24 / 42
俺のためのお前のこれまで
第22話 囚人の事情(2)
しおりを挟む
牢屋から出してもらえた俺は、馬くらい大きくて、眩しいくらい明るい緑色の、鳥みたいな生き物に乗せられた。
メイカラっていう動物で、背中に人を乗せて飛べるんだって。名前はブロンっていうらしい。
「じゃあ、しっかり掴まってろよ?」
「う、うん」
馬にも乗ったことがない俺は、前からジオさんに抱き付くよう言われた。念のためと太い紐でも結ばれる。
二人でマントに包まるのはあったかいけど……恥ずかしいよ……。
「よし、飛べ」
「ピョロオォ――」
わ、広げるとすごく羽おっきい。
ブロンが走り出して、跳んで。上へ。
「おおぉ、やっぱすごいなあ。ほら、カナンも下見てみろよ」
「無理……ッ」
ジオさんは楽しそうだけど……俺には高すぎる。それに風が強くて寒い。
目をぎゅっと閉じて、ジオさんもぎゅうってする。恥ずかしいなんて言ってられない。
「ふ、はは、エイミみたいだ」
エイミ? 気になってジオさんを見る。
「友達の、オーキスの妹だよ。貴族のお姫様で、ブロンもオーキスとエイミの家のなんだ。恥ずかしがりで怖がりだが、気の優しい子でさ。――カナンと一緒だな?」
ジオさんがからから笑う。俺はますます恥ずかしくなった。
「痛い痛い……そんな力入れなくても、ふざけるか、よっぽど運が悪くなきゃ落ちないって」
「……俺、運の悪い奴だってよく言われる」
「そっか……」
ジオさんが頭を撫でてくれた、けど。これはあんまり嬉しくないかも……。
「ポイペンにある一番大きな山が、もうすぐ噴火する」
顔がくっつきそうなくらい近いから、びゅうびゅうって音がすごくてもジオさんの声がなんとか聞こえる。
ポイペンってたぶん、二番目の都って言われてる所だ。俺は行ったことないしよく知らないけど、二番目なのに一番だって誰か言ってたのを聞いたことがある。
「噴火するだけならまだいいんだが、今回は火砕流ってのが起きるらしい。こう、山の上からとんでもなく熱いのがばーって噴き出して、一気に下へ流れるんだ。その熱いのはすごい量で、麓の家も人も埋まってしまう」
フンカもカサイリュウもよくわからないけど……、
「埋まった人はどうなるの?」
「まず助からないだろうな」
「みんな? 死んじゃうの?」
「みんな巻き込まれたら、そうなるな」
大変じゃないか!
「そうならないために、今から助けに行くんだ」
「助けるって、どうやって?」
俺なんかにできることがあるのかな?
「避難はシエロ様と辺境伯に任せて、俺達は火砕流を防ぐ」
辺境伯は、ポイペンの領主様のことだよね。でもシエロ様って誰だろう? 熱いのはたくさんなのに、たった二人で止められるの?
「順番に説明するな? まずシエロ様は枢機卿のひとりで、まあ教会のすごーく偉い人だよ。今丁度ポイペンにいて、あの人なら俺の話を聞いてくれる。辺境伯はちょっとわからないが……シエロ様ならきっと説得してくれるはずだ。ただそれでも、全員を避難させることは無理だろうな」
それに、とジオさんは言う。
「もし避難させられたとしても、今の教会にポイペンの人全員を保護する蓄えはない。今年はただでさえ不作だし、もうすぐ冬だし」
「あの……王様は?」
「残念ながら、あの王は駄目だ。鼻で笑って見捨てるよ」
ジオさんは前を見たまま怖い顔をする。嫌いな人を睨むみたいな顔で、この人でもこんな顔するんだと驚いてたら、今度は俺を見た。
もう怖い顔じゃない。よかった。
「そうなったら、まず犠牲になるのは子供だ。俺を育ててくれた孤児院にいるような、身寄りのないガキンチョ達だ。それに……いや。まあとにかく、ポイペンが埋まるのは駄目なんだよ」
難しい話はわからないけど、みんな死んじゃうのが駄目なことは俺でもわかる。
「あとは、火砕流の防ぎ方だが。噴き出すこと自体は止められないから、流れてきたのがポイペンに入らないようにする。俺の聖具でな」
せいぐってなんだろう? あまり訊いてばっかりだと怒られるかな?
