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3 第二王子からの謝罪
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人前だというにもかかわらず、子どものように思い切り泣いたあとは、お兄様の死をしっかりと受け止めて、メイドから差し出されたハンカチで涙を拭った。そして、リドリー殿下をエントランスに立たせたままだったことに気づき、慌てて非礼を詫びた。
動揺している使用人たちには、正式発表が出されるまでは黙っているようにお願いし、話せる範囲で良いからと無理を言って、リドリー殿下を応接室に案内した。
そして、お茶を淹れたメイドが出ていくとすぐに会話を始める。
「この度は兄のために足を運んでいただき、誠にありがとうございました」
「気にしなくていいよ。ローファンから手紙を預かったのは僕だし、僕の口から君に伝えないといけないと思ったんだ」
今回の件で何があったのか詳しい説明をするために、リドリー殿下は王都に呼び戻され、その途中で、私の家に寄ってくれたのだと教えてくれた。
「指揮官であるお兄様が亡くなったということは、我が国は戦争に負けたということでしょうか」
「そうじゃない。それなら、僕もここにはいないよ」
「そうですよね。リドリー殿下は監査役ですから、負けたのであれば捕虜になっていますよね。では、どうして、お兄様は亡くなったのです?」
「国外に知られてはならないから、ローファンの本当の死因を発表するつもりはない。だけど、君には伝えておく」
「……どういうことですか?」
「この戦争を終わらせられないのはローファンのせいだと吹き込んだ奴がいる。しかも、味方内部でだ」
リドリー殿下が話してくれたのは、この2年間の間に兵士にたまった鬱憤が爆発したというものだった。多くの兵士は2年間もの間、緊張状態が続き、家に帰ることも難しい。実際、お兄様は一度も屋敷に帰ってこなかった。兵士たちは順番で帰っていたようだけれど、家族とゆっくり過ごせる期間でもない。早く戦争が終わってくれと、みんなが心の底から願っていた。
そこへ、この戦争が終わらないのはお兄様のせいなのだと、誰かが噂を流した。根拠もない噂だったから、多くの人は聞き流したけれど、心が疲弊しきった人たちには、冷静な判断ができなかった。
そこまで聞いたところで、また涙が出そうになった。それに気がついたリドリー殿下は話を続ける。
「犯人は捕まってるから、その処理を僕に任せてもらってもいいかな」
「はい。リドリー殿下にお任せします」
犯人に怒りをぶつけても、お兄様は帰ってこない。それなら、私はお兄様のために自分しかできないことに集中することにした。
「それから、君がローファンの代わりに戦場に行くこともないから、そのことも伝えておく」
「私が辺境伯になるのであれば、お兄様のように出征すべきではないのでしょうか」
「戦場は男ばかりなんだよ。女性がいない分、飢えてる男もたくさんいる」
「私が辺境伯であっても手を出す輩はいるのでしょうか」
「いるだろうね。人殺しをする奴らだっているんだから」
リドリー殿下は厳しい表情で続ける。
「これは男女差別じゃない。区別だと思ってほしい」
「わかっています」
シレスファン王国には女だから、と言って馬鹿にする男性の貴族が多いし、男性に比べて女性は制限されていることが多い。それを解消しようとしてはいっているけれど、思うようには進んでいない。だから、戦場に行けないことを女性差別と取られないように念押ししてくれたのだとわかった。
……と、そこまで考えたところで、気になったことがあってリドリー殿下に話しかける。
「あの、リドリー殿下もかなりお疲れですよね。王都まではかなりかかりますので、よろしければ、こちらで一日だけでも休んで行かれませんか?」
つい先日、顔を合わせた時には目の下のくまもなかったし、顔色も今のように青白いなんてことはなかった。お兄様が亡くなってショックなのはリドリー殿下も同じだし、こんなことが起きてしまったことに、責任を感じていてもおかしくない。
