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第一章 世界の精霊『 』
16.ハルネの街
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馬車での旅路は、意外と快適だった。
最初は揺れのせいで腰が痛くなったり、リルは酔ってしまう様子もあったけど、数日も過ぎれば慣れてしまったらしい。
後ろの荷台には十分なスペースもあるから、野宿なっても困らない。
とはいうものの……
「そろそろベッドで眠りたいわね」
「何言ってんだよお嬢。まだ出発して五日だぜ?」
「うるさいわよドカドカ……あなたを引き延ばしたらベッドに……」
「ならねぇから!」
「はははは……」
ルート村を出発して五日が経過した。
途中に小さな町や村はあって、立ち寄る機会はあったのだけど、今のところスルーしている。
先を急いでいるからという理由もあるが、一番は資金的な問題だ。
村を出るとき、馬車と一緒に村長からお金をもらえた。
今までの手伝いや、穢れを追い払ってくれた分の報酬だという。
帝都までの旅路や帝都での生活を考えると、お金は必要不可欠だ。
だからありがたく受け取ったのだが、当たり前だけどお金も無限じゃない。
使えばなくなってしまう。
ゲームみたいに、敵を倒したらアイテムとかお金がドロップすれば良いんだけどな~
残念ながらこの世界は現実だ。
穢れを倒しても、お金が落ちるなんてことはない。
お金がほしければ、ちゃんと働いて稼ぐしかないんだ。
なくなるのは一瞬だけど、貯めるのは大変というのは、どの世界でも一緒らしい。
そういうわけで、今後のためにもお金はあまり使いたくない。
「はぁ、帝都についたらアルバイト探さないとな~」
「アルバイト?」
「あーうん、学園に通いながらでも出来る仕事探さないとって。ほら、向こうでの宿代とか生活資金とかいろいろ必要でしょ?」
「確かにそうね」
「世知辛れーなー。学園が生活資金くらい援助してくれないのか?」
「さすがにそれはないと思うな。学園は学ぶ場所だから」
そこまでしてくれるのなら有難い話だけどね。
寮とかもあるか確認しておきたいな。
宿代より安く済むなら、寮に住んだほうが良いし。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
しばらく進むと、分かれ道にさしかかった。
俺たちが進んでいる街道は、基本的にどれも帝都に繋がるように出来ている。
どっちの道へ進んでも、最終的に帝都へ到達できるだろう。
「左のほうが早くつくかな。右へ行くとハルネの街があるみたい」
「街があるのか!」
「うん。ハルネはこの辺りで一番大きな街だね。寄っていこうか?」
「別にいいわ」
あれ?
ベッドで寝たいと口にしていたし、てっきり喜ぶかと思ったんだけど……
ああ、もしかしてお金の話をしたからかな。
無駄遣いできないから、気を遣ってくれているのだろう。
「そう? じゃあ右で」
「え?」
「初めての旅で俺も疲れてるんだ。それに食料調達も必要だしね」
「……そう。なら仕方がないわね」
リルは小さな声で「ありがとう」と口にした。
ドカドカにも聞こえたらしく、ニヤニヤしながらリルを見ている。
バレたらまた握りつぶされるぞ?
馬車を走らせ、右の道へ進む。
街道は森の中にあって、大きな木々で左右は視界が悪い。
ずっと先まで進むと、正面にぼんやりと建物らしき影が見えてきた。
「お、あれじゃねーか!」
「うん」
さらに近づくと、より鮮明に見えだす。
二メートルくらいの石壁に囲まれて、薄い半透明の結界で覆われた街。
石壁の奥から、背の高い建物が顔を出している。
そのまま進み、石壁より一回り大きな門を潜ると――
「ここがハルネの街」
「うん」
綺麗な街並みが顔を出す。
ゲームとかよく見る街並みだ。
石レンガで造られた建物が多く、三階建てもある。
道もレンガで固めてあるし、街灯が一定間隔で立っていた。
ルート村は小さくて、明かりも火とか原始的なものを使っていたけど、こういう大きな街での生活の基盤は電気で出来ている。
さすがに家電とかはないけど、それなりに科学技術も発展しているらしい。
大昔は、精霊の力を利用した道具があったそうだけど、今ではその技術も失われてしまった。
「すげぇー人だな~」
「そうだね。さすがに栄えてる街って感じだ」
「お店もたくさんある。ルート村とは全然違うわね」
旅をするのは初めてだが、そもそもルート村から出るのも初めてだ。
リルとドカドカは、興味津々に周囲を見回している。
かくいう俺も、この世界で初となる大きな街にワクワクしていた。
「先に宿屋をみつけよう。馬車も預けたら、一緒に街を見て周ろうか」
「いいの?」
「うん。俺も見て周りたいし、リルもでしょ?」
「ええ」
リルも素直に認めた。
それだけ彼女もワクワクしているということだろう。
馬車をゆっくり走らせ、宿屋を探す。
大きな看板を見つけて、馬車も停められる設備もあったから、どこにするかはすぐ決まった。
「いらっしゃいませ。宿泊二名様ですね?」
「はい」
「お部屋は分けますか?」
「あー、どうする? リル」
「一緒でいいわよ」
即答するリル。
一緒に住んでいて、今さら躊躇しないか。
「そうだね。じゃあ一部屋でお願いします」
「ベッドがお一つの部屋と、二つの部屋がございますが」
「じゃあ二つ――」
「一つでいいわよ」
俺の言葉を遮ってリルが言う。
「そっちの方が安いでしょう?」
「確かにそうだけど」
「何? 私と一緒のベッドは嫌なの? だったらエルは床で寝ればいいわ」
「い、嫌じゃないです!」
というわけで、泊る宿は決まった。
何かが起こりそうな予感が……するぞ。
最初は揺れのせいで腰が痛くなったり、リルは酔ってしまう様子もあったけど、数日も過ぎれば慣れてしまったらしい。
後ろの荷台には十分なスペースもあるから、野宿なっても困らない。
とはいうものの……
「そろそろベッドで眠りたいわね」
「何言ってんだよお嬢。まだ出発して五日だぜ?」
「うるさいわよドカドカ……あなたを引き延ばしたらベッドに……」
「ならねぇから!」
「はははは……」
ルート村を出発して五日が経過した。
途中に小さな町や村はあって、立ち寄る機会はあったのだけど、今のところスルーしている。
先を急いでいるからという理由もあるが、一番は資金的な問題だ。
村を出るとき、馬車と一緒に村長からお金をもらえた。
今までの手伝いや、穢れを追い払ってくれた分の報酬だという。
帝都までの旅路や帝都での生活を考えると、お金は必要不可欠だ。
だからありがたく受け取ったのだが、当たり前だけどお金も無限じゃない。
使えばなくなってしまう。
ゲームみたいに、敵を倒したらアイテムとかお金がドロップすれば良いんだけどな~
残念ながらこの世界は現実だ。
穢れを倒しても、お金が落ちるなんてことはない。
お金がほしければ、ちゃんと働いて稼ぐしかないんだ。
なくなるのは一瞬だけど、貯めるのは大変というのは、どの世界でも一緒らしい。
そういうわけで、今後のためにもお金はあまり使いたくない。
「はぁ、帝都についたらアルバイト探さないとな~」
「アルバイト?」
「あーうん、学園に通いながらでも出来る仕事探さないとって。ほら、向こうでの宿代とか生活資金とかいろいろ必要でしょ?」
「確かにそうね」
「世知辛れーなー。学園が生活資金くらい援助してくれないのか?」
「さすがにそれはないと思うな。学園は学ぶ場所だから」
そこまでしてくれるのなら有難い話だけどね。
寮とかもあるか確認しておきたいな。
宿代より安く済むなら、寮に住んだほうが良いし。
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しばらく進むと、分かれ道にさしかかった。
俺たちが進んでいる街道は、基本的にどれも帝都に繋がるように出来ている。
どっちの道へ進んでも、最終的に帝都へ到達できるだろう。
「左のほうが早くつくかな。右へ行くとハルネの街があるみたい」
「街があるのか!」
「うん。ハルネはこの辺りで一番大きな街だね。寄っていこうか?」
「別にいいわ」
あれ?
ベッドで寝たいと口にしていたし、てっきり喜ぶかと思ったんだけど……
ああ、もしかしてお金の話をしたからかな。
無駄遣いできないから、気を遣ってくれているのだろう。
「そう? じゃあ右で」
「え?」
「初めての旅で俺も疲れてるんだ。それに食料調達も必要だしね」
「……そう。なら仕方がないわね」
リルは小さな声で「ありがとう」と口にした。
ドカドカにも聞こえたらしく、ニヤニヤしながらリルを見ている。
バレたらまた握りつぶされるぞ?
馬車を走らせ、右の道へ進む。
街道は森の中にあって、大きな木々で左右は視界が悪い。
ずっと先まで進むと、正面にぼんやりと建物らしき影が見えてきた。
「お、あれじゃねーか!」
「うん」
さらに近づくと、より鮮明に見えだす。
二メートルくらいの石壁に囲まれて、薄い半透明の結界で覆われた街。
石壁の奥から、背の高い建物が顔を出している。
そのまま進み、石壁より一回り大きな門を潜ると――
「ここがハルネの街」
「うん」
綺麗な街並みが顔を出す。
ゲームとかよく見る街並みだ。
石レンガで造られた建物が多く、三階建てもある。
道もレンガで固めてあるし、街灯が一定間隔で立っていた。
ルート村は小さくて、明かりも火とか原始的なものを使っていたけど、こういう大きな街での生活の基盤は電気で出来ている。
さすがに家電とかはないけど、それなりに科学技術も発展しているらしい。
大昔は、精霊の力を利用した道具があったそうだけど、今ではその技術も失われてしまった。
「すげぇー人だな~」
「そうだね。さすがに栄えてる街って感じだ」
「お店もたくさんある。ルート村とは全然違うわね」
旅をするのは初めてだが、そもそもルート村から出るのも初めてだ。
リルとドカドカは、興味津々に周囲を見回している。
かくいう俺も、この世界で初となる大きな街にワクワクしていた。
「先に宿屋をみつけよう。馬車も預けたら、一緒に街を見て周ろうか」
「いいの?」
「うん。俺も見て周りたいし、リルもでしょ?」
「ええ」
リルも素直に認めた。
それだけ彼女もワクワクしているということだろう。
馬車をゆっくり走らせ、宿屋を探す。
大きな看板を見つけて、馬車も停められる設備もあったから、どこにするかはすぐ決まった。
「いらっしゃいませ。宿泊二名様ですね?」
「はい」
「お部屋は分けますか?」
「あー、どうする? リル」
「一緒でいいわよ」
即答するリル。
一緒に住んでいて、今さら躊躇しないか。
「そうだね。じゃあ一部屋でお願いします」
「ベッドがお一つの部屋と、二つの部屋がございますが」
「じゃあ二つ――」
「一つでいいわよ」
俺の言葉を遮ってリルが言う。
「そっちの方が安いでしょう?」
「確かにそうだけど」
「何? 私と一緒のベッドは嫌なの? だったらエルは床で寝ればいいわ」
「い、嫌じゃないです!」
というわけで、泊る宿は決まった。
何かが起こりそうな予感が……するぞ。
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