考えていたら、ジオさんがカナンって俺を呼んだ。
「わからないなら訊いていいんだからな?」
「……うっとうしくない?」
「ないぞー。あ、でも寝てる時に叩き起こして訊かれるのはちょっとなあ」
「そんなことしないよ……」
「いや、するんだよ。うちの可愛い弟に妹達は」
「……兄弟いるんだ」
「みんな血は繋がってないけどな」
同じ孤児院で育った子達のことだよってジオさんは教えてくれた。
「聖具っていうのは、主が与えてくれたすごい道具のことだ。剣とか盾とか槍とか形はいろいろある。俺は杖なんだが、こう、きらきらした壁が出せるんだ。ただ、立ってないと使えなくてな」
「座ったら駄目なんだ?」
「駄目なんだよ。だから俺が最後まで立っていられるよう、お前に支えて欲しい。怖い思いをさせるだろうが……お願いだ」
「……うん。俺、頑張るよ」
「ありがとな」
本当は怖いけど……断わって、ジオさんと一緒にいられなくなったりする方が嫌だった。
こんなに優しい人は、きっと他のどこにもいない。この人と、もっと、ずっと一緒にいたいな……。
「そろそろ降りるぞ」
「お城まで飛んで行かないの?」
初めて見たポイペンは大きな壁に囲まれていて、その少し前でジオさんはブロンに降りるよう言った。
「それができたら早いけど、そんなことしたら射落とされても文句は言えないからなあ。派手な色で目立つしいい的だ」
ブロンを引いて歩くジオさんの後ろに付いていく。
ジオさんが大きくて怖そうな門番のおじさんに話しかける。俺はジオさんの後ろに隠れてた。
おじさんはジオさんと俺とブロンを見て、なんだか余計怖い顔をしたけど、ジオさんが服の中から銀色の小さな板を引っ張り出して見せたらすごく驚いて、いっぱい頭を下げてきた。
「ほら、行こうぜ」
「う、うん」
上から見たのより、中で歩いて見るポイペンの街はすごい所だった。
明るい茶色の石みたいのをたくさん積んでできた家も店も綺麗で、擦れ違う人達もみんな明るい顔をしていて元気そうだ。
最初はわあって言うだけだったけど、
「……王都もこんなだったらいいのに」
少し落ち着いてから思った。王都の壁は、白なのにポイペンの茶色よりずっと汚く見えるんだ。たぶん、本当に汚いんだろうな……。
「もう少し辛抱すれば、王都もここみたいによくなるよ」
「ほんと?」
「ああ。そのためにも、ここを守らないと。急ごう」
ジオさんが俺の手を握る。
びっくりしてジオさんの顔を見たら、ジオさんが面白そうに笑った。
「人が多いから、はぐれたら困るだろ?」
「そこまで子供じゃないよ俺……」
……でも。
俺はぎゅっと、ジオさんの手を握り返した。
メイカラっていう動物で、背中に人を乗せて飛べるんだって。名前はブロンっていうらしい。
「じゃあ、しっかり掴まってろよ?」
「う、うん」
馬にも乗ったことがない俺は、前からジオさんに抱き付くよう言われた。念のためと太い紐でも結ばれる。
二人でマントに包まるのはあったかいけど……恥ずかしいよ……。
「よし、飛べ」
「ピョロオォ――」
わ、広げるとすごく羽おっきい。
ブロンが走り出して、跳んで。上へ。
「おおぉ、やっぱすごいなあ。ほら、カナンも下見てみろよ」
「無理……ッ」
ジオさんは楽しそうだけど……俺には高すぎる。それに風が強くて寒い。
目をぎゅっと閉じて、ジオさんもぎゅうってする。恥ずかしいなんて言ってられない。
「ふ、はは、エイミみたいだ」
エイミ? 気になってジオさんを見る。
「友達の、オーキスの妹だよ。貴族のお姫様で、ブロンもオーキスとエイミの家のなんだ。恥ずかしがりで怖がりだが、気の優しい子でさ。――カナンと一緒だな?」
ジオさんがからから笑う。俺はますます恥ずかしくなった。
「痛い痛い……そんな力入れなくても、ふざけるか、よっぽど運が悪くなきゃ落ちないって」
「……俺、運の悪い奴だってよく言われる」
「そっか……」
ジオさんが頭を撫でてくれた、けど。これはあんまり嬉しくないかも……。
「ポイペンにある一番大きな山が、もうすぐ噴火する」
顔がくっつきそうなくらい近いから、びゅうびゅうって音がすごくてもジオさんの声がなんとか聞こえる。
ポイペンってたぶん、二番目の都って言われてる所だ。俺は行ったことないしよく知らないけど、二番目なのに一番だって誰か言ってたのを聞いたことがある。
「噴火するだけならまだいいんだが、今回は火砕流ってのが起きるらしい。こう、山の上からとんでもなく熱いのがばーって噴き出して、一気に下へ流れるんだ。その熱いのはすごい量で、麓の家も人も埋まってしまう」
フンカもカサイリュウもよくわからないけど……、
「埋まった人はどうなるの?」
「まず助からないだろうな」
「みんな? 死んじゃうの?」
「みんな巻き込まれたら、そうなるな」
大変じゃないか!
