18 / 35
14 聖女にできること
しおりを挟む
見せてもらった肖像画のエレーナ様は、とても柔らかな笑みを浮かべた、優しそうな女性だった。
勝手な思い込みでしかないけれど、ルルミー様に依存しすぎたせいで、悪い方向に進んでいってしまっただけの人のような気がした。
次の日、小島に行って力を授けてもらった後に、レッテムが近寄ってくると、わたしに話しかけてきた。
「大変だよぉ」
「どうかしたの?」
「ルルミーの力が弱まってるんだってぇ」
レッテムは表情が変わらないため、口調だけだと呑気そうに言っているように聞こえてしまい、わたしは眉根を寄せて尋ねる。
「対応はどうするつもりなの? ラエニャ様はそのことを知っているの?」
「うん。予定よりも早い時間にラエニャが交代したんだ。でね、元々の話では3人で入れ替わりだったけど、聖女全員で入れ替っていくという話になってるみたいだよぉ」
「祭壇に行ける時間が限られているから、そうしてもらえると助かるけど、そんなに良くない状況なの?」
「それくらいに魔物が結界に触れてるんだ」
魔物が結界に触れるたびに、魔物の数は減るけれど、結界にもダメージがある。
その修復がルルミー様の魔力では追いつかないようだった。
「ルルミーはソーンウェル王国の魔道具に助けられていたから、今まですごい聖女だと言われてたけど、魔道具がなかったらそうでもないんだよねぇ」
「今回はルルミー様だから駄目だというわけでもないんじゃないの?」
「……それがそうでもないんだよぉ」
レッテムが顔を下に向けた時だった。
柔らかな風が吹いたので、世界樹のほうに顔を向ける。
私と同じように近くにいた聖女たちも世界樹を見つめた。
『邪神の動きを感じます。そのため、ルルミーの任をとくようにエレーナと話をするつもりです』
神様の言葉にロマ様が眉根を寄せる。
「神様が人間のやることに介入してはいけないのではなかったのですか。ルルミーを選んだのはエレーナなのでしょう?」
『わかっています。ですが、このままでは、ルルミーが闇落ちしてしまいます』
「闇落ち?」
驚いて聞き返すと、世界樹の枝が大きく揺れた。
『エレーナはとても優しい子でした。ですから、ルルミーを選んだことを後悔すると思っていました』
「ぼくもそう思ってたよぉ。恋に落ちるまでのエレーナはとっても良い子だったんだぁ」
「神様に人の未来が見えないことは承知しております。そして、それは今までにもあったことなのでしょう。それなのに今回はどうして介入されたのですか?」
『代理というものがイレギュラーだったからです』
神様はロマ様に答えると、他国の精霊でありワニの姿をしたテイラーが言葉を発する。
「あまりの聖女らしくない行動に出しゃばった真似をしてしまった、わたくしが悪いのでございます。どうぞ、罰してくださいませ」
「本当だよ! お前のせいで無茶苦茶だ!」
ピッキーがテイラーに叫ぶと、わたしだけじゃなく他の聖女たちもピッキーを睨み付けた。
それぞれ言いたいことはあるみたいだけど、代表して、わたしがピッキーに話しかける。
「ピッキー、テイラーよりも神様の遣いである精霊らしくないのは、あなただと思うわ」
「オレは真面目にやってるよ!」
「そうとは思えない。わたしのことだって散々馬鹿にしていたじゃない。本当なら、わたしとあなたは助け合う関係にならなければいけなかったのに」
「お前がオレに助けてくれって言えば良かったんだ!」
ピッキーは鼻を鳴らして、文句を言ってきた。
「それは気づかなくてごめんなさいね。でも、そうだとしたって、あなたにテイラーを責める権利はないわ。わたしだってあなたに言われたことで傷ついて、闇落ちする可能性はあった」
「思いやりがなくて悪かったな! でも、聖女は優しいだけじゃ駄目なんだ!」
「ピッキー」
アッセムがわたしたちの会話に割って入ってこようとした。
ピッキーはこれ以上言えば、アッセムに殴られると思ったのか、橋のほうに向かって逃げていった。
わたしたち聖女は、神様の行動に疑問を持つことがあっても最終的には感謝し、神様のことを信じ続けている。
そんな聖女が神様を信仰する気持ちをなくし、神様を恨む気持ちをもつことを、わたしたちは闇落ちと言っている。
