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番外編
元夫の両親のその後 ②
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パトロア様の話を聞いてから、ミオ様とフェリックスと一緒に、どうすべきなのか考えた。
ロン様の心が壊れてしまったように、パトロア様もそうなっている可能性がある。
もしくは、今は薬で抑えられているのかもしれない。
ロン様が出てこない限り、パトロア様の心は癒えない。
だから、私と会っても意味がないはずだ。
それなのに私と話をしたいということは、まだ冷静に判断できるということなのだろうか。
結局、その場では答えは出ず、夜、フェリックスが寝室に来るまでの間、もやもやと考え続けていた。
まずは本人と直接やり取りする前に、パトロア様の旦那様であるランドウ様に会って、彼女の様子を聞いてみることにしよう。
そのことをフェリックスに話すと、彼も一緒に会うと言ってくれた。
「ランドウ様はパトロア様の看病をしているみたいだし、こちらから出向くつもりなんだけど、それでも大丈夫なの? フェリックスには仕事があるでしょう」
「新婚旅行にも行ってないんだから、それくらい大丈夫だ」
「……そう言われればそうだけど、本当に良いのかしら」
「良いだろ。俺は新婚旅行に行きたい」
「レファルド様もセレナ様も新婚旅行のことを気にしてくださっていたものね」
苦笑すると、フェリックスが拗ねた調子で言う。
「誰かさんが行かないって言うから、俺は仕事三昧の日々になったんだよ」
「何を言ってるのよ。私の所に通っていたから、他の人に迷惑をかけていたんでしょう? その分は働かなくちゃ駄目よ」
「厳しいな」
フェリックスはベッドの上に座っていた私の隣に座ると、不満げな顔をする。
「俺はお前に会いに行ってたんだから、もう少し、優しい言葉をかけてくれてもいいんじゃないか」
「気持ちは嬉しかったわ。だけど、他の人に迷惑をかかけてまで会いにきてほしくなかったの」
「別に、迷惑をかけていたわけじゃ……、いや、遠慮して言わなかっただけで迷惑をかけてたかもしれないな」
フェリックスは大きく息を吐くと、私を抱き寄せてお願いしてくる。
「仕事の段取りをつけないといけないから、側近と日程を調整したい。だから、日にちを決めるのはもう少し待ってくれ。あと、元リグマ伯爵夫妻が今、どんな状況なのか確認しておく」
「ありがとう」
お礼を言って抱きしめ返すと、フェリックスは私ごとベッドに倒れ込んだ。
*****
フェリックスが調べてくれた結果、ランドウ様は精神が不安定になっているパトロア様と、田舎にある小さな家で暮らしているらしい。
ロン様にお金がかかるから、そうするしかないのだそうだ。
こちらに来る余裕はやはりないようなので、出向くことに決まった。
ミオ様も誘ったけれど、新婚旅行だと思い込んだらしく遠慮されてしまった。
今回については、ミオ様の立場が私なら、同じように断る気がするので、逆に誘ったことを申し訳なく思った。
フェリックスに日程の調整を付けてもらい、ランドウ様とは彼の家の近くにあるカフェで待ち合わせた。
家に行けば、パトロア様が出てくる可能性があるので少し怖かったのだ。
今は、パトロア様が勝手に家から出ないように、エイト公爵邸の騎士に見張りをしてもらっている。
私たちが先に着いて席で待っていると、約束の時間よりも少し早い時間に、昔と比べてかなり痩せてしまった、ランドウ様が現れた。
「その節は誠に申し訳ございませんでした」
ランドウ様は、向かいの席に着くなり、わたしに深々と頭を下げたのだった。
ロン様の心が壊れてしまったように、パトロア様もそうなっている可能性がある。
もしくは、今は薬で抑えられているのかもしれない。
ロン様が出てこない限り、パトロア様の心は癒えない。
だから、私と会っても意味がないはずだ。
それなのに私と話をしたいということは、まだ冷静に判断できるということなのだろうか。
結局、その場では答えは出ず、夜、フェリックスが寝室に来るまでの間、もやもやと考え続けていた。
まずは本人と直接やり取りする前に、パトロア様の旦那様であるランドウ様に会って、彼女の様子を聞いてみることにしよう。
そのことをフェリックスに話すと、彼も一緒に会うと言ってくれた。
「ランドウ様はパトロア様の看病をしているみたいだし、こちらから出向くつもりなんだけど、それでも大丈夫なの? フェリックスには仕事があるでしょう」
「新婚旅行にも行ってないんだから、それくらい大丈夫だ」
「……そう言われればそうだけど、本当に良いのかしら」
「良いだろ。俺は新婚旅行に行きたい」
「レファルド様もセレナ様も新婚旅行のことを気にしてくださっていたものね」
苦笑すると、フェリックスが拗ねた調子で言う。
「誰かさんが行かないって言うから、俺は仕事三昧の日々になったんだよ」
「何を言ってるのよ。私の所に通っていたから、他の人に迷惑をかけていたんでしょう? その分は働かなくちゃ駄目よ」
「厳しいな」
フェリックスはベッドの上に座っていた私の隣に座ると、不満げな顔をする。
「俺はお前に会いに行ってたんだから、もう少し、優しい言葉をかけてくれてもいいんじゃないか」
「気持ちは嬉しかったわ。だけど、他の人に迷惑をかかけてまで会いにきてほしくなかったの」
「別に、迷惑をかけていたわけじゃ……、いや、遠慮して言わなかっただけで迷惑をかけてたかもしれないな」
フェリックスは大きく息を吐くと、私を抱き寄せてお願いしてくる。
「仕事の段取りをつけないといけないから、側近と日程を調整したい。だから、日にちを決めるのはもう少し待ってくれ。あと、元リグマ伯爵夫妻が今、どんな状況なのか確認しておく」
「ありがとう」
お礼を言って抱きしめ返すと、フェリックスは私ごとベッドに倒れ込んだ。
*****
フェリックスが調べてくれた結果、ランドウ様は精神が不安定になっているパトロア様と、田舎にある小さな家で暮らしているらしい。
ロン様にお金がかかるから、そうするしかないのだそうだ。
こちらに来る余裕はやはりないようなので、出向くことに決まった。
ミオ様も誘ったけれど、新婚旅行だと思い込んだらしく遠慮されてしまった。
今回については、ミオ様の立場が私なら、同じように断る気がするので、逆に誘ったことを申し訳なく思った。
フェリックスに日程の調整を付けてもらい、ランドウ様とは彼の家の近くにあるカフェで待ち合わせた。
家に行けば、パトロア様が出てくる可能性があるので少し怖かったのだ。
今は、パトロア様が勝手に家から出ないように、エイト公爵邸の騎士に見張りをしてもらっている。
私たちが先に着いて席で待っていると、約束の時間よりも少し早い時間に、昔と比べてかなり痩せてしまった、ランドウ様が現れた。
「その節は誠に申し訳ございませんでした」
ランドウ様は、向かいの席に着くなり、わたしに深々と頭を下げたのだった。
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