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十六話
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【俺の妹になってください】
十六話
~ あらすじ ~
柏木との距離をまた戻したはずなのに、また奴との距離が離れた。
****
仕方なく、俺はリビングのソファーをお借りして眠る。
「あー!しらないひとー!!」
そんな声と共に俺の意識が夢の中から呼び戻され、前には柏木に似た幼女がこちらを指をさして、興味津々という目つきで見ていた。その子は柏木舞に似ているが、明らかに柏木舞とは違った。柏木よりも顔立ちやらは幼いのになんでか大人っぽかった。髪を伸ばして、遺伝なのか柏木舞同様少し赤みがかった髪をしている。そのふわっとした綺麗な髪を前に下ろして二つ結びで低めに留めている。
「と、思ったら………春樹くん?」
「あ、は、はい」
返事をしながら時計を確認するとまだ四時を少し回ったくらいだった。
「やっぱりはるきくんかー。久々だねっ!」
「ふぁ……」
ロリロリした萌え萌えボイスが寝起きの俺の脳を溶かす。
「どーしたの?なんでうちで寝てるの?」
あっちは俺のこと知ってるみたいだけど、本当にこいつの家に来たのかなり前だしな。小学校三、四年くらいのとき以来だ。だから、あいつに妹なんていたかなー?なんて思っていたら、察したのかその柏木の血を引くものが言葉を発した。
「あー。わからないかー?私、柏木舞の母親の柏木 桜香【かしわぎ おうか】だよー!」
「は、はぁ。どうも」
「ふぁぁ……お母さん。帰ってきてたの?」
冗談かと思ったが、どうやら本当らしい。寝起きなのか大欠伸をしてリビングに入ってきた柏木舞が、そんなことを言った。
「あ、舞っ!おはよー!」
さっきまで夢なんじゃないかと思ってたのに、衝撃的すぎて目が冴えちまったぜ。
「まじか」
思わず声が漏れた。
そんなおれを放って二人は話し始める。お母さんの方は表情をコロコロ変えて、柏木舞のほうはそれを笑って聞いている。
お母さんのはずなのに、柏木舞よりも背も声も幼く、二人話してる姿を見ている限り親子というよりかは姉妹っぽい印象をうける。勿論、姉は舞の方で桜香のほうは妹だな。
桜香ボイスで『お兄ちゃん』を聴きたいっ!!
なんて俺の想いも届かないままその母親と名乗る幼女はお話が終わったのかキッチンに向かった。
「春樹くんっ!ご飯食べていくよねー?」
「………え、えっと……いいんですか?」
俺は申し訳なく思った。
「いいのよっ!それよりー。二人は付き合ってるの?」
「な、何言ってるの!?」
ぼっと顔を真っ赤に染めて柏木は母親に、食いつくような勢いでそう言った。
「えー?いいじゃーん。だって結局、言わなきゃいけないんだよ?孫出来たーとかさ?」
「るっさいっ!まだですー」
そんなやり取りを見てやっぱり親子なんだな。と、思った。
******
それからまあ、特になにもなく時間だけがだらーんと過ぎていく。でも、柏木とは少し距離を感じる。合宿の時ほどではないが、一歩後退したようなそんな感じだ。
「………って、今日は学校なんじゃねえか!?」
そんなことを考えながらも柏木家で食パンをかじっていると、俺は時計がもう八時を指していることに気がついた。遅刻しちまうよっ!
「なに言ってるの?今日は休日よ。もうGWじゃない」
舞は俺を小馬鹿にしたように笑ってそう言った。
「そ、そっかー。そうだったな。もう、五月か」
もう高校に入って一月経ったのか。なんだか早く感じる。これは充実してるってことなのかな?
「早いわよねー」
「そうだよなー」
なんて他愛のない会話をしながら、飯を食う。流石あの柏木の母親。子供っぽいのは裏腹に料理がうまい。あの人に教わったなら間違いないな。
「で、今日はどうする?」
なにもしないというのはシャクに触るのにさで、皿洗いを手伝っていると柏木舞のほうが話しかけて来た。
「んー。やることもないし………皿洗い終わったら帰ろうかな?」
「そーなの?もう帰っちゃうの?」
「迷惑になるのは嫌ですし………」
「「そっかー」」
二人が完全に息ぴったりに肩を落として、わかりやすく落ち込んでそう言ったところをみると、やっぱり姉妹なんじゃないだろうか。
だが、これ以上迷惑はかけれない。だから帰る。それは決めた事だ。
*****
見送る二人に手を振って、俺は自転車に乗り込み家に帰る。
清々しいまでの晴天だった。そんな気持ちのいい朝からサイクリングは心地よい。………心地よいはずなんだが、俺の心はこの空模様のようには晴れないでいた。
理由は家に帰ることにあった。一日無断で家を空けたので、多分姉さんカンカンになってんだろうなぁ。俺、死ぬかもしれないなぁ。
なんて思っているうちに見慣れた家に着いた。
自転車を駐車場の横に止めたと同時に、ガチャと扉の開く音がした。
振り返ると朝ごはんを作っていた途中なのか、姉さんがエプロン姿で飛び出してきた。
しばらく見つめあった後、何か言わないとと思い、俺が先に口を開いた。
「………や。やぁ。姉さん」
「か、帰ってきたんだね。春樹」
「お、おう………」
まるで30年以来の親友との再会のような勢いで、姉は涙ながらに俺の胸元に飛び込んできた。
どういう状況!?
