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3 婚約破棄を宣言される
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「ビアラ、足を運ばせてすまないな」
まったく悪びれていない気怠げな表情でホーリルは言った。
そんな彼の胸元にしがみつくようにして寄り添っているフレシア様は不安そうな顔で私を見ている。
金色のウェーブのかかった長い髪をおろし、赤い大きなリボンのついたカチューシャをつけていて、見た目は子供っぽい。
背は低くて痩せ気味で、丸くて大きな潤んだ瞳は、男性の庇護欲をそそるのだと思う。
ホーリルもフレシア様も、私たちと同じ学年ではあるけれどクラスが違う。
AからEまである内のEクラスで、私の学園では、Eクラスが一番成績の良くないクラスだった。
貴族の中でも勉強が苦手な人もいるので、その人たちがメインのクラスだと聞いたことがある。
そのため、私もミーグスもホーリルたちと同じクラスになったことはなく、お互いの婚約者については、ほとんど初対面に近かった。
「ちょっと、ミーグス」
「なんだよ、ミゼライト」
「あそこにいるのはあなたの婚約者よね。いいの?」
「君こそいいの?」
自分の婚約者が異性と寄り添っているというのに、ミーグスはショックを受けた様子はなく、どちらかというと呆れ返っているといった感じだ。
「私は心底、どうでもいいわ」
「僕は家的に問題だけどね」
ミーグスの言葉を聞いたフレシア様はびくりと身体を震わせ、口元に手を当ててミーグスを見た。
すると、ホーリルが口を開く。
「ビアラに先に話をしてしまおう。父上が言っていたんだが、うちの家はやばいらしい」
あなたの頭もね。
そう言ってしまいそうになったけれど、何とかこらえた。
「だから、お前との婚約を破棄して、お前の学費や寮費を払うことをやめることにした」
「……あなたのお父様がそう言ってたの?」
「違う! 決めたのは俺だ!」
自信満々な表情をして、右手の親指で自分の顔を指すホーリルを見て呆れ返る。
何なの、この人。
視線を感じて左斜め上を見ると、左横に立っているミーグスが気の毒そうな目で、私を見ていることに気付いた。
ホーリルがアホすぎて、ミーグスにまで同情されてしまったわ。
「驚いて何も言えなくなったか。いつまでも養ってもらえると思っているからそうなるんだ」
「そんなことを思っていないわよ」
「父上のことだから、フレシアと俺が婚約するとなったら、喜んで賛成してくれるだろう」
そうなったら、親子共々、馬鹿認定するけどね。
私の中では、アホはまだ可愛らしいもので馬鹿は侮蔑も含んだ意味合いになる。
ミーグスは大きく息を吐いて、ホーリルが話す内容を黙って聞いていた。
「大体、借金のことだって俺が助けてくれって頼んだわけじゃないんだよ。父上が名前を借りただけなんだ。払えなかったのはビアラの両親が悪い。ビアラの両親が殺されて、父上は優しいから可哀想に思って婚約を決めただけで、その約束を俺が守る必要はないだろ? それにフレシアは俺が好きなんだ。そして、俺もフレシアが好きだ。俺と彼女は両思いなんだ。お前が身を引くのが普通じゃないか」
おかしいわね。
ホーリルの言ってる意味が全くわからないわ。
私の両親が悪者にされていることに腹が立つし、それにいつ私が身を引かないと言ったの?
