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3 気のせいだったのかしら
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「あの、大丈夫ですか?」
気の利いた言葉が見つからず、ありきたりな言葉で話しかけたアンジェリカに、デイルは肩を落としたままうなずく。
「僕は慣れていますから。それよりも、アイヒ伯爵令嬢のほうが大変でしょう。それなのにお気遣いいただき、ありがとうございます」
ペコペコと頭を下げるデイルに、アンジェリカも謝罪する。
「聞こえてしまったのですが、私たちの話をして話がこじれてしまったのでしょう? 本当に申し訳ないです」
「いいんです。婚約前のお付き合いの段階でしたから」
「……でも」
しつこく言うのも失礼かと思い、アンジェリカは一度口を閉ざしてから話題を変える。
「先ほど、幸福度調査の話をしていたのですが、ルズマ公爵領はいつも上位ですわね。デイル様のおかげだと聞いておりますが、どのように領民と接しておられるのですか?」
「それを言ったら、アイヒ伯爵家もそうでしょう。伯爵が動けない中、代理の兄ではなく、あなたが自主的に動いておられると聞いていますよ」
「……私は昔から、父にべったりで領地の視察に付いていっていたんです。ですから、その延長線上です。特に変わったことはしていません。領民の話をすること、それだけです」
アンジェリカが父に懐いていたことには理由があった。優しい父だということもあるが、一番の理由は、母が兄をえこひいきするからだ。父は気がつく度に母を注意してくれたので一時は優しくなる。だが、また冷たくなるの繰り返しだった。
幼い頃は特に母が嫡男である兄ばかりを可愛がる理由が理解できなかった。だからこそ、その寂しさを紛らわすように父と出かけた。
領民はアンジェリカが来ると喜んでくれたし、彼女も領民の笑顔を見るのが好きだった。
家で父の帰りを待つよりも一緒に出かけるほうが楽しかった。
「僕も同じですよ。領民と世間話をするだけ。それだけで彼らが望んでいることがわかってきますよね」
「はい。ですが、私は領主の娘ですから本音を言ってくれているかはわかりません」
「幸福度調査は嘘をつきません。あなたの真心が伝わっているから、良い結果になるのでしょう。ああ、あなたに婚約者がいなかったら交際を申し込むのに!」
デイルは白いハンカチを目元に当てて嘆いた。
(話しやすくてとても良い人そう。こういう人だから、領民も心を開くのね)
デイルにも少ないながらも領地はあったが、ルズマ公爵の下で働く際に全ての領地を公爵に渡したのだと、アンジェリカは聞いていた。
「ありがとうございます。婚約者がいなければ喜んでお受けしていたと思います」
「こちらこそありがとうございます。社交辞令でも嬉しいです」
「本心ですよ」
今のアンジェリカは心からそう思っていた。デイルは相手の迷惑にならないように配慮しながら女性に声をかけ、上手くいって恋人になると、その相手だけ大事にする。
しかし、多くの女性はデイルに興味はなかった。デイルの後ろにいるルズマ公爵と繋がりたくて、彼からの交際の申し込みを受けていた。
ルズマ公爵は幼い頃に両親を亡くしたため、仕事を覚えることだけに専念していた。物心がついて仕事がこなせるようになっても、子供だと舐められないように、彼は学園に通いながら仕事を続けた。
婚約者はおらず、大のパーティー嫌いで、彼が出席するのは王家主催のパーティーのみ。子爵家以下の低位貴族が彼に近づくことは、かなり難しかった。
そのため、デイルの恋人になった女性たちは、ルズマ公爵に会わせてほしいと何度も頼んだ。しかし、彼はどんなに頼まれても首を縦に振らなかった。そのせいでフラレてしまうということを繰り返していたのだ。
「アイヒ伯爵令嬢には護衛は付いていないのですか?」
「あ……、そうですね。今日はいません。暗くならないうちに馬車で帰ります」
いつもはヒウロの護衛がアンジェリカの護衛も兼ねてくれていたが、彼が帰ってしまったので、護衛は一人もいなかった。
苦笑する彼女にデイルが微笑む。
「ご迷惑でなければ送らせましょう」
「いえ、そんな! 馬車の手配もしておりますのでお気遣いなく」
「ルズマ公爵領内で起きたことです。放っておくわけにはいきませんよ」
「お気持ちだけで十分ありがたいですわ」
アンジェリカとデイルが話をしている間に、店員たちが持ち帰りの準備を進めていた。二人の会話に和みながら作業していた店員たちだったが、それを邪魔する者が現れる。
「おやおや、仲がよろしいんですねぇ」
