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第一章
15.死神は笑う
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犬みたいな奴。
最初の印象は、そんな感じだったと思う。
突然俺の前に現れて、婚約者になってほしいと言われた時は、正直どういう意味かわからなかった。
言葉の意味じゃないぞ?
どうしてそういう思考回路になったのか、理解できなかったって話だ。
それから、俺に一目ぼれしたとか、好きだとか言われて……
何か企んでいるのかと疑いもした。
だけどそんな疑いは間違いだと、すぐにわかった。
彼女の発する言葉が、視線が、態度が物語っている。
俺への好意を、それらすべてが本物であるという事実を隠さず、俺に伝えてきた。
好きだと言われて、悪い気はしない。
ただ、素直に受け止められないのも事実だ。
俺と一緒にいても不幸になるだけだ。
この手は血で染まっていて、わからないくらい黒くなっている。
だから適当にあしらって、すぐ飽きてくれることを願った。
残念なことに、彼女は飽きることなく毎日俺のところにやってきた。
楽しそうにニコニコしながら。
そんな彼女を見ていると、俺も少しずつ楽しいと思えるようになった。
それから――
「ただいまより! ブロア・ロストロール様対ユート・バスティアーノの決闘を開始する!」
どうしてこうなってしまったのか……
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
掲示板に張られた紙を見つけた俺とエミリアは、困惑と驚きを同時に感じていた。
「どういうこと……」
「どうもこうもない。十中八九、あの男の仕業だろう」
当然ながら、俺は決闘を承諾していない。
彼女もわざわざ、自分を景品にするような決闘を受け入れたりしないだろう。
俺たちが知らない決闘が、公式の場で開示されている。
こんなことが出来るのは、当事者であり、学園屈指の貴族の生まれであるブロアしかいない。
基本的に中立な学園を動かすとは、よほど金を積んだか、汚い手を使ったのだろう。
「やれやれだな」
「私たちが知らない決闘なんて! こんなの無効です! 無視しましょう」
「そうも言ってられないだろ。公式の決闘として認定されている以上、もし棄権すれば相手の勝利で決まる」
「そ、それは……」
そうなれば彼女は、めでたくあの男と再婚約となるだろう。
公式の場で果たされる決闘の結果には、誰も文句を言えないからな。
俺は別に、彼女がそれで良いのなら構わないが……
「君は嫌なんだろ?」
「……はい」
「はぁ、なら仕方がないな」
自分でも驚きだ。
俺が誰かのために戦おうとするなんて。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「両者前へ!」
ニヤニヤと余裕顔を浮かべるブロア。
学園の闘技場を埋め尽くすほどの観客が集まっている。
なるべく目立たないようにしていた俺としては、こんな場所に立っていること自体が不本意だ。
「相手を戦闘不能にした方が勝者だ。覚悟しろよ」
「ユート……」
心配そうに見つめるエミリアが、俺の後ろで祈るように手を握っている。
そして――
「始め!」
開始の合図され、ブロアが複数の術式を展開。
炎の玉に、氷の柱、風の刃を同時に発動させ俺に襲い掛かる。
完全に俺を殺す気でいるな。
ルール上は、仮に相手が死んでしまっても仕方がないとなっている。
これも貴族の力で無理やり設定したな。
「本当にやれやれだ」
腕輪、ネックレス、指輪に靴……服もそうか。
いたるところに魔道具を仕込んでる。
自分の魔術を底上げするものとか、俺の魔術を阻害する類のだな。
金の力で集めたか。
俺は怒涛の攻撃を躱しながら考える。
さて、どうするか。
このまま戦って勝つのは簡単だ。
ただ勝った後のことを考えると、面倒で仕方がない。
元々目立ちたくなくて、ひっそりと学園生活を送るつもりだったのにな。
それが何の間違いか、こんな場に立たされて戦っている。
全ての始まりは彼女と出会ってしまったことだ。
ふと思う。
もしこの戦いで負ければ、面倒は避けられるんじゃないかと。
目立つのは今だけで、ほとぼりもいずれ冷める。
そうなれば普段通りだ。
もしく学園を辞める理由だって出来る。
お前も学校くらい通って青春してこいとか、師匠に無理やり入れられただけだし、別にこの学園に思い入れはない。
仕事にも集中できるし良いこと尽くしだろ?
