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お約束のトラブル
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カトレア発案の1日自由行動と言う名の買い物は、宿に戻りカトレアに購入したものを見せて一応合格点は貰えた。
そもそもカトレアとしては、必要な物を買って来るのは当然として必要ない物まで店員の言いなりになって買ってこないかを確認する方が重要だったらしい。
魔法が使えるのに解毒薬やポーションも買った事を無駄と言われるかと思っていたけど、魔力が切れた際や魔力を温存したい時、相手に手の内を見せない為には持っていた方が良いとのことだった。
相手に手の内を見せない為って、完全に対人戦闘や同じ依頼を受けた人の裏切りとかを意識してるよね?
そこまで意識する必要ってあるのか…、いや、でもカトレアは所属する教会の人間に殺されたとか言ってたしそこまで考えて用意をしないといけないのかな…。
そして翌日、カトレアと共に実質冒険者としての初依頼を受けるために朝からギルドに足を踏み入れる。
朝はギルドでは依頼の書かれた紙が貼られた掲示板の前に人だかりが出来、同年代ぐらいの冒険者は「ポーターやりますよ~!」と声を上げ依頼を選んでいる冒険者に売り込みをしている。
「カトレア、ポーターやったら依頼達成にカウントされるの?」
「恐らくカウントされるんじゃない? どう見たってポーターやりますって言ってるのはGランク冒険者みたいだから自分より上の冒険者に同行して経験を積むのと依頼達成カウント稼ぎ、あとはGランクの雑務よりお金になるって感じじゃないかしら」
「ギルドとしてもGランクが雑務だけでEランクになっても経験が無ければ意味が無いからFランク以上の冒険者パーティーに同行してカウントを稼ぐのを黙認してるってところか…」
そう言いながら、掲示板に群がる人混みをかき分けて薬草採取の依頼が無いか見に行こうとするが、見事に弾き飛ばされて掲示板に辿りつけない…。
「カツヒコ、多分無理に急ぐ必要は無いわよ、薬草なんて幾らあっても困るものじゃ無いんだから、恐らく固定の依頼としてあるはずよ」
そう言って冷めた目で掲示板に群がる冒険者を見ているカトレアだけど、その冷めた目で自分もあいつらと同じって感じで見ないでいただきたいです。
確かに一緒になって掲示板に群がりましたけど、一応は弾き返されて今は群がってないんで…。
慌てず、椅子に腰かけ喧噪を眺めている自分とカトレアに数人の冒険者が近づき絡んで来た。
「おい、お前達は確かウサギ狩りしてEランクになった冒険者だよな? しかもその後で迷宮産だとか言って色々とギルドに売ってDランクになったみたいだけど、俺達金欠でよ~、少しばかり恵んでくれよ! ああタダとは言わないぜ、俺達が冒険者ってものがどんなんかしっかりと教えてやるから」
そう言いながら近づいて来たガラの悪そうな4人組の冒険者にカトレアが一言、「お前たちに用は無い!!」 と一言で切り捨てると、絡んで来た冒険者は相手にされなかったからか、それとも馬鹿にされたと思ったのか、逆上し怒鳴りだす。
「「「「てめぇ~、こっちが親切で言ってやってるのに喧嘩売ってるのか!!! たかだかウサギを狩って昇格した程度で調子に乗ってんじゃねえぞ!!」」」」
うわ~、この人達息ピッタリ、4人で同じセリフハモった…。
いや、そんな事に感心してる場合じゃなくて、大声出すから掲示板に群がってた人達も何があったのかとこっちを見てるし…、てか喧嘩か? って感じで煽り始めてる人も居るし…。
「調子に乗るも何も私より実力も無い格下の雑魚が何を教えるって言うの? 教えられるものがあるなら聞いてみたいわ」
カトレアは周囲を飛び回るハエを見るかのごとくめんどくさそうな顔をし冷めた目で絡んで来た冒険者をみているが、それが更に気に入らないようで4人組は頭の血管が切れるんじゃないかと思う程顔を真っ赤にし鬼の形相でカトレアを睨みつける。
「て、てめぇこのアマ!!」
声を荒げながら腰に下げた剣に手を伸ばしそのまま勢いよく剣を抜きカトレアに斬りかかろうと振りかぶる。
「くっ」
剣を振りかぶったまま動きが止まる冒険者の喉元にカトレアの持つ剣の切先が突き付けられている。
いや、自分もほとんど見えなかったんですけど、いつ剣を抜いたんですか?