闇落ちした聖女がどうなるかというと、わたしたちが言う邪神に寝返ることになる。
問題なのは、魔物の体ではなく人間の体のまま心が闇に落ちるだけなので、結界の意味がなくなってしまうことだ。
聖女がそんなことになるわけがない。
でも、ルルミー様は代理であり、神様が選んだ聖女ではない。
聖女代理の任を解けば、彼女はまだ助かる可能性がある。
邪神が狙うのは、邪神の囁きにのってしまいそうな聖女ばかりだからだ。
『話を戻しますが、テイラーが悪いとは思っておりません。私ができなかったことをやってくれただけです』
「もし、聖女代理のまま、ルルミーが闇落ちした場合、エレーナはどうなるのですか」
精霊のリーダー格であるアッセムが尋ねると、神様は長い沈黙のあとに答える。
『エレーナの体が闇の力に侵される可能性があります。聖女の聖なる力は元々はエレーナのものです。その力が闇に変わるのです』
話をする神様の声が震え始める。
『聖女代理など認めなければ良かった。でも、そうしなければ、エレーナの命を奪わなければならなかったのです。私が選び、そして命を奪うだなんて……』
神様の涙なのか、明るい空から大粒の雨が頭上から降ってきた。
雨のように見えるのに、わたしたちの体を濡らさないことは不思議だった。
聖女の選び間違いは今までにもあった。
だけど、ここまでこじれたことはなかった。
聖女が生き方を選び間違えたことがあっても、自分でその間違いに気付けたからだと思う。
わたしには友人がいなかったから、人に惑わされずに済んだだけで、もし、ルルミー様のような友人がいたなら、どうなっていたかはわからない。
「神様、わたしたちは出来る限りのことをしようと思います。指示を出していただけませんか。失礼なことを言うようですが時間が惜しいです」
こうやって話をしている間にも、ルルミー様の感情が負に陥っていく可能性があるため、無礼だとわかっていながらも、ノナが急かした。
『そうですね。その通りです。エレーナへの交渉は私がします。聖女たちは交代しながら結界の補強に務めてください。すぐに壊れるものではありませんから、ノーンコル王国の国民にはそのことを伝えつつも避難する準備を進めさせてください』
神様からの話を聞いたわたしたち聖女はすぐに一箇所に集まって、結界を張る順番を決めていくことになった。
レッテムは神様と共にエレーナの所に行って話をしてくると言っていた。
現段階ではラエニャ様が結界を張りに行ってくれていて、今日、わたしが交代するつもりだった。
本来なら、わたしの後はルルミー様に交代という形だったのだけど、他の聖女が交代してくれることになった。
「今、ルルミーはラエニャの国にいるのよね」
「そうです。わたしがノーンコル王国に入ればラエニャ様は自分の国に戻りますし、ルルミー様はソーンウェル王国に飛ばされるんだと思います」
ロマ様に応えると、いつの間にか近くに来ていたピッキーが言う。
「おい、お前ら。今回の件で神様が悪いとか言うなよ。そうなった時、お前らのところに邪神が来るぞ。邪神は聖女を闇落ちさせようと必死だからな」
いつも腹の立つことばかり言ってくるピッキーだから、彼の言うことは聞き流してばかりだった。
でも、この言葉は心に刻んでおこうと思った。
※
次の話は少しだけ時を遡っての、ルルミー視点になります。
勝手な思い込みでしかないけれど、ルルミー様に依存しすぎたせいで、悪い方向に進んでいってしまっただけの人のような気がした。
次の日、小島に行って力を授けてもらった後に、レッテムが近寄ってくると、わたしに話しかけてきた。
「大変だよぉ」
「どうかしたの?」
「ルルミーの力が弱まってるんだってぇ」
レッテムは表情が変わらないため、口調だけだと呑気そうに言っているように聞こえてしまい、わたしは眉根を寄せて尋ねる。
「対応はどうするつもりなの? ラエニャ様はそのことを知っているの?」
「うん。予定よりも早い時間にラエニャが交代したんだ。でね、元々の話では3人で入れ替わりだったけど、聖女全員で入れ替っていくという話になってるみたいだよぉ」
「祭壇に行ける時間が限られているから、そうしてもらえると助かるけど、そんなに良くない状況なの?」
「それくらいに魔物が結界に触れてるんだ」