「どうした? やはりその程度か!」
この男はムカつくけど、負ければ変に粘着されることもない。
今まで通りに戻るだけ――
「ユート!」
彼女の声が響く。
俺に届いたその声は、激震となって体中を駆け巡った。
ああ……そうか。
もう手遅れだ。
この場に立った時点で、俺のやるべきことは決まっていた。
パチン!
指を鳴らした瞬間、全ての魔術が打ち消され静まり返る。
「なっ……馬鹿な……何をした?」
「ディスペル。無効化の魔術を音に乗せただけだ。一度見せてるはずだが?」
「あ、ありえない……そんな高等技術、僕でも出来ないのに……」
「それはそうだろ。学生にこれは無理だ」
俺は動きやすいように、きつく締めたネクタイを緩める。
その首元に見える文様を、ブロアは気付いてしまった。
「き、貴様……なぜその文様を付けている? それは国家魔術師の証……」
「だからだよ」
国家魔術師の称号を持つ者には、体のどこかに黒い文様が刻まれている。
それこそが最高にして最強の証。
「黒い髪と赤い瞳……思い出したぞ。最年少で国家魔術師になった天才の中の天才がいると……二つ名は【死神】」
「正解、俺は死神だよ」
国家に仇なす大罪人を、俺は何十何百と殺している。
俺の姿を見た者は、決して逃れられない。
そうして与えられた二つ名こそ――死神。
俺は一歩前に進む。
ブロアは一歩後ろへ後ずさる。
しかし彼の頭上にはすでに、無数の剣が生成されていた。
俺がパチンと指を鳴らすと、その剣は雨にように降り注ぎ、ブロアの身体を拘束する。
「い、いつの間に!」
「慌てるなよ。別に当ててないだろ? まぁ次は当てるけどさ」
「まさか僕を殺す気で」
「おいおい冗談だろ? 殺しても良いルールにしたのはそっちじゃないのか?」
「く、来るな! 来るな化け物!」
化け物……か。
今の俺はそう見えているらしい。
たぶん彼女にも……
「ふっ、化け物を相手にしたんだ」
俺は剣を一本引き抜き、彼の喉元に切っ先を触れさせる。
「生きて帰れると思わないでくれよ」
「ひっ……うあああああああああああああああああああああ」
ブロアは盛大に泣き喚いた。
取り乱し、我を忘れ、挙句の果てに気絶してしまう。
俺はため息をもらし、指を鳴らして剣を消す。
「しょ……勝者ユート・バスティアーノ」
小さな勝利コールが聞こえた。
当然のように拍手はない。
慌てて審判がブロアに駆け寄り、手当てできる者たちを呼び寄せていた。
俺はひっそりと舞台から降りて、彼女と目を合わせる。
怖がらせてしまっただろう。
さっきの会話は、彼女にも届いていたはずだ。
俺が何者で、これまで何をしてきたのか。
それを知って、今まで通りでいられるはずがない。
結局これでも元通りに――
「格好良かったです! ユート」
「えっ……」
予想外に、彼女から返ってきたのは賞賛の声だった。
怯えてなんていない。
彼女は目をキラキラと輝かせている。
「こ、怖くないのか?」
「どうしてですか?」
「だって俺は……死神なんて呼ばれてるし、この手で多くの命を」
「それはお仕事で仕方がなくでしょう? ユートがとっても優しいこと、私は知ってますから!」
そう言って彼女は、俺の手を握ってくれた。
温かい。
人の手のぬくもりを感じるのも、今までの俺にはない経験だった。
「それに私は――ユートの笑顔が大好きですから!」
「エミリア」
彼女のまっすぐな視線と言葉が、俺の胸に火をともす。
こんな俺を……君はまだ好きだと言ってくれるのか。
「本当に変なやつだな……エミリアは」
死神は精一杯の笑顔を見せる。
最初の印象は、そんな感じだったと思う。
突然俺の前に現れて、婚約者になってほしいと言われた時は、正直どういう意味かわからなかった。
言葉の意味じゃないぞ?