そんな疑問を他所に、絡んで来た冒険者達は蛇に睨まれたカエルのように引きつった顔をし固まっている。
「動きが雑ね、無駄な動きも多いし余計な力が入っているから剣を抜いてから振りかぶるまでが遅くなってるわ」
そう言いながらカトレアは喉元に突き付けた剣を引き鞘に納める。
「これで満足? あなた達程度ならここに居る、村から出てきて数か月しか経っていないカツヒコの足元にも及ばないわよ」
カトレアは、そう言って自分を見た後で絡んで来た冒険者を見て鼻で笑う。
「て、てめぇ、俺達がそこのガキより劣るってのか!! 少しばかり腕が立つってだけで調子に乗ってんじゃねえぞ!!」
カトレアに村から出て来たばかりの自分より劣ると言われ、鼻で笑われたことで、さっきまで蛇に睨まれたカエルのように動けなかった冒険者達が顔を真っ赤にして怒りだす。
「カツヒコ、丁度いいからギルドの訓練場で頭の悪いこの冒険者達を相手しなさい、対人戦の相手になるかどうかは怪しいけど多少は経験になるかもしれないし。 まああなた達は勝手に突っかかって来たうえ、村を出たばかりの15歳にのされたら恥ずかしくてギルドに顔を出せなくなるでしょうからこのまま大人しく尻尾を巻いて逃げるが良いかもしれないけど…」
カトレアが更に挑発するような言葉を発すると、絡んで来た冒険者は完全にキレて額の血管をピクピクさせている。
いや、あんまり頭に血が上ると本当に血管切れるよ…。
それにカトレアさん? 何故に煽るだけ煽って自分に振るの? 完全にこの人達目が血走って額の血管切れる寸前だよ?
「おお~、だったら訓練場で俺達よりも強いか証明してもらおうか!!」
絡んで来た冒険者達はそう言うと、自分を睨みつけ顎でクイッっと訓練場の方にしゃくり大股で肩を怒らせながらドスドスと足音を立てて歩いて行く。
「なぜにこうなるの? 自分が負けたらどうするの?」
「カツヒコあなた何を言ってるの? あの程度に負ける訳ないでしょ…。 見た目と相手を威嚇するだけの大声ぐらいで怯んでたらこれから冒険者なんかやっていけないわよ」
そう言ってカトレアは呆れたような顔をし、自分の腕を引っ張って訓練場に向かう。
いや、引っ張らなくても行きますけど…。
って、なんか掲示板に群がっていた冒険者の皆さんがゾロゾロ付いてきながら賭けを始めてますけど…。
そしてカトレアに引きずられて訓練場にやって来ると、どこから話を聞きつけたのかダイルンさんが腕を組んで訓練場の真ん中に立ってるんですけど、これって怒られるパターンじゃない?
ダイルンさんは自分達が訓練場に到着すると、大きくため息をついた後、怒るでもなくルールの説明を始めだした。
「とりあえず話は大まかに聞いた、そこのカツヒコと、オッズのパティー4人との戦いだな? それでルールは相手を殺さない限り魔法でも飛び道具でも何でもあり、勝敗は相手が気絶、ないしは戦闘不能になるか敗北を認めるかだ!」
「いや、ダイルンさん、普通はギルドの人間として止める側に回るんじゃないんですか?」
「お前何を言ってるんだ? 冒険者は実力と信頼の世界だ! 弱い物イジメでない限り、冒険者同士が自身の力を誇示するのをギルドが止める訳無いだろ!!」
ええ~~~!!! そんな事でこんな大袈裟な事になるの? 自分達は絡まれた被害者だよ…。
そんな思いを他所にダイルンさんはオッズと言う4人組パーティーに、4対1で戦うのか、1対1で4戦するのか確認をしている。
いや、1対1で4連戦も4対1でもどちらにせよ自分には不利でしょ…。
そう心の中でツッコミを入れつつカトレアを見ると、どっちでも構わないといった風な顔をしてるし。
「カツヒコ、向こうは1対1でと言ってるがそれでいいか? まあ4対1とは流石に言えんだろうから当然と言えば当然だが」
「はい、もういいです、1対1でも何でもいいです…。 戦えばいいんですよね…」
「そうだ、相手を殺さなければ、腕を切り落とそうと足を切り落とそうと構わないし魔法も使えるなら使っていい。 なんでもアリだ」
ダイルンさんはそう言うと、数歩下がり、最初に相手になる冒険者へ準備完了の合図を送り、直後、「始めろ!」と言い戦い開始を宣言します。
最初の相手は先ほどカトレアに剣を向けようとして喉元に切先を突き付けられていたガラの悪い冒険者だ。
明らかに凶悪な笑みを浮かべながら剣を抜き、死なない程度に痛めつけてやると言わんばかりの顔をしてる…。
なんで…。
なんでこうなったぁぁぁぁ~~~!!!!