テラス席と店内を繋ぐ扉を開けて近づいてきたのは、学生時代にアンジェリカに付きまとっていた子爵令息だった。この男はワミーから「アンジェリカ様はあなたのことが好きなのにお兄様がいるから素直になれないの」と嘘をつかれ、それを信じている。
今日もワミーからアンジェリカがここに来ることを知らされていた。
「あなたに関係ないでしょう」
アンジェリカは冷たく答えると、デイルに謝る。
「申し訳ございません。巻き込むわけにはいきませんので、ここで失礼させていただきます」
「駄目ですよ。先ほども言いましたが、ここはルズマ公爵領内です。僕がトラブルを見過ごすわけにはいきません」
デイルがはっきりと答えると、中肉中背で意地の悪そうな顔をした子爵令息は彼に近づいて話しかける。
「男爵のくせに子爵令息に楯突くのかよ」
「あなたには僕とアイヒ伯爵令嬢の話が聞こえていなかったようですので伝えましょう」
デイルはアンジェリカを庇うように立ち、彼女から自分の顔が見えないようにすると、髪をかき上げた。
前髪で隠れていた目がはっきりと見え、彼の瞳の色が氷河の氷のような青色の瞳だとわかった。
「ここはルズマ公爵領です。目の前で起こったトラブルを見過ごすわけにはいきません。敵に回したくなければ大人しく去りなさい」「な、な、なんだよ! お、覚えてろよ!」
射るような目で睨まれた子爵令息は、涙目で叫ぶと踵を返した。滞在時間約2分程で出ていった子爵令息に、店員は笑いをこらえるのに必死だ。
(一瞬だけ殺気を感じたような気がするけれど、気のせいだったのかしら)
アンジェリカは背を向けたままのデイルに話しかける。
「あの、ありがとうございました」
「いいえ。とにかく、あんな変な輩もいるわけですし、護衛を付けますね」
前髪をおろしたデイルはくるりと振り返り、有無を言わさぬ口調で言った。
(絡まれたばかりだし、断るのも失礼ね)
「ではお言葉に甘えさせていただきます。このご恩は必ず返しますので!」
「当たり前のことをしているだけですよ。あ、もし、どうしても申し訳なく思ってくださるのなら、僕に優しい女性を紹介してください!」
「すぐには思いつきませんので探してみますね!」
必死に訴えるデイルに、アンジェリカは微笑んでうなずいた。
※
申し訳ございません!
2話で義妹の名前がワーミになっていました! ワミーに変更しております。
2話はストック分でして、変更するのを忘れていました。
混乱させてしまった方、申し訳ございませんでした。
そして、ヒイロについて教えてくださった方々、本当にありがとうございました!(アニメキャラだったとは……!)
気の利いた言葉が見つからず、ありきたりな言葉で話しかけたアンジェリカに、デイルは肩を落としたままうなずく。
「僕は慣れていますから。それよりも、アイヒ伯爵令嬢のほうが大変でしょう。それなのにお気遣いいただき、ありがとうございます」
ペコペコと頭を下げるデイルに、アンジェリカも謝罪する。
「聞こえてしまったのですが、私たちの話をして話がこじれてしまったのでしょう? 本当に申し訳ないです」
「いいんです。婚約前のお付き合いの段階でしたから」
「……でも」
しつこく言うのも失礼かと思い、アンジェリカは一度口を閉ざしてから話題を変える。
「先ほど、幸福度調査の話をしていたのですが、ルズマ公爵領はいつも上位ですわね。デイル様のおかげだと聞いておりますが、どのように領民と接しておられるのですか?」
「それを言ったら、アイヒ伯爵家もそうでしょう。伯爵が動けない中、代理の兄ではなく、あなたが自主的に動いておられると聞いていますよ」
「……私は昔から、父にべったりで領地の視察に付いていっていたんです。ですから、その延長線上です。特に変わったことはしていません。領民の話をすること、それだけです」
アンジェリカが父に懐いていたことには理由があった。優しい父だということもあるが、一番の理由は、母が兄をえこひいきするからだ。父は気がつく度に母を注意してくれたので一時は優しくなる。だが、また冷たくなるの繰り返しだった。
幼い頃は特に母が嫡男である兄ばかりを可愛がる理由が理解できなかった。だからこそ、その寂しさを紛らわすように父と出かけた。
領民はアンジェリカが来ると喜んでくれたし、彼女も領民の笑顔を見るのが好きだった。
家で父の帰りを待つよりも一緒に出かけるほうが楽しかった。
「僕も同じですよ。領民と世間話をするだけ。それだけで彼らが望んでいることがわかってきますよね」
「はい。ですが、私は領主の娘ですから本音を言ってくれているかはわかりません」
「幸福度調査は嘘をつきません。あなたの真心が伝わっているから、良い結果になるのでしょう。ああ、あなたに婚約者がいなかったら交際を申し込むのに!」
デイルは白いハンカチを目元に当てて嘆いた。
(話しやすくてとても良い人そう。こういう人だから、領民も心を開くのね)