「ありがとう。でも、他のみんなも無理してくれているから、僕だけ休むのは嫌なんだ」
「ですが、体を壊してしまいます。といいますか、すでに体調が悪そうに見えます」
余計なお世話だとわかっていても、言わずにはいられなかった。リドリー殿下は立ち上がって微笑む。
「馬車の中では眠るようにするから、大丈夫だよ。また、落ち着いたら連絡するね。それから、ローファンの葬儀については連絡がほしい」
「承知いたしました」
私に引き止める権限はない。それに、遺体が返ってくる前に葬儀の手配をしなければならない。リドリー殿下は扉の前で立ち止まり、泣きそうな顔になって口を開く。
「ローファンを守れなくてごめん」
リドリー殿下の震える声と言葉に、涙をこらえて必死になって笑顔を作る。
「兄は悔いを残して死んだのかもしれません。でも、犠牲になったのがリドリー殿下ではなく、自分だったということだけは悔いがないと思います」
「……ありがとう」
リドリー殿下は私に背を向けると、一瞬だけ俯き、すぐに上を見上げるように顔を上げて、応接室から出ていく。リドリー殿下をエントランスホールで見送ったあと、悲しみを引きずることなく、私は動き始めた。
******
葬儀は滞りなく終わり、お兄様は辺境伯領が見渡せる山の上に埋葬された。両親だけじゃなく、先祖代々のお墓がそこにあるから、お兄様も寂しくないと思う。
少しずつ、通常の業務に戻り始めてはいるけれど、今日は葬儀をしてから、まだ、5日も経っていない。
普通の人間ならば、こちらからの連絡が無い限りは家には押しかけてこない。でも、タオズクの両親とナターシャは違った。
「こんな時だからこそ、親代わりの私がソアさんの側にいてあげないとね」
「そうです。こんな時だからこそ親友のわたしが付いていてあげなくちゃ」
入っても良いだなんて一言も言っていないのに、執務室に入ってきた義母とナターシャは、気が合うのか顔を見合わせて微笑んだ。私はそんな二人に大きなため息を吐いたあと、ナターシャに話しかける。
「ナターシャ、あなたと私はもう親友じゃないと何回言ったらわかるの? 勝手に入ってこないで」
「ミュン様が入っても良いと言ってくださったの」
ミュン様というのは義父の名前だ。お兄様の葬儀を手伝うと言って、10日程前からこの屋敷に滞在していた。でも、タオズクと同様に人が動くのを黙って見ているだけか、誰かが出した指示を、さも、自分が思いついたように叫ぶだけだった。葬儀も終わったので、さっさと家に帰ってほしいのだが、居座り続けているので迷惑この上ない。
「この家の主は私よ。迷惑だから帰ってちょうだい」
「ちょっと、ソア。もしかして、過去の話をまだ根に持ってるの? 浮気なんてしてないって言ってるじゃない」
「そうよ、ソアさん。こんなに良い子がタオズクと浮気なんてするわけないじゃないの」
「ですよねー?」
義母の態度はナターシャとタオズクの浮気を知っていて、二人の仲を認めているようにしか思えなかった。こういうタイプには、反対の意見を話しても無駄だ。
「二人の仲が良さそうで良かったわ」
私が立ち上がると、ナターシャは嬉しそうに近づいてくる。
「ねえ、あなたが辺境伯になると聞いたけれど、そのうち、タオズク様に爵位を譲るのよね?」
「……どうしてそう思うの?」
「だって、女性が爵位を継ぐなんて、この国では聞いたことがないんだもの!」
嬉しそうに聞いてきたナターシャの横で、満足そうに微笑む義母を見て、苛立ちを覚えた私は冷たい声で答える。
「それは国王陛下が決めることよ。それよりもナターシャ、私はあなたに用事なんてないの。とっととどこかに消えてくれる?」
「何を言ってるのよ。わたしたちは親友じゃないの!」
「私の親友なら私を心配するはず。人の夫が爵位を継げるかどうかの心配なんてしないわ」
ナターシャが何か言い返してくる前に、扉の前に立っていた兵士に、ナターシャを追い出すように命令した。抵抗するナターシャを見送り、仕事を再開しようとすると、義母のメイラ様が話しかけてくる。
