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プロローグ
※「だって愛してませんもの!」の続編になります。
そちらをお読みいただいてから、こちらを、お読みください。
謁見の間には両陛下以外に、ジェドのお父様であるシルーク侯爵と私のお父様がいた。
2人は私たちが中に入ると、同時に眉尻を下げた。
その様子を不思議に思っていると、ジェドが「頭を下げろ」と小声で言ってきた。
壇上にはいつものように両陛下がいた。
左右には貴賓席があり、いつもは空席なのだけれど、今日は左右に5人ずつが座っていた。
そこに座っている人たちは年代はバラバラだけれど、全て男性で服装も異国の民族衣装を着ている人がいたり、軍服を着ていたりと様々だった。
「会議に集まっていた各国の国王陛下だ」
ジェドに言われ、慌てて頭を下げた。
他国の国王陛下の肖像画を見たことはあるけれど、かなり前のものだったので、すぐに気付けなかった。
どうしてそんな偉い人たちがここに?
困惑していると、伯父様が話しかけてくる。
「挨拶は良い。とにかく2人共近くに来い。頼みがあるんだ」
私とジェドは扉付近で頭を下げていたので、頭を上げてから、お父様たちが立っている場所まで移動した。
お父様の横に立ち「どういうことですか?」と目で訴えたけれど、苦笑するだけだった。
すると、伯父様が口を開く。
「ジェド、悪いがお前にはクプテン国に行ってもらいたい」
「……クプテン国ですか。承知いたしました」
国王陛下の命令に逆らえるわけはないので、ジェドは詳しい話を聞かずに了承する。
クプテン国は隣国の一つで、王城から馬車で片道10日ほどかかる。
しばらく会えなくなってしまうのかと思うと残念だわ。
でも、しょうがないわね。
「ジェドには、とある令嬢の護衛を頼みたい。いつ帰ってこられるかは不明だ」
「えっ」
ジェドではなく、私が声を上げてしまった。
失礼なことだとはわかっている。
でも、ちょっと待って。
さっきまで結婚の話をしていたのに!
しかも、令嬢の護衛だなんて……。
ジェドを信用していないわけじゃないけれど、あんな話をした後だから複雑だわ。
ジェドは女性にかなりモテるんだもの。
伯父様は私の反応に満足そうに笑ったあとに言う。
「レイティア、心配しなくていい。とある令嬢というのはお前のことだ」
「はい?」
今度はジェドが聞き返した。
「詳しい話はお前たちが了承後にするつもりだが、とある国の姫とクプテンの王弟や、国王の側近から各国に助けを求める手紙が届いた。人助けのためにお前たちに動いてもらいたい。後ろ盾は私も含め、ここにいる方たちだ」
集まっているのは大国の国王陛下ばかりだった。
貴賓席の方たちに目を向けると、私とジェドを見て首を縦に振った。
「そなたたちに何かあれば、我が国が攻め入る可能性もあると脅しをかける」
一国の国王陛下が代表して口を開くと、他の国の陛下たちも首を縦に振った。
もし、ここにいる全ての国と戦争になれば、クプテン国は1時間ももたないでしょう。
でも、それは犠牲にならなくても良い人たちが犠牲になる恐れがある。
相手がクプテンの国王であっても、多少の無茶が許されるのであれば、王命でもあるのだから断る理由はないわ。
でも、どうして私たちがクプテンに?
「それは驚くよな」
陛下は頷いたあと、王妃陛下に視線を向けた。
「レイティア、ジェド、あなたたちには本当に申し訳ないと思っているわ。けれど力を貸してほしいの」
「……恐縮ですが、詳しい経緯をお聞かせいただいてもよろしいでしょうか?」
「もちろんよ」
王妃陛下の口から語られたのは、友人の娘を助けてほしいということだった。
王妃陛下の友人というのはクプテン国の隣にある国の王妃陛下で、その御息女であるレミー・キナシム様がクプテン国の若き国王、ショーマ・リグナ様に見初められて無理矢理、婚約者にさせられたそうだ。
レミー様の国はクプテン国に多大な借金があり逆らえなかった。
レミー様は婚約段階だというのに、クプテン国の城に住むことになり、毎日、暴力をふるわれているとのことだった。
なぜ、そんなことになったかというと、ショーマ様の妹であるイータ様のせいだった。
イータ様はショーマ様を溺愛しているらしく、レミー様を潰しにかかっている。
レミー様は婚約を破棄して国に帰ろうとしたけれど、それをショーマ様が許さず、侍女と騎士が人質に取られ、レミー様が帰るのなら殺すと言われたらしい。
現在も侍女と騎士は牢屋に入れられているそうだ。
それを聞いた私は許せないと思ったし、同じことを思ったのか、隣りにいるジェドの眉間の皺が深くなった。
「国王とその妹を止めようと周りが止めに入ったが、1人がその場で殺され、2人が暗殺された。そのため、クプテンの王弟や宰相たちからも各国に助けを求める手紙が届いた」
どうやって私たちを送り込むつもりなのかはわからない。
けれど、聞いてしまった以上、黙ってもいられないわ。
ジェドを見ると、私を見て首を縦に振った。
私たちの様子を見て、伯父様は話を続ける。
「レイティアにはクプテン国王の婚約者の一人として、ジェドにはレイティアの護衛騎士兼側近として、クプテン王城内に入ってもらう。クプテン国王は婚約者を随時募集している。気の強い女性のことも好きなようだ。彼にしてみればレイティアのような女性は大歓迎だろう。そして、お前たちに頼みたいのは人質になっている者たちを助け出してほしいということだ。その後のことは我々がする」
本来なら暴力で片付けてしまいたいけれど、人質がいるから無理だと言われたいようだった。
「陛下、もし、クプテンの国王陛下が暴力をふるってくる場合は無礼な発言や、時には暴力で対抗してもよろしいのでしょうか」
私が尋ねると、陛下は大きく頷く。
「私が責任を取る。そのことについても事前にクプテンにはその連絡も入れておく」
「私たちの国からも協力者は送るつもりだ。それから、先程も言ったが、後ろ盾はイエラ国の陛下だけではなく我々もだ。自分の命を優先に動きなさい」
伯父様の言葉のあとに、他国の国王陛下からの後押しが入った。
「国王陛下の仰せのとおりにいたします」
私とジェドは跪いて頭を下げた。
そちらをお読みいただいてから、こちらを、お読みください。
謁見の間には両陛下以外に、ジェドのお父様であるシルーク侯爵と私のお父様がいた。
2人は私たちが中に入ると、同時に眉尻を下げた。
その様子を不思議に思っていると、ジェドが「頭を下げろ」と小声で言ってきた。
壇上にはいつものように両陛下がいた。
左右には貴賓席があり、いつもは空席なのだけれど、今日は左右に5人ずつが座っていた。
そこに座っている人たちは年代はバラバラだけれど、全て男性で服装も異国の民族衣装を着ている人がいたり、軍服を着ていたりと様々だった。
「会議に集まっていた各国の国王陛下だ」
ジェドに言われ、慌てて頭を下げた。
他国の国王陛下の肖像画を見たことはあるけれど、かなり前のものだったので、すぐに気付けなかった。
どうしてそんな偉い人たちがここに?
困惑していると、伯父様が話しかけてくる。
「挨拶は良い。とにかく2人共近くに来い。頼みがあるんだ」
私とジェドは扉付近で頭を下げていたので、頭を上げてから、お父様たちが立っている場所まで移動した。
お父様の横に立ち「どういうことですか?」と目で訴えたけれど、苦笑するだけだった。
すると、伯父様が口を開く。
「ジェド、悪いがお前にはクプテン国に行ってもらいたい」
「……クプテン国ですか。承知いたしました」
国王陛下の命令に逆らえるわけはないので、ジェドは詳しい話を聞かずに了承する。
クプテン国は隣国の一つで、王城から馬車で片道10日ほどかかる。
しばらく会えなくなってしまうのかと思うと残念だわ。
でも、しょうがないわね。
「ジェドには、とある令嬢の護衛を頼みたい。いつ帰ってこられるかは不明だ」
「えっ」
ジェドではなく、私が声を上げてしまった。
失礼なことだとはわかっている。
でも、ちょっと待って。
さっきまで結婚の話をしていたのに!
しかも、令嬢の護衛だなんて……。
ジェドを信用していないわけじゃないけれど、あんな話をした後だから複雑だわ。
ジェドは女性にかなりモテるんだもの。
伯父様は私の反応に満足そうに笑ったあとに言う。
「レイティア、心配しなくていい。とある令嬢というのはお前のことだ」
「はい?」
今度はジェドが聞き返した。
「詳しい話はお前たちが了承後にするつもりだが、とある国の姫とクプテンの王弟や、国王の側近から各国に助けを求める手紙が届いた。人助けのためにお前たちに動いてもらいたい。後ろ盾は私も含め、ここにいる方たちだ」
集まっているのは大国の国王陛下ばかりだった。
貴賓席の方たちに目を向けると、私とジェドを見て首を縦に振った。
「そなたたちに何かあれば、我が国が攻め入る可能性もあると脅しをかける」
一国の国王陛下が代表して口を開くと、他の国の陛下たちも首を縦に振った。
もし、ここにいる全ての国と戦争になれば、クプテン国は1時間ももたないでしょう。
でも、それは犠牲にならなくても良い人たちが犠牲になる恐れがある。
相手がクプテンの国王であっても、多少の無茶が許されるのであれば、王命でもあるのだから断る理由はないわ。
でも、どうして私たちがクプテンに?
「それは驚くよな」
陛下は頷いたあと、王妃陛下に視線を向けた。
「レイティア、ジェド、あなたたちには本当に申し訳ないと思っているわ。けれど力を貸してほしいの」
「……恐縮ですが、詳しい経緯をお聞かせいただいてもよろしいでしょうか?」
「もちろんよ」
王妃陛下の口から語られたのは、友人の娘を助けてほしいということだった。
王妃陛下の友人というのはクプテン国の隣にある国の王妃陛下で、その御息女であるレミー・キナシム様がクプテン国の若き国王、ショーマ・リグナ様に見初められて無理矢理、婚約者にさせられたそうだ。
レミー様の国はクプテン国に多大な借金があり逆らえなかった。
レミー様は婚約段階だというのに、クプテン国の城に住むことになり、毎日、暴力をふるわれているとのことだった。
なぜ、そんなことになったかというと、ショーマ様の妹であるイータ様のせいだった。
イータ様はショーマ様を溺愛しているらしく、レミー様を潰しにかかっている。
レミー様は婚約を破棄して国に帰ろうとしたけれど、それをショーマ様が許さず、侍女と騎士が人質に取られ、レミー様が帰るのなら殺すと言われたらしい。
現在も侍女と騎士は牢屋に入れられているそうだ。
それを聞いた私は許せないと思ったし、同じことを思ったのか、隣りにいるジェドの眉間の皺が深くなった。
「国王とその妹を止めようと周りが止めに入ったが、1人がその場で殺され、2人が暗殺された。そのため、クプテンの王弟や宰相たちからも各国に助けを求める手紙が届いた」
どうやって私たちを送り込むつもりなのかはわからない。
けれど、聞いてしまった以上、黙ってもいられないわ。
ジェドを見ると、私を見て首を縦に振った。
私たちの様子を見て、伯父様は話を続ける。
「レイティアにはクプテン国王の婚約者の一人として、ジェドにはレイティアの護衛騎士兼側近として、クプテン王城内に入ってもらう。クプテン国王は婚約者を随時募集している。気の強い女性のことも好きなようだ。彼にしてみればレイティアのような女性は大歓迎だろう。そして、お前たちに頼みたいのは人質になっている者たちを助け出してほしいということだ。その後のことは我々がする」
本来なら暴力で片付けてしまいたいけれど、人質がいるから無理だと言われたいようだった。
「陛下、もし、クプテンの国王陛下が暴力をふるってくる場合は無礼な発言や、時には暴力で対抗してもよろしいのでしょうか」
私が尋ねると、陛下は大きく頷く。
「私が責任を取る。そのことについても事前にクプテンにはその連絡も入れておく」
「私たちの国からも協力者は送るつもりだ。それから、先程も言ったが、後ろ盾はイエラ国の陛下だけではなく我々もだ。自分の命を優先に動きなさい」
伯父様の言葉のあとに、他国の国王陛下からの後押しが入った。
「国王陛下の仰せのとおりにいたします」
私とジェドは跪いて頭を下げた。
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