デイルにも少ないながらも領地はあったが、ルズマ公爵の下で働く際に全ての領地を公爵に渡したのだと、アンジェリカは聞いていた。
「ありがとうございます。婚約者がいなければ喜んでお受けしていたと思います」
「こちらこそありがとうございます。社交辞令でも嬉しいです」
「本心ですよ」
今のアンジェリカは心からそう思っていた。デイルは相手の迷惑にならないように配慮しながら女性に声をかけ、上手くいって恋人になると、その相手だけ大事にする。
しかし、多くの女性はデイルに興味はなかった。デイルの後ろにいるルズマ公爵と繋がりたくて、彼からの交際の申し込みを受けていた。
ルズマ公爵は幼い頃に両親を亡くしたため、仕事を覚えることだけに専念していた。物心がついて仕事がこなせるようになっても、子供だと舐められないように、彼は学園に通いながら仕事を続けた。
婚約者はおらず、大のパーティー嫌いで、彼が出席するのは王家主催のパーティーのみ。子爵家以下の低位貴族が彼に近づくことは、かなり難しかった。
そのため、デイルの恋人になった女性たちは、ルズマ公爵に会わせてほしいと何度も頼んだ。しかし、彼はどんなに頼まれても首を縦に振らなかった。そのせいでフラレてしまうということを繰り返していたのだ。
「アイヒ伯爵令嬢には護衛は付いていないのですか?」
「あ……、そうですね。今日はいません。暗くならないうちに馬車で帰ります」
いつもはヒウロの護衛がアンジェリカの護衛も兼ねてくれていたが、彼が帰ってしまったので、護衛は一人もいなかった。
苦笑する彼女にデイルが微笑む。
「ご迷惑でなければ送らせましょう」
「いえ、そんな! 馬車の手配もしておりますのでお気遣いなく」
「ルズマ公爵領内で起きたことです。放っておくわけにはいきませんよ」
「お気持ちだけで十分ありがたいですわ」
アンジェリカとデイルが話をしている間に、店員たちが持ち帰りの準備を進めていた。二人の会話に和みながら作業していた店員たちだったが、それを邪魔する者が現れる。
「おやおや、仲がよろしいんですねぇ」
テラス席と店内を繋ぐ扉を開けて近づいてきたのは、学生時代にアンジェリカに付きまとっていた子爵令息だった。この男はワミーから「アンジェリカ様はあなたのことが好きなのにお兄様がいるから素直になれないの」と嘘をつかれ、それを信じている。
今日もワミーからアンジェリカがここに来ることを知らされていた。
「あなたに関係ないでしょう」
アンジェリカは冷たく答えると、デイルに謝る。
「申し訳ございません。巻き込むわけにはいきませんので、ここで失礼させていただきます」
「駄目ですよ。先ほども言いましたが、ここはルズマ公爵領内です。僕がトラブルを見過ごすわけにはいきません」
デイルがはっきりと答えると、中肉中背で意地の悪そうな顔をした子爵令息は彼に近づいて話しかける。
「男爵のくせに子爵令息に楯突くのかよ」
「あなたには僕とアイヒ伯爵令嬢の話が聞こえていなかったようですので伝えましょう」
デイルはアンジェリカを庇うように立ち、彼女から自分の顔が見えないようにすると、髪をかき上げた。
前髪で隠れていた目がはっきりと見え、彼の瞳の色が氷河の氷のような青色の瞳だとわかった。
「ここはルズマ公爵領です。目の前で起こったトラブルを見過ごすわけにはいきません。敵に回したくなければ大人しく去りなさい」「な、な、なんだよ! お、覚えてろよ!」
射るような目で睨まれた子爵令息は、涙目で叫ぶと踵を返した。滞在時間約2分程で出ていった子爵令息に、店員は笑いをこらえるのに必死だ。
(一瞬だけ殺気を感じたような気がするけれど、気のせいだったのかしら)
アンジェリカは背を向けたままのデイルに話しかける。
「あの、ありがとうございました」
「いいえ。とにかく、あんな変な輩もいるわけですし、護衛を付けますね」
前髪をおろしたデイルはくるりと振り返り、有無を言わさぬ口調で言った。
(絡まれたばかりだし、断るのも失礼ね)
「ではお言葉に甘えさせていただきます。このご恩は必ず返しますので!」
「当たり前のことをしているだけですよ。あ、もし、どうしても申し訳なく思ってくださるのなら、僕に優しい女性を紹介してください!」
「すぐには思いつきませんので探してみますね!」
必死に訴えるデイルに、アンジェリカは微笑んでうなずいた。
※
申し訳ございません!
2話で義妹の名前がワーミになっていました! ワミーに変更しております。
2話はストック分でして、変更するのを忘れていました。
混乱させてしまった方、申し訳ございませんでした。
そして、ヒイロについて教えてくださった方々、本当にありがとうございました!(アニメキャラだったとは……!)
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