どうしてそういう思考回路になったのか、理解できなかったって話だ。
それから、俺に一目ぼれしたとか、好きだとか言われて……
何か企んでいるのかと疑いもした。
だけどそんな疑いは間違いだと、すぐにわかった。
彼女の発する言葉が、視線が、態度が物語っている。
俺への好意を、それらすべてが本物であるという事実を隠さず、俺に伝えてきた。
好きだと言われて、悪い気はしない。
ただ、素直に受け止められないのも事実だ。
俺と一緒にいても不幸になるだけだ。
この手は血で染まっていて、わからないくらい黒くなっている。
だから適当にあしらって、すぐ飽きてくれることを願った。
残念なことに、彼女は飽きることなく毎日俺のところにやってきた。
楽しそうにニコニコしながら。
そんな彼女を見ていると、俺も少しずつ楽しいと思えるようになった。
それから――
「ただいまより! ブロア・ロストロール様対ユート・バスティアーノの決闘を開始する!」
どうしてこうなってしまったのか……
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
掲示板に張られた紙を見つけた俺とエミリアは、困惑と驚きを同時に感じていた。
「どういうこと……」
「どうもこうもない。十中八九、あの男の仕業だろう」
当然ながら、俺は決闘を承諾していない。
彼女もわざわざ、自分を景品にするような決闘を受け入れたりしないだろう。
俺たちが知らない決闘が、公式の場で開示されている。
こんなことが出来るのは、当事者であり、学園屈指の貴族の生まれであるブロアしかいない。
基本的に中立な学園を動かすとは、よほど金を積んだか、汚い手を使ったのだろう。
「やれやれだな」
「私たちが知らない決闘なんて! こんなの無効です! 無視しましょう」
「そうも言ってられないだろ。公式の決闘として認定されている以上、もし棄権すれば相手の勝利で決まる」
「そ、それは……」
そうなれば彼女は、めでたくあの男と再婚約となるだろう。
公式の場で果たされる決闘の結果には、誰も文句を言えないからな。
俺は別に、彼女がそれで良いのなら構わないが……
「君は嫌なんだろ?」
「……はい」
「はぁ、なら仕方がないな」
自分でも驚きだ。
俺が誰かのために戦おうとするなんて。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「両者前へ!」
ニヤニヤと余裕顔を浮かべるブロア。
学園の闘技場を埋め尽くすほどの観客が集まっている。
なるべく目立たないようにしていた俺としては、こんな場所に立っていること自体が不本意だ。
「相手を戦闘不能にした方が勝者だ。覚悟しろよ」
「ユート……」
心配そうに見つめるエミリアが、俺の後ろで祈るように手を握っている。
そして――
「始め!」
開始の合図され、ブロアが複数の術式を展開。
炎の玉に、氷の柱、風の刃を同時に発動させ俺に襲い掛かる。
完全に俺を殺す気でいるな。
ルール上は、仮に相手が死んでしまっても仕方がないとなっている。
これも貴族の力で無理やり設定したな。
「本当にやれやれだ」
腕輪、ネックレス、指輪に靴……服もそうか。
いたるところに魔道具を仕込んでる。
自分の魔術を底上げするものとか、俺の魔術を阻害する類のだな。
金の力で集めたか。
俺は怒涛の攻撃を躱しながら考える。
さて、どうするか。
このまま戦って勝つのは簡単だ。
ただ勝った後のことを考えると、面倒で仕方がない。
元々目立ちたくなくて、ひっそりと学園生活を送るつもりだったのにな。
それが何の間違いか、こんな場に立たされて戦っている。
全ての始まりは彼女と出会ってしまったことだ。
ふと思う。
もしこの戦いで負ければ、面倒は避けられるんじゃないかと。
目立つのは今だけで、ほとぼりもいずれ冷める。
そうなれば普段通りだ。
もしく学園を辞める理由だって出来る。
お前も学校くらい通って青春してこいとか、師匠に無理やり入れられただけだし、別にこの学園に思い入れはない。
仕事にも集中できるし良いこと尽くしだろ?