何をふざけたことばかり言ってるのよ。
当たり前のように当たり前ではないことを言うホーリルにではなく、私はフレシア様に尋ねる。
「失礼ですが、フィアディス様にはミーグス様という婚約者がいらっしゃるのではないのですか?」
「そ、それは……」
「そうだよ、フレシア。僕との婚約はどうするつもりだ」
ミーグスがフレシア様に尋ねると、彼女はホーリルの胸にしがみつき、つぶらなエメラルドグリーンの瞳をミーグスに向けた。
ミーグスが軽く彼女を睨むと、フレシア様の瞳から涙がこぼれ落ちた。
「ごめんなさい、ディラン。お父様のほうから正式に婚約破棄についてのお話をしてもらうわ。まだ、話していないけれど、きっと承諾してくれると思うの」
「……信じられないな。まだ話をしていないのか? それなのに婚約破棄の話をしてるのか。正気の沙汰じゃないね」
ミーグスは大きく息を吐いてから、話を続ける。
「これは政略的な婚約なんだ。好きだのなんだのとかいう問題じゃないんだよ。それはわかって言ってる?」
「わかっているわ、ディラン。でも、将来を歩んでいきたいと思える人と結婚したいと願うことだって悪いことじゃないでしょう? 生きていくのに必要なのは、お金と愛だわ!」
「そうだね。君は公爵夫人になるにはふさわしくないことがよくわかった。婚約破棄については君の家から正式に連絡があれば承諾するようにしよう」
ミーグスは諦めたように目を伏せたあと、また目を開いて、フレシア様たちに告げる。
「だけど、慰謝料は払ってもらうことになると思う。それは、フェルナンディもだね」
慰謝料という言葉にフレシア様とホーリルはびくりと身体を震わせた。
「まさか、婚約を解消して下さい、はい、わかりました、で済むとは思っていたんじゃないよね」
「そ、それは、あなたなら許してくれるかと思って」
「脳天気な頭で羨ましいよ。行こう、ミゼライト。彼女たちと話をしていると頭が悪くなりそうだ」
ミーグスは私に声を掛けてから、くるりと踵を返した。
「え、ええ。あ、先に行ってていいわよ」
頷いたあと、ホーリルに話しかける。
「ホーリル・フェルナンディ子爵令息、婚約破棄を認めるわ。だけどお願いがあるの」
「何だよ。復縁なんてしないからな」
「あなたは本当に馬鹿ね。元々、あなたみたいな常識のない人が婚約者だなんて迷惑だったのはこっちなの。卒業したら、こっちから破棄してやるつもりだったけど、手間が省けて良かったわ。あとお願いなんだけど、あなたのお父様に伝えてくれる?」
「何を言うつもりだ」
訝しげな顔をしたホーリルに私はにっこりと微笑む。
「親子共々、地獄に落ちろ」
言われたホーリルは一瞬、言葉の意味がわからなかったのか、キョトンとした顔をしたが、すぐに怒りの表情になって叫ぶ。
「地獄に落ちるのはお前だ、ビアラ! お前なんてくたばっちまえ! あとで泣いて後悔すればいい! 謝っても金の援助はしてやらないからな!」
「可哀想なホーリル。地獄に落ちろだなんて酷いわ!」
「ありがとう。あいつは平民だから言葉遣いが悪いんだよ」
二人のやり取りを見て思う。
いや、あなたも今くたばっちまえって、私に言ったわよね?
それに、可哀想なのはあなたたちの頭だわ。
そんなことを思いながら、私は先に歩いていったミーグスを追いかけた。
すると、ミーグスは私を待っていたのか、校舎の出入り口の扉の所に立っていた。
まったく悪びれていない気怠げな表情でホーリルは言った。
そんな彼の胸元にしがみつくようにして寄り添っているフレシア様は不安そうな顔で私を見ている。
金色のウェーブのかかった長い髪をおろし、赤い大きなリボンのついたカチューシャをつけていて、見た目は子供っぽい。
背は低くて痩せ気味で、丸くて大きな潤んだ瞳は、男性の庇護欲をそそるのだと思う。
ホーリルもフレシア様も、私たちと同じ学年ではあるけれどクラスが違う。
AからEまである内のEクラスで、私の学園では、Eクラスが一番成績の良くないクラスだった。
貴族の中でも勉強が苦手な人もいるので、その人たちがメインのクラスだと聞いたことがある。
そのため、私もミーグスもホーリルたちと同じクラスになったことはなく、お互いの婚約者については、ほとんど初対面に近かった。
「ちょっと、ミーグス」
「なんだよ、ミゼライト」
「あそこにいるのはあなたの婚約者よね。いいの?」
「君こそいいの?」
自分の婚約者が異性と寄り添っているというのに、ミーグスはショックを受けた様子はなく、どちらかというと呆れ返っているといった感じだ。
「私は心底、どうでもいいわ」
「僕は家的に問題だけどね」
ミーグスの言葉を聞いたフレシア様はびくりと身体を震わせ、口元に手を当ててミーグスを見た。
すると、ホーリルが口を開く。
「ビアラに先に話をしてしまおう。父上が言っていたんだが、うちの家はやばいらしい」
あなたの頭もね。
そう言ってしまいそうになったけれど、何とかこらえた。
「だから、お前との婚約を破棄して、お前の学費や寮費を払うことをやめることにした」
「……あなたのお父様がそう言ってたの?」
「違う! 決めたのは俺だ!」
自信満々な表情をして、右手の親指で自分の顔を指すホーリルを見て呆れ返る。
何なの、この人。
視線を感じて左斜め上を見ると、左横に立っているミーグスが気の毒そうな目で、私を見ていることに気付いた。
ホーリルがアホすぎて、ミーグスにまで同情されてしまったわ。
「驚いて何も言えなくなったか。いつまでも養ってもらえると思っているからそうなるんだ」
「そんなことを思っていないわよ」
「父上のことだから、フレシアと俺が婚約するとなったら、喜んで賛成してくれるだろう」
そうなったら、親子共々、馬鹿認定するけどね。
私の中では、アホはまだ可愛らしいもので馬鹿は侮蔑も含んだ意味合いになる。
ミーグスは大きく息を吐いて、ホーリルが話す内容を黙って聞いていた。
「大体、借金のことだって俺が助けてくれって頼んだわけじゃないんだよ。父上が名前を借りただけなんだ。払えなかったのはビアラの両親が悪い。ビアラの両親が殺されて、父上は優しいから可哀想に思って婚約を決めただけで、その約束を俺が守る必要はないだろ? それにフレシアは俺が好きなんだ。そして、俺もフレシアが好きだ。俺と彼女は両思いなんだ。お前が身を引くのが普通じゃないか」
おかしいわね。
ホーリルの言ってる意味が全くわからないわ。
私の両親が悪者にされていることに腹が立つし、それにいつ私が身を引かないと言ったの?
