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俺のためのお前のこれまで
第4話 元幼なじみの事情(4)
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私の中にハンスがゆっくりと入ってくる。
「ん、ふっ……んん……ッ」
ぎゅっとシーツを握り締める。舌や指とこんなにも違うのか。捧げるって言うのもわかる気がした。
腰やお腹を優しく撫でてくれるのが嬉しくて、相手がハンスでよかったと心から思う。
「辛いか?」
「大丈夫……そんなに痛いわけじゃ、ないから。少し息苦しいだけ。続けて?」
「わかった。あと一息だから、頑張ってくれ」
「う、ん……あ、あぁ――……ッ」
私とハンスの腰が、とうとう隙間なくくっついた。
「全部入った。よく頑張ったな」
目尻を舐められ、頭も撫でられる。
「へへ……大好き」
今の気持ちは他に言いようがない。頬に添えられた手へ擦り寄った。
「しばらく動かないから」
「うん。ありがとう。ハンス大好き」
すごい。好きという言葉がするする出てくる。
「ハンスが丁寧に解してくれたから、聞いてたほど痛くなかったし。大好き」
両想いだし言って悪いわけがないと、私は存分に好きと繰り返す。
「どうしたの?」
なんでかハンスは空いてる手で自分の顔を覆ってしまった。
「……わざとじゃないよな?」
「何が?」
このやりとりは覚えがあるな。
「はぁ――――……そろそろ大丈夫か?」
訊かれて気付いた。痛みも息苦しさも落ち着いている。
いや、むしろ? 太ももとあそこにハンスを挟んでぴったりくっついた、この密着感がたまらない気がしてきた。
「待たせてごめん。もう大丈夫……」
「そうか」
もじもじする私にハンスは緩く笑いかけ、優しく頬を撫でてくれた。
「大好き……私はどうしたらいい?」
「無理しなくていい」
「無理してない。して貰ってばかりじゃなくて、私もハンスを気持ちよくしたい」
太ももでぎゅうっとハンスを抱き締めると、あそこもより密着して、今私がハンスとひとつになってることを強く意識できた。
「そうか。わかった……なら、ほら。見てみろ」
ハンスの視線を追って下を見る。
「レティと俺のがくっついてる」
私の茶色とハンスの金色。ハンスが腰を押しつけてきて、お互いの硬い毛が絡みそうなほど擦れ合う。
「や……あぁ……♥」
ざりざり、ぞりぞりと擦られ続ける。一緒にお腹の中も掻き混ぜられて、ぐちゅぐちゅと、湿り気どころか粘り気まで感じる音が聞えてくる。
「すごくいやらしい顔だ」
ハンスのからかうみたいな言葉に、また恥ずかしくなってきた。
「なんで……また私ばっかり……っ♥」
「レティがこんなにいやらしいなんて思わなかった」
「やだぁ……嫌いにならないでぇ……♥」
ハンスを気持ちよくしたいと言ったばかりなのに、また自分ばかり気持ちよくなって何もできないなんて、口先ばかりの自分勝手な奴と軽蔑されたらどうしよう。
「なるわけないだろ。こんなにいやらしくて……可愛いレティを。絶対に離さないから覚悟しろ」
「あんっ♥」
ハンスが奥をぐっと押し上げてきた。
「俺もそろそろ限界だ。動くぞ」
「あ、はンッ♥」
ハンスは一回腰を引いてから、一気に奥を突いてきた。
「あぁ♥」
何度も何度も、引いては突いてを繰り返す。
「男はな、好きな女を感じさせて、アンアン言わせるのが快感なんだ。俺は今楽しくてしょうがない!」
「あ、あ、あ♥」
ハンスの動きはどんどん速くなっていく。
「大体、入れてるだけでも気持ちいいんだよ。その上可愛いこと言って煽ってくるし。俺が自分抑えるのに、どれだけ神経使ってると思ってるんだ!」
私はハンスの身体を強く抱き締める。首筋に顔を埋めると、ハンスの匂いが胸いっぱいに広がった。
「ああクソッ、また締まって……このまま出すぞ、いいな!?」
「ハンスの……好きなとこに、出してぇ……♥」
「レティ、うッ」
お腹の中でおちんちんがビクビクと震えた。
「あ……♥」
私の中に温かいものが広がっていく。
「あぁ……♥」
私の中に、ハンスが出してる。
「ああ~~――……♥」
大好きな人を受け止められた喜びに包まれながら、私も甘い幸福感に打ち震えた。
目を覚ました時、太陽はずいぶん高い所まで昇っていた。
「……お見合い」
約束をすっぽかしてしまった。人付き合いは大切なのにしでかした。
「俺のを股から垂れ流しながら、他の男とお見合いか?」
「っ~~馬鹿! 変態!」
「馬鹿も変態もレティの方だ。まだお見合いなんか気にして……垂れた分、補充するか?」