「そうならないために、今から助けに行くんだ」
「助けるって、どうやって?」
俺なんかにできることがあるのかな?
「避難はシエロ様と辺境伯に任せて、俺達は火砕流を防ぐ」
辺境伯は、ポイペンの領主様のことだよね。でもシエロ様って誰だろう? 熱いのはたくさんなのに、たった二人で止められるの?
「順番に説明するな? まずシエロ様は枢機卿のひとりで、まあ教会のすごーく偉い人だよ。今丁度ポイペンにいて、あの人なら俺の話を聞いてくれる。辺境伯はちょっとわからないが……シエロ様ならきっと説得してくれるはずだ。ただそれでも、全員を避難させることは無理だろうな」
それに、とジオさんは言う。
「もし避難させられたとしても、今の教会にポイペンの人全員を保護する蓄えはない。今年はただでさえ不作だし、もうすぐ冬だし」
「あの……王様は?」
「残念ながら、あの王は駄目だ。鼻で笑って見捨てるよ」
ジオさんは前を見たまま怖い顔をする。嫌いな人を睨むみたいな顔で、この人でもこんな顔するんだと驚いてたら、今度は俺を見た。
もう怖い顔じゃない。よかった。
「そうなったら、まず犠牲になるのは子供だ。俺を育ててくれた孤児院にいるような、身寄りのないガキンチョ達だ。それに……いや。まあとにかく、ポイペンが埋まるのは駄目なんだよ」
難しい話はわからないけど、みんな死んじゃうのが駄目なことは俺でもわかる。
「あとは、火砕流の防ぎ方だが。噴き出すこと自体は止められないから、流れてきたのがポイペンに入らないようにする。俺の聖具でな」
せいぐってなんだろう? あまり訊いてばっかりだと怒られるかな?
考えていたら、ジオさんがカナンって俺を呼んだ。
「わからないなら訊いていいんだからな?」
「……うっとうしくない?」
「ないぞー。あ、でも寝てる時に叩き起こして訊かれるのはちょっとなあ」
「そんなことしないよ……」
「いや、するんだよ。うちの可愛い弟に妹達は」
「……兄弟いるんだ」
「みんな血は繋がってないけどな」
同じ孤児院で育った子達のことだよってジオさんは教えてくれた。
「聖具っていうのは、主が与えてくれたすごい道具のことだ。剣とか盾とか槍とか形はいろいろある。俺は杖なんだが、こう、きらきらした壁が出せるんだ。ただ、立ってないと使えなくてな」
「座ったら駄目なんだ?」
「駄目なんだよ。だから俺が最後まで立っていられるよう、お前に支えて欲しい。怖い思いをさせるだろうが……お願いだ」
「……うん。俺、頑張るよ」
「ありがとな」
本当は怖いけど……断わって、ジオさんと一緒にいられなくなったりする方が嫌だった。
こんなに優しい人は、きっと他のどこにもいない。この人と、もっと、ずっと一緒にいたいな……。
「そろそろ降りるぞ」
「お城まで飛んで行かないの?」
初めて見たポイペンは大きな壁に囲まれていて、その少し前でジオさんはブロンに降りるよう言った。
「それができたら早いけど、そんなことしたら射落とされても文句は言えないからなあ。派手な色で目立つしいい的だ」
ブロンを引いて歩くジオさんの後ろに付いていく。
ジオさんが大きくて怖そうな門番のおじさんに話しかける。俺はジオさんの後ろに隠れてた。
おじさんはジオさんと俺とブロンを見て、なんだか余計怖い顔をしたけど、ジオさんが服の中から銀色の小さな板を引っ張り出して見せたらすごく驚いて、いっぱい頭を下げてきた。
「ほら、行こうぜ」
「う、うん」
上から見たのより、中で歩いて見るポイペンの街はすごい所だった。
明るい茶色の石みたいのをたくさん積んでできた家も店も綺麗で、擦れ違う人達もみんな明るい顔をしていて元気そうだ。
最初はわあって言うだけだったけど、
「……王都もこんなだったらいいのに」
少し落ち着いてから思った。王都の壁は、白なのにポイペンの茶色よりずっと汚く見えるんだ。たぶん、本当に汚いんだろうな……。
「もう少し辛抱すれば、王都もここみたいによくなるよ」
「ほんと?」
「ああ。そのためにも、ここを守らないと。急ごう」
ジオさんが俺の手を握る。
びっくりしてジオさんの顔を見たら、ジオさんが面白そうに笑った。
「人が多いから、はぐれたら困るだろ?」
「そこまで子供じゃないよ俺……」
……でも。
俺はぎゅっと、ジオさんの手を握り返した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる