬからの。」「図々しいわね。」
アストラ王国軍が引き返していく。リーム王国の亡国の危機は去ったのだ。だが俺の人生はまだ高得点を得られていない。
幼馴染の女の子と結婚という最高得点を俺は狙っている。
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