そもそもカトレアとしては、必要な物を買って来るのは当然として必要ない物まで店員の言いなりになって買ってこないかを確認する方が重要だったらしい。
魔法が使えるのに解毒薬やポーションも買った事を無駄と言われるかと思っていたけど、魔力が切れた際や魔力を温存したい時、相手に手の内を見せない為には持っていた方が良いとのことだった。
相手に手の内を見せない為って、完全に対人戦闘や同じ依頼を受けた人の裏切りとかを意識してるよね?
そこまで意識する必要ってあるのか…、いや、でもカトレアは所属する教会の人間に殺されたとか言ってたしそこまで考えて用意をしないといけないのかな…。
そして翌日、カトレアと共に実質冒険者としての初依頼を受けるために朝からギルドに足を踏み入れる。
朝はギルドでは依頼の書かれた紙が貼られた掲示板の前に人だかりが出来、同年代ぐらいの冒険者は「ポーターやりますよ~!」と声を上げ依頼を選んでいる冒険者に売り込みをしている。
「カトレア、ポーターやったら依頼達成にカウントされるの?」
「恐らくカウントされるんじゃない? どう見たってポーターやりますって言ってるのはGランク冒険者みたいだから自分より上の冒険者に同行して経験を積むのと依頼達成カウント稼ぎ、あとはGランクの雑務よりお金になるって感じじゃないかしら」
「ギルドとしてもGランクが雑務だけでEランクになっても経験が無ければ意味が無いからFランク以上の冒険者パーティーに同行してカウントを稼ぐのを黙認してるってところか…」
そう言いながら、掲示板に群がる人混みをかき分けて薬草採取の依頼が無いか見に行こうとするが、見事に弾き飛ばされて掲示板に辿りつけない…。
「カツヒコ、多分無理に急ぐ必要は無いわよ、薬草なんて幾らあっても困るものじゃ無いんだから、恐らく固定の依頼としてあるはずよ」
そう言って冷めた目で掲示板に群がる冒険者を見ているカトレアだけど、その冷めた目で自分もあいつらと同じって感じで見ないでいただきたいです。
確かに一緒になって掲示板に群がりましたけど、一応は弾き返されて今は群がってないんで…。
慌てず、椅子に腰かけ喧噪を眺めている自分とカトレアに数人の冒険者が近づき絡んで来た。
「おい、お前達は確かウサギ狩りしてEランクになった冒険者だよな? しかもその後で迷宮産だとか言って色々とギルドに売ってDランクになったみたいだけど、俺達金欠でよ~、少しばかり恵んでくれよ! ああタダとは言わないぜ、俺達が冒険者ってものがどんなんかしっかりと教えてやるから」
そう言いながら近づいて来たガラの悪そうな4人組の冒険者にカトレアが一言、「お前たちに用は無い!!」 と一言で切り捨てると、絡んで来た冒険者は相手にされなかったからか、それとも馬鹿にされたと思ったのか、逆上し怒鳴りだす。
「「「「てめぇ~、こっちが親切で言ってやってるのに喧嘩売ってるのか!!! たかだかウサギを狩って昇格した程度で調子に乗ってんじゃねえぞ!!」」」」
うわ~、この人達息ピッタリ、4人で同じセリフハモった…。
いや、そんな事に感心してる場合じゃなくて、大声出すから掲示板に群がってた人達も何があったのかとこっちを見てるし…、てか喧嘩か? って感じで煽り始めてる人も居るし…。
「調子に乗るも何も私より実力も無い格下の雑魚が何を教えるって言うの? 教えられるものがあるなら聞いてみたいわ」
カトレアは周囲を飛び回るハエを見るかのごとくめんどくさそうな顔をし冷めた目で絡んで来た冒険者をみているが、それが更に気に入らないようで4人組は頭の血管が切れるんじゃないかと思う程顔を真っ赤にし鬼の形相でカトレアを睨みつける。
「て、てめぇこのアマ!!」
声を荒げながら腰に下げた剣に手を伸ばしそのまま勢いよく剣を抜きカトレアに斬りかかろうと振りかぶる。
「くっ」
剣を振りかぶったまま動きが止まる冒険者の喉元にカトレアの持つ剣の切先が突き付けられている。
いや、自分もほとんど見えなかったんですけど、いつ剣を抜いたんですか?