魔物が結界に触れるたびに、魔物の数は減るけれど、結界にもダメージがある。
その修復がルルミー様の魔力では追いつかないようだった。
「ルルミーはソーンウェル王国の魔道具に助けられていたから、今まですごい聖女だと言われてたけど、魔道具がなかったらそうでもないんだよねぇ」
「今回はルルミー様だから駄目だというわけでもないんじゃないの?」
「……それがそうでもないんだよぉ」
レッテムが顔を下に向けた時だった。
柔らかな風が吹いたので、世界樹のほうに顔を向ける。
私と同じように近くにいた聖女たちも世界樹を見つめた。
『邪神の動きを感じます。そのため、ルルミーの任をとくようにエレーナと話をするつもりです』
神様の言葉にロマ様が眉根を寄せる。
「神様が人間のやることに介入してはいけないのではなかったのですか。ルルミーを選んだのはエレーナなのでしょう?」
『わかっています。ですが、このままでは、ルルミーが闇落ちしてしまいます』
「闇落ち?」
驚いて聞き返すと、世界樹の枝が大きく揺れた。
『エレーナはとても優しい子でした。ですから、ルルミーを選んだことを後悔すると思っていました』
「ぼくもそう思ってたよぉ。恋に落ちるまでのエレーナはとっても良い子だったんだぁ」
「神様に人の未来が見えないことは承知しております。そして、それは今までにもあったことなのでしょう。それなのに今回はどうして介入されたのですか?」
『代理というものがイレギュラーだったからです』
神様はロマ様に答えると、他国の精霊でありワニの姿をしたテイラーが言葉を発する。
「あまりの聖女らしくない行動に出しゃばった真似をしてしまった、わたくしが悪いのでございます。どうぞ、罰してくださいませ」
「本当だよ! お前のせいで無茶苦茶だ!」
ピッキーがテイラーに叫ぶと、わたしだけじゃなく他の聖女たちもピッキーを睨み付けた。
それぞれ言いたいことはあるみたいだけど、代表して、わたしがピッキーに話しかける。
「ピッキー、テイラーよりも神様の遣いである精霊らしくないのは、あなただと思うわ」
「オレは真面目にやってるよ!」
「そうとは思えない。わたしのことだって散々馬鹿にしていたじゃない。本当なら、わたしとあなたは助け合う関係にならなければいけなかったのに」
「お前がオレに助けてくれって言えば良かったんだ!」
ピッキーは鼻を鳴らして、文句を言ってきた。
「それは気づかなくてごめんなさいね。でも、そうだとしたって、あなたにテイラーを責める権利はないわ。わたしだってあなたに言われたことで傷ついて、闇落ちする可能性はあった」
「思いやりがなくて悪かったな! でも、聖女は優しいだけじゃ駄目なんだ!」
「ピッキー」
アッセムがわたしたちの会話に割って入ってこようとした。
ピッキーはこれ以上言えば、アッセムに殴られると思ったのか、橋のほうに向かって逃げていった。
わたしたち聖女は、神様の行動に疑問を持つことがあっても最終的には感謝し、神様のことを信じ続けている。
そんな聖女が神様を信仰する気持ちをなくし、神様を恨む気持ちをもつことを、わたしたちは闇落ちと言っている。
闇落ちした聖女がどうなるかというと、わたしたちが言う邪神に寝返ることになる。
問題なのは、魔物の体ではなく人間の体のまま心が闇に落ちるだけなので、結界の意味がなくなってしまうことだ。
聖女がそんなことになるわけがない。
でも、ルルミー様は代理であり、神様が選んだ聖女ではない。
聖女代理の任を解けば、彼女はまだ助かる可能性がある。
邪神が狙うのは、邪神の囁きにのってしまいそうな聖女ばかりだからだ。
『話を戻しますが、テイラーが悪いとは思っておりません。私ができなかったことをやってくれただけです』
「もし、聖女代理のまま、ルルミーが闇落ちした場合、エレーナはどうなるのですか」
精霊のリーダー格であるアッセムが尋ねると、神様は長い沈黙のあとに答える。
『エレーナの体が闇の力に侵される可能性があります。聖女の聖なる力は元々はエレーナのものです。その力が闇に変わるのです』
話をする神様の声が震え始める。
『聖女代理など認めなければ良かった。でも、そうしなければ、エレーナの命を奪わなければならなかったのです。私が選び、そして命を奪うだなんて……』