「ソアさん、ちょっとやり過ぎじゃないかしら」
この人のことを義母と思うのも嫌になってきたわね。
「そう思われるのでしたら、ぜひ、ナターシャを慰めてあげてくださいませ」
作り笑顔でそう言うと、問答無用で私はメイラ様を執務室から追い出した。
動揺している使用人たちには、正式発表が出されるまでは黙っているようにお願いし、話せる範囲で良いからと無理を言って、リドリー殿下を応接室に案内した。
そして、お茶を淹れたメイドが出ていくとすぐに会話を始める。
「この度は兄のために足を運んでいただき、誠にありがとうございました」
「気にしなくていいよ。ローファンから手紙を預かったのは僕だし、僕の口から君に伝えないといけないと思ったんだ」
今回の件で何があったのか詳しい説明をするために、リドリー殿下は王都に呼び戻され、その途中で、私の家に寄ってくれたのだと教えてくれた。
「指揮官であるお兄様が亡くなったということは、我が国は戦争に負けたということでしょうか」
「そうじゃない。それなら、僕もここにはいないよ」
「そうですよね。リドリー殿下は監査役ですから、負けたのであれば捕虜になっていますよね。では、どうして、お兄様は亡くなったのです?」
「国外に知られてはならないから、ローファンの本当の死因を発表するつもりはない。だけど、君には伝えておく」
「……どういうことですか?」
「この戦争を終わらせられないのはローファンのせいだと吹き込んだ奴がいる。しかも、味方内部でだ」
リドリー殿下が話してくれたのは、この2年間の間に兵士にたまった鬱憤が爆発したというものだった。多くの兵士は2年間もの間、緊張状態が続き、家に帰ることも難しい。実際、お兄様は一度も屋敷に帰ってこなかった。兵士たちは順番で帰っていたようだけれど、家族とゆっくり過ごせる期間でもない。早く戦争が終わってくれと、みんなが心の底から願っていた。
そこへ、この戦争が終わらないのはお兄様のせいなのだと、誰かが噂を流した。根拠もない噂だったから、多くの人は聞き流したけれど、心が疲弊しきった人たちには、冷静な判断ができなかった。
そこまで聞いたところで、また涙が出そうになった。それに気がついたリドリー殿下は話を続ける。
「犯人は捕まってるから、その処理を僕に任せてもらってもいいかな」
「はい。リドリー殿下にお任せします」
犯人に怒りをぶつけても、お兄様は帰ってこない。それなら、私はお兄様のために自分しかできないことに集中することにした。
「それから、君がローファンの代わりに戦場に行くこともないから、そのことも伝えておく」
「私が辺境伯になるのであれば、お兄様のように出征すべきではないのでしょうか」
「戦場は男ばかりなんだよ。女性がいない分、飢えてる男もたくさんいる」
「私が辺境伯であっても手を出す輩はいるのでしょうか」
「いるだろうね。人殺しをする奴らだっているんだから」
リドリー殿下は厳しい表情で続ける。
「これは男女差別じゃない。区別だと思ってほしい」
「わかっています」
シレスファン王国には女だから、と言って馬鹿にする男性の貴族が多いし、男性に比べて女性は制限されていることが多い。それを解消しようとしてはいっているけれど、思うようには進んでいない。だから、戦場に行けないことを女性差別と取られないように念押ししてくれたのだとわかった。
……と、そこまで考えたところで、気になったことがあってリドリー殿下に話しかける。
「あの、リドリー殿下もかなりお疲れですよね。王都まではかなりかかりますので、よろしければ、こちらで一日だけでも休んで行かれませんか?」
つい先日、顔を合わせた時には目の下のくまもなかったし、顔色も今のように青白いなんてことはなかった。お兄様が亡くなってショックなのはリドリー殿下も同じだし、こんなことが起きてしまったことに、責任を感じていてもおかしくない。
「ありがとう。でも、他のみんなも無理してくれているから、僕だけ休むのは嫌なんだ」
「ですが、体を壊してしまいます。といいますか、すでに体調が悪そうに見えます」