意味わからんし、意味わからん。全く謎だ。
「どこに行ってたの?」
俺の胸の中でそう訊いてきた。
「い、いやー。ちょっと、柏木の家に泊まって………」
そう言うと俺のことをきつく抱きしめて痛かったくらいなのに、それが緩んだ。
「……今、なんて?」
顔を上げてニコッと笑ってみせるが、目が笑っていなかった。
なに考えてんのかわかんねえ……怖い………
「ねえねえ。今なんて?」
表情をまったく変えることなくそう言う。
「え、えっと………柏木………」
「あの泥棒猫め………」
「ど、泥棒猫?」
「なんでもないのよ?春樹は。忘れてね?忘れないと………」
なぜかポケットからなにかを出してキランと太陽の光で輝く。
「な、なんで姉さん包丁持ってんの!?しまってそれっ!!」
「ふふっ。なんで?」
微笑んでそう言う姉は俺の知っている姉だった。さすが俺の姉さんです。相変わらず腐ってるようで。
*****
先程暴れていた姉さんをなんとか取り抑えて鎮圧してからというもの、俺は柏木家で飯を食ったしやることといえば、部屋で寝転ぶくらいだった。
そんなどうでもいい時間をただグデーっと、過ごしていると、携帯がピロンとバイブレーションした。柏木に落とせ落とせ言われて仕方なく落としたトークアプリだ。
ゲームやらやる時しか触らないそれが鳴って少しおっかなびっくりというところではあったけれど、届いた文を読んだ。
『山口です。四班の振り返りをやりたいのですが、今日どうですか?』
なんて四班のグループの一人である山口がグループトークでそう言った。
なんの話だろうか。高校はいっても勉強する気がなくて、まだ中坊気分がが抜けきらない俺は、教師の話を全く聞かないため、大体何を言ってるかわからないのである。
もう、こればかりは仕方ないね。
『なんの話か知らないが、俺は暇だ』
そう送るとまたすぐピロンと鳴った。
『私も暇よ』
『私も行けます』
そんなこともあり、お昼過ぎに駅前のファミレスに集合することになった。
十六話
~ あらすじ ~
柏木との距離をまた戻したはずなのに、また奴との距離が離れた。
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仕方なく、俺はリビングのソファーをお借りして眠る。
「あー!しらないひとー!!」
そんな声と共に俺の意識が夢の中から呼び戻され、前には柏木に似た幼女がこちらを指をさして、興味津々という目つきで見ていた。その子は柏木舞に似ているが、明らかに柏木舞とは違った。柏木よりも顔立ちやらは幼いのになんでか大人っぽかった。髪を伸ばして、遺伝なのか柏木舞同様少し赤みがかった髪をしている。そのふわっとした綺麗な髪を前に下ろして二つ結びで低めに留めている。
「と、思ったら………春樹くん?」
「あ、は、はい」
返事をしながら時計を確認するとまだ四時を少し回ったくらいだった。
「やっぱりはるきくんかー。久々だねっ!」
「ふぁ……」
ロリロリした萌え萌えボイスが寝起きの俺の脳を溶かす。
「どーしたの?なんでうちで寝てるの?」
あっちは俺のこと知ってるみたいだけど、本当にこいつの家に来たのかなり前だしな。小学校三、四年くらいのとき以来だ。だから、あいつに妹なんていたかなー?なんて思っていたら、察したのかその柏木の血を引くものが言葉を発した。
「あー。わからないかー?私、柏木舞の母親の柏木 桜香【かしわぎ おうか】だよー!」
「は、はぁ。どうも」
「ふぁぁ……お母さん。帰ってきてたの?」
冗談かと思ったが、どうやら本当らしい。寝起きなのか大欠伸をしてリビングに入ってきた柏木舞が、そんなことを言った。
「あ、舞っ!おはよー!」
さっきまで夢なんじゃないかと思ってたのに、衝撃的すぎて目が冴えちまったぜ。
「まじか」
思わず声が漏れた。
そんなおれを放って二人は話し始める。お母さんの方は表情をコロコロ変えて、柏木舞のほうはそれを笑って聞いている。
お母さんのはずなのに、柏木舞よりも背も声も幼く、二人話してる姿を見ている限り親子というよりかは姉妹っぽい印象をうける。勿論、姉は舞の方で桜香のほうは妹だな。
桜香ボイスで『お兄ちゃん』を聴きたいっ!!
