50 / 61
48 王太子殿下に溺愛されています
しおりを挟む
それから2日後、ポスティム公爵令嬢の処分について、エイドが知らせに来てくれた。
彼を部屋に招き入れ、ソファに向かい合って座り、話を聞くことにした。
両陛下や宰相、辺境伯家以上の高位貴族が集まって話し合ったところ、ポスティム公爵令嬢をどうするのか、最初は意見が割れたらしい。
未遂なんだから許すべきではないかという声もあっただけでなく、こんな状況に持っていくために、私がポスティム公爵令嬢をわざと挑発したのではないかという人もいたらしい。
たとえそうだったとしても、最終的に挑発にのったポスティム公爵令嬢が悪いと思うんだけど、貴族の考えはよくわからないわ。
どうしても私を悪者にしたい人もいるらしい。
高位貴族には格式にこだわる人も多く、子爵令嬢を王太子妃にするよりも、多少の問題があっても公爵令嬢のほうが良いという声も少なくなかったと、エイドは呆れた顔で言った。
「王家と子爵令嬢は身分差がありすぎるものね」
「ですが、身分で王太子妃が決まるのであれば、わざわざ候補を集めて選ぶ必要はないでしょう」
「そう言われればそうね」
その後、エイドは話題を元に戻し、その場で多数決により、ポスティム公爵令嬢は王太子妃にふさわしくないと決定し、正式にポスティム公爵令嬢に王太子妃候補から除外することが告げられたと話してくれた。
「ポスティム公爵令嬢は今はどうされているのかしら」
「別邸から出ていく準備をしてもらっています。ポスティム公爵令嬢が出ていくまでは、あなたは部屋から出ないほうが良いでしょう」
「そうするわ。向こうも私の顔なんか、今は見たくないでしょうし、いつか社交場で出会った時に、ポスティム公爵令嬢が幸せそうなら声をかけてみるわ」
「社交場で出会うことはないと思いますので、ここを出る前に向こうが挨拶に来るようなら会ってあげてください」
エイドの意味深な言葉が気にはなったけど、そのうち意味がわかるだろうと思って、深くは聞かないことにした。
そして、エイドが帰っていった後にエレイン様が訪ねてきて、王太子妃候補を辞退するつもりだと教えてくれた。
ちゃんと理由もあって、ナスカム辺境伯家を継ぐはずだったお兄様が、自分は当主には向いてないと言い出したらしい。
そして、エレイン様に王太子妃になれなかった場合に、自分の家を継ぐ気はあるのかと聞いてきたそうで、すでに継ぐと答えているそうだ。
「これからしばらくは一緒に生活できると思っていたから残念ですが、エレイン様が決めたことですから応援いたします」
心からの言葉を伝えると、エレイン様は嬉しそうな顔をして、私の手を握った。
「アイラ様、ありがとうございます。でも、本当に良いのですか? 私までいなくなれば自動的にアイラ様が王太子妃に決まりますわよ」
「そ、そうなんですよね」
覚悟を決めるまでにまだ時間があると思っていただけに、その時は、エレイン様の決断を後押しすることしか考えていなかった。
*****
ポスティム公爵令嬢が出て行き、エレイン様の辞退が許されると、私はたった一人の王太子妃候補になった。
かといってそれで家に帰ることはできなかった。
色々と覚えなければいけないことがあり、別邸ではひたすら勉強する日々を送っていた。
苦手なダンスも続けているけれど、いつまで経っても上達した気にならない。
そんなある日、ロキが私の所にやって来てくれたので、一緒に中庭を散歩することになった。
「調子はどう?」
「まずまずといったところかしら。ダンスは本当に上達しないわ」
勉強やダンスのことを聞かれているのだと思ったら違ったみたいで、ロキが苦笑する。