神様の涙なのか、明るい空から大粒の雨が頭上から降ってきた。
雨のように見えるのに、わたしたちの体を濡らさないことは不思議だった。
聖女の選び間違いは今までにもあった。
だけど、ここまでこじれたことはなかった。
聖女が生き方を選び間違えたことがあっても、自分でその間違いに気付けたからだと思う。
わたしには友人がいなかったから、人に惑わされずに済んだだけで、もし、ルルミー様のような友人がいたなら、どうなっていたかはわからない。
「神様、わたしたちは出来る限りのことをしようと思います。指示を出していただけませんか。失礼なことを言うようですが時間が惜しいです」
こうやって話をしている間にも、ルルミー様の感情が負に陥っていく可能性があるため、無礼だとわかっていながらも、ノナが急かした。
『そうですね。その通りです。エレーナへの交渉は私がします。聖女たちは交代しながら結界の補強に務めてください。すぐに壊れるものではありませんから、ノーンコル王国の国民にはそのことを伝えつつも避難する準備を進めさせてください』
神様からの話を聞いたわたしたち聖女はすぐに一箇所に集まって、結界を張る順番を決めていくことになった。
レッテムは神様と共にエレーナの所に行って話をしてくると言っていた。
現段階ではラエニャ様が結界を張りに行ってくれていて、今日、わたしが交代するつもりだった。
本来なら、わたしの後はルルミー様に交代という形だったのだけど、他の聖女が交代してくれることになった。
「今、ルルミーはラエニャの国にいるのよね」
「そうです。わたしがノーンコル王国に入ればラエニャ様は自分の国に戻りますし、ルルミー様はソーンウェル王国に飛ばされるんだと思います」
ロマ様に応えると、いつの間にか近くに来ていたピッキーが言う。
「おい、お前ら。今回の件で神様が悪いとか言うなよ。そうなった時、お前らのところに邪神が来るぞ。邪神は聖女を闇落ちさせようと必死だからな」
いつも腹の立つことばかり言ってくるピッキーだから、彼の言うことは聞き流してばかりだった。
でも、この言葉は心に刻んでおこうと思った。
※
次の話は少しだけ時を遡っての、ルルミー視点になります。
212
あなたにおすすめの小説
転生幼女は追放先で総愛され生活を満喫中。前世で私を虐げていた姉が異世界から召喚されたので、聖女見習いは不要のようです。
桜城恋詠
ファンタジー
聖女見習いのロルティ(6)は、五月雨瑠衣としての前世の記憶を思い出す。
異世界から召喚された聖女が、自身を虐げてきた前世の姉だと気づいたからだ。
彼女は神官に聖女は2人もいらないと教会から追放。
迷いの森に捨てられるが――そこで重傷のアンゴラウサギと生き別れた実父に出会う。
「絶対、誰にも渡さない」
「君を深く愛している」
「あなたは私の、最愛の娘よ」
公爵家の娘になった幼子は腹違いの兄と血の繋がった父と母、2匹のもふもふにたくさんの愛を注がれて暮らす。
そんな中、養父や前世の姉から命を奪われそうになって……?
命乞いをしたって、もう遅い。
あなたたちは絶対に、許さないんだから!
☆ ☆ ☆
★ベリーズカフェ(別タイトル)・小説家になろう(同タイトル)掲載した作品を加筆修正したものになります。
こちらはトゥルーエンドとなり、内容が異なります。
※9/28 誤字修正
追放された悪役令嬢、規格外魔力でもふもふ聖獣を手懐け隣国の王子に溺愛される
黒崎隼人
ファンタジー
「ようやく、この息苦しい生活から解放される!」
無実の罪で婚約破棄され、国外追放を言い渡された公爵令嬢エレオノーラ。しかし彼女は、悲しむどころか心の中で歓喜の声をあげていた。完璧な淑女の仮面の下に隠していたのは、国一番と謳われた祖母譲りの規格外な魔力。追放先の「魔の森」で力を解放した彼女の周りには、伝説の聖獣グリフォンをはじめ、可愛いもふもふ達が次々と集まってきて……!?
自由気ままなスローライフを満喫する元悪役令嬢と、彼女のありのままの姿に惹かれた「氷の王子」。二人の出会いが、やがて二つの国の運命を大きく動かすことになる。
窮屈な世界から解き放たれた少女が、本当の自分と最高の幸せを見つける、溺愛と逆転の異世界ファンタジー、ここに開幕!
