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第漆章 希の言葉が産む、好戦国家
3節目 フライト☆ドリームな心配性
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夜に夢を見たのさ。
それが妙にリアルな夢なんだ。
雨の降る日に妾が狐の小娘と戦ってたんだ。
そしたらその小娘がとんでもねぇもんに変身するんだよ。
何かはボヤけて見えなかったけどさ、敗北を確信したところでアタイは起きちまったのさ。
まさかアルファの王女であるアタイが負けることは無いが、妙に胸騒ぎがするんでな。
まぁあのチビにはどうしても勝てねぇけどな。
それにその夢、妙にリアルなものでなぁ。
さすがのアタイも対策をしておいたのさ。
いやぁ、役に立つかは分からないけどなぁ。
とりあえず、アタイはあんな弱そうな小娘に負けたくはないのさ。
このアタイ、劉 梦蝶には負けは認められねぇのさ!!
☆☆☆☆☆☆☆
怖いなぁ…。
嫌だなぁ……わた……私…戦えるのかな…。
あ、初めまして…私の名前は藤野 心愛です…。
今年で14歳になった、ただの中学生……のはずでしたけど、なんか大変なことになりました…。
私、何故かよく分からない国の女王をやってるんですけど、なんか、戦争が起きるみたいだから……。
いやぁ、何故か国の女王になった私はボスとして戦うことになっちゃったぁ…。
大変だぁ…私ぃ、戦えないのにぃ…!
どうしよう…このまま死んじゃうのかなぁ…。
嫌だよ…まだ生きたいよ…。
まだやりたいこと沢山あるし…夢もまだ……。
でも、嘆いてたって解決するわけじゃないんだよね……はぁ。
私のスキル、《絵心者》をつかうしかないかぁ。
うーん…心配だなぁ………。
☆☆☆☆☆☆☆
ちょっと待を探索しようと思い、1人行動をする。
街ゆく人々はみんなまるで人間だが、よく見ると体の一部に何かしらの紋様がある。
「魔人族って、なぁんかイメージと全然違うねー。」
そう私は何気なく呟いた。
すると1人の同い年くらいの男がおもむろに近づいてきた。
ガニ股でボサボサ頭のチンピラって感じ。
『おいそこのてめぇ!!魔人族をバカにしたな!?おらぁ!!ぜってぇゆるさねぇ…!!女でも容赦しねぇぜ??』
なんか…またこれキャラ濃いチンピラだなぁ。
いや、典型的ってやつかな?
「ん?あれ、もしかして私?」
『おうそうだよ…てめぇ以外誰がいんだよっ!!なぁ…嬢ちゃん、そんな生意気な態度とってるとなぁ?俺の拳があんたの顔面に飛んでくるぜぇ?可愛いそん面を汚したくなけりゃ、さっさと金だしなぁ金ぇ!!』
この世界でもカツアゲあるんだなぁ。
…なんかイライラしてきた。
「ふぅーん。私にカツアゲするんだぁー?ふぅ~ん……。」
『てめぇ、舐めんじゃねえぞ!!オルァッ!!……ふえ?』
相手の拳を軽く躱すと、チンピラは情けない声を出す。
『あーあ…ユキちゃんに手を出しちゃったっすねぇ…あのチンピラ……。』
『僕しーらない。とりあえず飯買いに行きまーす。』
『あれは…止められないぞ…。あ、レオン私も行くー!』
『我が娘よ…その調子だ…あいつをボコボコにするんだ!』
先程からつけてきている奴らに気づかないまま、
私はそいつの足を掴む。
そしてくるりと回し、背負い投げ。
そのまま床にドォーン!!
「ふっ。これでわかったなら、降参し…あ…。」
なんかめっちゃぞろぞろ来た。
増援かな?
『てめぇ……!よくも俺らのボスを……!!うわああああ!!!』
『ボスの仇だああああっ!!……はえええええ!?』
面倒臭いので、次々と空高く投げ飛ばす。
《戦闘者》の影響で力が常に強くなる。
『なぁ、サラさん。』
『なぁに、ダイちゃん?』
『あれ、本当に女の子かね…?』
『たぶん…?あはは…わ、私の目に狂いはありませんから…。』
『あれ、中身実はゴリラとか、ボディービルダーの男とかはないかい?』
『いいえ、あれは正真正銘少女ね。』
『…マジかぁ。』
『ダイちゃん。素が出てるよ~。』
『ああ…ごめんごめん。って、サラさんもじゃないか。はは…ただ、本当にすごくてな。この魔族の街でいちばん強い僕でも、あの子と戦うのは気が引けるからなぁ…。』
『ふふ♪確かにそれは否定できませんね。』
櫻井夫婦も若干引くくらいには酷い惨状になり、ようやくユキはつけてきたメンバーに気づく。
そうだ!この状況をあえて使ってみよう。
「えへへ、すごいでしょ~!!」
『いや、ユキさん……すごいっす…。』
『いやー、俺、実はユキちゃんは胸なしゴリラなんじゃないかと思っ…あやべっ。』
『うわあああああ!!すんませんっしたぁあああーーーー…………。』
「しばらく空の旅を楽しんでもらおう♡」
『……怖すぎっす。』
禁句を言ったシンは、チンピラ同様投げ飛ばされたのだった。
それが妙にリアルな夢なんだ。
雨の降る日に妾が狐の小娘と戦ってたんだ。
そしたらその小娘がとんでもねぇもんに変身するんだよ。
何かはボヤけて見えなかったけどさ、敗北を確信したところでアタイは起きちまったのさ。
まさかアルファの王女であるアタイが負けることは無いが、妙に胸騒ぎがするんでな。
まぁあのチビにはどうしても勝てねぇけどな。
それにその夢、妙にリアルなものでなぁ。
さすがのアタイも対策をしておいたのさ。
いやぁ、役に立つかは分からないけどなぁ。
とりあえず、アタイはあんな弱そうな小娘に負けたくはないのさ。
このアタイ、劉 梦蝶には負けは認められねぇのさ!!