「元気かどうか聞いてたんだけど、聞き方が悪くてごめん」
「早とちりしてごめんなさい。私は元気よ。ロキはどう?」
「僕も元気だよ」
ロキの笑顔が引きつっている気がして聞いてみる。
「どうかしたの?」
「……あのさ」
庭園には私たちから少し離れた場所に騎士がいるくらいで、話が聞こえる位置にいるのは、お互いしかいない。
ロキは一度俯いたあと、顔を上げて言う。
「僕と結婚してほしい」
「……はい?」
まさか、プロポーズされるなんて思ってもいなくて声が裏返った。
「王太子妃候補はもう君しかいない。だから、君が断らなければ、僕は君と結婚できる。だけど、無理に結婚してもらおうとも思っていない」
「だから、プロポーズなの? お付き合いしてみるとかじゃなくて?」
「……それって、お付き合いしてくれるってことかな」
ロキに聞き返されて頬が熱くなる。
そういう風にとられてもおかしくない。
でも、そうしてみるのが一番良いのかなと思っていた。
「あのね、普通のカップルでも告白されてお試しに付き合う人もいるの。お付き合いしてみて、お互いに色々なことを知っていって、それでもってなったら……」
その先の言葉を口に出すのが恥ずかしくて躊躇っていると、ロキが聞いてくる。
「その場合は結婚してくれるってことかな」
「……はい」
頷いたら、恥ずかしさで一気に顔が熱くなった。
「アイラに好きになってもらうように頑張るよ」
ロキは満面の笑みを浮かべると、私の右手をとって歩き出す。
「なんで手を握るのよ!」
「お付き合いしてるなら、自然のことだよね」
「そ、そ、そうかもしれない」
ロキの手を握り返すと、なぜか顔を近づけてきたので、空いている手でロキの鼻をつまんだ。
*****
私とロキが少しずつ距離を縮めている、いや、ロキに無理矢理縮められている間に色々と動きがあった。
ポスティム公爵令嬢はエイドの意味深な発言通り、社交場には二度と姿を現せなくなった。
そして、わたしたちに触発されたみたいに、サラとエイドもお付き合いを始めた。
エイドの家族はサラをとても気に入ったらしいから、結婚も私たちよりも早そうな気がする。
「僕たちのほうが結婚は早いと思ってたけど、エイドたちのほうが早そうだな」
部屋で勉強していると、やって来たロキが後ろから抱きしめてきて頬を寄せてきた。
「ロキ、今は勉強中なの」
「何の?」
「外国語!」
世界の言語は数種類あって、私たちが話している言語は世界共通語だ。
でも、現地にしかない言葉を理解できるようになれば、外交に良い気がしたから自主的にやっている。
「教えてあげようか」
「ロキはわかるの?」
「うん。8カ国語しか話せないけど」
「それだけ話せれば十分よ!」
「教えるお礼はしてくれるのかな」
「私と一緒にいることが、ご褒美じゃないの?」
「そうだね。ずっと一緒にいてくれたら嬉しい」
ロキは私の頬にキスをすると、窓際に置かれていた安楽椅子を私の横まで持ってきて、私の専属家庭教師になってくれたのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お読みいただき、本当にありがとうございました。
本編としましては完結で、次の話からはリクエストいただきました話を更新し、書き終えたあとに連載中から完結にさせていただきます。
予定しておりますのは、ポスティム公爵令嬢がどうなったか、ロキとアイラのお忍びデート、元婚約者や、婚約者候補たち、エイドとサラのその後となっております。
あと、アイラが小さい頃に会った女の子がロキだったことを知る話も書くかもしれません。
あと、もう少しだけお付き合いいただけますと幸いです!