なんて俺の想いも届かないままその母親と名乗る幼女はお話が終わったのかキッチンに向かった。
「春樹くんっ!ご飯食べていくよねー?」
「………え、えっと……いいんですか?」
俺は申し訳なく思った。
「いいのよっ!それよりー。二人は付き合ってるの?」
「な、何言ってるの!?」
ぼっと顔を真っ赤に染めて柏木は母親に、食いつくような勢いでそう言った。
「えー?いいじゃーん。だって結局、言わなきゃいけないんだよ?孫出来たーとかさ?」
「るっさいっ!まだですー」
そんなやり取りを見てやっぱり親子なんだな。と、思った。
******
それからまあ、特になにもなく時間だけがだらーんと過ぎていく。でも、柏木とは少し距離を感じる。合宿の時ほどではないが、一歩後退したようなそんな感じだ。
「………って、今日は学校なんじゃねえか!?」
そんなことを考えながらも柏木家で食パンをかじっていると、俺は時計がもう八時を指していることに気がついた。遅刻しちまうよっ!
「なに言ってるの?今日は休日よ。もうGWじゃない」
舞は俺を小馬鹿にしたように笑ってそう言った。
「そ、そっかー。そうだったな。もう、五月か」
もう高校に入って一月経ったのか。なんだか早く感じる。これは充実してるってことなのかな?
「早いわよねー」
「そうだよなー」
なんて他愛のない会話をしながら、飯を食う。流石あの柏木の母親。子供っぽいのは裏腹に料理がうまい。あの人に教わったなら間違いないな。
「で、今日はどうする?」
なにもしないというのはシャクに触るのにさで、皿洗いを手伝っていると柏木舞のほうが話しかけて来た。
「んー。やることもないし………皿洗い終わったら帰ろうかな?」
「そーなの?もう帰っちゃうの?」
「迷惑になるのは嫌ですし………」
「「そっかー」」
二人が完全に息ぴったりに肩を落として、わかりやすく落ち込んでそう言ったところをみると、やっぱり姉妹なんじゃないだろうか。
だが、これ以上迷惑はかけれない。だから帰る。それは決めた事だ。
*****
見送る二人に手を振って、俺は自転車に乗り込み家に帰る。
清々しいまでの晴天だった。そんな気持ちのいい朝からサイクリングは心地よい。………心地よいはずなんだが、俺の心はこの空模様のようには晴れないでいた。
理由は家に帰ることにあった。一日無断で家を空けたので、多分姉さんカンカンになってんだろうなぁ。俺、死ぬかもしれないなぁ。
なんて思っているうちに見慣れた家に着いた。
自転車を駐車場の横に止めたと同時に、ガチャと扉の開く音がした。
振り返ると朝ごはんを作っていた途中なのか、姉さんがエプロン姿で飛び出してきた。
しばらく見つめあった後、何か言わないとと思い、俺が先に口を開いた。
「………や。やぁ。姉さん」
「か、帰ってきたんだね。春樹」
「お、おう………」
まるで30年以来の親友との再会のような勢いで、姉は涙ながらに俺の胸元に飛び込んできた。
どういう状況!?
意味わからんし、意味わからん。全く謎だ。
「どこに行ってたの?」
俺の胸の中でそう訊いてきた。
「い、いやー。ちょっと、柏木の家に泊まって………」
そう言うと俺のことをきつく抱きしめて痛かったくらいなのに、それが緩んだ。
「……今、なんて?」
顔を上げてニコッと笑ってみせるが、目が笑っていなかった。
なに考えてんのかわかんねえ……怖い………
「ねえねえ。今なんて?」
表情をまったく変えることなくそう言う。
「え、えっと………柏木………」
「あの泥棒猫め………」
「ど、泥棒猫?」
「なんでもないのよ?春樹は。忘れてね?忘れないと………」
なぜかポケットからなにかを出してキランと太陽の光で輝く。
「な、なんで姉さん包丁持ってんの!?しまってそれっ!!」
「ふふっ。なんで?」
微笑んでそう言う姉は俺の知っている姉だった。さすが俺の姉さんです。相変わらず腐ってるようで。
*****
先程暴れていた姉さんをなんとか取り抑えて鎮圧してからというもの、俺は柏木家で飯を食ったしやることといえば、部屋で寝転ぶくらいだった。
そんなどうでもいい時間をただグデーっと、過ごしていると、携帯がピロンとバイブレーションした。柏木に落とせ落とせ言われて仕方なく落としたトークアプリだ。
ゲームやらやる時しか触らないそれが鳴って少しおっかなびっくりというところではあったけれど、届いた文を読んだ。
『山口です。四班の振り返りをやりたいのですが、今日どうですか?』
なんて四班のグループの一人である山口がグループトークでそう言った。
なんの話だろうか。高校はいっても勉強する気がなくて、まだ中坊気分がが抜けきらない俺は、教師の話を全く聞かないため、大体何を言ってるかわからないのである。
もう、こればかりは仕方ないね。
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