そんな疑問を他所に、絡んで来た冒険者達は蛇に睨まれたカエルのように引きつった顔をし固まっている。
「動きが雑ね、無駄な動きも多いし余計な力が入っているから剣を抜いてから振りかぶるまでが遅くなってるわ」
そう言いながらカトレアは喉元に突き付けた剣を引き鞘に納める。
「これで満足? あなた達程度ならここに居る、村から出てきて数か月しか経っていないカツヒコの足元にも及ばないわよ」
カトレアは、そう言って自分を見た後で絡んで来た冒険者を見て鼻で笑う。
「て、てめぇ、俺達がそこのガキより劣るってのか!! 少しばかり腕が立つってだけで調子に乗ってんじゃねえぞ!!」
カトレアに村から出て来たばかりの自分より劣ると言われ、鼻で笑われたことで、さっきまで蛇に睨まれたカエルのように動けなかった冒険者達が顔を真っ赤にして怒りだす。
「カツヒコ、丁度いいからギルドの訓練場で頭の悪いこの冒険者達を相手しなさい、対人戦の相手になるかどうかは怪しいけど多少は経験になるかもしれないし。 まああなた達は勝手に突っかかって来たうえ、村を出たばかりの15歳にのされたら恥ずかしくてギルドに顔を出せなくなるでしょうからこのまま大人しく尻尾を巻いて逃げるが良いかもしれないけど…」
カトレアが更に挑発するような言葉を発すると、絡んで来た冒険者は完全にキレて額の血管をピクピクさせている。
いや、あんまり頭に血が上ると本当に血管切れるよ…。
それにカトレアさん? 何故に煽るだけ煽って自分に振るの? 完全にこの人達目が血走って額の血管切れる寸前だよ?
「おお~、だったら訓練場で俺達よりも強いか証明してもらおうか!!」
絡んで来た冒険者達はそう言うと、自分を睨みつけ顎でクイッっと訓練場の方にしゃくり大股で肩を怒らせながらドスドスと足音を立てて歩いて行く。
「なぜにこうなるの? 自分が負けたらどうするの?」
「カツヒコあなた何を言ってるの? あの程度に負ける訳ないでしょ…。 見た目と相手を威嚇するだけの大声ぐらいで怯んでたらこれから冒険者なんかやっていけないわよ」
そう言ってカトレアは呆れたような顔をし、自分の腕を引っ張って訓練場に向かう。
いや、引っ張らなくても行きますけど…。
って、なんか掲示板に群がっていた冒険者の皆さんがゾロゾロ付いてきながら賭けを始めてますけど…。
そしてカトレアに引きずられて訓練場にやって来ると、どこから話を聞きつけたのかダイルンさんが腕を組んで訓練場の真ん中に立ってるんですけど、これって怒られるパターンじゃない?
ダイルンさんは自分達が訓練場に到着すると、大きくため息をついた後、怒るでもなくルールの説明を始めだした。
「とりあえず話は大まかに聞いた、そこのカツヒコと、オッズのパティー4人との戦いだな? それでルールは相手を殺さない限り魔法でも飛び道具でも何でもあり、勝敗は相手が気絶、ないしは戦闘不能になるか敗北を認めるかだ!」
「いや、ダイルンさん、普通はギルドの人間として止める側に回るんじゃないんですか?」
「お前何を言ってるんだ? 冒険者は実力と信頼の世界だ! 弱い物イジメでない限り、冒険者同士が自身の力を誇示するのをギルドが止める訳無いだろ!!」
ええ~~~!!! そんな事でこんな大袈裟な事になるの? 自分達は絡まれた被害者だよ…。
そんな思いを他所にダイルンさんはオッズと言う4人組パーティーに、4対1で戦うのか、1対1で4戦するのか確認をしている。
いや、1対1で4連戦も4対1でもどちらにせよ自分には不利でしょ…。
そう心の中でツッコミを入れつつカトレアを見ると、どっちでも構わないといった風な顔をしてるし。
「カツヒコ、向こうは1対1でと言ってるがそれでいいか? まあ4対1とは流石に言えんだろうから当然と言えば当然だが」
「はい、もういいです、1対1でも何でもいいです…。 戦えばいいんですよね…」
「そうだ、相手を殺さなければ、腕を切り落とそうと足を切り落とそうと構わないし魔法も使えるなら使っていい。 なんでもアリだ」
ダイルンさんはそう言うと、数歩下がり、最初に相手になる冒険者へ準備完了の合図を送り、直後、「始めろ!」と言い戦い開始を宣言します。
最初の相手は先ほどカトレアに剣を向けようとして喉元に切先を突き付けられていたガラの悪い冒険者だ。
明らかに凶悪な笑みを浮かべながら剣を抜き、死なない程度に痛めつけてやると言わんばかりの顔をしてる…。
なんで…。
なんでこうなったぁぁぁぁ~~~!!!!
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