彼を部屋に招き入れ、ソファに向かい合って座り、話を聞くことにした。
両陛下や宰相、辺境伯家以上の高位貴族が集まって話し合ったところ、ポスティム公爵令嬢をどうするのか、最初は意見が割れたらしい。
未遂なんだから許すべきではないかという声もあっただけでなく、こんな状況に持っていくために、私がポスティム公爵令嬢をわざと挑発したのではないかという人もいたらしい。
たとえそうだったとしても、最終的に挑発にのったポスティム公爵令嬢が悪いと思うんだけど、貴族の考えはよくわからないわ。
どうしても私を悪者にしたい人もいるらしい。
高位貴族には格式にこだわる人も多く、子爵令嬢を王太子妃にするよりも、多少の問題があっても公爵令嬢のほうが良いという声も少なくなかったと、エイドは呆れた顔で言った。
「王家と子爵令嬢は身分差がありすぎるものね」
「ですが、身分で王太子妃が決まるのであれば、わざわざ候補を集めて選ぶ必要はないでしょう」
「そう言われればそうね」
その後、エイドは話題を元に戻し、その場で多数決により、ポスティム公爵令嬢は王太子妃にふさわしくないと決定し、正式にポスティム公爵令嬢に王太子妃候補から除外することが告げられたと話してくれた。
「ポスティム公爵令嬢は今はどうされているのかしら」
「別邸から出ていく準備をしてもらっています。ポスティム公爵令嬢が出ていくまでは、あなたは部屋から出ないほうが良いでしょう」
「そうするわ。向こうも私の顔なんか、今は見たくないでしょうし、いつか社交場で出会った時に、ポスティム公爵令嬢が幸せそうなら声をかけてみるわ」
「社交場で出会うことはないと思いますので、ここを出る前に向こうが挨拶に来るようなら会ってあげてください」
エイドの意味深な言葉が気にはなったけど、そのうち意味がわかるだろうと思って、深くは聞かないことにした。
そして、エイドが帰っていった後にエレイン様が訪ねてきて、王太子妃候補を辞退するつもりだと教えてくれた。
ちゃんと理由もあって、ナスカム辺境伯家を継ぐはずだったお兄様が、自分は当主には向いてないと言い出したらしい。
そして、エレイン様に王太子妃になれなかった場合に、自分の家を継ぐ気はあるのかと聞いてきたそうで、すでに継ぐと答えているそうだ。
「これからしばらくは一緒に生活できると思っていたから残念ですが、エレイン様が決めたことですから応援いたします」
心からの言葉を伝えると、エレイン様は嬉しそうな顔をして、私の手を握った。
「アイラ様、ありがとうございます。でも、本当に良いのですか? 私までいなくなれば自動的にアイラ様が王太子妃に決まりますわよ」
「そ、そうなんですよね」
覚悟を決めるまでにまだ時間があると思っていただけに、その時は、エレイン様の決断を後押しすることしか考えていなかった。
*****
ポスティム公爵令嬢が出て行き、エレイン様の辞退が許されると、私はたった一人の王太子妃候補になった。
かといってそれで家に帰ることはできなかった。
色々と覚えなければいけないことがあり、別邸ではひたすら勉強する日々を送っていた。
苦手なダンスも続けているけれど、いつまで経っても上達した気にならない。
そんなある日、ロキが私の所にやって来てくれたので、一緒に中庭を散歩することになった。
「調子はどう?」
「まずまずといったところかしら。ダンスは本当に上達しないわ」
勉強やダンスのことを聞かれているのだと思ったら違ったみたいで、ロキが苦笑する。
「元気かどうか聞いてたんだけど、聞き方が悪くてごめん」
「早とちりしてごめんなさい。私は元気よ。ロキはどう?」
「僕も元気だよ」
ロキの笑顔が引きつっている気がして聞いてみる。
「どうかしたの?」
「……あのさ」
庭園には私たちから少し離れた場所に騎士がいるくらいで、話が聞こえる位置にいるのは、お互いしかいない。
ロキは一度俯いたあと、顔を上げて言う。
「僕と結婚してほしい」
「……はい?」
まさか、プロポーズされるなんて思ってもいなくて声が裏返った。
「王太子妃候補はもう君しかいない。だから、君が断らなければ、僕は君と結婚できる。だけど、無理に結婚してもらおうとも思っていない」
「だから、プロポーズなの? お付き合いしてみるとかじゃなくて?」
「……それって、お付き合いしてくれるってことかな」
ロキに聞き返されて頬が熱くなる。
そういう風にとられてもおかしくない。
でも、そうしてみるのが一番良いのかなと思っていた。
「あのね、普通のカップルでも告白されてお試しに付き合う人もいるの。お付き合いしてみて、お互いに色々なことを知っていって、それでもってなったら……」
その先の言葉を口に出すのが恥ずかしくて躊躇っていると、ロキが聞いてくる。
「その場合は結婚してくれるってことかな」
「……はい」
頷いたら、恥ずかしさで一気に顔が熱くなった。
「アイラに好きになってもらうように頑張るよ」
ロキは満面の笑みを浮かべると、私の右手をとって歩き出す。
「なんで手を握るのよ!」
「お付き合いしてるなら、自然のことだよね」
「そ、そ、そうかもしれない」