何をふざけたことばかり言ってるのよ。
当たり前のように当たり前ではないことを言うホーリルにではなく、私はフレシア様に尋ねる。
「失礼ですが、フィアディス様にはミーグス様という婚約者がいらっしゃるのではないのですか?」
「そ、それは……」
「そうだよ、フレシア。僕との婚約はどうするつもりだ」
ミーグスがフレシア様に尋ねると、彼女はホーリルの胸にしがみつき、つぶらなエメラルドグリーンの瞳をミーグスに向けた。
ミーグスが軽く彼女を睨むと、フレシア様の瞳から涙がこぼれ落ちた。
「ごめんなさい、ディラン。お父様のほうから正式に婚約破棄についてのお話をしてもらうわ。まだ、話していないけれど、きっと承諾してくれると思うの」
「……信じられないな。まだ話をしていないのか? それなのに婚約破棄の話をしてるのか。正気の沙汰じゃないね」
ミーグスは大きく息を吐いてから、話を続ける。
「これは政略的な婚約なんだ。好きだのなんだのとかいう問題じゃないんだよ。それはわかって言ってる?」
「わかっているわ、ディラン。でも、将来を歩んでいきたいと思える人と結婚したいと願うことだって悪いことじゃないでしょう? 生きていくのに必要なのは、お金と愛だわ!」
「そうだね。君は公爵夫人になるにはふさわしくないことがよくわかった。婚約破棄については君の家から正式に連絡があれば承諾するようにしよう」
ミーグスは諦めたように目を伏せたあと、また目を開いて、フレシア様たちに告げる。
「だけど、慰謝料は払ってもらうことになると思う。それは、フェルナンディもだね」
慰謝料という言葉にフレシア様とホーリルはびくりと身体を震わせた。
「まさか、婚約を解消して下さい、はい、わかりました、で済むとは思っていたんじゃないよね」
「そ、それは、あなたなら許してくれるかと思って」
「脳天気な頭で羨ましいよ。行こう、ミゼライト。彼女たちと話をしていると頭が悪くなりそうだ」
ミーグスは私に声を掛けてから、くるりと踵を返した。
「え、ええ。あ、先に行ってていいわよ」
頷いたあと、ホーリルに話しかける。
「ホーリル・フェルナンディ子爵令息、婚約破棄を認めるわ。だけどお願いがあるの」
「何だよ。復縁なんてしないからな」
「あなたは本当に馬鹿ね。元々、あなたみたいな常識のない人が婚約者だなんて迷惑だったのはこっちなの。卒業したら、こっちから破棄してやるつもりだったけど、手間が省けて良かったわ。あとお願いなんだけど、あなたのお父様に伝えてくれる?」
「何を言うつもりだ」
訝しげな顔をしたホーリルに私はにっこりと微笑む。
「親子共々、地獄に落ちろ」
言われたホーリルは一瞬、言葉の意味がわからなかったのか、キョトンとした顔をしたが、すぐに怒りの表情になって叫ぶ。
「地獄に落ちるのはお前だ、ビアラ! お前なんてくたばっちまえ! あとで泣いて後悔すればいい! 謝っても金の援助はしてやらないからな!」
「可哀想なホーリル。地獄に落ちろだなんて酷いわ!」
「ありがとう。あいつは平民だから言葉遣いが悪いんだよ」
二人のやり取りを見て思う。
いや、あなたも今くたばっちまえって、私に言ったわよね?
それに、可哀想なのはあなたたちの頭だわ。
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