所詮、わたしは壁の花 〜なのに辺境伯様が溺愛してくるのは何故ですか?〜
しがわか
ファンタジー
刺繍を愛してやまないローゼリアは父から行き遅れと罵られていた。
高貴な相手に見初められるために、とむりやり夜会へ送り込まれる日々。
しかし父は知らないのだ。
ローゼリアが夜会で”壁の花”と罵られていることを。
そんなローゼリアが参加した辺境伯様の夜会はいつもと雰囲気が違っていた。
それもそのはず、それは辺境伯様の婚約者を決める集まりだったのだ。
けれど所詮”壁の花”の自分には関係がない、といつものように会場の隅で目立たないようにしているローゼリアは不意に手を握られる。
その相手はなんと辺境伯様で——。
なぜ、辺境伯様は自分を溺愛してくれるのか。
彼の過去を知り、やがてその理由を悟ることとなる。
それでも——いや、だからこそ辺境伯様の力になりたいと誓ったローゼリアには特別な力があった。
天啓<ギフト>として女神様から賜った『魔力を象るチカラ』は想像を創造できる万能な能力だった。
壁の花としての自重をやめたローゼリアは天啓を自在に操り、大好きな人達を守り導いていく。
勇者パーティを追放された聖女ですが、やっと解放されてむしろ感謝します。なのにパーティの人たちが続々と私に助けを求めてくる件。
八木愛里
ファンタジー
聖女のロザリーは戦闘中でも回復魔法が使用できるが、勇者が見目麗しいソニアを新しい聖女として迎え入れた。ソニアからの入れ知恵で、勇者パーティから『役立たず』と侮辱されて、ついに追放されてしまう。
パーティの人間関係に疲れたロザリーは、ソロ冒険者になることを決意。
攻撃魔法の魔道具を求めて魔道具屋に行ったら、店主から才能を認められる。
ロザリーの実力を知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで攻略できたはずの中級のダンジョンでさえ失敗を繰り返し、仲間割れし破滅へ向かっていく。
一方ロザリーは上級の魔物討伐に成功したり、大魔法使いさまと協力して王女を襲ってきた魔獣を倒したり、国の英雄と呼ばれる存在になっていく。
これは真の実力者であるロザリーが、ソロ冒険者としての地位を確立していきながら、残念ながら追いかけてきた魔法使いや女剣士を「虫が良すぎるわ!」と追っ払い、入り浸っている魔道具屋の店主が実は憧れの大魔法使いさまだが、どうしても本人が気づかない話。
※11話以降から勇者パーティの没落シーンがあります。
※40話に鬱展開あり。苦手な方は読み飛ばし推奨します。
※表紙はAIイラストを使用。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
役立たずと追放された令嬢ですが、極寒の森で【伝説の聖獣】になつかれました〜モフモフの獣人姿になった聖獣に、毎日甘く愛されています〜
腐ったバナナ
恋愛
「魔力なしの役立たず」と家族と婚約者に見捨てられ、極寒の魔獣の森に追放された公爵令嬢アリア。
絶望の淵で彼女が出会ったのは、致命傷を負った伝説の聖獣だった。アリアは、微弱な生命力操作の能力と薬学知識で彼を救い、その巨大な銀色のモフモフに癒やしを見いだす。
しかし、銀狼は夜になると冷酷無比な辺境領主シルヴァンへと変身!
「俺の命を救ったのだから、君は俺の永遠の所有物だ」
シルヴァンとの契約結婚を受け入れたアリアは、彼の強大な力を後ろ盾に、冷徹な知性で王都の裏切り者たちを周到に追い詰めていく。
俺の婚約者は地味で陰気臭い女なはずだが、どうも違うらしい。
ミミリン
恋愛
ある世界の貴族である俺。婚約者のアリスはいつもボサボサの髪の毛とぶかぶかの制服を着ていて陰気な女だ。幼馴染のアンジェリカからは良くない話も聞いている。
俺と婚約していても話は続かないし、婚約者としての役目も担う気はないようだ。
そんな婚約者のアリスがある日、俺のメイドがふるまった紅茶を俺の目の前でわざとこぼし続けた。
こんな女とは婚約解消だ。
この日から俺とアリスの関係が少しずつ変わっていく。
兄にいらないと言われたので勝手に幸せになります
毒島醜女
恋愛
モラハラ兄に追い出された先で待っていたのは、甘く幸せな生活でした。
侯爵令嬢ライラ・コーデルは、実家が平民出の聖女ミミを養子に迎えてから実の兄デイヴィッドから冷遇されていた。
家でも学園でも、デビュタントでも、兄はいつもミミを最優先する。
友人である王太子たちと一緒にミミを持ち上げてはライラを貶めている始末だ。
「ミミみたいな可愛い妹が欲しかった」
挙句の果てには兄が婚約を破棄した辺境伯家の元へ代わりに嫁がされることになった。
ベミリオン辺境伯の一家はそんなライラを温かく迎えてくれた。
「あなたの笑顔は、どんな宝石や星よりも綺麗に輝いています!」
兄の元婚約者の弟、ヒューゴは不器用ながらも優しい愛情をライラに与え、甘いお菓子で癒してくれた。
ライラは次第に笑顔を取り戻し、ベミリオン家で幸せになっていく。
王都で聖女が起こした騒動も知らずに……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる