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32 お姉様ごめんなさい。幸せになったのは私でした
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「ど、どうしてアシュ様がここに?」
シルフィーナはあまりの驚きで、目を見開いて言った。
「今日はここに部屋を取っていた。僕が泊っていることを知っていたから、この部屋に体調の悪くなったファリアーナを連れてきてくれたんだ」
「じゃ、じゃあ、イクフェ侯爵令嬢が人を呼びに行ったのは」
「父上を呼びに行ってくれたようだ」
はめられたのだとわかったシルフィーナは悔しさで涙が出そうになったが、何とか堪える。
「浮気だとか騒いでおられましたが、どういうことですか」
横になったため乱れてしまった髪を撫でつけながら、体を起こしたファリアーナがシルフィーナに尋ねた。
アシュの手には皿とスプーンが握られており、ファリアーナに何かを飲ませようとしていたふりをしていたところだった。怒鳴り声を上げていたのは、先ほど顔を出した男で、レイン公爵家の騎士の1人であり、事情を話して今回の茶番劇に付き合ってもらっていた。
まずいと思ったキッファンは、ブーディカに無言で助けを求めたが、彼は反応せず、目線を逸らしただけだった。
「どうして、王弟殿下がこちらにおられるのです?」
今気がついたというふりをしてファリアーナが首を傾げると、ブーディカは大きく深呼吸をした。覚悟を決めるように天井を見上げたあと、彼はファリアーナに答える。
「私は君に危害を加えようとした」
「……それは、どうしてなのです?」
ファリアーナが確認しようとすると、シルフィーナたちが割って入る。
「王弟殿下! どうしてファリアーナに危害を加えようしたのですか!? 彼女に何の恨みがあるんです!?」
「そ、そうだ! ファリアーナは僕の妹なんだ! 兄として許せない!」
シルフィーナもキッファンもブーディカが自分を守ってくれると思っていた。だから、自分たちは無関係だというふりをしようとした。だが、ブーディカの考えは彼らが考えていることと違っていた。
「ファリアーナに危害を加えようとしたのは、キッファン、お前に脅されたからだ! そして、お前もシルフィーナも私の計画を知って止めるどころか、どうなるかと結果を楽しみにしていた!」
「な、なんてことを! そんな馬鹿なことを言ったらどうなるかわかってるのか!?」
「言えばいい! どうせ、私は捕まるんだ。罪を犯した時点で軽蔑される」
ブーディカは目から大粒の涙を流しながら床に膝をつくと、キッファンを睨んだ。
「家族に知られたくないことが一番だったが、お前や母親に対して申し訳ない気持ちもあった。だから、言うことを聞いてきた。もう限界だ。自分の犯した過ちは自分で償うべきだ」
「ぼ、僕は何も悪いことなんてしていない!」
「わ、私だって、あなたの計画なんて知りませんでした! アシュ様、レイン公爵! 信じて」
シルフィーナが言葉を言い終えるまでに、ブーディカが懐から数枚の手紙を取り出した。
「ここにキッファンからの指示が書かれた手紙がある。シルフィーナ、君の名前も載っている」
「……そんなっ」
キッファンもシルフィーナも、裏切られた時のことを考えていなかった。そのため、こんなことになった時の言い訳を考えていなかった。
「わ、私、気分が悪くなったから家に帰るわ」
「シルフィーナさん、あなたは今から騎士隊に連れて行かれます。家に帰ることはできません」
逃げようとするとシルフィーナにファリアーナが冷たい声で言うと、シルフィーナは強気な笑みを浮かべる。
「私は何もしてないわ! 指示をしたのはお兄様よ! 私は何も知らない!」
「シルフィーナ! 裏切るのかよ!?」
「私を巻き込まないで! 悪いことをしたのはお兄様でしょう!」
「なんだと!? お前のためにやったんだぞ!」
言い争いを始めたキッファンとシルフィーナだったが、ぞろぞろとやって来た騎士の姿を見て静かになった。
「お二人には次期公爵夫人に危害を加えようとした疑いでご同行願います」
「嫌よ。私は何もしてない!」
騎士に向かってシルフィーナは叫ぶと、ファリアーナに訴える。
「ファリアーナ! 助けてよ。あなたは妹でしょう? 姉を助けなくちゃいけないわ!」
「私が不幸になることを望んでいる人を姉だと思いたくありません」
「ふざけないで! 不幸になることを望んでいるんじゃないわ!」
「ああ、そうでしたね。自分よりも幸せになるのが嫌なんでしたね」
ファリアーナはベッドから下り、シルフィーナの前に立って微笑む。
「お姉様ごめんなさい。幸せになったのは私でした」
「……っ! ファリアーナごときがぁっ!」
シルフィーナは凶悪な表情になり、ファリアーナに掴みかかろうとしたが、アシュと騎士によって阻まれた。
「さっさと連れて行ってくれ」
アシュに頼まれた騎士は泣き叫ぶシルフィーナと「僕はシルフィーナに頼まれただけなんだ! 助けてくれ!」と叫ぶキッファンを引きずるようにして連れて行った。
静かになった部屋の中で、ブーディカがファリアーナたちに話しかける。
「私は自首してくるよ」
「……王弟殿下、私は何もされていません。今日の件については罪に問われることはないでしょう。ですが、過去の出来事については、できる限り清算してくださいませ」
「……ありがとう」
そう言って頷いたブーディカの表情は、ファリアーナの目にはどこかホッとしているように見えた。
******
その後、キッファンには色々な余罪が見つかり、彼は炭鉱で強制労働をする罰が下った。シルフィーナは保釈金を払ってもらい、家に帰ることができたが、さすがに自分の世間の評判の悪さに気づき、今は部屋に閉じこもった状態だった。
ファリアーナの実家であるソーダ伯爵家はキッファンが捕まったため跡継ぎがいなくなった。シルフィーナの婿に来てくれる人間を探し始めたが、離婚を2回しただけでなく、何度も騎士隊に捕まっている令嬢の婿になろうという人間は現れなかった。
シルフィーナの保釈金を払ったこともあり、ソーダ伯爵家の財政は火の車で、没落も近いと言われているので余計にだった。
ファリアーナの最初の夫だったロヴァンスはメイドを孕ませてしまったことで、評判は地に落ち、今は侯爵家を維持することに必死で真面目に働いている。
そして、ファリアーナとアシュは、穏やかな生活を手に入れ、数日後には、抱き枕という境界線はなくなった。
「まさか、こんな日が来るとは思いませんでした」
「そうだな。でも、本当に幸せだ」
「……私も幸せです」
ファリアーナがアシュの胸に頬を寄せると、アシュはファリアーナを優しく抱きしめてキスをした。
「もう一度、いいか?」
「ええっ!?」
レイン公爵家に新たな家族が増えるのは、もう少しだけ先の話。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お読みいただきありがとうございました。
少しでも楽しんでいただけていたら嬉しいです。
王弟がどうなったかなど、あとがきに付き合ってくださる方はスクロールをお願いします。
最後は駆け足になってしまい、申し訳ございません。
話が終わると思うと寂しくて筆が止まり、そうしている内に予定の日が~!
となって、駆け足になってしまいました。1日2話更新でもう少し丁寧に書くつもりが、1話になってしまい、申し訳ございません。
他作品のキャラ紹介でも書いたのですが、あせもが悪化、もしくはアトピーが再発しまして、皮膚科に行かないとやばいかなという状態になっております。
誤字脱字がここ最近酷いのもかゆくて集中できず……! アレルギーの薬を飲んでるんですが駄目ですね。
やはり皮膚科か……。
と言い訳して申し訳ございません。
誤字脱字、本当にご迷惑をおかけしております。
王弟の件なのですが、許す許さないは人の考え方によって違うかなと思いましたので、あえて書いていません。
ただ、私の中ではエンジェに許されたことになっています。(エンジェルなだけに)
そして姉は没落して両親と一緒に物乞い生活でしょうか。
お気に入り、エール、いいね、しおりを本当にありがとうございました。
少しでも楽しんでもらえていたら光栄です。
新作の「無償の愛を捧げる人と運命の人は、必ずしも同じではないのです」などでお会いできますと幸いです。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
風見ゆうみ
シルフィーナはあまりの驚きで、目を見開いて言った。
「今日はここに部屋を取っていた。僕が泊っていることを知っていたから、この部屋に体調の悪くなったファリアーナを連れてきてくれたんだ」
「じゃ、じゃあ、イクフェ侯爵令嬢が人を呼びに行ったのは」
「父上を呼びに行ってくれたようだ」
はめられたのだとわかったシルフィーナは悔しさで涙が出そうになったが、何とか堪える。
「浮気だとか騒いでおられましたが、どういうことですか」
横になったため乱れてしまった髪を撫でつけながら、体を起こしたファリアーナがシルフィーナに尋ねた。
アシュの手には皿とスプーンが握られており、ファリアーナに何かを飲ませようとしていたふりをしていたところだった。怒鳴り声を上げていたのは、先ほど顔を出した男で、レイン公爵家の騎士の1人であり、事情を話して今回の茶番劇に付き合ってもらっていた。
まずいと思ったキッファンは、ブーディカに無言で助けを求めたが、彼は反応せず、目線を逸らしただけだった。
「どうして、王弟殿下がこちらにおられるのです?」
今気がついたというふりをしてファリアーナが首を傾げると、ブーディカは大きく深呼吸をした。覚悟を決めるように天井を見上げたあと、彼はファリアーナに答える。
「私は君に危害を加えようとした」
「……それは、どうしてなのです?」
ファリアーナが確認しようとすると、シルフィーナたちが割って入る。
「王弟殿下! どうしてファリアーナに危害を加えようしたのですか!? 彼女に何の恨みがあるんです!?」
「そ、そうだ! ファリアーナは僕の妹なんだ! 兄として許せない!」
シルフィーナもキッファンもブーディカが自分を守ってくれると思っていた。だから、自分たちは無関係だというふりをしようとした。だが、ブーディカの考えは彼らが考えていることと違っていた。
「ファリアーナに危害を加えようとしたのは、キッファン、お前に脅されたからだ! そして、お前もシルフィーナも私の計画を知って止めるどころか、どうなるかと結果を楽しみにしていた!」
「な、なんてことを! そんな馬鹿なことを言ったらどうなるかわかってるのか!?」
「言えばいい! どうせ、私は捕まるんだ。罪を犯した時点で軽蔑される」
ブーディカは目から大粒の涙を流しながら床に膝をつくと、キッファンを睨んだ。
「家族に知られたくないことが一番だったが、お前や母親に対して申し訳ない気持ちもあった。だから、言うことを聞いてきた。もう限界だ。自分の犯した過ちは自分で償うべきだ」
「ぼ、僕は何も悪いことなんてしていない!」
「わ、私だって、あなたの計画なんて知りませんでした! アシュ様、レイン公爵! 信じて」
シルフィーナが言葉を言い終えるまでに、ブーディカが懐から数枚の手紙を取り出した。
「ここにキッファンからの指示が書かれた手紙がある。シルフィーナ、君の名前も載っている」
「……そんなっ」
キッファンもシルフィーナも、裏切られた時のことを考えていなかった。そのため、こんなことになった時の言い訳を考えていなかった。
「わ、私、気分が悪くなったから家に帰るわ」
「シルフィーナさん、あなたは今から騎士隊に連れて行かれます。家に帰ることはできません」
逃げようとするとシルフィーナにファリアーナが冷たい声で言うと、シルフィーナは強気な笑みを浮かべる。
「私は何もしてないわ! 指示をしたのはお兄様よ! 私は何も知らない!」
「シルフィーナ! 裏切るのかよ!?」
「私を巻き込まないで! 悪いことをしたのはお兄様でしょう!」
「なんだと!? お前のためにやったんだぞ!」
言い争いを始めたキッファンとシルフィーナだったが、ぞろぞろとやって来た騎士の姿を見て静かになった。
「お二人には次期公爵夫人に危害を加えようとした疑いでご同行願います」
「嫌よ。私は何もしてない!」
騎士に向かってシルフィーナは叫ぶと、ファリアーナに訴える。
「ファリアーナ! 助けてよ。あなたは妹でしょう? 姉を助けなくちゃいけないわ!」
「私が不幸になることを望んでいる人を姉だと思いたくありません」
「ふざけないで! 不幸になることを望んでいるんじゃないわ!」
「ああ、そうでしたね。自分よりも幸せになるのが嫌なんでしたね」
ファリアーナはベッドから下り、シルフィーナの前に立って微笑む。
「お姉様ごめんなさい。幸せになったのは私でした」
「……っ! ファリアーナごときがぁっ!」
シルフィーナは凶悪な表情になり、ファリアーナに掴みかかろうとしたが、アシュと騎士によって阻まれた。
「さっさと連れて行ってくれ」
アシュに頼まれた騎士は泣き叫ぶシルフィーナと「僕はシルフィーナに頼まれただけなんだ! 助けてくれ!」と叫ぶキッファンを引きずるようにして連れて行った。
静かになった部屋の中で、ブーディカがファリアーナたちに話しかける。
「私は自首してくるよ」
「……王弟殿下、私は何もされていません。今日の件については罪に問われることはないでしょう。ですが、過去の出来事については、できる限り清算してくださいませ」
「……ありがとう」
そう言って頷いたブーディカの表情は、ファリアーナの目にはどこかホッとしているように見えた。
******
その後、キッファンには色々な余罪が見つかり、彼は炭鉱で強制労働をする罰が下った。シルフィーナは保釈金を払ってもらい、家に帰ることができたが、さすがに自分の世間の評判の悪さに気づき、今は部屋に閉じこもった状態だった。
ファリアーナの実家であるソーダ伯爵家はキッファンが捕まったため跡継ぎがいなくなった。シルフィーナの婿に来てくれる人間を探し始めたが、離婚を2回しただけでなく、何度も騎士隊に捕まっている令嬢の婿になろうという人間は現れなかった。
シルフィーナの保釈金を払ったこともあり、ソーダ伯爵家の財政は火の車で、没落も近いと言われているので余計にだった。
ファリアーナの最初の夫だったロヴァンスはメイドを孕ませてしまったことで、評判は地に落ち、今は侯爵家を維持することに必死で真面目に働いている。
そして、ファリアーナとアシュは、穏やかな生活を手に入れ、数日後には、抱き枕という境界線はなくなった。
「まさか、こんな日が来るとは思いませんでした」
「そうだな。でも、本当に幸せだ」
「……私も幸せです」
ファリアーナがアシュの胸に頬を寄せると、アシュはファリアーナを優しく抱きしめてキスをした。
「もう一度、いいか?」
「ええっ!?」
レイン公爵家に新たな家族が増えるのは、もう少しだけ先の話。
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お読みいただきありがとうございました。
少しでも楽しんでいただけていたら嬉しいです。
王弟がどうなったかなど、あとがきに付き合ってくださる方はスクロールをお願いします。
最後は駆け足になってしまい、申し訳ございません。
話が終わると思うと寂しくて筆が止まり、そうしている内に予定の日が~!
となって、駆け足になってしまいました。1日2話更新でもう少し丁寧に書くつもりが、1話になってしまい、申し訳ございません。
他作品のキャラ紹介でも書いたのですが、あせもが悪化、もしくはアトピーが再発しまして、皮膚科に行かないとやばいかなという状態になっております。
誤字脱字がここ最近酷いのもかゆくて集中できず……! アレルギーの薬を飲んでるんですが駄目ですね。
やはり皮膚科か……。
と言い訳して申し訳ございません。
誤字脱字、本当にご迷惑をおかけしております。
王弟の件なのですが、許す許さないは人の考え方によって違うかなと思いましたので、あえて書いていません。
ただ、私の中ではエンジェに許されたことになっています。(エンジェルなだけに)
そして姉は没落して両親と一緒に物乞い生活でしょうか。
お気に入り、エール、いいね、しおりを本当にありがとうございました。
少しでも楽しんでもらえていたら光栄です。
新作の「無償の愛を捧げる人と運命の人は、必ずしも同じではないのです」などでお会いできますと幸いです。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
風見ゆうみ
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嬉しいお言葉をありがとうございます!
キッファンの性根はやはり育てられ方と、母親があまり良い性格ではなかったのかもしれません(;'∀')
王弟の子かどうか確実ではありませんが、やはり、その可能性がある限り責任をとらなければならなかったのでしょうね( ;∀;)
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
お返事が遅くなり申し訳ございません!
わからないのが普通だと思います(;'∀')
たぶん、わかったら予備軍のような気がしますのでΣ(゚∀゚ノ)ノキャー
最後までお読みいただきありがとうございました✨
いつもありがとうございます!
王弟についてのコメントもありがとうございます✨
現在、全身がかきむしった傷で酷いことになっています。
(顔だけが無事)
病院、早めに行くようにします!
お気遣いいただきありがとうございます✨
そして、最後までお読みいただきありがとうございました✨