「どうした? やはりその程度か!」
この男はムカつくけど、負ければ変に粘着されることもない。
今まで通りに戻るだけ――
「ユート!」
彼女の声が響く。
俺に届いたその声は、激震となって体中を駆け巡った。
ああ……そうか。
もう手遅れだ。
この場に立った時点で、俺のやるべきことは決まっていた。
パチン!
指を鳴らした瞬間、全ての魔術が打ち消され静まり返る。
「なっ……馬鹿な……何をした?」
「ディスペル。無効化の魔術を音に乗せただけだ。一度見せてるはずだが?」
「あ、ありえない……そんな高等技術、僕でも出来ないのに……」
「それはそうだろ。学生にこれは無理だ」
俺は動きやすいように、きつく締めたネクタイを緩める。
その首元に見える文様を、ブロアは気付いてしまった。
「き、貴様……なぜその文様を付けている? それは国家魔術師の証……」
「だからだよ」
国家魔術師の称号を持つ者には、体のどこかに黒い文様が刻まれている。
それこそが最高にして最強の証。
「黒い髪と赤い瞳……思い出したぞ。最年少で国家魔術師になった天才の中の天才がいると……二つ名は【死神】」
「正解、俺は死神だよ」
国家に仇なす大罪人を、俺は何十何百と殺している。
俺の姿を見た者は、決して逃れられない。
そうして与えられた二つ名こそ――死神。
俺は一歩前に進む。
ブロアは一歩後ろへ後ずさる。
しかし彼の頭上にはすでに、無数の剣が生成されていた。
俺がパチンと指を鳴らすと、その剣は雨にように降り注ぎ、ブロアの身体を拘束する。
「い、いつの間に!」
「慌てるなよ。別に当ててないだろ? まぁ次は当てるけどさ」
「まさか僕を殺す気で」
「おいおい冗談だろ? 殺しても良いルールにしたのはそっちじゃないのか?」
「く、来るな! 来るな化け物!」
化け物……か。
今の俺はそう見えているらしい。
たぶん彼女にも……
「ふっ、化け物を相手にしたんだ」
俺は剣を一本引き抜き、彼の喉元に切っ先を触れさせる。
「生きて帰れると思わないでくれよ」
「ひっ……うあああああああああああああああああああああ」
ブロアは盛大に泣き喚いた。
取り乱し、我を忘れ、挙句の果てに気絶してしまう。
俺はため息をもらし、指を鳴らして剣を消す。
「しょ……勝者ユート・バスティアーノ」
小さな勝利コールが聞こえた。
当然のように拍手はない。
慌てて審判がブロアに駆け寄り、手当てできる者たちを呼び寄せていた。
俺はひっそりと舞台から降りて、彼女と目を合わせる。
怖がらせてしまっただろう。
さっきの会話は、彼女にも届いていたはずだ。
俺が何者で、これまで何をしてきたのか。
それを知って、今まで通りでいられるはずがない。
結局これでも元通りに――
「格好良かったです! ユート」
「えっ……」
予想外に、彼女から返ってきたのは賞賛の声だった。
怯えてなんていない。
彼女は目をキラキラと輝かせている。
「こ、怖くないのか?」
「どうしてですか?」
「だって俺は……死神なんて呼ばれてるし、この手で多くの命を」
「それはお仕事で仕方がなくでしょう? ユートがとっても優しいこと、私は知ってますから!」
そう言って彼女は、俺の手を握ってくれた。
温かい。
人の手のぬくもりを感じるのも、今までの俺にはない経験だった。
「それに私は――ユートの笑顔が大好きですから!」
「エミリア」
彼女のまっすぐな視線と言葉が、俺の胸に火をともす。
こんな俺を……君はまだ好きだと言ってくれるのか。
「本当に変なやつだな……エミリアは」
死神は精一杯の笑顔を見せる。
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