余計なお世話だとわかっていても、言わずにはいられなかった。リドリー殿下は立ち上がって微笑む。
「馬車の中では眠るようにするから、大丈夫だよ。また、落ち着いたら連絡するね。それから、ローファンの葬儀については連絡がほしい」
「承知いたしました」
私に引き止める権限はない。それに、遺体が返ってくる前に葬儀の手配をしなければならない。リドリー殿下は扉の前で立ち止まり、泣きそうな顔になって口を開く。
「ローファンを守れなくてごめん」
リドリー殿下の震える声と言葉に、涙をこらえて必死になって笑顔を作る。
「兄は悔いを残して死んだのかもしれません。でも、犠牲になったのがリドリー殿下ではなく、自分だったということだけは悔いがないと思います」
「……ありがとう」
リドリー殿下は私に背を向けると、一瞬だけ俯き、すぐに上を見上げるように顔を上げて、応接室から出ていく。リドリー殿下をエントランスホールで見送ったあと、悲しみを引きずることなく、私は動き始めた。
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葬儀は滞りなく終わり、お兄様は辺境伯領が見渡せる山の上に埋葬された。両親だけじゃなく、先祖代々のお墓がそこにあるから、お兄様も寂しくないと思う。
少しずつ、通常の業務に戻り始めてはいるけれど、今日は葬儀をしてから、まだ、5日も経っていない。
普通の人間ならば、こちらからの連絡が無い限りは家には押しかけてこない。でも、タオズクの両親とナターシャは違った。
「こんな時だからこそ、親代わりの私がソアさんの側にいてあげないとね」
「そうです。こんな時だからこそ親友のわたしが付いていてあげなくちゃ」
入っても良いだなんて一言も言っていないのに、執務室に入ってきた義母とナターシャは、気が合うのか顔を見合わせて微笑んだ。私はそんな二人に大きなため息を吐いたあと、ナターシャに話しかける。
「ナターシャ、あなたと私はもう親友じゃないと何回言ったらわかるの? 勝手に入ってこないで」
「ミュン様が入っても良いと言ってくださったの」
ミュン様というのは義父の名前だ。お兄様の葬儀を手伝うと言って、10日程前からこの屋敷に滞在していた。でも、タオズクと同様に人が動くのを黙って見ているだけか、誰かが出した指示を、さも、自分が思いついたように叫ぶだけだった。葬儀も終わったので、さっさと家に帰ってほしいのだが、居座り続けているので迷惑この上ない。
「この家の主は私よ。迷惑だから帰ってちょうだい」
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「そうよ、ソアさん。こんなに良い子がタオズクと浮気なんてするわけないじゃないの」
「ですよねー?」
義母の態度はナターシャとタオズクの浮気を知っていて、二人の仲を認めているようにしか思えなかった。こういうタイプには、反対の意見を話しても無駄だ。
「二人の仲が良さそうで良かったわ」
私が立ち上がると、ナターシャは嬉しそうに近づいてくる。
「ねえ、あなたが辺境伯になると聞いたけれど、そのうち、タオズク様に爵位を譲るのよね?」
「……どうしてそう思うの?」
「だって、女性が爵位を継ぐなんて、この国では聞いたことがないんだもの!」
嬉しそうに聞いてきたナターシャの横で、満足そうに微笑む義母を見て、苛立ちを覚えた私は冷たい声で答える。
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「何を言ってるのよ。わたしたちは親友じゃないの!」
「私の親友なら私を心配するはず。人の夫が爵位を継げるかどうかの心配なんてしないわ」
ナターシャが何か言い返してくる前に、扉の前に立っていた兵士に、ナターシャを追い出すように命令した。抵抗するナターシャを見送り、仕事を再開しようとすると、義母のメイラ様が話しかけてくる。
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