ロキの手を握り返すと、なぜか顔を近づけてきたので、空いている手でロキの鼻をつまんだ。
*****
私とロキが少しずつ距離を縮めている、いや、ロキに無理矢理縮められている間に色々と動きがあった。
ポスティム公爵令嬢はエイドの意味深な発言通り、社交場には二度と姿を現せなくなった。
そして、わたしたちに触発されたみたいに、サラとエイドもお付き合いを始めた。
エイドの家族はサラをとても気に入ったらしいから、結婚も私たちよりも早そうな気がする。
「僕たちのほうが結婚は早いと思ってたけど、エイドたちのほうが早そうだな」
部屋で勉強していると、やって来たロキが後ろから抱きしめてきて頬を寄せてきた。
「ロキ、今は勉強中なの」
「何の?」
「外国語!」
世界の言語は数種類あって、私たちが話している言語は世界共通語だ。
でも、現地にしかない言葉を理解できるようになれば、外交に良い気がしたから自主的にやっている。
「教えてあげようか」
「ロキはわかるの?」
「うん。8カ国語しか話せないけど」
「それだけ話せれば十分よ!」
「教えるお礼はしてくれるのかな」
「私と一緒にいることが、ご褒美じゃないの?」
「そうだね。ずっと一緒にいてくれたら嬉しい」
ロキは私の頬にキスをすると、窓際に置かれていた安楽椅子を私の横まで持ってきて、私の専属家庭教師になってくれたのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お読みいただき、本当にありがとうございました。
本編としましては完結で、次の話からはリクエストいただきました話を更新し、書き終えたあとに連載中から完結にさせていただきます。
予定しておりますのは、ポスティム公爵令嬢がどうなったか、ロキとアイラのお忍びデート、元婚約者や、婚約者候補たち、エイドとサラのその後となっております。
あと、アイラが小さい頃に会った女の子がロキだったことを知る話も書くかもしれません。
あと、もう少しだけお付き合いいただけますと幸いです!
180
あなたにおすすめの小説
【完結】仕事のための結婚だと聞きましたが?~貧乏令嬢は次期宰相候補に求められる
仙冬可律
恋愛
「もったいないわね……」それがフローラ・ホトレイク伯爵令嬢の口癖だった。社交界では皆が華やかさを競うなかで、彼女の考え方は異端だった。嘲笑されることも多い。
清貧、質素、堅実なんていうのはまだ良いほうで、陰では貧乏くさい、地味だと言われていることもある。
でも、違う見方をすれば合理的で革新的。
彼女の経済観念に興味を示したのは次期宰相候補として名高いラルフ・バリーヤ侯爵令息。王太子の側近でもある。
「まるで雷に打たれたような」と彼は後に語る。
「フローラ嬢と話すとグラッ(価値観)ときてビーン!ときて(閃き)ゾクゾク湧くんです(政策が)」
「当代随一の頭脳を誇るラルフ様、どうなさったのですか(語彙力どうされたのかしら)もったいない……」
仕事のことしか頭にない冷徹眼鏡と無駄使いをすると体調が悪くなる病気(メイド談)にかかった令嬢の話。
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
契約結婚の相手が優しすぎて困ります
みみぢあん
恋愛
ペルサル伯爵の婚外子リアンナは、学園に通い淑女の教育を受けているが、帰宅すれば使用人のような生活をおくっていた。 学園の卒業が近くなったある日、リアンナは父親と変わらない年齢の男爵との婚約が決まる。 そんなリアンナにフラッドリー公爵家の後継者アルベールと契約結婚をしないかと持ちかけられた。
本の虫令嬢ですが「君が番だ! 間違いない」と、竜騎士様が迫ってきます
氷雨そら
恋愛
本の虫として社交界に出ることもなく、婚約者もいないミリア。
「君が番だ! 間違いない」
(番とは……!)
今日も読書にいそしむミリアの前に現れたのは、王都にたった一人の竜騎士様。
本好き令嬢が、強引な竜騎士様に振り回される竜人の番ラブコメ。
小説家になろう様にも投稿しています。
お転婆令嬢は、大好きな騎士様に本性を隠し通す
湊一桜
恋愛
侯爵令嬢クロエは、二度も婚約破棄をされた。彼女の男勝りで豪快な性格のせいである。
それに懲りたクロエは、普段は令嬢らしく振る舞い、夜には”白薔薇”という偽名のもと大暴れして、憂さ晴らしをしていた。
そんな彼女のもとに、兄が一人の騎士を連れてきた。
彼の名はルーク、別名”孤高の黒薔薇”。その冷たい振る舞いからそう呼ばれている。
だが実は、彼は女性が苦手であり、女性に話しかけられるとフリーズするため勘違いされていたのだ。
兄は、クロエとルークのこじらせっぷりに辟易し、二人に”恋愛の特訓”を持ちかける。
特訓を重ねるうちに、二人の距離は少しずつ近付いていく。だがクロエは、ルークに”好きな人”がいることを知ってしまった……
恋愛なんてこりごりなのに、恋をしてしまったお転婆令嬢と、実は優しくて一途な騎士が、思い悩んで幸せになっていくお話です。
聖女様と間違って召喚された腐女子ですが、申し訳ないので仕事します!