☆☆☆☆☆☆☆
怖いなぁ…。
嫌だなぁ……わた……私…戦えるのかな…。
あ、初めまして…私の名前は藤野 心愛です…。
今年で14歳になった、ただの中学生……のはずでしたけど、なんか大変なことになりました…。
私、何故かよく分からない国の女王をやってるんですけど、なんか、戦争が起きるみたいだから……。
いやぁ、何故か国の女王になった私はボスとして戦うことになっちゃったぁ…。
大変だぁ…私ぃ、戦えないのにぃ…!
どうしよう…このまま死んじゃうのかなぁ…。
嫌だよ…まだ生きたいよ…。
まだやりたいこと沢山あるし…夢もまだ……。
でも、嘆いてたって解決するわけじゃないんだよね……はぁ。
私のスキル、《絵心者》をつかうしかないかぁ。
うーん…心配だなぁ………。
☆☆☆☆☆☆☆
ちょっと待を探索しようと思い、1人行動をする。
街ゆく人々はみんなまるで人間だが、よく見ると体の一部に何かしらの紋様がある。
「魔人族って、なぁんかイメージと全然違うねー。」
そう私は何気なく呟いた。
すると1人の同い年くらいの男がおもむろに近づいてきた。
ガニ股でボサボサ頭のチンピラって感じ。
『おいそこのてめぇ!!魔人族をバカにしたな!?おらぁ!!ぜってぇゆるさねぇ…!!女でも容赦しねぇぜ??』
なんか…またこれキャラ濃いチンピラだなぁ。
いや、典型的ってやつかな?
「ん?あれ、もしかして私?」
『おうそうだよ…てめぇ以外誰がいんだよっ!!なぁ…嬢ちゃん、そんな生意気な態度とってるとなぁ?俺の拳があんたの顔面に飛んでくるぜぇ?可愛いそん面を汚したくなけりゃ、さっさと金だしなぁ金ぇ!!』
この世界でもカツアゲあるんだなぁ。
…なんかイライラしてきた。
「ふぅーん。私にカツアゲするんだぁー?ふぅ~ん……。」
『てめぇ、舐めんじゃねえぞ!!オルァッ!!……ふえ?』
相手の拳を軽く躱すと、チンピラは情けない声を出す。
『あーあ…ユキちゃんに手を出しちゃったっすねぇ…あのチンピラ……。』
『僕しーらない。とりあえず飯買いに行きまーす。』
『あれは…止められないぞ…。あ、レオン私も行くー!』
『我が娘よ…その調子だ…あいつをボコボコにするんだ!』
先程からつけてきている奴らに気づかないまま、
私はそいつの足を掴む。
そしてくるりと回し、背負い投げ。
そのまま床にドォーン!!
「ふっ。これでわかったなら、降参し…あ…。」
なんかめっちゃぞろぞろ来た。
増援かな?
『てめぇ……!よくも俺らのボスを……!!うわああああ!!!』
『ボスの仇だああああっ!!……はえええええ!?』
面倒臭いので、次々と空高く投げ飛ばす。
《戦闘者》の影響で力が常に強くなる。
『なぁ、サラさん。』
『なぁに、ダイちゃん?』
『あれ、本当に女の子かね…?』
『たぶん…?あはは…わ、私の目に狂いはありませんから…。』
『あれ、中身実はゴリラとか、ボディービルダーの男とかはないかい?』
『いいえ、あれは正真正銘少女ね。』
『…マジかぁ。』
『ダイちゃん。素が出てるよ~。』
『ああ…ごめんごめん。って、サラさんもじゃないか。はは…ただ、本当にすごくてな。この魔族の街でいちばん強い僕でも、あの子と戦うのは気が引けるからなぁ…。』
『ふふ♪確かにそれは否定できませんね。』
櫻井夫婦も若干引くくらいには酷い惨状になり、ようやくユキはつけてきたメンバーに気づく。
そうだ!この状況をあえて使ってみよう。
「えへへ、すごいでしょ~!!」
『いや、ユキさん……すごいっす…。』
『いやー、俺、実はユキちゃんは胸なしゴリラなんじゃないかと思っ…あやべっ。』
『うわあああああ!!すんませんっしたぁあああーーーー…………。』
「しばらく空の旅を楽しんでもらおう♡」
『……怖すぎっす。』
禁句を言ったシンは、チンピラ同様投げ飛ばされたのだった。
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