「真っ昼間に何言ってんの!」
「夜ならいいのか?」
にやにやするハンスの顔面に、私は思い切り枕を叩きつけた。
「ん、ふっ……んん……ッ」
ぎゅっとシーツを握り締める。舌や指とこんなにも違うのか。捧げるって言うのもわかる気がした。
腰やお腹を優しく撫でてくれるのが嬉しくて、相手がハンスでよかったと心から思う。
「辛いか?」
「大丈夫……そんなに痛いわけじゃ、ないから。少し息苦しいだけ。続けて?」
「わかった。あと一息だから、頑張ってくれ」
「う、ん……あ、あぁ――……ッ」
私とハンスの腰が、とうとう隙間なくくっついた。
「全部入った。よく頑張ったな」
目尻を舐められ、頭も撫でられる。
「へへ……大好き」
今の気持ちは他に言いようがない。頬に添えられた手へ擦り寄った。
「しばらく動かないから」
「うん。ありがとう。ハンス大好き」
すごい。好きという言葉がするする出てくる。
「ハンスが丁寧に解してくれたから、聞いてたほど痛くなかったし。大好き」
両想いだし言って悪いわけがないと、私は存分に好きと繰り返す。
「どうしたの?」
なんでかハンスは空いてる手で自分の顔を覆ってしまった。
「……わざとじゃないよな?」
「何が?」
このやりとりは覚えがあるな。
「はぁ――――……そろそろ大丈夫か?」
訊かれて気付いた。痛みも息苦しさも落ち着いている。
いや、むしろ? 太ももとあそこにハンスを挟んでぴったりくっついた、この密着感がたまらない気がしてきた。
「待たせてごめん。もう大丈夫……」
「そうか」
もじもじする私にハンスは緩く笑いかけ、優しく頬を撫でてくれた。
「大好き……私はどうしたらいい?」
「無理しなくていい」
「無理してない。して貰ってばかりじゃなくて、私もハンスを気持ちよくしたい」
太ももでぎゅうっとハンスを抱き締めると、あそこもより密着して、今私がハンスとひとつになってることを強く意識できた。
「そうか。わかった……なら、ほら。見てみろ」
ハンスの視線を追って下を見る。
「レティと俺のがくっついてる」
私の茶色とハンスの金色。ハンスが腰を押しつけてきて、お互いの硬い毛が絡みそうなほど擦れ合う。
「や……あぁ……♥」
ざりざり、ぞりぞりと擦られ続ける。一緒にお腹の中も掻き混ぜられて、ぐちゅぐちゅと、湿り気どころか粘り気まで感じる音が聞えてくる。
「すごくいやらしい顔だ」
ハンスのからかうみたいな言葉に、また恥ずかしくなってきた。
「なんで……また私ばっかり……っ♥」
「レティがこんなにいやらしいなんて思わなかった」
「やだぁ……嫌いにならないでぇ……♥」
ハンスを気持ちよくしたいと言ったばかりなのに、また自分ばかり気持ちよくなって何もできないなんて、口先ばかりの自分勝手な奴と軽蔑されたらどうしよう。
「なるわけないだろ。こんなにいやらしくて……可愛いレティを。絶対に離さないから覚悟しろ」
「あんっ♥」
ハンスが奥をぐっと押し上げてきた。
「俺もそろそろ限界だ。動くぞ」
「あ、はンッ♥」
ハンスは一回腰を引いてから、一気に奥を突いてきた。
「あぁ♥」
何度も何度も、引いては突いてを繰り返す。
「男はな、好きな女を感じさせて、アンアン言わせるのが快感なんだ。俺は今楽しくてしょうがない!」
「あ、あ、あ♥」
ハンスの動きはどんどん速くなっていく。
「大体、入れてるだけでも気持ちいいんだよ。その上可愛いこと言って煽ってくるし。俺が自分抑えるのに、どれだけ神経使ってると思ってるんだ!」
私はハンスの身体を強く抱き締める。首筋に顔を埋めると、ハンスの匂いが胸いっぱいに広がった。
「ああクソッ、また締まって……このまま出すぞ、いいな!?」
「ハンスの……好きなとこに、出してぇ……♥」
「レティ、うッ」
お腹の中でおちんちんがビクビクと震えた。
「あ……♥」
私の中に温かいものが広がっていく。
「あぁ……♥」
私の中に、ハンスが出してる。
「ああ~~――……♥」
大好きな人を受け止められた喜びに包まれながら、私も甘い幸福感に打ち震えた。
目を覚ました時、太陽はずいぶん高い所まで昇っていた。
「……お見合い」
約束をすっぽかしてしまった。人付き合いは大切なのにしでかした。
「俺のを股から垂れ流しながら、他の男とお見合いか?」
「っ~~馬鹿! 変態!」
「馬鹿も変態もレティの方だ。まだお見合いなんか気にして……垂れた分、補充するか?」
「真っ昼間に何言ってんの!」
「夜ならいいのか?」
にやにやするハンスの顔面に、私は思い切り枕を叩きつけた。
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