碧桜
恋愛
私は花園美月。20歳。派遣期間が終わり無職となった日、馴染の古書店で顔面偏差値高スペックなイケメンに出会う。さらに、そこで美少女が穴に吸い込まれそうになっていたのを助けようとして、私は古書店のイケメンと共に穴に落ちてしまい、異世界へ―。実は、聖女様として召喚されようとしてた美少女の代わりに、地味でオタクな私が間違って来てしまった!
落ちたその先の世界で出会ったのは、私の推しキャラと見た目だけそっくりな王(仮)や美貌の側近、そして古書店から一緒に穴に落ちたイケメンの彼は、騎士様だった。3人ともすごい美形なのに、みな癖強すぎ難ありなイケメンばかり。
オタクで人見知りしてしまう私だけど、元の世界へ戻れるまで2週間、タダでお世話になるのは申し訳ないから、お城でメイドさんをすることにした。平和にお給料分の仕事をして、異世界観光して、2週間後自分の家へ帰るつもりだったのに、ドラゴンや悪い魔法使いとか出てきて、異能を使うイケメンの彼らとともに戦うはめに。聖女様の召喚の邪魔をしてしまったので、美少女ではありませんが、地味で腐女子ですが出来る限り、精一杯頑張ります。
ついでに無愛想で苦手と思っていた彼は、なかなかいい奴だったみたい。これは、恋など始まってしまう予感でしょうか!?
*カクヨムにて先に連載しているものを加筆・修正をおこなって掲載しております
「お前を愛するつもりはない」な仮面の騎士様と結婚しました~でも白い結婚のはずなのに溺愛してきます!~
卯月ミント
恋愛
「お前を愛するつもりはない」
絵を描くのが趣味の侯爵令嬢ソールーナは、仮面の英雄騎士リュクレスと結婚した。
だが初夜で「お前を愛するつもりはない」なんて言われてしまい……。
ソールーナだって好きでもないのにした結婚である。二人はお互いカタチだけの夫婦となろう、とその夜は取り決めたのだが。
なのに「キスしないと出られない部屋」に閉じ込められて!?
「目を閉じてくれるか?」「えっ?」「仮面とるから……」
書き溜めがある内は、1日1~話更新します
それ以降の更新は、ある程度書き溜めてからの投稿となります
*仮面の俺様ナルシスト騎士×絵描き熱中令嬢の溺愛ラブコメです。
*ゆるふわ異世界ファンタジー設定です。
*コメディ強めです。
*hotランキング14位行きました!お読みいただき&お気に入り登録していただきまして、本当にありがとうございます!
【コミカライズ決定】魔力ゼロの子爵令嬢は王太子殿下のキス係
ayame@コミカライズ決定
恋愛
【ネトコン12受賞&コミカライズ決定です!】私、ユーファミア・リブレは、魔力が溢れるこの世界で、子爵家という貴族の一員でありながら魔力を持たずに生まれた。平民でも貴族でも、程度の差はあれど、誰もが有しているはずの魔力がゼロ。けれど優しい両親と歳の離れた後継ぎの弟に囲まれ、贅沢ではないものの、それなりに幸せな暮らしを送っていた。そんなささやかな生活も、12歳のとき父が災害に巻き込まれて亡くなったことで一変する。領地を復興させるにも先立つものがなく、没落を覚悟したそのとき、王家から思わぬ打診を受けた。高すぎる魔力のせいで身体に異常をきたしているカーティス王太子殿下の治療に協力してほしいというものだ。魔力ゼロの自分は役立たずでこのまま穀潰し生活を送るか修道院にでも入るしかない立場。家族と領民を守れるならと申し出を受け、王宮に伺候した私。そして告げられた仕事内容は、カーティス王太子殿下の体内で暴走する魔力をキスを通して吸収する役目だったーーー。_______________
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる